以前差し歯にした歯の周辺が黒ずみ歯肉にも違和感
相談者:
dogwoodさん (63歳:女性)
投稿日時:2013-02-01 20:09:51
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-02-01 20:19:35
>差し歯の周辺が黒ずんでいるのは、アマルガムが溶け出しているのでしょうか?
う〜んアマルガムは歯根端切除の根尖封鎖に使ったんですよね、だとしたらあまり関係ないと思います。
どちらかと言えばコアの材質がメタルならそれが溶出してきてる可能性の方が高いと思います。
う〜んアマルガムは歯根端切除の根尖封鎖に使ったんですよね、だとしたらあまり関係ないと思います。
どちらかと言えばコアの材質がメタルならそれが溶出してきてる可能性の方が高いと思います。
相談者からの返信
相談者:
dogwoodさん
返信日時:2013-02-01 21:29:40
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2013-02-01 21:32:05
歯茎に近いところの金属が溶け出すことが細見先生がおっしゃるように多いと思います。
ですから、根の先(歯根端切除付近)であればアマルガムが溶け出している可能はありますし、歯茎であればコア(金属の土台)やセラミックの被せものの金属の可能性が高いと思います。
チリチリして痛みがあるようであれば、原因を探してみて、必要な処置をみてもらっている歯科医院で受けてくださいね。
それが抜歯になれば、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどになると思いますので歯科医院で良く相談してみて下さいね。
ですから、根の先(歯根端切除付近)であればアマルガムが溶け出している可能はありますし、歯茎であればコア(金属の土台)やセラミックの被せものの金属の可能性が高いと思います。
チリチリして痛みがあるようであれば、原因を探してみて、必要な処置をみてもらっている歯科医院で受けてくださいね。
それが抜歯になれば、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどになると思いますので歯科医院で良く相談してみて下さいね。
回答3
タカシデンタルクリニック(港区南青山)の高橋です。
回答日時:2013-02-02 12:02:07
コアの問題もあるかもしれませんが、被せたセラミックスの内面の金属が問題なのかもしれません。
オールセラミックスのクラウンなら金属は使っていませんが、セラミックスのクラウンと言っても所謂メタボンと言う金属の裏打ちがあるものの方が多く使われています。
これですと、差し歯の周辺の歯茎が黒ずむ場合が少なからずあります。
細見先生が仰るようにアマルガムは逆根管充填に使ったものでしょうからまずは差し歯から疑う方が賢明かと思います。
次がコアを非金属で再治療する方法、それでも原因が不明ならば逆根管充填をアマルガム以外でする方法を検討しては如何でしょう。
オールセラミックスのクラウンなら金属は使っていませんが、セラミックスのクラウンと言っても所謂メタボンと言う金属の裏打ちがあるものの方が多く使われています。
これですと、差し歯の周辺の歯茎が黒ずむ場合が少なからずあります。
細見先生が仰るようにアマルガムは逆根管充填に使ったものでしょうからまずは差し歯から疑う方が賢明かと思います。
次がコアを非金属で再治療する方法、それでも原因が不明ならば逆根管充填をアマルガム以外でする方法を検討しては如何でしょう。
相談者からの返信
相談者:
dogwoodさん
返信日時:2013-02-02 21:26:24
回答4
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-02-03 00:27:14
dogwood さん、今晩は
>差し歯の周辺が黒ずんでいるのは、アマルガムが溶け出しているのでしょうか?
他の先生がお答えのように、逆根管充填に用いたアマルガムは関係ないと思います。
差し歯に金属を用いなくても、無髄歯となることで、歯の根が黒くなり、歯茎が黒く見えたり、適合が悪いことでも、黒く見えることがあります。
>今も差し歯の上の歯茎がチリチリし、上唇も少し痺れています。
これもアマルガムとは関係なく、どこかに炎症があるのでしょう。
>私の周辺で人によったら咳が出る人がいます。
これも差し歯とは関係ないと思います。
>この歯根を、抜歯しブリッジにした方がいいのでしょうか?
事故でいためたということから考えれば、良い選択肢の一つかもしれませんね。
>差し歯の周辺の歯茎がチリチリしたり、上唇が痺れる感じや周りで人によって咳が出るのは、コアがメタルで溶け出しているからなのでしょうか?
おそらく関係ないでしょう。
>アマルガム合金は水銀が使われていて、無機水銀ですが体によくないのでは?
歯科用アマルガムは、歴史的にも長く、非常に多く用いられてきており、特に問題ないと思います。
>今充填されているアマルガムを除去し金で逆根幹充填できるので
しょうか?
かなり難しいと思います。
リスクが高く、場合によっては、歯の寿命を短くするか、抜歯になる可能性があります。
>差し歯の周辺が黒ずんでいるのは、アマルガムが溶け出しているのでしょうか?
他の先生がお答えのように、逆根管充填に用いたアマルガムは関係ないと思います。
差し歯に金属を用いなくても、無髄歯となることで、歯の根が黒くなり、歯茎が黒く見えたり、適合が悪いことでも、黒く見えることがあります。
>今も差し歯の上の歯茎がチリチリし、上唇も少し痺れています。
これもアマルガムとは関係なく、どこかに炎症があるのでしょう。
>私の周辺で人によったら咳が出る人がいます。
これも差し歯とは関係ないと思います。
>この歯根を、抜歯しブリッジにした方がいいのでしょうか?
事故でいためたということから考えれば、良い選択肢の一つかもしれませんね。
>差し歯の周辺の歯茎がチリチリしたり、上唇が痺れる感じや周りで人によって咳が出るのは、コアがメタルで溶け出しているからなのでしょうか?
おそらく関係ないでしょう。
>アマルガム合金は水銀が使われていて、無機水銀ですが体によくないのでは?
歯科用アマルガムは、歴史的にも長く、非常に多く用いられてきており、特に問題ないと思います。
>今充填されているアマルガムを除去し金で逆根幹充填できるので
しょうか?
かなり難しいと思います。
リスクが高く、場合によっては、歯の寿命を短くするか、抜歯になる可能性があります。
回答5
タカシデンタルクリニック(港区南青山)の高橋です。
回答日時:2013-02-03 10:25:27
誤解があるといけませんので、もう少し追加します。
水銀アマルガムは海外ではまだ使用されていますが、日本では充填には通常使用されません。
これは、水銀アマルガムは唯一固体に変わる時膨張する材料で辺縁の封鎖には適していますが、強度が低く、辺縁が割れてそこから漏洩が始まり、二次う蝕になり易い事、また、術者の技術依存度が非常に高い事等によります。
使用歴史が長い事と安全性は同一には語れず、他に簡便な方法がなく、どちらかと言うと危険性がはっきり分からなかった為に使っていたと言う方が正しい気がします。
使用量が少ないからとか、無機水銀だからとかの理由で水銀を使って良いと言う理由にはならず、それで使用されなくなった面も否定できません。
逆根管充填に使用されるのは、今まで他に、水分があっても固まる適当な材質がなく、辺縁封鎖性による予後の期待と根先は直接力を受け難い点から使われていたと理解してます。
しかし、現在、水分があっても固まり、封鎖性の良い材料も少しずつですが出回り始めています。
(この材料には殺菌力もあり、生体親和性も高いようです。)
また、幸いにもアマルガムはX線写真に写り、材質的にも歯根と識別し易いのでマイクロスコープ下での除去はそれ程難しくはありません。
重ねて申し上げますが、逆根管充填に使ったアマルガムが今の症状の原因になっている可能性は相当低いと私も思います。
また、金を使っての逆根管充填はできません。
水銀アマルガムは海外ではまだ使用されていますが、日本では充填には通常使用されません。
これは、水銀アマルガムは唯一固体に変わる時膨張する材料で辺縁の封鎖には適していますが、強度が低く、辺縁が割れてそこから漏洩が始まり、二次う蝕になり易い事、また、術者の技術依存度が非常に高い事等によります。
使用歴史が長い事と安全性は同一には語れず、他に簡便な方法がなく、どちらかと言うと危険性がはっきり分からなかった為に使っていたと言う方が正しい気がします。
使用量が少ないからとか、無機水銀だからとかの理由で水銀を使って良いと言う理由にはならず、それで使用されなくなった面も否定できません。
逆根管充填に使用されるのは、今まで他に、水分があっても固まる適当な材質がなく、辺縁封鎖性による予後の期待と根先は直接力を受け難い点から使われていたと理解してます。
しかし、現在、水分があっても固まり、封鎖性の良い材料も少しずつですが出回り始めています。
(この材料には殺菌力もあり、生体親和性も高いようです。)
また、幸いにもアマルガムはX線写真に写り、材質的にも歯根と識別し易いのでマイクロスコープ下での除去はそれ程難しくはありません。
重ねて申し上げますが、逆根管充填に使ったアマルガムが今の症状の原因になっている可能性は相当低いと私も思います。
また、金を使っての逆根管充填はできません。
相談者からの返信
相談者:
dogwoodさん
返信日時:2013-02-03 17:41:32
回答6
タカシデンタルクリニック(港区南青山)の高橋です。
回答日時:2013-02-04 10:29:57
遅くなりまして、すいません。
>マイクロスコープ下での除去とは、歯茎を切除し行うのでしょうか?
根尖の外科処置ではマイクロスコープに限らず、歯茎の切除(部分的に切って取り除く)ではなく、切開(切り開く)を行うのが通常の処置です。
4度クラウンを被せ直した、とありますがその時コアのやり直しも毎回行っていたとすると根の力に対する抵抗力はかなり落ちているかもしれません。
マイクロクラック、あるいは既に多少ヒビが入っている可能性がゼロではないと思います
4度目の時、コアの樹脂が溶けて、とありますが、樹脂は一旦固まれば溶けません。
樹脂以外のセメントか、樹脂が固まっていなかったのかもしれません。
多少のヒビであれば、即抜歯適応にはならない治療法もあります。
何とか抜歯は避けたいものです。
残念ながら上2番を抜歯した場合、骨の吸収が顕著に現れ易い場所なので、ブリッジですと鼻の下辺りが凹んでしまう事があり、顔貌が変化してしまう危険があるので、あまりお勧めできません。
いずれにしても再度精査を受けられて、適切な処置の上、早く不快感が解消する事をお祈りしております。
>マイクロスコープ下での除去とは、歯茎を切除し行うのでしょうか?
根尖の外科処置ではマイクロスコープに限らず、歯茎の切除(部分的に切って取り除く)ではなく、切開(切り開く)を行うのが通常の処置です。
4度クラウンを被せ直した、とありますがその時コアのやり直しも毎回行っていたとすると根の力に対する抵抗力はかなり落ちているかもしれません。
マイクロクラック、あるいは既に多少ヒビが入っている可能性がゼロではないと思います
4度目の時、コアの樹脂が溶けて、とありますが、樹脂は一旦固まれば溶けません。
樹脂以外のセメントか、樹脂が固まっていなかったのかもしれません。
多少のヒビであれば、即抜歯適応にはならない治療法もあります。
何とか抜歯は避けたいものです。
残念ながら上2番を抜歯した場合、骨の吸収が顕著に現れ易い場所なので、ブリッジですと鼻の下辺りが凹んでしまう事があり、顔貌が変化してしまう危険があるので、あまりお勧めできません。
いずれにしても再度精査を受けられて、適切な処置の上、早く不快感が解消する事をお祈りしております。
相談者からの返信
相談者:
dogwoodさん
返信日時:2013-02-04 11:13:02
タイトル | 以前差し歯にした歯の周辺が黒ずみ歯肉にも違和感 |
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質問者 | dogwoodさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 63歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 歯茎(歯ぐき)の変色 クラウンによる歯茎(歯肉)の変色 歯をぶつけた(歯の打撲・外傷) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。