[写真あり] セラミックインレーが欠けた、次は保険の素材にしたい

相談者: kokoelmaさん (40歳:男性)
投稿日時:2013-02-14 02:14:17
初めまして。

先日セラミックインレーを詰めた箇所が部分的に欠けました。
(前回治療から6年程経過)
近くの歯科医院を受診した所、全部外してインレーを入れ直す、とのこと。


治療方法の選択肢は

保険適用の銀
自費の金
・自費のセラミック

このような場合、

・全部取り替えないといけないのか
・また数年で割れたり欠けたりすることを考えると、できれば保険内

とは思ったのですが、CRインレーに関しては

「(当院では)お薦めしない」

という簡単な説明により、最初から選択肢外のようでした。
(渡された料金表には上記の3つの選択肢のみでした)


進行度は以前治療した際の記憶ではC2だったと思います。
(上の第二小臼歯です)

選択にあたって適切なアドバイスいただけましたら幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-02-14 07:00:23
kokoelma さん、おはようございます。

>近くの歯科医院を受診した所、全部外してインレーを入れ直す、とのこと。

インレーを装着していただいた歯科医院を含め、数軒で診ていただき、kokoelma さんがこれなら、と感じたところで治療していただいてはいかがでしょう。

ご参考まで。

回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-02-14 08:42:09
>全部取り替えないといけないのか

6年前にセットしたそうですが、その後メンテナンスには通ってますか?
メンテナンス無しにどんな補綴物長期の安定は望めませんよ。


基本的にセラミックは修理できません(レジン等で修理しても外れてしまう事が多いです)、ただ欠けがチップと云うほんの少しの欠けなら研磨等で修正できる場合も有ります。

なおチップはセラミックには付き物です。



>また数年で割れたり欠けたりすることを考えると、できれば保険

それも選択肢の一つだとは思います(銀歯は割れませんが)

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-02-14 10:48:50
セラミックインレーが欠ける原因はさまざまです。

セットした時期が6年前という事を考えると、お口の中の状態も変わっている事が予想されます。


治療の選択肢としては、壊れたインレーを全部外して、保険適用の銀・自費の金・自費のセラミックのいずれかで修復という事で間違いないと思われます。

まず、原因が単にセラミックインレー装着後のメンテナンス不足により歯とインレーの間に虫歯が出来て、それが原因で欠けてしまったのなら、再び新しいセラミックインレーを作ってもらって装着し、丁寧に管理してゆく事で、今後長い期間使用できると考えられます。



CRインレーとかCR充填は私もお勧めしません。

後がどうなるかだいたい検討がつくからです。



最も厄介なのは、今回のセラミックインレーの破折が、かみ締めとか歯ぎしりなどの悪習慣が原因だった場合です。

この場合には、歯科医師が新しいセラミックインレー装着時に相当気を使って咬合調整を行って装着したとしても、再び破折する危険があります。

こういった場合には、まず『はぎしり』『かみ締め』などを起こす原因を見つける事が先ですし、はぎしり防止装置等の効果を試すために、とりあえず健康保険適用の銀を詰めて様子をみるのも良いかとおもわれます。


kokoelma さんの間違いのひとつは、小臼歯を『臼歯』だと認識していない所です。

食べ物を食べる際に『臼歯』には相当の力が加わります。

この力を受け止めて、きちんと咀嚼できる修復物としては、現在の先生がお勧めの『金属を使用する方法』と『セラミックス』を使用する方法の二つが代表的なものだと考えられます。

これ以外のプラスチック(レジン・複合レジン)を使用することは適切でない場合が多いと考えられます。


健康保険の範囲内で修復するなら『銀のインレー』が一番という事になりそうです。



どうしても、白い修復物を健康保険の範囲内でお望みなら、近所の歯医者さんをあちこち回って、現在の先生や私とは考え方の違う先生を探し出して、プラスチック(レジン・複合レジン)で修復してもらったら良いと思います。

ただし、かみ合わせの状態やプラスチック(レジン・複合レジン)で修復した場合の利点・欠点について、担当の先生のお話を十分にお聞きになった上で、納得して治療を受けることをお勧め致します。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kokoelmaさん
返信日時:2013-02-14 13:32:04
皆様、早速のご回答有難うございます。


補足ですが、欠けはナッツを噛んだらインレーの隅が欠けてしまいました。

6年程前に自費診療歯科医師の元、噛み合わせを含めほとんどの歯を治療して頂きました。
しかし治療終了後私が遠方へ転居をしたこともあり、通っておりません。
治療後のメンテナンスについては特に言われなかったと記憶しています。
フロスの使い方とかは治療中に改めて指導して頂きましたが)




>小林様

インレーを装着していただいた医師の元は遠方ということもあり
今回は除外して考えておりました。
また治療後の経過も思わしくなく(他のインレーはすぐに欠けたり、噛み合わせの具合も良くなかったり)どうしたものかと考えておりました。

数軒の医師にご相談するという案は、色々な現場のご意見が解って
勉強にもなりそうですね。
医師の方の技量と自分に合う合わないは受診してみないと解らないこともあり、一種の賭けのようになってしまうのは怖い面だと思っていた所でした。




>細見様

メンテナンスに通う、というのはクリーニング等に通うという意味で宜しいのでしょうか?

セラミックにチップは付き物」とは初耳でした。
銀歯は割れませんが」には、なるほどな、と思いました。

今回のクリニックでは「保険診療ではまともな治療ができない」とあって、適当に治療されないか?などと不安になってしまいました。。。




>坂上様

噛み締めや歯ぎしりに関しては、噛み締めて力むことはあります。
6年前の全治療後、あちこちに噛み合わせに関しては違和感があります。
(それを放置してしまっていたのもいけないかったのですが)

ただ、今回欠けた部分は日頃噛みにくいのであまりそこでは噛まない様にしていた歯で、欠けの直接原因はナッツでした。
それでそんな簡単に欠けてしまうなら、と思っていた次第でした。


アドバイス頂いたように噛み合わせをきちんと診て頂けるかどうかも含め、もう少し、じっくり考えたいと思います。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-02-14 16:52:22
私見ですが、

インレーを装着していただいた歯科医院を含め、数軒で診ていただき、kokoelma さんがこれなら、と感じたところで治療していただいてはいかがでしょう。

基本的に保険診療はどこの歯科医院も同じ治療を行うことになっているので、国民健康保険団体連合会は1か所受診を呼び掛けています。

また重複受診者の方はしっかり調べられています。

http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%81%A5%E5%BA%B7%E4%BF%9D%E9%99%BA%E5%9B%A3%E4%BD%93%E9%80%A3%E5%90%88%E4%BC%9A++%E9%87%8D%E8%A4%87%E5%8F%97%E8%A8%BA&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&x=wrt




今回のような自費治療ケースで複数の先生に意見をいただくような場合に関しては保険を使用せず私費で受診をして頂いた方がいいと思います。

国もお金ないですし、みんなで支え合うシステムが保険診療ですからね^^;

かかった先の歯科医院で保険で銀歯を入れるなど決まっていれば問題ないと思いますが、複数の歯科医院で意見だけ伺うのは医療費の無駄使いにあたります。



>今回のクリニックでは「保険診療ではまともな治療ができない」とあって、適当に治療されないか?などと不安になってしまいました。。。

保険治療でもしっかり治療されている先生はいますよ。
ただ、「保険診療ではまともな治療ができない」と言われるようであればその歯科医院での保険治療は避けられた方がいいでしょうね。

自信がないと言っているのと同じですから^^;



>それでそんな簡単に欠けてしまうなら、と思っていた次第でした。

白い材料、レジンセラミック、は残念ながらかけてしまうリスクはありますね。
詰めた材料を長持ちさせたければ金属修復を選んだほうがいいと思います。

ただし金を含め金属修復は詰め物にはダメージが及びませんが、経時的に金属の周りの健康なエナメル質が徐々にかけて金属と歯の隙間から虫歯になっていくことが分かっています。

http://www.youtube.com/watch?v=IAA01_6_CDQ

どんな材料を使用しようと、まったく歯と同じ材料で治せるわけではなく、足りない部分を人工物でリペアしている程度です。
義足、義手と同じですが、毎日使っていればいつかわ悪くなりますよ^^;

極論を言えば、一度治療を受けた歯は再製のサイクルに入り、定期的に歯が無くなるまで、命が無くなるまで詰め物をやりかえる必要はあります。
自費で治療をしても一生持つことはまずないと思います)

ですので、今ある歯は治療対象にならないようにしっかり歯みがきなどして頂いた方がいいと思います。



結論的に言えば、費用対効果は保険治療で受けられた方が圧倒的に良いです。

ただし、頻繁にやり替えを行うと30年後ぐらいにはそこに歯はありませんが・・・


色々モヤモヤする部分があると思いますが、まずは信頼できる先生を近所で捜された方がいいと思いますよ^^



>CRインレーとかCR充填は私もお勧めしません。

CR充填は保存学会でも推奨しているので、私はお勧めしていますね。
レジンは術者の得意度に依存しやすいので、レジンを希望されるのであれば、レジンをお勧めする先生にかかられた方がいいのも事実ですね^^;


おだいじに


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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kokoelmaさん
返信日時:2013-02-14 18:41:18
>井野様

お忙しい中、ご回答有難うございます。

欠けてすぐ見て頂いた近くのクリニックではまだ今後どうするか決めておりませんし、まだ予約もしておりません。
また、保険診療を希望したとしてちょっと不安があるという面もあり、転院も視野にいれておりますが、あちこち受診する、というつもりではございませんので、ご心配なく。

自分で色々調べて事前に聞ける面では質問して考えたいと思っています。



「極論を言えば、一度治療を受けた歯は再製のサイクルに入り、定期的に歯が無くなるまで、命が無くなるまで詰め物をやりかえる必要
はあります。(自費で治療をしても一生持つことはまずないと思います)」

というご意見は、患者側も「だからこそ」慎重に検討せねばならないな、と感じている点です。
費用面以上に、度々取り替えたり削ったりなんてできればしたくないんです。


CR充填は保存学会でも推奨しているので、私はお勧めしていますね。」

こうした様々な角度からのご意見が頂けるのが有難いですね。
今回質問させて頂けて本当に良かったと思っております。
ご回答頂きました皆様、心から有難うございます。
素敵な場を与えてくださっているこちらのサイト様にも感謝申し上げます。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-02-14 18:44:07
>CRインレーとかCR充填は私もお勧めしません。

CR充填は保存学会でも推奨しているので、私はお勧めしていますね。

どちらがお勧めかではなく、ご自身の状況にどちらが最も適応症であるかではないでしょうか。

すべての症例を単一の治療法で、治療するのは無理があります。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kokoelmaさん
返信日時:2013-02-14 19:15:27
>小牧様

「どちらがお勧めかではなく、ご自身の状況にどちらが最も適応症であるかではないでしょうか。」

私の心にも響きました。。。

こうして日頃接する機会の少ない専門家の方々の色々なご意見を頂けるのは本当に有難い事ですね。

私も原点にかえって、といっては大袈裟かもしれませんが?健康のこと、身体の事を一番に考えながら検討したいと思います。
自分の歯で快適な老後を迎える為、日々のケアを精進するつもりです。



尚、全くの余談ですが、私は臨時職員(そして薄給)の身です。。。
保険治療で安全な治療が受けられるという大切さも身に沁みています。
そして大事なことだと感じています。

色々ご教授を賜りまして、有難うございます。
本日はハッピーなバレンタインをお過ごし下さいませ。
(チョコ食べたらデンタルケアしないと、ですね。)



タイトル [写真あり] セラミックインレーが欠けた、次は保険の素材にしたい
質問者 kokoelmaさん
地域 東京23区
年齢 40歳
性別 男性
職業 公務員
カテゴリ セラミックインレー(陶器の詰め物)
その他(写真あり)
詰め物、インレーが割れた・欠けた
お勧めの詰め物・インレー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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