抜髄後J−OPENの状態。治療に疑問を抱いたので転院検討中

相談者: kayo58さん (29歳:男性)
投稿日時:2013-02-10 22:45:04
知識不足の状態で抜髄を行ってしまい、現在、転院を考えています。
お手数ですが、アドバイスいただけると非常に助かります。
長文になってしまいました。申し訳ありません。

■現在の状況
先日、久しぶりに歯医者に行ったところ、歯茎にニキビのようなものができており、以前治療した箇所(銀歯、左下7番)の歯茎から膿がでていると指摘されました。
骨髄炎というのでしょうか。)
特に痛み、染みる等の症状はありませんでした。

はじめは、神経を抜き、治療を行わなければならないとお話を伺っていました。
しかし、今週治療に伺った際には、抜歯をしたほうがよいと言われてしまいました。
(理由は、隣の歯にまで影響を及ぼす可能性があるためだそうです。)

流石に、抜くのは抵抗が大きかったため、その日はCTを撮っていただき、

「できるだけ抜歯は避けたいので、治療の状況を見ながら判断をおねがいします。」

と伝え、神経を抜いて治療が終わりました。
神経を抜くのも初めてでしたので、抜髄も抵抗はありましたが、神経は仕方ないのだろうと納得をしていました。)

現在は、歯に大きな穴があいており、詰め物をしていない状態です。
J-OPENというのでしょうか。)
神経を抜く際に、ラバーダムは使用していませんでした。


■相談内容
その後、心配になりこちらのサイトの根管治療に関する、質問等を読みラバーダムと呼ばれる器具の使用が根管治療の成功率に大きく関与していることや、マイクロスコープの根管治療への有用性を知りました。


そこで、何点か質問があります。
(上から、ご回答をいただきたい順に並べました。)

@現在詰め物をしていない状態なので、転院をするのであれば早めに別の医院に掛かるべきかと思います。
転院先の医院が決まるまでは、今の医院で治療を続けるべきなのでしょうか?
それとも治療を一時的にストップしていただくべきでしょうか?
なかなか、自分に合う医院を探すのは大変みたいなので、こうした質問をさせていただいたおります。

A根管治療を得意としている医院に転院することにより、抜歯の可能性を低減することは可能でしょうか?

B「ラバーダムの途中からの使用でも一定の効果がある」との質問を拝見しましたが、現在の自分の状況(抜髄済み)でも、成功率の増加はみこめるのでしょうか?

C骨髄炎が、隣の歯に影響を及ぼし、抜歯の必要が生じるというのはよくあることなのでしょうか?
*金額にもよりますが、保険診療で希望する根管手術を受けるのは難しそうなので、自費診療を考えています。
大学病院に勤務している友人がいますので、その方にもご意見を伺おうかと思っています。)

私が現在行っている歯科医で行っている治療は、こちらのサイトを読ませていただくと、あまり優れた治療法では、ないように感じました。
そのため、転院を視野に入れてのご相談です。

該当の骨髄炎の箇所に治療にかかる前に、歯科医師の方の見解が変わったことが不安の種となっているように思います。
レントゲンは初回診療時にとっており、骨髄炎の箇所に取り掛かるまでは、別の箇所の虫歯を治療しておりました。

先生方のご考えや、アドバイスをいただけますでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-02-10 23:16:37
@について

すでに転院を決めておられるのでしょうか。

J-Openの状態は良い状態だとはいえません、早急に仮封の処置を受けたほうがいいと思います。

すでに転院先を決めておられるのなら転院先で、決まっていないのなら今の医院で仮封までされてはどうでしょうか。



Aについて

可能性は高くなるかもしれません、ただ保存不可の歯を無理して残すのは決して良い事では有りません。


Bについて

症状からすると抜髄ではなくすでに感染根管になっての治療だと思います。

場所的(下の7番)に少なくとも根管充填時にはラーバーダムをしたほうが良いと思います。

当然ラバーは途中からしても意味はあると思います。


Cについて

kayo58さんの症状は骨髄炎ではないように思います。
極一般的な感染根管ではないでしょうか。

主治医が抜歯を勧めるのは別の原因が有るのではないでしょうか。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-02-10 23:50:26
国内では一般的な根管治療に思えます。
しかしながら、少しでも抜歯を避けたい気持ちをお持ちでしたら、医療機関を選ばれるべきだったとは思います。

急い仮封されるよりも、しっかりと洗浄してもらってからの方が良いような気もします。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kayo58さん
返信日時:2013-02-11 00:05:02
細見先生、藤森先生
kayo58です。
コメント、ご回答ありがとうございます。
こんなにも早くに返信いただき、感謝です。
現状の状態について情報を追加する意味で、一度返信させてください。


細見先生、

>決まっていないのなら今の医院で仮封までされてはどうでしょうか。

これは、根管の治療自体はストップして仮封をしてもらうということでしょうか?
聞き返しになってしまい、申し訳ないです。


>すでに転院を決めておられるのでしょうか。

抜歯の可能性が減る、もしくは根管治療の成功率が少しでもあがるなら、転院をしたいと考えています。


>場所的(下の7番)に少なくとも根管充填時にはラーバーダムをしたほうが良いと思います。

そうなのであれば、少なくともラーバーダムを使用していただけるところに転院を希望たいです。
現在の先生に使用可能かどうか確認すべきなのかもしれませんが、やはり、患者に言われて使用をするのと、歯科医師の方が自発的に使用してくださるのには、歯科医師の方の意識に大きな差があるように思えてしまいます。


>J-Openの状態は良い状態だとはいえません、早急に仮封の処置を受けたほうがいいと思います。
>すでに転院先を決めておられるのなら転院先で、決まっていないのなら今の医院で仮封までされてはどうでしょうか。

担当医の方からは、こちらのサイトにあるように内圧の関係から、あけたままにすると伺いました。
次の予約は週末なのですが、火曜日になりましたら電話でより早くできないかお願いしてみます。
⇒藤森先生の意見を考慮すると転院先をはやくに決めるほうが良い選択なのかなと考え始めました。


>可能性は高くなるかもしれません、ただ保存不可の歯を無理して残すのは決して良い事では有りません。
>kayo58さんの症状は骨髄炎ではないように思います、極一般的な感染根管ではないでしょうか。
>主治医が抜歯を勧めるのは別の原因が有るのではないでしょうか。

主治医の方の説明を伺っていると、歯自体は、保存不可ではないように感じました。
おっしゃるように感染根管というのが正しいようです。
(先ほど調べました。勉強不足で申し訳ありません。)
説明では、

「膿が溜まっている領域が予想よりも大きく隣の歯に影響が出るかも」

ということしか伺っていません。

「すぐに膿がなくなってくればいんですけど」

というような言い方をしていらっしゃったので、私自身は、治療中に膿の領域が広がり、隣の歯の領域に及んでしまうのかなと勝手に解釈していました。治療が数ヶ月に及ぶと聞いておりますので。
通院頻度は、週1回です。
不確定な情報で恐縮です。


藤森先生、

>しかしながら、少しでも抜歯を避けたい気持ちをお持ちでしたら、医療機関を選ばれるべきだったとは思います。

私自身も、下調べが不十分であったことを後悔しております。
現状で取れる策があれば、教授いただけると幸いです。

>急い仮封されるよりも、しっかりと洗浄してもらってからの方が良いような気もします。

これは、治療を続けるという意味ですよね。

両先生の意見を合わせると、早く転院先をきめるというのがベストかなと考え始めております。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-02-11 05:53:25
こんばんは。

すこしでも抜歯を回避する可能性をあげるのであれば、根管治療専門医に診て貰うことは間違いないです


>私自身も、下調べが不十分であったことを後悔しております。

ただ、現在の担当医の治療がおかしいかというと、そうでもないと思います。
内圧を下げる必要があるのであれば、J−OPENも、ラバーダムを使わなかった事も納得がいきます。
CTも撮影しておりますので、それなりの診断もされていると思います。

転院をするにしても、その点だけは誤解しないようにしてもらうと、担当された先生も浮かばれます。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-02-11 06:55:25
kayo58 さん、おはようございます。

CTの撮影もしていただいたのですね。

データをお借りしてセカンドオピニオンを求めるか、他の歯科医師、出来れば多少費用が掛かっても歯内療法の専門医に一度ご相談なさってみてはいかがでしょう。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-02-11 08:06:52
おはようございます。

>@について

J-OPENの状態を、長く続けるのは、汚れが中に入るので好ましくないです。
今の医院で、水酸化カルシウム系列の薬をつめてもらい、仮止めしてもらいましょう。
治療は、転院先で行う方がいいと思います。


>Aについて

可能です。


>Bについて

見込めると思います。


>Cについて

感染根管根尖病巣)の状態で、骨髄炎ではないと思います。


健康保険の範囲内ですと、ラバーダムを用いない医院も多々あると思います。
(私見・想像)


やはり、早めに、歯内治療専門医(自費)の受診が、kayo58のご希望に添い、好ましいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kayo58さん
返信日時:2013-02-12 03:05:03
渡辺先生、小林先生、川崎先生
kayo58です。
コメント、ご回答ありがとうございます。

諸先生方の意見を参考にし、今の医院で、仮封とCTデータを希望し、他の医院の先生に相談をしてみようと思います。
もし、何かコメントがありましたら参考にさせて頂きたいので、質問はひとまず解決済みとせずに置かせてください。
行動後、その時の状況をご連絡し、「解決済み」とさせていただきます。


渡辺先生、

>ただ、現在の担当医の治療がおかしいかというと、そうでもないと思います。
>内圧を下げる必要があるのであれば、J−OPENも、ラバーダムを使わなかった>も納得がいきます。
>CTも撮影しておりますので、それなりの診断もされていると思います。
>転院をするにしても、その点だけは誤解しないようにしてもらうと、担当された先生も浮かばれます。

内圧が下げる必要があったことは、自分にはわかりませんが、担当医の方は、治療計画についても、ある程度丁寧に説明くださいますし、治療時間も1時間程度と長くとっていただいておりますので、悪い先生というようには思っておりません。
むしろ丁寧な先生という印象です。

各先生方、専門分野も得意とされる領域も異なると思いますので、そう言った差なのかなと認識しています。
歯科医の先生方は、専門以外の治療もなされなければならなく、大変だと思います。


小林先生、

>CTの撮影もしていただいたのですね。
>データをお借りしてセカンドオピニオンを求めるか、他の歯科医師、出来れば多少費用が掛かっても歯内療法の専門医に一度ご相談なさってみてはいかがでしょう。

他の歯科医師にかかる場合にも、確かにデータがあれば、スムーズに状況を把握していただけそうですね。
言い出しづらいですが、お願いしてみようと思います。


川崎先生、

> J-OPENの状態を、長く続けるのは、汚れが中に入るので好ましくないです。
>今の医院で、水酸化カルシウム系列の薬をつめてもらい、仮止めしてもらいましょう。
>治療は、転院先で行う方がいいと思います。

水酸化カルシウムには抗菌作用、組織溶解作用、根管内乾燥作用があるのですね。
参考になります、希望として担当医の方にお伝えしてみます。

他の質問についてもありがとうございます。
助言をいただき、取るべき行動が絞られてきました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kayo58さん
返信日時:2013-02-18 02:24:02
ご回答くださった先生方、
kayo58です。

他の医院の先生に見ていただいたところ、抜歯をする必要は全くないとの診断でした。
以前通っていた医院の抜歯をしたほうが良い理由(根の先端にある膿が隣の歯にまで感染する可能性がある)についても、「本当にそんなことを言ったの」という感じで怪訝な様子でした。
(ちなみに、先日、元の医院に行った際にも、そちらの先生は、この理由を熱心に説かれていましたが)

ですので、別の医院で根の治療を、やっていただこうと考えております。
ご回答くださった先生方、お忙しい中本当にありがとうございました。
また、新たな疑問が生じた際にもよろしくお願いいたします。



タイトル 抜髄後J−OPENの状態。治療に疑問を抱いたので転院検討中
質問者 kayo58さん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管開放(J-OPEN)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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