根管治療後のクラウン作製時に対合歯を削る必要があると言われた

相談者: nn2さん (35歳:男性)
投稿日時:2013-02-11 10:59:45
左下7番のクラウン(2年ほど前に付けたメタルボンド冠)が取れてしまったため、根の治療からやり直しています。

根の再治療に半年ほどかかったせいか、対合歯挺出してきているようで、クラウン作成時には対合歯を削る必要があると言われました。

健康な歯を削ることは避けたいのですが、クラウンを低く作るなどの選択肢はどの程度あるものでしょうか?(それは先生にお願いできるものですか?)また、どういったリスクがあるか、ご教示いただけないでしょうか。

なお、現時点では土台・クラウンとも未作成(型取りもまだ)の状況です。
元の虫歯が大きかったせいか、残っている歯が少ないといわれています。また、左下6番の奥側が虫歯になっており、別途治療をする予定です。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-02-11 11:07:44
>健康な歯を削ることは避けたいのですが、クラウンを低く作る
などの選択肢はどの程度あるものでしょうか?

程度の問題ですが可能かもしれません。


>それは先生にお願いできるものですか?

希望はお伝えになられても良いと思いますよ。


>どういったリスクがあるか、ご教示いただけないでしょうか。

咬合平面はそろっていたほうがいいですね、噛み合わせが崩れることもあります。
また低く作ったクラウンはその分外れやすくなります、陶材等を使っている場合はその分厚みがとれず欠けやすいかもしれません。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-02-11 12:01:29
nn2 さん、こんにちは。

>健康な歯を削ることは避けたいのです

お気持ちは分かりますが、まずは、お口全体のバランスをお考えくださいね。

希望をお掛かりの歯科医院に伝えつつ、よくディスカッションなさることをお勧めします。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-02-11 12:32:25
こんにちは。

〉健康な歯を削ることは避けたいのですが、クラウンを低く作るなどの選択肢はどの程度あるものでしょうか?(それは先生にお願いできるものですか?)

長期的な使用に耐えられなければ、作製する意味も薄くなってしまいます。
対合歯を触るかどうかの判断は非常に難しいところですが、維持力が弱くなるなどの設計は出来れば避けたいところですね。

実際に診ている担当医が一番状況を把握しているので対合歯を触らないで済むメリットデメリットをしっかり相談してから治療に入る事をお勧めします。

参考にしてください。

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回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-02-11 13:00:23
根の再治療に半年もかけていると、対合歯が著しく挺出する場合が少なくないと思います。

本来なら、挺出した歯を矯正的に圧下することを考えますが、手間隙かかるため、削ることを提案されたのだと思います。

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-02-11 18:38:13
大船駅北口歯科 杉山です。

nn2さんがご心配されているように、下の歯の治療のために、上の歯を削ることには抵抗があるのは良く分かります。
私自身も必要のない歯は削りたくありません。

実際に口腔内をみていないので、上下顎の隙間がどの程度あるのか?
噛み合わせがどのような状態であるのか?
等が分かりませんので、上顎の歯を削ることの必要性を正確に判断することはできませんが、臨床的には、歯が挺出しており、被せ物を作製するにあたり、どうしても噛み合う歯を削らなければならないこともあるのも事実です。

上下顎のスペースがどうしても確保できないケースで、噛み合う歯を削らないで治療を行なった結果、被せ物の高さを確保できないために、すぐに取れてしまうようなこともあります。
もちろん適切な噛み合わせの確保ができない点も問題です。

そのため、どのような治療もそうですが、単に治療する部位だけをみて判断するのではなく、噛み合う歯や口腔内全体をみて、総合的に判断することになります。

現在の担当医は、そうした全体的なことを考慮されて上顎の歯を削るという判断をされたのだと思います。

また、上下顎の隙間が少ない場合には、セラミックは避けた方が良いかもしれませんね。

今後使用する材質も含め、担当と十分ご相談されて下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: nn2さん
返信日時:2013-02-11 23:27:30
細見先生、小林先生、三留先生、藤森先生、杉山先生

丁寧なご回答を迅速にいただきありがとうございます。

近く、今後の治療方針についての説明があるため、その際に対合歯を極力削りたくないということを伝えてみて、メリット・デメリットを相談したいと思います。


>本来なら、挺出した歯を矯正的に圧下することを考えます

挺出した対合歯の矯正的な圧下ですが、具体的にはどういった処置となるのかご教示いただけないでしょうか。

かかる手間に比べ、メリットは少ない処置なのでしょうか。
回答 回答6
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-02-12 00:04:12
上の7番が遠心(奥側)になるほど、歯茎と一緒に下に落ちているような形状だと、インプラントを利用した圧下(上方への移動)が有効かもしれません。

歯周病があると増悪させる可能性もありますから注意が必要です。
また、矯正処置終了後に歯周外科処置が必要になるかもしれません。

通常、あまり希望される方は多くないと思います。

対合歯を削る方一般的だと思います。




タイトル 根管治療後のクラウン作製時に対合歯を削る必要があると言われた
質問者 nn2さん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)のトラブル
噛み合わせに関するトラブル
クラウン(被せ物)の形・形態
回答者




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