歯肉退縮に対するPRGF(PRF)の効果

相談者: りお127さん (27歳:女性)
投稿日時:2013-02-19 10:05:14
はじめまして。
歯肉退縮に関する相談です。

全歯に渡って歯冠が長くなってしまい(特に前歯上下左右1〜3番)、上左1番と右1番の間に隙間ができてしまいました。

通っている歯科医師さんに相談したところ、軽度歯周病だと診断されました。
それに加えて噛み合わせが原因で歯肉が退縮しているのではないかとのことでした。


歯石除去歯ブラシ指導を行って頂き、歯肉の状態良くなったから、矯正を始めようとおっしゃいました。
矯正は非抜歯で装置は1年程付け、先月外しました。

装置を外したら、下顎左右1〜3番の歯肉が3mm程退縮していることに気が付きました。
レントゲンで見ても、歯槽骨(?)が下がってしまっていました。

歯科医師さんに相談したところ、しみ止めを塗るくらいしか出来ない、歯肉は戻らないとおっしゃいました。
最近では人前で話すこともつらくなってしまい、今後のことを考えるととても不安になります。



そこで質問なのですが、このような場合でもPRGFは適応になるのでしょうか?
また歯肉回復は期待出来るのでしょうか?


お忙しいとは思いますが、教えて頂ければと思います。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-02-19 10:58:04
PRGF=Plasma Rich in Growth Factors の事でしょうか。


実際に行った事は有りませんが、全体的に歯槽骨が退縮したケースには向かない様に思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-02-19 11:54:19
PRGF(私はPRFと呼んでいます。)は骨再生能力を助ける非常に良い方法だと思います。

しかし、根の周囲全体の骨が消失し、骨の壁がない状況だと骨再生には向きません。
このような状況なら骨再生自体が相当困難です。

しかし、矯正治療直後で骨吸収がやや進んでいる状況かもしれませんし、骨吸収が進んでいても壁が残っていればPRGFとGTRを併用する事により骨再生が期待できる場合もあります。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りお127さん
返信日時:2013-02-19 18:14:26
返答頂きありがとうございます。


場合によってはPRGFとGTRの併用で、骨再生が期待出来るかもしれないのですね。


また質問で申し訳ないのですが。

骨再生したら、見た目的な歯肉退縮も改善するのでしょうか?
歯肉が上がる、厚みが出るなど)

治療のデメリットは何かありますか?


もし治療を受けられるなら下顎左右1〜3番まで行いたいと思うのですが、それだけ広範囲でも、施術は可能でしょうか?
また費用はおおよそどのくらいかかるものなのでしょうか?


重ねての質問で申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-02-20 11:10:32
歯肉退縮の原因は骨の減少によるところが大きいと考えられます。
従って、骨の造成が上手く行けば見た目は当然改善されます。

しかし、前述したように、左右の3から3までの広範囲の場合、骨の壁が残っている可能性は低いと想像します。

私自身、PRFを使うようになって4年以上経ちますが、ここまで広範囲の症例は経験がありません。


デメリットとしては、もし、壁があって骨造成が可能だとしてもどの程度改善するかが、事前に把握する事が非常に難しい点です。
やってみたけれどあまり改善しなかった、と言う事も広範囲の場合は十分考えられます。


骨再生治療は1、2本の歯の歯槽骨の限局した吸収には非常に効果が高いのですが、残念ながら歯槽骨が広範囲に均等に吸収してしまったような場合には効果的に改善させる方法がほとんのないのが現状です。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-02-20 11:51:00
りお127 さん、今日は


>場合によってはPRGFとGTRの併用で、骨再生が期待出来るかもしれないのですね。

一般的には、「症例によっては、期待できるかもしれない」ですので、「症例によっては全く期待できない」と言うことです。


ネットでは診断はできませんので、はっきりとはいえませんが、りお127さんの場合は、残念ながら後者ではないかと予測します。




タイトル 歯肉退縮に対するPRGF(PRF)の効果
質問者 りお127さん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 審美歯科治療(歯茎)
歯茎が下がった(歯肉退縮)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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