歯磨きのタイミング、朝は寝起きか朝食後か?
相談者:
麻里さん (21歳:女性)
投稿日時:2013-02-27 13:01:05
現在虫歯の治療をしており、歯磨きの大切さを実感しました。
それで、朝の歯磨きは寝起きすぐがいいのか、朝食後にすればいいのか悩んでおります。
寝起きの口はものすごく汚いらしく、そのまま朝食を食べるのは気持ち悪いです。
しかし、朝食後磨かないのも、昼まで食べかすが口の中に残ってしまい、よくないと思います。
今は朝食前後2回磨いているのですが、朝は時間がないこともありますし、歯の磨きすぎはよくないのかもと思っています。
ネットにもたくさん情報は乗っているのですが、専門家の方にききたいです。
よろしくお願いします。
それで、朝の歯磨きは寝起きすぐがいいのか、朝食後にすればいいのか悩んでおります。
寝起きの口はものすごく汚いらしく、そのまま朝食を食べるのは気持ち悪いです。
しかし、朝食後磨かないのも、昼まで食べかすが口の中に残ってしまい、よくないと思います。
今は朝食前後2回磨いているのですが、朝は時間がないこともありますし、歯の磨きすぎはよくないのかもと思っています。
ネットにもたくさん情報は乗っているのですが、専門家の方にききたいです。
よろしくお願いします。
[過去のご相談]
回答1
回答2
黒岩歯科医院(長野県佐久市)の黒岩です。
回答日時:2013-02-27 14:44:07
麻里さん、こんにちは。
歯磨きのタイミングについてお悩みだということですね。
理論的には、食事の直後はお口の中が酸性に傾きます。
その状態で、歯磨きをすると歯に傷がつきやすくなり、良くないと言われています。
理想的には、食事の後30分ほどして、お口の中が中性になってから磨くのが、虫歯予防の面から考えると良いと言われています。
(このタイミングに関しては諸説ありますが、私個人的には、食後30分経過してからが良いと考えます。)
とはいえ、朝は誰もが時間がないですし、そうそう理想的なタイミングで歯磨きができるものではありません。
私自身も朝食後すぐに歯磨きをしているのが現状です。
虫歯や歯周病が進行するのは唾液の量が減る、就寝時と言われています。
ですから、夜の歯磨きを時間をかけてしっかり行うことが、虫歯・歯周病にとって一番効果的だと考えています。
朝よりも夜の歯磨きをより意識してみてはどうでしょうか。
ご参考までに。
歯磨きのタイミングについてお悩みだということですね。
理論的には、食事の直後はお口の中が酸性に傾きます。
その状態で、歯磨きをすると歯に傷がつきやすくなり、良くないと言われています。
理想的には、食事の後30分ほどして、お口の中が中性になってから磨くのが、虫歯予防の面から考えると良いと言われています。
(このタイミングに関しては諸説ありますが、私個人的には、食後30分経過してからが良いと考えます。)
とはいえ、朝は誰もが時間がないですし、そうそう理想的なタイミングで歯磨きができるものではありません。
私自身も朝食後すぐに歯磨きをしているのが現状です。
虫歯や歯周病が進行するのは唾液の量が減る、就寝時と言われています。
ですから、夜の歯磨きを時間をかけてしっかり行うことが、虫歯・歯周病にとって一番効果的だと考えています。
朝よりも夜の歯磨きをより意識してみてはどうでしょうか。
ご参考までに。
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-02-27 19:23:08
>理論的には、食事の直後はお口の中が酸性に傾きます。
>その状態で、歯磨きをすると歯に傷がつきやすくなり、良くないと言われています。
>理想的には、食事の後30分ほどして、お口の中が中性になってから磨くのが、虫歯予防の面から考えると一番良いと言われています。
歯科医の中にも勘違いしている先生も多いので仕方がないのですが、これは全くの間違いです。
食後5〜10分で歯垢の中は最も酸性度が強くなり、歯面の脱灰が始まります。
その後、30〜60分かけてゆっくりもとの戻ってきます。
もとに戻ってくるまでの間脱灰が進行します。
戻ってきてもすぐに再石灰化が起こるわけではなく、おそらく数時間かけて再石灰化していきます。
食後30〜60分で歯磨きをするということは、最も脱灰が進んで歯面が最も軟らかくなった時に歯磨きをするということになってしまいます。
脱灰した歯面が再石灰化をしてから歯磨きをするということなら、食後3〜4時間置いて歯磨きをしなければなりません。
しかもその時間は個人差が大きく、はっきりと「何時間後ならよい」と言うことはできません。
これはあまり現実的ではありません。
それに加え、その間に間食をすれば、すぐに再び脱灰に転じ、よりいっそうの脱灰を進めてしまいます。
歯磨きは脱灰が始まったばかりでの食後数分のうちにしましょう。
歯垢を取り除けば、歯の表面はすぐに中性に戻り、唾液が歯面に直接接することによって再石灰化が始まります。
>虫歯や歯周病が進行するのは唾液の量が減る、就寝時と言われています。
>ですから、夜の歯磨きを時間をかけてしっかり行うことが、虫歯・歯周病にとって一番効果的だと考えています。
>朝よりも夜の歯磨きをより意識してみてはどうでしょうか。
虫歯の進行は唾液と関連するため、夜の方が進行しやすいと言われていますが、歯周病に関しては昼夜問わず歯垢がついていれば進行します。
夜だけでなく、朝食後もやはり丁寧に磨きましょうね。
>その状態で、歯磨きをすると歯に傷がつきやすくなり、良くないと言われています。
>理想的には、食事の後30分ほどして、お口の中が中性になってから磨くのが、虫歯予防の面から考えると一番良いと言われています。
歯科医の中にも勘違いしている先生も多いので仕方がないのですが、これは全くの間違いです。
食後5〜10分で歯垢の中は最も酸性度が強くなり、歯面の脱灰が始まります。
その後、30〜60分かけてゆっくりもとの戻ってきます。
もとに戻ってくるまでの間脱灰が進行します。
戻ってきてもすぐに再石灰化が起こるわけではなく、おそらく数時間かけて再石灰化していきます。
食後30〜60分で歯磨きをするということは、最も脱灰が進んで歯面が最も軟らかくなった時に歯磨きをするということになってしまいます。
脱灰した歯面が再石灰化をしてから歯磨きをするということなら、食後3〜4時間置いて歯磨きをしなければなりません。
しかもその時間は個人差が大きく、はっきりと「何時間後ならよい」と言うことはできません。
これはあまり現実的ではありません。
それに加え、その間に間食をすれば、すぐに再び脱灰に転じ、よりいっそうの脱灰を進めてしまいます。
歯磨きは脱灰が始まったばかりでの食後数分のうちにしましょう。
歯垢を取り除けば、歯の表面はすぐに中性に戻り、唾液が歯面に直接接することによって再石灰化が始まります。
>虫歯や歯周病が進行するのは唾液の量が減る、就寝時と言われています。
>ですから、夜の歯磨きを時間をかけてしっかり行うことが、虫歯・歯周病にとって一番効果的だと考えています。
>朝よりも夜の歯磨きをより意識してみてはどうでしょうか。
虫歯の進行は唾液と関連するため、夜の方が進行しやすいと言われていますが、歯周病に関しては昼夜問わず歯垢がついていれば進行します。
夜だけでなく、朝食後もやはり丁寧に磨きましょうね。
タイトル | 歯磨きのタイミング、朝は寝起きか朝食後か? |
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質問者 | 麻里さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯磨きに関する疑問 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。