治療済みの虫歯を、今後 再発させないですむ可能性はありますか?

相談者: たろ111さん (30歳:女性)
投稿日時:2013-03-06 00:28:43
はじめまして。
長文失礼いたします。

最近 不安で、不眠に陥ってしまっているので御助言を頂きたいです。
今年の夏にカナダで永住権を取得し移住するため、今後 日本での歯科治療が難しくなるものです。

私は、30歳ですが ほぼ全ての上下の小臼歯大臼歯がすでに銀歯セラミックで治療済です。(ただ、全て何とか神経は残っています。)
また、上の前歯の左1番も神経は死んでいて、死活歯です。
上の右1番と左2番は、CRで治療してあります。
その他、細々 歯の側面にも微細な虫歯を作ってしまい治療しています。

お恥ずかしい話、30歳で既に虫歯だらけです。

しかし、日本で暮らせればまだ良かったのですが、何の因果か歯が命の北米で生活する日が来てしまいました。
子供のころに歯磨きを徹底しなかったことを、本当に後悔しています。。。
本当に歯はコンプレックスですし、治療費を考えると頭が痛いです。


私は、昔から癖で甘いものを小腹が空いたときに食べてしまう癖が有、歯磨き粉もミントの味が苦手で殆ど使用した事がありませんでした。
しかし、今後口の中の状態を虫歯が出来ない様に極力努力したいと思っております。

最近はと言うと、仕事で忙しい1年間 歯の確認を怠ったいたら(よくある、自分では磨けているつもりでいた)歯の側面に小さな虫歯が何箇所も出来てしまいました。。。
今後、下記 徹底していきたいと思いますが、新しい虫歯が殆ど出来ずに60歳を迎えられる可能性はあるのでしょうか?

人によりけり、ちゃんと歯磨きが出来ているかで全く変わってくるとは思いますが、伺わずにはおれず申し訳ありません。
特に、被せもの下は再発したら神経の治療になりそうで本当に怖いです。。。

ちなみに、1年前に銀歯の下に虫歯を再発させました。
人生2回目です。
たまたまお願いしてレントゲンを撮って頂いたら写りました。


@ 今、出来る限りの治療を日本で完了してからカナダへ渡る。

A 基本、1日3食以外食事はしない。
間食は極力避ける(最高1日1回)

B 毎食後、5分以上歯磨き粉で歯磨き(夜は15分以上)

C 夜はフロス + マウスウォッシュ

D 4か月に1回はカナダの歯医者定期健診

E ガムを時々かむ(20分以上)


また、これはしてはいけない・これはした方が良いなどございますか?

取りとめもない質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-03-06 01:42:57
>治療済みの虫歯を、今後 再発させないですむ可能性はありますか?

これをだけをすればOKという方法は、残念ながらないと思われます。
ホームケアのみでの限界がありますし再発というのは、治療の質も関係しているのも事実です。
わたしは、リスクコントロールという考え方を取り入れています。

治療した歯は、セメントや接着の物性の劣化はまぬがれません。
生活している以上リスク(虫歯のできやすさ)は0にはできません。
できるだけリスクを低くコントロールして再治療を先延ばしできれば、結果として歯の寿命を延ばした事になります。

それには、患者さんにお話しさせてもらっているのは次のような事です。


1,ホームケアの行き届かない所(誰でもあります)を、プロに任せてクリーニングなどメインテナンスをしてもらう。(リスクに応じて回数、期間を変える)

2,虫歯の場合、脱灰再石灰化のバランスが重要です。
ですから、ガムなどで十分に唾液を出し再石灰化が起こりやすい様に時間をつくることは大切です。(リン酸カルシウムなどのペーストもあります)
キシリトールなども有効に働きます。(酸の原料にならない糖分なので)
長期では、虫歯菌を減らすとも言われています。

3,フッ素を利用できればさらにいいと思います。
ミントが嫌いだということですが、何かフッ素入りのペーストを使って1回ゆすぎにする(唾液中にフッ素が残留している事が重要です。)
北米ですと、日本より含まれるフッ素濃度が高いと思います。


悲観なさらずに、虫歯の成り立ちを理解すれば、あまり難く考える必要もありません。
治療の際は、しっかりとした治療を受けることは重要です。

回答になりますかどうか、参考にしてみて下さい。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-03-06 08:10:48
@ できる限りという表現をどう考えるかですね。
個々の治療が全て同じ歯科医が治していれそんなにレベルの差はないとはおもいますが、複数の歯科医が関わっていると判断に迷うところです。

虫歯が見つかった銀歯の治療をした歯科医の他の歯をどうするか悩むところです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-03-06 08:43:17
ご相談ありがとうございます。

>治療済みの虫歯を、今後 再発させないですむ可能性はありますか?


ふつうは可能です。
普通の人であれば、もう虫歯から解放されて楽しい人生を全うできます。

カナダでは日本のような健康保険精度がありませんから、自由診療あるいは民間保険に入ることが必要であり、どちらも不足だと日本では詰め直すような状態でも全て抜歯されます。

健康を維持しておくことが一番の治療になります。


>@ 今、出来る限りの治療を日本で完了してからカナダへ渡る。


削る治療をしても意味が全くありません。
削らない治療を受けましょう。
それが予防医療です。


>A 基本、1日3食以外食事はしない。間食は極力避ける(最高1日1回)


予防の検査で安全性を確認しましょう。
それによっては間食も、定時以外の食事も、OKになります。


>B 毎食後、5分以上 歯磨き粉歯磨き(夜は15分以上)


時間を決めても効果にはまったく関係ありません。
効果が出ているかどうかを検査してもらいましょう。

歯磨き粉で予防はできません。
フッ素はそれなりに有効です。


>C 夜はフロス + マウスウォッシュ


フロスは正しく使えば有効です。
マウスウォッシュはお金が余っていれば,趣味で使っても構いません。
ふつう、不要です。


>D 4か月に1回はカナダの歯医者定期健診


誤解しないようにしていただきたいことがあります。
定期健診とは、健康になってからそれを維持することです。
健康でもないのにいきなり実行しても、本来の意味はありません。


>E ガムを時々かむ(20分以上)


食後にガムを噛むことは多少の効果があるといわれています。
決して砂糖が含まれていては行けません。
時間はあまり関係ありません。


お話を伺うと、厳しいようですが予防の基礎知識が全くありません。
つまり守り方を知らないから,虫歯にやられっぱなしだったということにすぎません。

例えれば,ルールを知らないで、じゃんけんを繰り返し負けているようなものです。
正しい予防医療を受けれれば,人生ががらりと変わると思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-03-06 09:25:56
E 歯を離す

でしょうか。

参考⇒TCH、歯列接触癖



以下、私見ですが…

虫歯歯周病の予防は「歯磨きをしていれば良い」「定期的にクリーニングを受けていれば良い」と言うものではないと考えています(細菌のコントロール)。

最近特に感じるのは歯ぎしりや噛み締め、TCHによって「自分で自分の歯を壊している人が多い」事です(力のコントロール)。

ブラッシングフロスも丁寧で、フッ化物も適切に使い、定期的にクリーニングにいらっしゃる方でも、クラックカリエス歯牙破折を起こして治療が必要になったり、最悪、抜歯になってしまう人もいらっしゃいます。


環境が変わると、ストレスでTCHが増える方が多くいらっしゃいます。

「歯を磨く」と「歯を離す」は同じレベルで患者さん自身がセルフケアしていただいた方がよろしいかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たろ111さん
返信日時:2013-03-06 12:00:19
先生方、お忙しい所 すぐにアドバイス下さって本当にありがとうございます。
正直、さがら先生のおっしゃる通りです。

知識も乏しく、その上 歯への配慮を怠った結果、現在の状況を招いてしまいました。
これから、インターネットも活用し"予防医療"をしっかり調べます。
虫歯 → 削る治療 → 再発 の悪循環をここで断ち切りたいです。
しっかり覚えていきます。


お付き合いしている方のご両親は、やはり金額の問題で虫歯を抜歯しておられました。
私も、あちらに引っ越した際は同じ状況にならない様に、治療前には先生と十分相談してから処置に入ってもらうようにします。


私は、引っ越しなどもあり、歯医者を2回ほど変えているので3人の先生に虫歯を治療していただいているので、治療の技術・方針は一定ではない可能性があります。

歯の状態を悪化させない様に、今後は細心の注意をずっと続けていきます。


また、歯ぎしりも結構しているようなので、寝るとき様にマウスピースを作ろうかとちょうど考えています。
起きている時から歯を食いしばらない様に気をつけます。



タイトル 治療済みの虫歯を、今後 再発させないですむ可能性はありますか?
質問者 たろ111さん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
予防関連
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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