根管治療した右上1番、土台・クラウンの保険と保険外の違いは?

相談者: kisochiさん (48歳:男性)
投稿日時:2013-03-10 02:47:40
右上1番の歯のことですが、15年以上前に虫歯のため神経を抜いて、その時かさらにその後か忘れましたがやはり15年以上前に差し歯にしてもらいました。
(材質はよくわかりませんが裏に金属があります)


2ヶ月前にその差し歯が抜けてしまい、初めて行く歯医者で見てもらったところ、土台の自分の歯が割れてしまっていて、さらにレントゲンによって根の治療が必要とのことでした。

根の治療は4回で終了しました。
保険適用・ラバーダムマイクロスコープも使用していません)



そこで土台とクラウンについての簡単な説明がありました。
土台は保険適用のものと保険外の「金の入ったもの」(5000円)がある。

クラウンは保険適用のものは7000円(3割負担で)で、保険外のものはセラミックで95000円(税別)ということでした。



セラミックは変色しないといっていたのでたぶんオールセラミック冠のことだと思われます。

そして

「今後もう一回根の病気になると、抜歯になる。
クラウンを保険適用のものにすると、必ずこの先いつか抜歯になる。」

「しかしセラミックのものにすると根の病気にならない」

と言われたのか

「根の病気になっても歯を抜かなくてもよい」

と言われたのかわからないのですが、どちらかの理由でセラミックのほうを勧められたのですが、なぜセラミックにするとこのような違いが出るのかがよくわかりません。



また土台についても保険適用と保険外とでどのような違いがあるのかがよくわかりませんでした。


とりあえず土台は型どりをして注文しないといけないので保険外のほうを注文しました。

元々右上1番の痛みや違和感はなかったのですが、現在もそれはありません。



根の治療というのは初めてで、初めての病院のこの先生の説明も簡単なので、まずもっと詳しいことを知りたいし、ここで治療を続けていいものかどおか、どうすればいいのかよくわからない状態です。


・質問としては

・この先生のお話でおかしい所はありますか?

・クラウンや土台が保険適用か保険外かによって、根の病気になる可能性が変わりますか?

・クラウンや土台が保険適用か保険外かによって、根の病気になった時に根の治療が出来るか抜歯になるかの可能性の違いがありますか?

金の土台に保険適用のクラウンにした場合、今後クラウンが変色したときにクラウンだけを取り替えることは可能ですか?

・金の土台にオールセラミックのクラウンにするとその歯は死ぬまでもつのでしょうか?


よろしくお願いします


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-03-10 07:50:26
>この先生のお話でおかしい所はありますか?


>そして
>「今後もう一回根の病気になると、抜歯になる。
クラウン保険適用のものにすると、必ずこの先いつか抜歯になる。」

>「しかしセラミックのものにすると根の病気にならない」と言われたのか「根の病気になっても歯を抜かなくてもよい」

根の病気(感染根管)になるかならないかは補綴物によって決まりません、根の病気(感染根管)になった場合補綴物の種類で治療が出来るかどうかは決まりません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-03-10 08:45:55
おはようございます。カワサキです。


>この先生のお話でおかしい所はありますか?

あります。


根の病気になる可能性が変わりますか?

根の病気と、補綴(土台・クラウン)は、別物です。変わりはないです。


>根の病気になった時に根の治療が出来るか抜歯になるかの可能性の違いがありますか?

保険の土台で、メタルコアを入れた時に、除去がしにくいケースが時々あります。
除去がしにくいと、歯根破折を起こす可能性もあります。


>クラウンが変色したときにクラウンだけを取り替えることは可能ですか?

可能です。


>その歯は死ぬまでもつのでしょうか?

ご自身の歯でも、一生持たない場合が多々、あります。
歯肉歯根の問題もあるので、一生持つケースは少ないと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-03-10 09:34:36
>・この先生のお話でおかしい所はありますか?

あると思います。


>・クラウンや土台が保険適用か保険外かによって、根の病気になる可能性が変 わりますか?

変わらないと思います。


>・クラウンや土台が保険適用か保険外かによって、根の病気になった時に根の 治療が出来るか抜歯になるかの可能性の違いがありますか?

私自身は治療に差はないと思います。
保険外の場合は歯根端切除術といって、感染した根の先を取り除く手術をするということでしょうか。


>・金の土台に保険適用のクラウンにした場合、今後クラウンが変色したときに クラウンだけを取り替えることは可能ですか?

不可能ですね。

まず保険外で治療した土台の上には保険の被せ物は入れられませんのではじめの段階がふめません。
クラウンだけを取り替えること自体は考え方としては可能だと思います。


>・金の土台にオールセラミックのクラウンにするとその歯は死ぬまでもつのでしょうか?

持つかどうかは分かりません。
要は言い切ることは不可能だと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-03-10 09:53:10
おはようございます。

〉・クラウンや土台が保険適用か保険外かによって、根の病気になる可能性が変わりますか?

私見ですが、被せ物と土台の精度が高ければ高いほどマイクロリーケージ(細菌の侵入)が起こりにくく、結果的に再感染を防ぐとともに再根管治療に発展する確率を下げると思います。

担当医の真意はわかりかねますが、自由診療の方が時間や使用材料に制限がなくなり結果的に土台や被せ物の精度が上がるとも考えられます。


参考になさってください。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-03-10 10:51:57
こんにちは、

クラウン保険適用のものにすると、必ずこの先いつか抜歯になる。」

これはないですよ^_^;
自費にしたから必ず抜歯にならないはないとおもいます。


>とりあえず土台は型どりをして注文しないといけないので保険外のほうを注文しました。

とりあえずというか、土台を自費にしたら被せ物も自費になりますよ。
土台は自費で被せ物は保険は効きませんよ^_^;



根の病気になる可能性が変わりますか?

短期での成功、長期での成功を見るかにもよります。
短期での成功は根管治療の質が大きく関与します。
逆に長期での成功を見ると被せ物の質が大きく関与します。

例えると。
今年は良いワインが作れました。
このワインを長く長期間美味しい状態を維持するには、ワインの瓶、コルクの質も関わってきますよね?

このワインが根管治療。
瓶、コルクが土台、被せ物になります。


どちらの質を重視すべきか?という論争は歯医者の中でも分かれます。
被せ物出身の先生は被せ物の質に依存するとの論文を出されています。
また根っこの先生は根管治療の質に依存するとの論文を出されています。

ただし、両方の論文から言えることは、質の高い根管治療、質の高い被せ物のケースがもっと予後が良かったとあります。


最近の考え方は長期成功は土台、被せ物の質が大事となってきていますが^_^;

根の成功とはどういう基準で考えるかにもよりますし、私はどちらの質も大切だとおもいます。



>根の病気になった時に根の治療が出来るか抜歯になるかの可能性の違いがありますか?

メタルでもファイバーコアでもポストの長いものは除去しにくいです。
また、ファイバーコアはメタルに比べると削りやすいですが、歯の色と似せて作っている為、歯の変な場所に穴を開けてしまうことがあります。


折れやすいかどうかは適切なものであるばメタルでもファイバーでもどっちでもいいと思いますが、ただ、私的にはメタルコアの大きなメリットが見えない為使用していませんが^_^;




私見ですが、説明少なく自費治療を押してくる時は良く考えた方がいいと思います。
費用は保険の数十倍払うことになりますが、保険の質と殆ど変わらないようなものもあるのも事実です。

私は自費治療しかしていませんが、費用対効果で見れば保険治療には到底及びません。
それに近くなる努力はしますが^_^;


もし自費治療を受けられるのであれば納得できてからがいいですよ、費用面で後悔しないようにして下さいね^_^

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2013-03-10 11:42:14
井野先生のワインの例えは上手いですね^^
まさにそんな感じだと思います。

マイクロリーケイジに関しての私見ですが、論文を読んでもどうもかなりレベルの低い土台&詰め物(おそらくクラウンでもない様な)を見ている様な印象を受けます。
(井野先生が参照されているのとは違う研究かも知れません)


日本は根管治療するとクラウンを被せるのが一般的ですから、日本の保険診療で、リーケイジの起こりにくいクラウン限定で考えるとすると、フェルールもない上にコアもクラウンもひどく適合が悪い様な、相当低いレベルの状態でないと問題にならないとは思います。

・・とは言え、それで問題を起こしてきているケースはしばしば見かける、というのも実際の印象でもあるのですが・・



つまりまとめると、日本の一般的な歯科医院での保険の土台+クラウンor一般的な自費の土台+クラウンかの組み合わせによって根管治療の結果が左右されるということは、実際にはほとんどないのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kisochiさん
返信日時:2013-03-13 02:18:21
皆さん回答ありがとうございます。

1・そうですか、土台を自費にしたら、被せ物も自費になるんですか。それは保険適用の被せ物(硬質レジンジャケット冠)にしたとしても自費になってしまうということでしょうか?


2・先生は確かに土台は保険外ゴールドコアにしても、保険のクラウンはつけられる、というお話の内容でした。

なぜならクラウンセラミックのものにした時は、その土台の代金(5000円)がクラウンの料金に含まれるから戻ってくるというお話があったからです。

それに、そのときにすぐにクラウンをどれにするかを決められなかったものですから、次回来た時に決めればいいというお話でした。


なぜ先生はそのようなことを言われたのでしょうか?
どのような可能性が考えられますか?




3・皆さんのお話を伺って、やはり後は他の病院で診てもらおうと思いました。
もしそうなった場合、注文してしまったゴールドコアの代金については支払うしかないのでしょうか?



5・右1番の歯は根の治療中は仮歯ではなく抜けた差し歯を戻してくれていたのですが、前々回(4週間前)からその差し歯の角度が少し前に飛び出したように(出っ歯のように)なっていて、僕は毎日糸楊枝で掃除しているのですがその時に他の歯と違って糸楊枝を通す時にほとんど抵抗なく入ってしまいます。
隣の歯と完全に離れているわけではなく1ヶ所だけは接しています。

この状態が4週間以上続いていて隣の歯の位置が変わらないかと心配ですが大丈夫でしょうか?



6・そうなっってくると根の治療のほうもうまくやってくれたのかが心配なのですが、次の病院で根の治療がうまくできているかを調べることはできるものでしょうか?



7・歯チャンネル88の支台築造の中の説明に

前歯金属の土台を入れている場合には、将来セラミックなどの見た目の良い被せ物(クラウン)にしようと思った時に、困ってしまうこともあります。」

とあるが、これはゴールドコアにオールセラミック冠の組み合わせの時にコアの金色が透けて見えるという意味でしょうか?



よろしくお願いします
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2013-03-13 07:46:08
kisochi さん、おはようございます。


1・その通りです。


2・混合診療の可能性があり、理解に苦しみます。


3・注文なさった歯科医院とご相談になってください。


5・ご心配ならば、新たに受診なさる歯科医院で、お早めに診ていただいてください。


6・根の治療がうまくできているかを調べる為に、レントゲンを撮っていただくのも一法かもしれません。
ただし、最終的には長期の経過観察が必要かと思います。


7・丸々透けて見えるとは思いませんが、色調が合い難いかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kisochiさん
返信日時:2013-03-18 21:43:15
小林先生 ありがとうございました



タイトル 根管治療した右上1番、土台・クラウンの保険と保険外の違いは?
質問者 kisochiさん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(保険と保険外)
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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