[写真あり] 顎関節症、歯を削ったり矯正以外の治療法は?

相談者: あいくさん (28歳:男性)
投稿日時:2013-03-23 18:51:09
症状

顎関節症で口が指2本分しか開きません。

首の付け根(右側)がいつも痛みます。

左肩は下がっています。

耳が聞こえにくく、難聴かと聞かれたことがあります。

身体がいつもだるく、疲れやすいです。


顎関節症の治療は難しいという風に聞いたことがあるため、2か所の歯医者に行って治療方針を聞いています。



1か所目
  
症状:奥歯の6番と7番が低い(上と下、両方とも計8本)。
下顎の4番(左)と上顎の4番(左右2本)が低い。(計3本)。
筋反射テストというものを行い、右が120μ、左が200μ低くなっている。

治療方法:これらの低い歯を詰め物の高さを変えること(歯を削るによって、良好な高さをつくる。そうすれば、噛み合わせが戻り、顎関節症や首の痛みなどの症状がとれるということでした。

:治療費用が80万円近くかかる。
また、スプリントなどを用いずに、次回(2回目の検診)から虫歯を除去(2日目)→型取り(3日目)→詰め物を被せる(4日目)→咬合調整(5日目)…という風に治療を行っていき、通算21回の治療が必要。


疑問点;いきなり歯を削るのは不安がある。保険診療でもできるが、できるだけ歯の硬さと同じ物質を使った方がいいとのことなので、自由診療になり、詰め物が一本60000円と高額になる。




2か所目

症状:奥歯が低い。(特に右側。)3番(上下左右、計4本)の歯が口を閉じた際にお互いにロックしあっているので、歯ぎしりがうまくできないやものがうまくかめないため、噛み合わせがうまくいっていない。
→そのため、口の中や顔の筋肉が緊張した状態が長く続き、首がこる。

レントゲン撮影:口を閉じた状態:顎の付け根が深くかみ合いすぎている。(奥歯が深く低い噛み合わせ)

顎を開いた状態;顎を開いた際に顎のくぼみから外れている(特に右側)→このまま放っておくと軟骨がすり減る。
また、開けずらい状態になっている。
(顎の付け根への負担が大きい)


治療方法:上あごにスプリント(まずは1ミリから:保険診療内)をつけ、全体的に高さを出す。
そうすることで、3番のロックの状態を解除する。
(左右に動きやすい状態をつくる)
首や顔の緊張がとれ首のコリも改善する。

あくまでも、3番のロック(左右に動かしにくい)を改善するために、スプリントをつけるそうです。

ただし、スプリントを外すと元に戻るので、根本的に直すのであれば、矯正治療により噛み合わせを治すことが重要。

※歯を移動させて3番のロックを解除したほうがいいとは言っていましたが、詰め物によって、歯に高さをもたせるとはいっていませんでした。


疑問点:歯には低いところ(私の場合:奥歯の6番と7番が低い(上と下、両方とも計8本)。
下顎の4番(左)と上顎の4番が低い。)と高いところがあるのに、スプリントにより全体を上げたら、ほかに不調なところが出るのではないか?

上あごにスプリントをつけるのはよくないと聞いたことがあるのですが。
(下顎は歯並びが悪いためつけづらいそうです。)
上でも下でもどちらでもいいものなのでしょうか?

→私の歯の低いところや高いところにそってスプリントを作らないと意味がないのではないか?


身体も疲れやすく、口も開きにくいため、一時的(スプリント治療など)な回復でもいいのですが、上記のどちらの治療の方がいいのでしょうか?
また、ほかに治療方法があるのであれば、病院など教えて頂ければ嬉しいです。(四国在住)



素人考えなのですが、歯を削るのは怖く、私の歯の高さにあったをスプリントをつくり、一時的にでも全身の倦怠感や首の痛みなどをとり、症状がよくなれば歯の詰め物などで高さを出していくのがいいと思うのですが。
できれば、保険診療内だとうれしいです。


長文になり、大変申し訳ないのですがよろしくお願いします。
画像は口をめいいっぱい開けた状態と口をふつうに閉じた状態の写真です。

画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-03-23 19:52:32
西山です

顎関節症の治療には順序というものがあります。

原則は保存的治療から、つまり現在の噛み合わせは変化させずに対応してゆきます。
また、口があかないとのことですが、関節円板転位によるロック状態なら、歯科医の指導を受けた上での開口訓練が推奨されています(顎関節学会のHPにガイドラインが掲載されています)。


これらの考えは世界的にコンセンサスが得られている考え方で、このような考え方の治療を受けるのであれば、大学病院が良いのではないでしょうか。

行かれた2つの歯科医院での考え方は、わたしからみると???です。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-03-23 20:56:58
もし、これまで意図的に歯を削ったり盛り足したりした既往がなかったとしたら、何故、低く(高く)なったのでしょうかね?


私も、咬み合わせを変えないような治療を薦めたいと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-03-23 21:59:07
あいく さん こんばんは

現在のかみ合わせは、今までの生活の中で、体がバランスをとりながら出来ていますので、いきなり変えるとトラブルが出やすくなります。

取り外し式のスプリントの場合は、短時間使用の場合、元に戻るので、治療の方向が正しいかどうかの判断に使用します。
あくまでも、症状の緩和になるので、完全に治すのは難しいところです。


また、矯正では顎関節症は治らないというのも、多くの矯正専門医の意見です。

そういう点では、歯の低いところ・高いところを考慮したスプリントでなく、顎が楽に動くためのスプリントは、症状の緩和に有効でしょう。

ただし、顎や首などの痛みの原因は、かみ合わせだけから来るものではないので、その他の原因部分が強ければ(姿勢やストレス過多など)、効果は限定的になります。


当院の顎関節症の患者様は、まず顎のリラックスやストレッチ、首肩のマッサージなどで顎の筋肉を緩めること、くいしばりや頬杖などの癖を意識的にやめることで、1週間ぐらいで気にならなくなり、治療をすることほとんどありません。

歯医者に行くより、信頼できる接骨院へ行くように勧めています。


ご参考までに。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-03-23 22:13:11
こんばんは。カワサキです。

>歯を削るのは怖く、私の歯の高さにあったをスプリントをつくり、一時的にでも全身の倦怠感や首の痛みなどをとり、症状がよくなれば歯の詰め物などで高さを出していくのがいいと思うのですが。
>できれば、保険診療内だとうれしいです。

歯を削る・かぶせ物を入れるという、不可逆的な治療(処置)は、可能な限り避けた方がいいです。
逆に咬み合わせが狂い、状態が悪くなることもありますので、慎重に行った方がいいです。

顎関節症の治療(スプリント製作)は、健康保険の範囲内でも対応可能です。


ご参考までに。
お大事に。




タイトル [写真あり] 顎関節症、歯を削ったり矯正以外の治療法は?
質問者 あいくさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 顎関節症
その他(写真あり)
顎関節症用マウスピース・ナイトガード
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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