神経保護の処置方法を歯科医に聞くのは失礼になりますか?
相談者:
zxさん (45歳:男性)
投稿日時:2013-03-25 17:54:22
右下奥歯の詰め物がとれたので、近所の歯科医院で治療を受けました。
治療後、冷たいものがしみるので電話で問い合わせると、
「神経を抜いて、根幹治療をして、土台を作って、被せ物をつけないといけない」
と言われました。
神経を取ると歯が脆くなり、数年後に欠けたり、割れたりするので、この歯科医院で治療するのは止めました。
他の歯科医院で治療箇所をデンタルレントゲンで撮ってもらい、治療した歯を見ると神経の近くまで削られていました。
治療の継続をしていただけるので、
「神経の炎症を抑えたり、痛みを緩和する薬はありますか」
「もしあれば薬剤を塗布してから詰め物をする治療はできませんか」
と聞きましたが、
「そういう薬は無い、最近は詰め物の素材自体が良くなっている」
との返事でした。
一旦治療を保留して、自分でネットで調べてみました。
神経を保護する処置としては、
「直接歯髄覆罩」「間接歯髄覆罩」「裏装」
があり、薬の種類としては、
「グラスアイオノマーセメント系」「リン酸セメント系」
「レジン系」「水酸化カルシウム系:保険適応外」
がありました。
歯科相談室の回答に、歯をコーティングするというのもありました。
「神経が有る歯を削った場合、歯面にコーティング剤を塗布して
知覚過敏を防ぐ方法。」
「レジンの上からしみるのを止めるコーティング。」
質問1
神経を保護する治療法、薬剤、歯面に塗布するコーティングは
実際にはどのようなものがあるのでしょうか。
歯科医によってはやらない、知らないというのはあるのでしょうか。
質問2
患者側から治療法を言ったり、薬の種類等は聞くのは、歯科医の気分を害する、失礼になるので言わないほうがいいのか。
質問3
今の歯科医院で、神経を保護する処置を希望して治療してもらうか、他の歯科医院を受診して、最初に説明してから治療するのがいいのか。
今の症状
普段の生活や食事中は特に痛みは感じない。
就寝前はジンジンして気になる。
水、冷たいものがしみる。
治療後から症状は変わらない、痛みが酷くなったりはしてない。
神経を保護する処置、コーティング等で、少しでも症状が改善するならこのような治療を受けたい。
治療後、冷たいものがしみるので電話で問い合わせると、
「神経を抜いて、根幹治療をして、土台を作って、被せ物をつけないといけない」
と言われました。
神経を取ると歯が脆くなり、数年後に欠けたり、割れたりするので、この歯科医院で治療するのは止めました。
他の歯科医院で治療箇所をデンタルレントゲンで撮ってもらい、治療した歯を見ると神経の近くまで削られていました。
治療の継続をしていただけるので、
「神経の炎症を抑えたり、痛みを緩和する薬はありますか」
「もしあれば薬剤を塗布してから詰め物をする治療はできませんか」
と聞きましたが、
「そういう薬は無い、最近は詰め物の素材自体が良くなっている」
との返事でした。
一旦治療を保留して、自分でネットで調べてみました。
神経を保護する処置としては、
「直接歯髄覆罩」「間接歯髄覆罩」「裏装」
があり、薬の種類としては、
「グラスアイオノマーセメント系」「リン酸セメント系」
「レジン系」「水酸化カルシウム系:保険適応外」
がありました。
歯科相談室の回答に、歯をコーティングするというのもありました。
「神経が有る歯を削った場合、歯面にコーティング剤を塗布して
知覚過敏を防ぐ方法。」
「レジンの上からしみるのを止めるコーティング。」
質問1
神経を保護する治療法、薬剤、歯面に塗布するコーティングは
実際にはどのようなものがあるのでしょうか。
歯科医によってはやらない、知らないというのはあるのでしょうか。
質問2
患者側から治療法を言ったり、薬の種類等は聞くのは、歯科医の気分を害する、失礼になるので言わないほうがいいのか。
質問3
今の歯科医院で、神経を保護する処置を希望して治療してもらうか、他の歯科医院を受診して、最初に説明してから治療するのがいいのか。
今の症状
普段の生活や食事中は特に痛みは感じない。
就寝前はジンジンして気になる。
水、冷たいものがしみる。
治療後から症状は変わらない、痛みが酷くなったりはしてない。
神経を保護する処置、コーティング等で、少しでも症状が改善するならこのような治療を受けたい。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2013-03-25 18:21:18
zx さん、こんにちは。
質問1
いろいろな手法が考えられます。
(各メーカーから、幾多の銘柄の材料)
もちろん、私自身あらゆる方法を全て理解しているとは思えません。
質問2
私だったら、言っていただいても構いませんが、扱っている方法にも限りがありますから、ご希望が叶うかどうかは別問題かと思っています。
質問3
まずは、実際にお掛かりになる歯科医院で、出来るだけ歯髄を保存して欲しい旨をお伝えになってみてはいかがでしょう。
>普段の生活や食事中は特に痛みは感じない。
差し当たり、食事の時など必要な時以外は、上下の歯を接触させないように、意識して生活することをお勧めします。
>水、冷たいものがしみる。
出来るだけ、刺激を与えないよう安静にお過ごしください。
不可逆的な歯髄の炎症に繋がることも想定されます。
ご参考まで。
質問1
いろいろな手法が考えられます。
(各メーカーから、幾多の銘柄の材料)
もちろん、私自身あらゆる方法を全て理解しているとは思えません。
質問2
私だったら、言っていただいても構いませんが、扱っている方法にも限りがありますから、ご希望が叶うかどうかは別問題かと思っています。
質問3
まずは、実際にお掛かりになる歯科医院で、出来るだけ歯髄を保存して欲しい旨をお伝えになってみてはいかがでしょう。
>普段の生活や食事中は特に痛みは感じない。
差し当たり、食事の時など必要な時以外は、上下の歯を接触させないように、意識して生活することをお勧めします。
>水、冷たいものがしみる。
出来るだけ、刺激を与えないよう安静にお過ごしください。
不可逆的な歯髄の炎症に繋がることも想定されます。
ご参考まで。
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-03-25 18:24:29
質問1について
歯髄を保護する方法については物理的に保護する方法と薬剤の効果を期待する方法があります、実際は両方あわせて使用する事が多いです。
前者がグラスアイオノマーセメントやレジン等で物理的に歯髄からの距離をとり保護する方法です。
後者が水酸化カルシウムです(保険外では有りませんよ)。
質問2について
別に失礼になるとは思いませんが、希望が通るかは別問題です。
質問3について
今の医院が良いかは判りませんが何度も転院を繰り返すのはいいことではありません。
>就寝前はジンジンして気になる。水、冷たいものがしみる。
夜間歯痛が有ると言う事でしょうか、だとしたら歯髄の保存は難しいかもしれません。
歯髄を保護する方法については物理的に保護する方法と薬剤の効果を期待する方法があります、実際は両方あわせて使用する事が多いです。
前者がグラスアイオノマーセメントやレジン等で物理的に歯髄からの距離をとり保護する方法です。
後者が水酸化カルシウムです(保険外では有りませんよ)。
質問2について
別に失礼になるとは思いませんが、希望が通るかは別問題です。
質問3について
今の医院が良いかは判りませんが何度も転院を繰り返すのはいいことではありません。
>就寝前はジンジンして気になる。水、冷たいものがしみる。
夜間歯痛が有ると言う事でしょうか、だとしたら歯髄の保存は難しいかもしれません。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-03-25 21:23:10
神経の温存か、神経を取る(根管治療)かの判断は非常に難しいので、担当の先生にお任せする方がよいと思いますよ。
神経温存療法で使用する薬剤・術式も同様です。
患者さんは、当然のことながら医療機関を選ぶ権利をお持ちなはずです。
水酸化カルシウム製剤(ダイカル、ライフなど)は保険で使用できる薬剤のはずです。
但し、水酸化カルシウム(原材料)は使えないと思いますよ。
神経温存療法で使用する薬剤・術式も同様です。
患者さんは、当然のことながら医療機関を選ぶ権利をお持ちなはずです。
水酸化カルシウム製剤(ダイカル、ライフなど)は保険で使用できる薬剤のはずです。
但し、水酸化カルシウム(原材料)は使えないと思いますよ。
回答4
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2013-03-25 22:26:05
>質問1 神経を保護する治療法、薬剤、歯面に塗布するコーティングは 実際にはどのようなものがあるのでしょうか。
>歯科医によってはやらない、知らないというのはあるのでしょうか。
神経を保護する処置としては神経を直接保護する直接歯髄覆罩と神経を間接的に保護する間接歯髄覆罩があり、ガルボキシレートセメント、水酸化カルシウムなど材料もいくつかありますし、メーカーごとにあるので種類は多いと思います。
全ての薬剤を揃えてはいないと思いますが、保険適応なので基本的には治療可能だと思いますので先生に聞いてみてくださいね。
>質問2 患者側から治療法を言ったり、薬の種類等は聞くのは、 歯科医の気分を害する、失礼になるので言わないほうがいいのか。
私自身は問題ないですし、分かる範囲で回答していますが、先生によっては難しいかもしれませんね。
>質問3 今の歯科医院で、神経を保護する処置を希望して治療してもらうか、 他の歯科医院を受診して、最初に説明してから治療するのがいいのか。
「 神経の炎症を抑えたり、痛みを緩和する薬はありますか」 「もしあれば薬剤を塗布してから詰め物をする治療はできませんか」 と聞きましたが、 「そういう薬は無い、最近は詰め物の素材自体が良くなっている」
と回答されているのであれば希望されている神経の保護治療は困難かもしれませんね。まずは、再度聞いてみてくださいね。
それでダメであれば、他の歯科医院になってしまうかもしれませんね。
>歯科医によってはやらない、知らないというのはあるのでしょうか。
神経を保護する処置としては神経を直接保護する直接歯髄覆罩と神経を間接的に保護する間接歯髄覆罩があり、ガルボキシレートセメント、水酸化カルシウムなど材料もいくつかありますし、メーカーごとにあるので種類は多いと思います。
全ての薬剤を揃えてはいないと思いますが、保険適応なので基本的には治療可能だと思いますので先生に聞いてみてくださいね。
>質問2 患者側から治療法を言ったり、薬の種類等は聞くのは、 歯科医の気分を害する、失礼になるので言わないほうがいいのか。
私自身は問題ないですし、分かる範囲で回答していますが、先生によっては難しいかもしれませんね。
>質問3 今の歯科医院で、神経を保護する処置を希望して治療してもらうか、 他の歯科医院を受診して、最初に説明してから治療するのがいいのか。
「 神経の炎症を抑えたり、痛みを緩和する薬はありますか」 「もしあれば薬剤を塗布してから詰め物をする治療はできませんか」 と聞きましたが、 「そういう薬は無い、最近は詰め物の素材自体が良くなっている」
と回答されているのであれば希望されている神経の保護治療は困難かもしれませんね。まずは、再度聞いてみてくださいね。
それでダメであれば、他の歯科医院になってしまうかもしれませんね。
回答5
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2013-03-25 22:59:19
こんばんは。カワサキです。
>質問1
@水酸化カルシウム系列
Aクラスアイオノマー系列
Bアパタイト系列
C抗菌剤(3MIXなど)
などがあります。
>質問2
患者側から治療法を言ったり、薬の種類等は聞くのは、歯科医の気分を害する、失礼になるので言わないほうがいいのか。
その先生のキャラクターにもよりますが、失礼にはならないと思います。
>質問3
まずは、今の医院で、経過を観察したほうがいいと思います。
>質問1
@水酸化カルシウム系列
Aクラスアイオノマー系列
Bアパタイト系列
C抗菌剤(3MIXなど)
などがあります。
>質問2
患者側から治療法を言ったり、薬の種類等は聞くのは、歯科医の気分を害する、失礼になるので言わないほうがいいのか。
その先生のキャラクターにもよりますが、失礼にはならないと思います。
>質問3
まずは、今の医院で、経過を観察したほうがいいと思います。
相談者からの返信
相談者:
zxさん
返信日時:2013-03-27 17:56:29
回答6
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-03-27 21:28:53
転医されても保険制度上の問題はないはずです。
なるべく公的医療費は節約して欲しいとは思いますが。
保険適用の薬剤での見事な歯髄保存療法を見せていただいたことはあります。
某大学病院(そこの教授は有名です)での治療でした。
なるべく公的医療費は節約して欲しいとは思いますが。
保険適用の薬剤での見事な歯髄保存療法を見せていただいたことはあります。
某大学病院(そこの教授は有名です)での治療でした。
相談者からの返信
相談者:
zxさん
返信日時:2013-03-28 18:17:45
小林先生、細見先生、藤森先生、川崎先生、加藤先生、
お忙しいなか、ご回答いただきありがとうございました。
今の歯科医院に行って、事情を説明してから転院するか決めます。
何も言わず勝手に転院するのも、今の先生に失礼になります。
今回の経緯ですが、詰め物が取れただけで痛みが無いので、少し削ってレジン充填で終わると思ってました。
パノラマレントゲンを撮りましたが、
「レントゲンを見てもよく分からない」
「中が虫歯になってる」
「虫歯が何処まであるか削ってみないと分からない」
と言い、麻酔を打ってすぐに削り始め、痛いと手を上げるまで削られました。
パノラマではなくデンタルレントゲンで、治療箇所の拡大部分をとれば治療前に診断が出来た筈です。
最初は応急処置だけにして、歯科医の説明に納得いかなければ
治療を断れば良かった。
家から近いという理由だけで、受診した事を後悔しています。
神経を取るのを拒む理由として、過去に酷い治療をされたからです。
30年前に説明無しに麻酔を打たれて前歯と奥歯の神経を抜かれ、数年後に折れて、差し歯と銀歯にする羽目になりました。
神経を取らないで済む可能性があるなら、歯髄保存療法をして貰える歯科医院で治療を受けたい。
お忙しいなか、ご回答いただきありがとうございました。
今の歯科医院に行って、事情を説明してから転院するか決めます。
何も言わず勝手に転院するのも、今の先生に失礼になります。
今回の経緯ですが、詰め物が取れただけで痛みが無いので、少し削ってレジン充填で終わると思ってました。
パノラマレントゲンを撮りましたが、
「レントゲンを見てもよく分からない」
「中が虫歯になってる」
「虫歯が何処まであるか削ってみないと分からない」
と言い、麻酔を打ってすぐに削り始め、痛いと手を上げるまで削られました。
パノラマではなくデンタルレントゲンで、治療箇所の拡大部分をとれば治療前に診断が出来た筈です。
最初は応急処置だけにして、歯科医の説明に納得いかなければ
治療を断れば良かった。
家から近いという理由だけで、受診した事を後悔しています。
神経を取るのを拒む理由として、過去に酷い治療をされたからです。
30年前に説明無しに麻酔を打たれて前歯と奥歯の神経を抜かれ、数年後に折れて、差し歯と銀歯にする羽目になりました。
神経を取らないで済む可能性があるなら、歯髄保存療法をして貰える歯科医院で治療を受けたい。
回答7
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2013-03-28 19:56:22
>神経を取らないで済む可能性があるなら、
>歯髄保存療法をして貰える歯科医院で治療を受けたい。
よろしいのではないでしょうか。
頑張って探されてみてください。
(ウチも可能であれば極力抜髄はしない方針です)
しかし、そうおっしゃられる患者さんに限って「残念な結果」になってしまう事が多々あります。
>歯髄保存療法をして貰える歯科医院で治療を受けたい。
よろしいのではないでしょうか。
頑張って探されてみてください。
(ウチも可能であれば極力抜髄はしない方針です)
しかし、そうおっしゃられる患者さんに限って「残念な結果」になってしまう事が多々あります。
回答8
池原歯科医院(大阪市東成区)の池原です
回答日時:2013-03-28 21:50:10
こんばんは。
>神経を取らないで済む可能性があるなら、
歯髄保存療法をして貰える歯科医院で治療を受けたい。
私も出来るだけ神経は取らない方がいいと思います。
しかし、それにこだわるあまり、痛みやしみなどの症状によるストレスで、生活の質が落ちてしまう懸念もあります。
勿論、zxさんの納得いくようにされるのが一番いいと思いますが、日常生活に支障がでるほどにまで我慢はされない方がいいと思います。
>神経を取らないで済む可能性があるなら、
歯髄保存療法をして貰える歯科医院で治療を受けたい。
私も出来るだけ神経は取らない方がいいと思います。
しかし、それにこだわるあまり、痛みやしみなどの症状によるストレスで、生活の質が落ちてしまう懸念もあります。
勿論、zxさんの納得いくようにされるのが一番いいと思いますが、日常生活に支障がでるほどにまで我慢はされない方がいいと思います。
タイトル | 神経保護の処置方法を歯科医に聞くのは失礼になりますか? |
---|---|
質問者 | zxさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 虫歯その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。