齲蝕の見落としと治療後の経過観察について

相談者: NAKAMIYAさん (29歳:女性)
投稿日時:2013-04-02 13:17:39
こんにちは。

私は、母が歯科衛生士だったこともあり、29才まで1度も齲蝕になったことがないです。
私自身も齲蝕予防の重要性をよくわかっており、年に一度の定期検診と、毎日の歯磨きフロス含む)を欠かしたことはありません。


11月に某大学病院口腔外科にて、左上7番が要観察歯といわれ、特に気をつけていたのですが、先日、左下6番に違和感を覚えたため、近くの歯科医院を受診しました。

結果、左下6・7番の交合面がc1とのことで、その場で切削されてしまいました。
この時はグラスアイオノマーセメント仮封を行い、様子を見てからまたレジン充填を行うとの説明でした。

2回目の受診で、レジン充填が終了し、治療は一通り終わりました。



質問は、

1、
齲蝕は短期間で進むものではないのに、なぜいきなりc1が見つかったのか。
これは以前受診した歯科医の見落としでミスではないのか。


2、
c1なのになぜ切削されて、レジン充填までされてしまったのか。
MIが主流なのに、やはり齲蝕があったら削られてしまうのか。


3、
これだけ気をつけて、定期検診まで行っていても、結局齲蝕になってしまうのは仕方ないことなのか。


4、
ラバーダム齲蝕検知液を使用されなかったので、二次カリエスになるのではないかと質問したら、c1程度なら使わないとの回答があったがそういうものなのか。


5、
上記のことは納得はいかないが、取り返しがつかないことなので、今後、二次カリエスにならないために年一度の受診で問題ないのか。


の5点です。
正直、この年になって齲蝕になったことが、気をつけていただけにものすごくショックです。
回答をよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-04-02 13:21:48
NAKAMIYA さん、こんにちは。

1、要観察歯=C0とC1との間には、明確な境界がある訳でもなく、歯科医師の判断によるかと思います。

同じ歯科医院で診続けていただいたのであれば、経過観察のままだったかもしれません。



2、事前に説明し了解を得たor聞いていないの関係は、実際の様子が分かりませんので、判断のしようもありません。

ただ、主訴が違和感ということで受診なさったので、治療に踏み切ったのかもしれません。



3、NAKAMIYA さんが日常の生活でどれだけ気を付けていらっしゃるかは分かりかねますが、虫歯になってしまったのは仕方がないことではく、食事や間食の摂り方や、プラークコントロールに何かしら問題があったのかもしれません。



4、ラバーダム齲蝕検知液を使用しなかったからといって、二次カリエスになるという話は、私は聞いたことがありません。



5、食生活の習慣や、歯磨きの上手さなどが分かりませんので一概には言えませんが、年に一度の定期健診で治療に踏み切る虫歯がみつかったということならば、もっと間隔が短くても良さそうに思います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-04-02 13:41:53
こんにちは、

>1、齲蝕は短期間で進むものではないのに、なぜいきなりc1が見つかったのか。
>これは以前受診した歯科医の見落としでミスではないのか。

小林先生がおっしゃるように臨床上CO、C1、の境界はなく先生の主観で決まります。

ですので、先生が変わる度にその判断は異なります。


また治療に際しても先生毎に違い、私はC1は削りません。
29歳の咬合面であればそのまま虫歯が停滞することが多いから、積極的な治療は避けます。



>2、c1なのになぜ切削されて、レジン充填までされてしまったのか。
>MIが主流なのに、やはり齲蝕があったら削られてしまうのか。

予防的アプローチをしようとすれば、予防にかなり力を入れている歯科医院を受診してもらう必要はありますね。
また予防は保険適応外ですから、自費治療での管理になるかと思います。


個人的には、MIという言葉だけが先行している感もありますが^^;



>3、これだけ気をつけて、定期検診まで行っていても、結局齲蝕になってしまうのは仕方ないことなのか。

先に書いたようにC1の診断は先生によって変わってしまいます。

転院を繰り返す人ほど過剰な治療を受けている部分はあります。



>4、ラバーダム齲蝕検知液を使用されなかったので、二次カリエスになるのではないかと質問したら、c1程度なら使わないとの回答があったがそういうものなのか。

小林先生と同じで、治療中のラバーダムが虫歯を抑制する訳ではありませんよ^^;
またC1程度のものなら理論上、0.3〜0.7mm程度深く削れば象牙質まで削らることになりますから、検知液もさほど必要性を感じませんね。



>5、上記のことは納得はいかないが、取り返しがつかないことなので、今後、二次カリエスにならないために年一度の受診で問題ないのか。

健診を受けるのであれば、予防的なことに力を入れている歯科医院の方がいいと思いますよ^^

(保険治療の健診は衛生士歯石を取って終わりの場合は大半です。
これは予防ではなく歯周治療です^^;)


おだいじに

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-04-02 17:01:28
そうですね…。

お二人の先生方の書かれている通りだと思います。


>以前受診した歯科医の見落としでミスではないのか。

CO〜C1に対する診断、治療方針は歯科医ごとに全て異なります。

また、同じ歯科医が同じような状態の虫歯を診たとしても患者さんごとに事なります。


例えば…
定期的にメインテナンスに通われているAさんと飛び込みでいらっしゃったBさん。
見た目には全く同じ状態だったとしても、Aさんは次回必ず来院されると言う保証がありますから「経過観察しましょう」と言うでしょうし、Bさんは「もしかしたら来なくなってしまうかもしれない」ので「削りましょう」と言うかもしれません。



>これだけ気をつけて、定期検診まで行っていても、結局齲蝕になってしまうのは仕方ないことなのか。
>今後、二次カリエスにならないために年一度の受診で問題ないのか。

私見ですが、ご自身のブラッシング(セルフケア)、定期的なメインテナンス(プロフェッショナルケア)などのプラークコントロールだけで、う蝕予防ができるとは思えません。

プラークコントロールに加え、「力」のコントロール」と「栄養素」のコントロールが出来ていないとう蝕から歯を守り切る事はできないような気がしています。
(あくまでも私見です)



ただ、いずれにしても文面から想像すると、今回かかられた歯医者さんは残念ながらNAKAMIYAさんのニーズには合わなかったような気がします。
(その先生がダメなわけではありません、NAKAMIYAさん以外の方にはマッチしている可能性があるからです)


ですので、もし今後、他の歯医者さんにかかられるとすれば、井野先生の書かれているように「予防」に力を入れている歯医者さんを探される事をお勧めいたします。
健康保険の範囲に予防は含まれませんし、定期健診も本来は保険適応ではありませんのでお間違いなく)

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: NAKAMIYAさん
返信日時:2013-04-02 18:13:44
回答ありがとうございました。


5年間引っ越しの繰り返しで、転院したくなくてもせざるを得ない状況で、かかりつけを探そうとした矢先の出来事でした。
サイトには予防歯科と書いてあり、身内がかかっていたこともあったのでそちらを受診したのですが、結果としては不満の残る治療になってしまいました。


もう1つだけ、レジン充填一カ所というのは、口腔の状態として悪くない方なのでしょうか。
始めにも書きましたが、齲蝕0ということがとても自慢だっただけにショックが大きいです。

私にとっては齲蝕0が齲蝕1になってしまったので、これから同じようにしていても、どんどん齲蝕が増えるのではないかと不安です。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-04-02 18:59:51
NAKAMIYA さん、ご返信ありがとうございます。

レジン充填一カ所というのは、口腔の状態として悪くない方なのでしょうか。

はい、非常に良好な部類に入るかと思います。

NAKAMIYA さんご自身も頑張っていらっしゃると推測できますし、お母さまによるところも多いかもしれませんね。

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-04-02 19:00:24
>私にとっては齲蝕0が齲蝕1になってしまったので、これから同じようにしていても、どんどん齲蝕が増えるのではないかと不安です。

それはないので気にしなくていいと思いますよ^^;

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タイトル 齲蝕の見落としと治療後の経過観察について
質問者 NAKAMIYAさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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