3歳、シーラント施術中パニックに。噛合せ検査なしで今後は?
相談者:
1000さん (40歳:女性)
投稿日時:2013-04-08 10:21:53
こんにちは。
よろしくお願いいたします。
先日、3歳の娘の歯の検査とフッ素塗布のつもりで来院。
先生にシーラントを薦められ、施術していただくことに。
ところが娘は口内に綿を入れられ、水を入れられ、パニック状態。
そこを先生と受付の方に力ずくで押さえつけられ(光照射のため)、どうにか終了。
先生は
「では今日は右下奥歯だけにしておきます。
左下半分は次回施術します」
とのこと。
次回の予約をして帰りました
娘は医院を出るなり
「もう甘いもの食べない。歯医者さんにいかない」
と本当に食べなくなりました。
親としてはそれはとてもいい状況なのですが、すでに予約をいれているのでどうしたらいいだろうかと、ネットで調べこのサイトにたどり着き勉強してみました。
するとシーラントは定期検査が必要とのこと。私は「フッ素塗布の効果が長続きする施術」くらいの気持ちで受けてしまいました。
また施術の後、噛み合わせの検査もなく、もしかしたら今まで何の問題もなかった娘の歯に何か悪いことをしてしまったのではないかと、不安に感じております。
今では、左下奥歯のシーラントは必要ないと思っています。
しかし右下奥歯の施術した部分が取れた場合、どうしたらいいのでしょう?
取れてしまったほうがいいとも思いますが、シーラントは継続しないと虫歯になりやすいともあり、不安です。
よろしくお願いいたします。
先日、3歳の娘の歯の検査とフッ素塗布のつもりで来院。
先生にシーラントを薦められ、施術していただくことに。
ところが娘は口内に綿を入れられ、水を入れられ、パニック状態。
そこを先生と受付の方に力ずくで押さえつけられ(光照射のため)、どうにか終了。
先生は
「では今日は右下奥歯だけにしておきます。
左下半分は次回施術します」
とのこと。
次回の予約をして帰りました
娘は医院を出るなり
「もう甘いもの食べない。歯医者さんにいかない」
と本当に食べなくなりました。
親としてはそれはとてもいい状況なのですが、すでに予約をいれているのでどうしたらいいだろうかと、ネットで調べこのサイトにたどり着き勉強してみました。
するとシーラントは定期検査が必要とのこと。私は「フッ素塗布の効果が長続きする施術」くらいの気持ちで受けてしまいました。
また施術の後、噛み合わせの検査もなく、もしかしたら今まで何の問題もなかった娘の歯に何か悪いことをしてしまったのではないかと、不安に感じております。
今では、左下奥歯のシーラントは必要ないと思っています。
しかし右下奥歯の施術した部分が取れた場合、どうしたらいいのでしょう?
取れてしまったほうがいいとも思いますが、シーラントは継続しないと虫歯になりやすいともあり、不安です。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-04-08 11:24:01
臼歯の深い溝(深すぎて薬物が届きにくい)は、飲食に伴い汚染され続け脱灰が進み虫歯になるという転帰をとりやすいので、シーラントで溝をふさいでしまうことにより汚染されないようにしてしまうという予防治療は日常臨床でよく行われています。
3歳で虫歯がゼロという現状の生活習慣が、乳臼歯が生え変わる小学高学年まで継続できるかどうかによって、要不要の判断は分かれると思います。
(萌出後、しばらくすれば歯は唾液によってだんだん強化されることが普通ですが・・)
食生活だけで虫歯ゼロで成長できる子どもも多くおられますし、フッ素だけでOKという子も多いですし、シーラントをしておいてよかったという子もおり、また、何をしても虫歯を作ってくる子もいます。
色々です。
今回、大変な思いをしてシーラントなど二度とさせたくない、したくないと思われたのでしたら、生活習慣を維持することで虫歯を作らないようにされればいいのだと思います。
大事なことをいろいろ学ばれたのではないでしょうか?
>シーラントは定期検査が必要とのこと。
シーラントをしたしないに関わらず歯科に定期的に通院し、チェックしたり、クリーニングてもらうことは、今では当たり前のように行われています。
また、お子さんの成長に伴い歯の交換期がやってまいりますから、顎や歯列の発育を正常に導いてもらうためにも歯科を定期的に受診するようにされる習慣はよいことだと思います。
>右下奥歯の施術した部分が取れた場合、どうしたらいいのでしょう?
>取れてしまったほうがいいとも思いますが、シーラントは継続しないと虫歯になりやすい
とれた場合、口腔内の虫歯のリスクが高くないならばそのままでも大丈夫でしょうし、虫歯のリスクが高いお口ならば再度施術してもらいましょう。
加齢とともに理解度も協力度も高まるものですから、ご安心されてもいいと思います。
>噛み合わせの検査もなく
咬みにくくないか?高くないか?尋ねてみて何ともないようならば、問題ないことが多いです。
シーラントの施術法から考えて、溝だけ埋めるのですから、咬みあわせに問題が出ることは稀です。
また、シーラントの物性上多少高いところがあってもしばらくすれば問題がなくなるものです。
もしも、お子さんが何か訴えるようならば躊躇せずに再受診されればいいと思います。
すぐ、調整できるものです。
参考にしてみてください。
3歳で虫歯がゼロという現状の生活習慣が、乳臼歯が生え変わる小学高学年まで継続できるかどうかによって、要不要の判断は分かれると思います。
(萌出後、しばらくすれば歯は唾液によってだんだん強化されることが普通ですが・・)
食生活だけで虫歯ゼロで成長できる子どもも多くおられますし、フッ素だけでOKという子も多いですし、シーラントをしておいてよかったという子もおり、また、何をしても虫歯を作ってくる子もいます。
色々です。
今回、大変な思いをしてシーラントなど二度とさせたくない、したくないと思われたのでしたら、生活習慣を維持することで虫歯を作らないようにされればいいのだと思います。
大事なことをいろいろ学ばれたのではないでしょうか?
>シーラントは定期検査が必要とのこと。
シーラントをしたしないに関わらず歯科に定期的に通院し、チェックしたり、クリーニングてもらうことは、今では当たり前のように行われています。
また、お子さんの成長に伴い歯の交換期がやってまいりますから、顎や歯列の発育を正常に導いてもらうためにも歯科を定期的に受診するようにされる習慣はよいことだと思います。
>右下奥歯の施術した部分が取れた場合、どうしたらいいのでしょう?
>取れてしまったほうがいいとも思いますが、シーラントは継続しないと虫歯になりやすい
とれた場合、口腔内の虫歯のリスクが高くないならばそのままでも大丈夫でしょうし、虫歯のリスクが高いお口ならば再度施術してもらいましょう。
加齢とともに理解度も協力度も高まるものですから、ご安心されてもいいと思います。
>噛み合わせの検査もなく
咬みにくくないか?高くないか?尋ねてみて何ともないようならば、問題ないことが多いです。
シーラントの施術法から考えて、溝だけ埋めるのですから、咬みあわせに問題が出ることは稀です。
また、シーラントの物性上多少高いところがあってもしばらくすれば問題がなくなるものです。
もしも、お子さんが何か訴えるようならば躊躇せずに再受診されればいいと思います。
すぐ、調整できるものです。
参考にしてみてください。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2013-04-08 12:48:56
>噛み合わせの検査もなく
シーラントの場合には、咬みあわせは溝の部分に填入するわけですから、咬みあわせは気にする必要は普通ありません。
以前は冠をかぶせなくてはならないような治療をすることがありましたが、子供の場合には適応力が強く、少々高めの冠でも全くと言っていいほど問題なく、歯列に適応していきました。
シーラントの場合には、咬みあわせは溝の部分に填入するわけですから、咬みあわせは気にする必要は普通ありません。
以前は冠をかぶせなくてはならないような治療をすることがありましたが、子供の場合には適応力が強く、少々高めの冠でも全くと言っていいほど問題なく、歯列に適応していきました。
回答3
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2013-04-08 15:42:13
こんにちは。
ネットなどで病気やその治療法を調べれば反対意見の方が普通は多く検索されます。
その方が話題性が高く記事にしやすいですし、その方が興味を引くので当然閲覧する方々の目に止まりやすく、その分アクセスが増えるためにさらに検索で引っかかりやすくなるでしょう。
シーラントの咬みあわせに関しては松山先生のお書きになっているように、裂溝だけの処置なので通常では咬合に大きく関与することは少ないと思います。
ただ何も今後しなくてよいかというと、そういう意味ではありません。
>今では、左下奥歯のシーラントは必要ないと思っています。
これは歯科医師の診断の含まれていない単なるご希望であるので何とも言えません。
そういう観点で考えれば、今後「何もやらなくていいですよ」という意見はここではなかなか得られないと思います。
押さえつけて光照射したようですが、例えば逆に押さえつけるのがかわいそうで止めてしまった場合は何もしなかったのと同じです。
言い換えれば、治療が必要だったお子さんなのに「かわいそう」という当人以外の客観的な「感情」のせいでお子さんは治療を受けられなかったという事に他なりません。
むしろ頑張った事をほめてあげて今後につないでいただきたいなというのが私の感想です。
ネットなどで病気やその治療法を調べれば反対意見の方が普通は多く検索されます。
その方が話題性が高く記事にしやすいですし、その方が興味を引くので当然閲覧する方々の目に止まりやすく、その分アクセスが増えるためにさらに検索で引っかかりやすくなるでしょう。
シーラントの咬みあわせに関しては松山先生のお書きになっているように、裂溝だけの処置なので通常では咬合に大きく関与することは少ないと思います。
ただ何も今後しなくてよいかというと、そういう意味ではありません。
>今では、左下奥歯のシーラントは必要ないと思っています。
これは歯科医師の診断の含まれていない単なるご希望であるので何とも言えません。
そういう観点で考えれば、今後「何もやらなくていいですよ」という意見はここではなかなか得られないと思います。
押さえつけて光照射したようですが、例えば逆に押さえつけるのがかわいそうで止めてしまった場合は何もしなかったのと同じです。
言い換えれば、治療が必要だったお子さんなのに「かわいそう」という当人以外の客観的な「感情」のせいでお子さんは治療を受けられなかったという事に他なりません。
むしろ頑張った事をほめてあげて今後につないでいただきたいなというのが私の感想です。
回答4
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2013-04-08 21:13:59
お子さんが泣いているのを見ているのはつらいのはよくわかりますが、お子さんが泣くようなことを避けることがお子さんにとって有益であるとは限りません。
質問の文面からは、大切なことを学ばれたのではなくて、誤って学習してしまったような気がしてなりません。
(3歳のお子さんのことではなくて1000さん自信のことです)
このサイトのシーラントに関係した質問をご覧になられたのでしたら、もう一度別の質問も含めて、担当医がされた処置に対して肯定的な意見も冷静に読んでみられることをお勧めします。
歯医者を嫌いになっても患児が健康であるのなら何の問題もないですし、歯医者を悪者にして生活指導や歯磨きの習慣づけをされることも(大人になるまでは虫歯や歯周病にしないのであれば)私は悪いとは思いませんが、誤った知識を植えつけるのは後々のことを考えると有益でない可能性が高いと思います。
質問の文面からは、大切なことを学ばれたのではなくて、誤って学習してしまったような気がしてなりません。
(3歳のお子さんのことではなくて1000さん自信のことです)
このサイトのシーラントに関係した質問をご覧になられたのでしたら、もう一度別の質問も含めて、担当医がされた処置に対して肯定的な意見も冷静に読んでみられることをお勧めします。
歯医者を嫌いになっても患児が健康であるのなら何の問題もないですし、歯医者を悪者にして生活指導や歯磨きの習慣づけをされることも(大人になるまでは虫歯や歯周病にしないのであれば)私は悪いとは思いませんが、誤った知識を植えつけるのは後々のことを考えると有益でない可能性が高いと思います。
相談者からの返信
相談者:
1000さん
返信日時:2013-04-08 21:59:00
こんなに早く専門家の方々のご意見をお聞きでき、感謝しております。
私は今海外に住んでおりまして、年2回帰国した際に歯科医院に通院し、何か問題があればその滞在期間中に問題を解決していただき、安心して戻るということを繰り返しています。
あちらで歯科医院に行かれた方の話をお聞きしますと、技術的にも金銭的にもできれば行きたくないと思っています。
今回少し性急に投稿させていただいたのは、何か突発的なことがありますと、あちらでは対処できないのではという強迫観念があり、少し焦っていたところがあったかもしれません。
(特に子供に関しては)
しかし、シーラントはその物質の性質から噛合せに関して心配せずとも良いことをお聞きでき、安心致しました。
わたしは噛合せをしっかり調整しないと、そのシーラントによって今何の問題もない歯が削れてしまうのではと考えておりました。
そしてそのシーラントが取れてしまったら、虫歯になりやすいだけではなく、今度は逆に噛合せが悪くなってしまうこともあり再度シーラントを施術しなくてはいけないのではと想像していました。
岡山の船橋先生、武蔵野の松山先生、横浜の田中先生、千葉の森川先生、ほか皆様方ありがとうございました。
これからも勉強させていただきたいと思います。
私は今海外に住んでおりまして、年2回帰国した際に歯科医院に通院し、何か問題があればその滞在期間中に問題を解決していただき、安心して戻るということを繰り返しています。
あちらで歯科医院に行かれた方の話をお聞きしますと、技術的にも金銭的にもできれば行きたくないと思っています。
今回少し性急に投稿させていただいたのは、何か突発的なことがありますと、あちらでは対処できないのではという強迫観念があり、少し焦っていたところがあったかもしれません。
(特に子供に関しては)
しかし、シーラントはその物質の性質から噛合せに関して心配せずとも良いことをお聞きでき、安心致しました。
わたしは噛合せをしっかり調整しないと、そのシーラントによって今何の問題もない歯が削れてしまうのではと考えておりました。
そしてそのシーラントが取れてしまったら、虫歯になりやすいだけではなく、今度は逆に噛合せが悪くなってしまうこともあり再度シーラントを施術しなくてはいけないのではと想像していました。
岡山の船橋先生、武蔵野の松山先生、横浜の田中先生、千葉の森川先生、ほか皆様方ありがとうございました。
これからも勉強させていただきたいと思います。
タイトル | 3歳、シーラント施術中パニックに。噛合せ検査なしで今後は? |
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質問者 | 1000さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
シーラント 小児歯科治療 海外その他 子供の虫歯予防 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。