受け口の外科手術。骨格の違い、日帰りで親知らず4本抜歯(ドイツ)

相談者: ともりんりんさん (22歳:女性)
投稿日時:2013-04-14 01:49:34
こんにちは、初めて投稿させていただきますドイツ在住の学生です。

子供の頃から歯並びが悪く歯が痛むこともよくあったので、矯正をしようと8歳の時受診したところ、歯列矯正だけじゃ根本的な解決にならず、受け口の外科的手術を受けないと痛みはとれない、受け口の手術は18歳にならないとできないから今矯正だけしてもあまり意味がないので、18歳以上になってから併せて治療してくださいと言われました。

それからも時折痛みを感じたため、その度歯医者さんを受診し負担の掛かってる歯を少し削って負担を軽くするという治療をしていただいていました。

18歳になった年に19歳の夏からのドイツ留学が決まっていたので、長期での治療ができないと判断し治療は控えていたのですが、ドイツでの大学生活があと3年のびたので、ドイツで治療を始めようと先日歯科医を受診しました。

日本でいつもかかっていた歯医者さんに説明された通りに説明したら、ドイツの歯医者さんも納得されてこれからの治療行程について説明されました。


1,親知らず4本抜歯し、横に生えた親知らずによって傷ついた隣の歯(右下7番)の少し欠けた部分を埋める。

2,歯列矯正

3.受け口の外科手術



質問が二つあります。

1,全身麻酔で一度に4本抜歯します。
部分麻酔で2本ずつか全身麻酔で4本抜くかで選べたのですが、保険がきくため両方自己負担ゼロだと聞いて、一回で全てすむ方が学業に支障がでにくいかなと思い、全身麻酔を選びました。

他の方の質問も拝見したのですが、みなさん全身麻酔で一度に4本抜かれる場合は入院が多かったです。
私は入院などは一度も案内されませんでした。
とても普通な感じで説明を受けたのですが、入院するほど痛みを伴うのでしょうか。
また手術後のために、あらかじめ流動食などを用意しておいた方がいいのでしょうか。


2,この行程を説明された後日本にいる父に相談しました。
父は外科医なのですが、一度白人の方の手術に(歯ではありませんが)立ち会ったことがあり、あまりにも骨格が違ったので手術も大変だったと言っていました。
そのため日本人である私が、ドイツで受け口の外科手術を受けることにとても不安を持っています。

父は、歯科関係は専門ではないため何とも言えないと言っていましたが、歯医者様方はどう思われますか?

1ヶ月くらいの長期であれば夏などに日本に帰れるのですが、矯正をドイツ、手術を日本でするというのは可能でしょうか?
一月では短すぎるでしょうか?
それともドイツで手術を受けても大差ないのでしょうか?

長々と失礼しました。
説明が不十分でしたら申し訳ありません。

ドイツでは、老後も自分の歯で暮らせるようにと大人になって歯の治療をする人が増えていると聞き、私も将来自分の歯と暮らしていきたいと思い、今更かなとも思ったのですが治療をしてみようと思いました。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-04-14 03:35:25
こんにちは。

どれが正しいという結論は出ませんが、一般的に考えると外科を含む矯正の場合には、矯正科医と口腔外科医がお互い連携できていないと、何か問題が生じた時に対処が遅れたりしてしまう事が懸念されるため、日本とドイツをまたにかけての外科矯正はお奨めできない気がします。



親知らずの抜歯は、日本では1本ずつ抜いてゆく事が多いですが、海外ではいっぺんにやってしまう事がむしろポピュラーだと思います。

入院する場合しない場合もどちらもあるので、気になるようでしたら前以てそれは抜歯していただくクリニックで再度ご質問してみてよいと思います。


通常はわざわざ抜歯直後に食事をしようとなどしなければ、ごく普通のお食事は可能と思われます。

なのでご自身の生活のペースに合わせて選択していただいてもよいと思いますよ。

4本抜いたら痛みが4倍という意味じゃありませんので^^;
ただ痛くないといってしまうとウソになります。

ただの抜歯であっても合併症を起こしてしまったり、思ったより切開や剥離の範囲が広かった場合などには、そこそこお痛み・腫れはでる可能性がありますので、抜歯を予定する際には、その後1週間程度は大事な用事などが入らないような時期を選択するべきでしょう。


それと全身麻酔から醒めてゆくまでの間、けっこうヘロヘロになる場合がありますので、できれば付き添っていただける方をお願いした方がよいかも知れません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-04-14 09:38:00
コミュニケーションに問題がないのかが一番のポイントだと思います。

親不知の4本同時抜歯は、日本では、一般的には、入院を前提とした治療です。

理由は、術後の腫脹、出血の影響で、術後に、問題が発生した場合には、入院管理下に置かれていなければ、リスクが高いからです。
特に、まわりに家族がいらっしゃらない環境であれば、とても心配です。

ドイツの主治医も、外科的なリスクを把握されていると思いますが、語学的な問題を背景として、充分な意思疎通が難しかったという可能性が疑われます。


また、外科矯正も同様に、担当医とのコミュニケーションが確立できるのかが、決定的なポイントになると思います。

矯正治療では、患者さんの状態(問題点)を分析・診断し、患者さんとの相談の上で、治療ゴールを決定してから、治療を開始することになります。

しかし、外科矯正の場合には、患者さんと矯正担当医だけではなく、執刀担当医とも、治療開始前に、充分にコミュニケーションをとって、充分な説明を受けてから、術前矯正を開始することが必要となります。

また、治療期間(少なくとも1年半ぐらいは必要です)中にも、細かなコミュニケーションが必須となります。
手術後には、術後矯正の期間もあります。
 

また、お父さんが心配されているとおり、西洋人と東洋人では、骨格に、大きな差が存在します。

さらに、矯正治療において、どのような治療ゴールが好まれるかという一般的な感覚においても、大きな差が存在します。

親不知の抜歯は、何とも言えませんが、外科矯正治療に関しては、日本に帰国されてから、治療開始された方が無難だと思います。

P.S. 田中先生もご指摘されていますが、ドイツで術前矯正を行い、外科矯正手術を日本で行うという治療方法は、矯正医と執刀医がチームとして機能することが前提である、外科矯正治療では、危険だと思います。 

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 受け口の外科手術。骨格の違い、日帰りで親知らず4本抜歯(ドイツ)
質問者 ともりんりんさん
地域 海外
年齢 22歳
性別 女性
職業 大学生・短大生・専門学生
カテゴリ 矯正で抜いた・抜く予定
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
ドイツ
全身麻酔
全身麻酔による親不知の抜歯
外科矯正
下顎前突(受け口)
回答者




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