[写真あり] 衛生士による歯周病治療を半年以上受けているのに悪化

相談者: marumarumaruさん (39歳:女性)
投稿日時:2013-04-10 15:41:17
以前から、左上奥歯らへんがうずくような感じがあり、昨年の9月に近所の歯科に診てもらいました。

レントゲンを撮りましたが、異常はないとのことでした。
その後気になったので、もう一度診てもらいましたが、やはり異常ないとのことで診察は終了しました。


その後、歯のクリーニングをしてもらいに行くと、歯肉炎になっているから、しばらく定期的に通ってくださいと言われ、先日まで月1で通っていました。
その治療はずっと歯科衛生士さんだけで行われました。

歯茎の腫れがひどいから、腫れがひいてから歯石をとりますとのことで、毎月、主に歯ブラシで、前歯中心に、腫れている歯茎のマッサージや、磨き方を教わりました。

あと、歯が薄黄色に変色してるとのことで、2か月に1度、グラインダー?みたいな機械で前歯を中心に磨いてもらってました。



先日、治療から帰って、鏡で前歯を見てみると、上右前の歯がマットにがさがさになっていました。

これはエナメル質がはがれてしまっているのではないでしょうか?
機械で磨きすぎとは考えられますか?

それと、毎月治療に行ってるのにもかかわらず、左上奥のところの歯槽骨がとけてきていると言われ、歯間ブラシでそうじされると血がかなり出ました。

なぜ今までわからなかったんでしょうか?と尋ねると、衛生士さんは、

「歯茎の腫れが引いてきたので今回わかりました」

とおっしゃいました。

歯周ポケットの検査もしましたが、深さが3〜5と、以前より悪くなっているように思いました。
なので、なんで今頃?と思いました。



その場所が前より常に痛痒くなっているのですが、次の治療は一か月先でいいと言われ、いつものマッサージだけでその日は終了しました。

その歯はいちばん初めにうずいていた場所で、最初に自覚症状があったにもかかわらず、見落とされて悪化してしまったんじゃないかと、大変不信感を持っております。



エナメル質も歯槽骨も、失うと再生しないと知ったので、今後どういう治療をしたらよいのでしょうか?

一応、明日歯医者に行ってこのことを話そうと思っています。

歯医者は歯周病専門医のいるところに変えようと思ってますが、もし治療が必要になった場合、この歯医者で治療をするべきでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-04-10 17:39:27
marumarumaru さん、今日は


エナメル質がはがれることはないと思います。

マッサージは歯周病の治療にあまり効果がありません。


歯周病の治療を得意とする先生に、一度診てもらわれた方が良いかもしれません。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-04-10 19:45:50
こんばんは。
カワサキです。

エナメル質がはがれてしまっているのではないでしょうか?機械で磨きすぎとは考えられますか?

エナメル質ははがれないと思います。
機械で磨き過ぎると、微小な傷がつくことはあります。


歯医者歯周病専門医のいるところに変えようと思ってますが、もし治療が必要になった場合、この歯医者で治療をするべきでしょうか?

個人的には、歯周病の治療を含めて、信頼関係がないところでは、治療はしない方がいいと思います。


ご参考までに。
お大事に。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: marumarumaruさん
返信日時:2013-04-11 23:38:34
小牧先生、川崎先生

お忙しいところ、ご回答いただきましてありがとうございました。
本日、現在通っている歯科医院の院長先生に診ていただきました。


エナメル質がはがれているのではなく、何らかの原因でカルシウムが抜けてチョーク状になっているところ、磨いたことによってがさがさになったのではないか、ということでした。

さらに上から磨いたらいいと言われ、磨くことに不安になっているので、お断りして様子をみたいと伝えました。



歯槽骨の件は、歯間ブラシを初めて使ったので、それで出血が多く痛みがあるのかもしれない、歯周ポケットは3〜4で、そこまで悪い状態ではない、とのことでした。

2週間くらい毎日歯間ブラシで手入れをすると、ましになってくると言われました。



院長先生は、誠実に対応してくださったと思いますが、初めに自覚症状があり、月1で半年も通ったのに歯周病が悪化していたり、衛生士さんの治療に疑問と不信感を持ちましたので、セカンドオピニオンということで、明日、歯周病専門医のいる歯科医院に行ってきます。

今後、こちらで治療をしたいと思ってますので、自分に合うところだったらいいのですが・・・。

このようなところに投稿するのは初めてで、不安な毎日を過ごしておりましたので、すぐにお返事くださって助かりました。

歯は一生モノですし、歯周病にはマッサージは効果がないということも教えていただき、改めて歯を見つめなおすいい機会になりました。

今回はお世話になり、ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-04-12 00:43:14
marumarumaruさまこんばんわ。

歯周病治療で一般的に行われているスケーリングという歯のお掃除は歯周病治療にほとんど効果がありません。

理由は簡単です。
歯周病の原因は歯石ではなくプラークそのものだからです。
つまりいくら歯石を取ったところでプラークは毎日沈着します。

したがってその毎日沈着するプラークそのものを歯ブラシで取ってやることが歯周病の治療ということになります。
つまり歯磨き技術の習得です。


それではなぜ毎日歯を磨いているのに歯周病が治らないかというと磨いているけど磨けていないからです。

つまり磨いているということと磨けているということは必ずしも同じではありません、磨いたら磨ける歯磨き方法を練習することです。

歯周病の治療は歯磨き技術の習得です。
これは歯科衛生士の一番重要な仕事です。
したがって歯周病の治療は歯科衛生士に磨けるようになるまで歯磨きの仕方を教えてもらうことです。

磨けるようになった頃には歯周病は確実に治っています。
そして歯周病が治ったらスケーリングをすればよろしい。
そうすれば出血もしないし痛くもありません。

歯周病を治そうとすれは先ず歯磨き練習です。
スケーリングは歯周病が治ってからです。
参考になさってくださいお大事になさいませ。

参考
ブラッシングの威力V http://yamadashika.jugem.jp/?cid=182

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-04-12 01:02:52
歯周病治療と同時にスケーリングをする医院は多いですし、それがむしろ一般的ですが、一番大切なのは山田先生も書かれているように歯磨きだと思います。

ですので、marumarumaruさんご自身が正しい歯磨きを習得できるよう、指導とチェックをしっかりとしてくれるかどうかが歯周病治療が得意な医院かどうかを見分けるポイントだと思います。

また、通常その指導は歯科衛生士さんが主体となって行われることが多いので、良い衛生士さんが在籍しているかどうか?

衛生士さんは担当制かどうかなどもポイントとなります。

ご参考までに。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-04-12 01:14:48
田尾先生に質問です。

歯磨きが大切なのが判っているのになぜスケーリングをする医院が多いのでしょうか。

どうしてむしろ一般的なのでしょうか。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2013-04-12 01:35:01
理由はいろいろとあると思いますが、まず侵襲が少ないということがあるのではないでしょうか?


歯周病治療として現在広く行われている手順は、清掃指導、スケーリングなど侵襲の低い方法をまず行い、それでも改善しなかった部位にたいして外科処置など侵襲性の高い治療を行うというものですが、スケーリング(縁上)に関しては特に最初に行ったとしても問題は少ないのではないかと思います。

もちろん、一番大切なのは歯磨きテクニックの習得なのですが、それもすぐできるようになるわけではありませんので、歯磨き指導と合わせてスケーリングを行ったほうが患者さんのモチベーションも維持しやすいかもしれません。


ただ、どんな方法を用いるにせよ最終的に患者さんの悩みを解決することが目標ですので、患者さんの性格や術者の得意不得意などによって医院ごとのベストの方法は変わってくると思います。
そこは各々の専門家が努力工夫すべきところだと思います。

なので、歯磨き指導とスケーリングを同時に行うこと自体は特に問題はないと考えています。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2013-04-12 02:03:46
田尾先生いつもお世話になっています。


>まず侵襲が少ないということがあるのではないでしょうか?

ブラッシングのほうが侵襲が少なくないですか??


>外科処置など侵襲性の高い治療を行うというものですが、

個人的にはここ30年ほど外科処置はしていません。
理由は予知性が認められないからです。


歯磨き指導と合わせてスケーリングを行ったほうが患者さんのモチベーションも維持しやすいかもしれません。

患者さんがご自身で歯磨きで治したほうがモチベーションは格段に高いですよ、これは確信を持っていえます。


>患者さんの悩みを解決することが目標ですので、

違いますよ歯周病を確実に治し健康状態を維持することが目標になりませんか。


>術者の得意不得意などによって医院ごとのベストの方法は変わってくると思います。

これは判ります。
私のやり方がすべてのDrにできるとは考えていません。

ここに至るまでは血のにじむような三十数年の努力の結果ですから、おそらくこれからもやり方は少しずつ進歩していくと思います。

しかし基本はあくまでもスケーリングではなく歯磨き練習です。


>専門家が努力工夫すべきところだと思います。

個人的にはその専門家の努力も工夫もかなり足らないと考えています。


>歯磨き指導とスケーリングを同時に行うこと自体は特に問題はないと考えています。

個人的には大問題だと考えています。
取らなくても治る歯石を判っていながらあえて取ってしまうと本来患者さんがいずれ気づくブラッシングの威力を気づかないで終わってしまいます。

歯肉がブラッシングだけで治ってきて歯肉縁下歯石が顔を出してくるのを口腔内写真で目の当たりにすればブラッシングの威力に否が応でも気づきます。
つまり歯石こそ大切な教材と考えているからでもあるからです。

さっさっと歯石を取ってしまうとブラッシングではなくスケーリングで治ったと思い込んでしまいます。

これこそ大問題ですよ。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2013-04-12 14:14:37
>さっさっと歯石を取ってしまうとブラッシングではなくスケーリングで治ったと思い込んでしまいます。
>これこそ大問題ですよ。

そういうこともあるかもしれませんが、最初にスケーリングをして清掃しやすい環境を作るという考えもあります。

いずれにしても歯周病を本気で治そうと思ったら患者さんと十分にコミュニケーションを取ることが必要ですので、その中で正しい情報を伝えて、理解して頂くことができれば、スケーリングのタイミングについては大きな問題にはならないと思います。


もし大きな問題があるとすれば、正しい情報を伝えない、理解できるように説明できないなどのコミュニケーション不足があった場合かと思います。

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回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2013-04-12 16:42:17
しつこくてすみません。

画像のような大きな歯石ならいざ知らず、歯肉縁下の歯石など残っていても歯磨きにはまったく関係ありません。

ご存知のとおり歯肉縁上歯石はほとんど悪さをしませんよ。
したがって歯石を取ったところで清掃しやすい環境を作るということはありません。


画像1 私が見た今まで一番大きな歯石
これくらい大きければ取る意味は十分あります。
しかし馬鹿の一つ覚えのごとく一律にスケーリングから始めるのは如何なものでしょうか。

画像1画像1

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2013-04-12 21:24:22
>しかし馬鹿の一つ覚えのごとく一律にスケーリングから始めるのは如何なものでしょうか。

確かに歯石を除去する前にブラッシング指導をするのは王道かと思います。

しかし馬鹿の一つ覚えのごとく一律にブラッシング指導のみから始めるのは如何なものでしょうか。



>そういうこともあるかもしれませんが、最初にスケーリングをして清掃しやすい環境を作るという考えもあります。

私もそう思います。

いろいろなアプローチの仕方があっていいんじゃないでしょうか。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2013-04-12 21:27:35
王道ですよ。

ここだけは譲れません。

しかしブラッシングに興味を示さない患者さんはさっさとスケーリングをしてお引き取り願っています。
やる気のない人にブラッシング指導など不可能です。


私はバカではありませんので。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2013-04-13 15:04:00
諸先生方へ

marumarumaruさんの相談のスレッド内で、質問するべきなのか悩んだのですが、私自身は、矯正歯科治療を専門にしており、歯周病治療は専門外であるため、今までの議論で、やや理解が難しい記載が多かったです。

ただし、矯正歯科治療でも、歯周病のコントロールを確立してから、矯正治療をスタートすることが、特に成人矯正歯科治療では重要ですから、私自身も歯科大学卒業後も、歯周病治療のアップデート(文献のチェック)はある程度行ってきたつもりでした。


私の理解の範囲では、以下の記述のように「歯周病治療」を理解しています。
 
すでに、現代の歯周病研究で、統計学的に否定されている内容があるのでしょうか?

お時間のあるときに、教えていただければ、幸甚です。
よろしくお願いいたします。




 「歯周病治療では、ハブラシ指導はとても大切」

ただし、ハブラシ指導は、重要だが、患者さんによってはいくら指導しても、歯ブラシをうまく使えない患者さんもいる。
そのような患者さんでも定期的にProfessional tooth cleaningをしていればかなり良好な状態を維持することが可能。

患者さんの口腔内の状態をどのようにして維持していくのかは、患者さんとの話合いを前提として、個人毎に、予防プログラムを構築していかなければならない。

歯周病治療では、ハブラシ指導、スケーリング、SRP、外科処置等を組み合わせて総合的に治療していくのが最も合理的。

また、歯周病の進行を遅らせるためには、歯周ポケットの一番底の汚れを機械的に清掃することが必須となる。
 
ブラッシングの確立後には、SRPにて、縁下の汚れを機械的に清掃していくことが重要となるが、スケーラーの到達が難しい部位では、歯周外科治療も有効となる。
 

回答 回答13
  • 回答者
回答日時:2013-04-13 16:41:44
縁上と縁下の歯石が区別されていませんので、縁上の歯石除去スケーリング)についてのみ。


山田先生

>私が見た今まで一番大きな歯石
>これくらい大きければ取る意味は十分あります。
>しかし馬鹿の一つ覚えのごとく一律にスケーリングから始めるのは如何なものでしょうか。

と、いうことは、先に歯石を取ることもあるということですね。
馬鹿の一つ覚えで、「歯磨きができなければスケーリングをしない」というわけではないということですね。

結局、田尾先生の言っていることと同じで、状況に応じた処置をしているのではないですか。



余談ですが、極端に言い切る方が納得しやすく、受けがいいようですね。
「状況に応じて」と、あたりまえのことを言うと、「あたりまえのことじゃない」で終わってしまいますからね。




堀内先生

私の考え方です。


> 「歯周病治療では、ハブラシ指導はとても大切」

同意です。

歯肉炎の原因が、プラークのみであることは証明されています。
また、歯周炎の治療においても、適切なプラークコントロールがなされなければ、歯周炎が治らないことも証明されています。

歯周外科や、再生療法の研究をみても、良い結果が出ているものはすべてプラークコントロールが良好で、まれに結果がさほど良くないと思われる研究では、プラークコントロールが悪いことがあります。




> ただし、ハブラシ指導は、重要だが、患者さんによってはいくら指導しても、歯ブラシをうまく使えない患者さんもいる。そのような患者さんでも定期的にProfessional tooth cleaningをしていればかなり良好な状態を維持することが可能。


数ヶ月に一度のメインテナンスでのPMTCは、直接的な効果は期待できません。
医学的効果を得るためには、研究からは、2週間に一度のPMTCが必要です。

歯磨きができないからといって、2週間に一度のPMTCを長期間続けることは、費用や時間コストを誰が負担するのかを考えると現実的ではないと思います。

矯正治療では、自費治療になりますので、一定期間ならば、コストの問題は解決しやすいかもしれません。


> 患者さんの口腔内の状態をどのようにして維持していくのは、患者さんとの話合いを前提として、個人毎に、予防プログラムを構築していかなければならない。

同意です。

歯周病う蝕等の、口腔内の状態を、既往歴から、初診、治療完了後、メインテナンス中の変化をもとに、さらに、生活習慣や全身状態、社会環境等を勘案してメインテナンスプログラムを立案する必要があると思います。



> 歯周病治療では、ハブラシ指導、スケーリング、SRP、外科処置等を組み合わせて総合的に治療していくのが最も合理的。


同意です。

歯周炎に罹患すると、歯ブラシだけでは治癒しないので、プラークのリテンションファクターとなる歯石は除去しなければならない。
そのためには必要に応じて、スケーリング、SRP、外科処置等を組み合わせて行う。


> また、歯周病の進行を遅らせるためには、歯周ポケットの一番底の汚れを機械的に清掃することが必須となる。

進行を遅らすのではなく治癒させるのだと思います。



> ブラッシングの確立後には、SRPにて、縁下の汚れを機械的に清掃していくことが重要となるが、スケーラーの到達が難しい部位では、歯周外科治療も有効となる。

同意
 

回答 回答14
  • 回答者
回答日時:2013-04-13 17:29:17
小牧先生こんにちわ。

>先に歯石を取ることもあるということですね。

めったにないですね。
おそらく15年に1回くらいかと思います。

というのは覚えている限りこの人ともう一人だけですから、このお二人は歯磨きを教えてほしいということで来院なさいました。歯周病はともかくとして意識の高い人です。

ブラッシング指導といってもマニュアルはありません患者さん一人ひとり違ってきます。
個々の患者さんにあわせて戦略を考えます。

それを衛生士に伝えて衛生士がその日その日の戦術を考えて実施します、これだけです。

歯石を取る時期はこれもさまざまですが歯肉が治ってからというのが大原則です。
しかし大原則といっても患者さんと相談しながらそれぞれの衛生士が自分で判断してとっているようです。

そうはいってもほとんど治ってからです、歯肉縁下歯石は取りません。


>歯磨きができなければスケーリングをしない」というわけではないということですね

少し文面を訂正させてください。

歯磨き練習をしたくなくて尚且つ歯石を取ってほしいという患者さんにははさっさとスケーリングをします。
それでおしまいです。

このような方はめったに私のところにはいらっしゃいません。

回答 回答15
  • 回答者
回答日時:2013-04-13 21:10:53
そうですね、すばらしい治療をされて見える山田先生のところでも100%ではないわけですから、一般の歯科医院ではなおさらでしょう。

素晴らしい山田先生のところには、先生の考え方に合う患者さんが集まるのでしょう。

色々な患者さんがみえ、色々な歯科医院がらり、それぞれの歯科医院でそれぞれの患者さんにあった治療がなされているので、すべて一つで片付く問題ではないのでしょう。

回答 回答16
  • 回答者
回答日時:2013-04-13 21:40:26
こんばんわ。

>すべて一つで片付く問題ではないのでしょう

その通り、自分のお考えと合わない患者さんが来たらストレスです。

よく言うじゃないですかその歯科医院に合った患者さんが集まるということでしょう。


>それぞれの歯科医院でそれぞれの患者さんにあった治療がなされている

異議あり!! 
患者さんに合った治療がなされていれば歯チャンなど必要ありません。

現に今私を含めて2911 人が閲覧中です。
これこそ患者さんに合わない治療がなされている証拠です。

回答 回答17
  • 回答者
回答日時:2013-04-13 22:00:12
>現に今私を含めて2911 人が閲覧中です
>これこそ患者さんに合わない治療がなされている証拠です。

閲覧者全員が担当医に不信感を持っているわけではありませんよ^^;

以前アンケートを取ったときには担当医に不信感があってネットで検索したという人は20%くらいですね。

それ以外の人は単純に歯科治療の内容が気になっていたり、予備知識を身に着けたかったり、歯医者に行かなきゃいけないとわかっているけど足が向かず、背中を押して欲しいというような人が多いようです。

回答 回答18
  • 回答者
回答日時:2013-04-13 22:08:12
20%としても今の一瞬のことですから・・・。

7年弱歯チャンの質問を読んでいるとそのほとんどは困り果てて質問をしているように感じます。

今スレッドの数は228902です重なっているのはたくさんあるかもしれませんが膨大な量と思いませんか。

回答 回答19
  • 回答者
回答日時:2013-04-13 22:13:55
1日200万人くらいが歯科医院を受診していて、1日の歯チャンネルの閲覧者数は5万人くらい。

1日の相談投稿数は20〜30件くらいですから、これを多いと見るか少ないと見るかですよね。

確かに投稿だけ見ると困り果てている方が多いように見えますが、投稿率を見ると0.05%程度と決して高くありません。

(可能な限り過去の相談を検索して自己解決して頂くように
お願いをしているということもありますが)

回答 回答20
  • 回答者
回答日時:2013-04-13 22:28:45
山田先生のやり方は素晴らしいと思いますが、かと言って山田先生のやり方以外が正しくないとは言えませんし、上記のように多くの方が見ている以上、その点は強調しておかなくてはいけないと思いコメントをさせて頂いています。

回答 回答21
  • 回答者
回答日時:2013-04-13 22:47:47
>投稿率を見ると0.05%程度と決して高くありません。

個人的な感覚ですが0.05%の後ろにはもっと膨大な我慢している患者さんがいるような気がいたします。

したがって私のところの患者さんがすべてハッピーかというとそんなことはないと思います。

おそらく多くの方がずいぶん我慢なさってるのでしょう。
現に無断キャンセルで来なくなる方がいらっしゃいます。

回答 回答22
  • 回答者
回答日時:2013-04-14 13:42:58
小牧先生

ご回答ありがとうございました。小牧先生の著書も愛読させていただいています。


山田先生

歯肉縁下歯石を取らないという治療方法には、理由があるのですしょうか?

1.患者さんが、セルフクリーニングの技術習得と習慣化すること


と並び、

2. 歯周ポケットの一番底の汚れを機械的に清掃すること

が、歯周病治療のキーポイントだと思っていました。
 

回答 回答23
  • 回答者
回答日時:2013-04-14 17:28:34
堀内先生こんにちわ。

歯肉縁下歯石を取らないという治療方法には、理由があるのですしょうか?

先ず出血する、痛い、時には知覚過敏を起こす。

歯周病が治り始めると歯肉の腫脹が治まってきて歯石が顔を出してきます、これはあらかじめ患者さんに説明しておきます。

また歯肉の出血も減ってくることや歯肉の赤みが減ってきていずれ薄いピンク色になりこりこりした歯肉になることも合わせて伝えます。

伝わったかどうかも患者さんの表情や反応から理解度を推測しておくことも重要です。

そして必ず口腔内写真を必要なだけ撮っておきます。
そうしないと変化が患者さんは理解できません、必ず撮っておくことです。

よくなって来たり変化がなかったり後戻りしたことがわかります。
また直接歯肉を観察するのと時間をかけて画面一杯に大きくしたものはまた違った面が見えてくるでしょう。

矯正の写真を撮影するのと同じです。
違うのは規格写真でないことです。

また個々の衛生士によっても違ってくるでしょう。
このように記録を取って整理しておいていつでも患者さんに必要なとき見せたあげられるようにしておくことも大切です。

歯肉の刻々の変化がよくわかります。
次第に患者さんにも見る目がついてきます、患者さんによってはいろいろ質問も出てくるでしょう。

このようにして患者さんが今何に興味を持っているかを確かめながらブラッシング指導を重ねていくのです。



> 1.患者さんが、セルフクリーニングの技術習得と習慣化すること

どうすればできるとお考えですか。
やりましょうと言えばハイわかりました早速明日からといわず今晩から始めますとなんてことにはなりません。


> 2. 歯周ポケットの一番底の汚れを機械的に清掃すること

歯肉縁上プラークを取ってやるとポケット内のエコロジーにいい変化が現れるというのは歯周病治療に携わっているDrの共通認識です。

ポケット内のプラークは放っておいてよろしいということです。
ただ私の場合はポケット内のプラークも場合によってはとっておこうと考えて歯間ブラシの縦入れをすることもあります。

以前にブログに動画をUPしていたのですがユーチュブとの戦いに敗れて没になってしまい現在は忙しいので放置しています。

もし必要とあらば探し出して見つかれば添付して送ります。


要はいかにして患者さんの興味の方向を見つけ出してその方向を尊重しながら戦略戦術を立てるかです。

したがって鼻から興味のない人にはブラッシング指導なんてできません。
ただできないからと言って放っておくのではなく興味の起きそうな一言二言を投げかけておくことも大切です。

頭の中に少しでも残っていればいずれ思い出して来院します。
その時から仕切り直しをすればいいのです、焦ったところで仕方ありません。

参考
ブラッシングの威力V http://yamadashika.jugem.jp/?cid=182 
も参考にしていただくと理解しやすいと思います。

回答 回答24
  • 回答者
回答日時:2013-04-14 19:14:46
山田先生

ご回答ありがとうございます。
もう少し、ご意見を聞かせてください。

歯肉縁上プラークを取ってやるとポケット内のエコロジーにいい変化が現れるというのは歯周病治療に携わっているDrの共通認識です。」という山田先生のご指摘は、私の認識とも重なります。

ただし、セルフクリーニングを改善したという条件下で、


1.更に、歯肉縁下歯石を除去した場合(特に、歯周ポケットの一番底の汚れ)

2.歯肉縁下へのアプローチをしないで、歯ブラシ指導のみを継続する

という2種類の治療方法を比較した場合、1番のように、歯肉縁下へのアプローチを行った方が、歯周病の治癒や進行抑制に効果的と感じますし、現代の歯周病研究の方向性と重なると思うのですが、歯肉縁下へのアプローチを行わない治療方針の方が、望ましいとのお考えでしょうか?

 

 

回答 回答25
  • 回答者
回答日時:2013-04-15 13:54:10
こんにちわ。

>1.更に、歯肉縁下歯石を除去した場合(特に、歯周ポケットの一番底の汚れ)
 
歯肉縁下歯石は除去しないので良くわかりませんが除石しなくても変わらないと思います。
それより歯磨き技術のほうが治癒を左右すると思います。


>2.歯肉縁下へのアプローチをしないで、歯ブラシ指導のみを継続する

基本的にはこれで問題ないと思います。
丸森英史先生はこれを推奨されています、私の場合はポケットが4〜5mm以上であれば患者さんの意識や器用さにもよりますが歯間ブラシの縦入れをします、丸森先生はやっていないようです。


>という2種類の治療方法を比較した場合

やったことがないので判りかねますがおそらく縁下歯石をサッサと取ったほうが目先よくなるとは思いますが歯磨き技術が付いてこなければいずれ元通りになるでしょう。

また出血や痛みがあるので患者さんはそれをがまんしなければならないと思います。
最悪知覚過敏を起こすでしょう。

そうなってしまったら信頼関係にヒビが入るかもしれません。
これは絶対避けなければならないと考えています。

また前回も指摘しておいたように歯肉縁下歯石は大切な教材です、歯磨きが上達するといずれでてきますよと予告しておいて実際そのようになればぐっと信用してもらえることになります。
また患者さんもこれなら頑張って続けてみようと思います。

大切な教材を最初にとってしまうなんて私には考えられません。

このように歯磨きだけで歯周病を治すと自分で歯磨きで治したのでちゃんとした歯磨きを続けようと思います。

一方歯肉縁下の歯石をサッサと落として目先よくなれば自分で治したとは考えずに歯医者さんに治してもらったと考えていつまでも歯医者さんに頼る患者さんになってしまいます。

これはよくないことだと考えています。
個人的には患者さんが自分の健康状態を御自身で判断できるように自立してほしいと考えているので歯石は基本的には治るまでとりません。

ちょっと話がそれますがリコールも一切いたしません。
患者さんに次はこれくらいに来てくださいと話すだけです。

そのインターバルも実際担当した衛生士が患者さんの状況に合わせて伝えています、要は自分の健康は自分で守るという自立した患者さんになってほしいと考えているからです。

歯医者に頼っているようではろくなことはありません。
主治医がなくなったらどうするんですか。

>歯肉縁下へのアプローチを行わない治療方針の方が、望ましいとのお考えでしょうか?

そのように考えています。
ただ歯間ブラシの縦入れは場合によって行います。

回答 回答26
  • 回答者
回答日時:2013-04-16 13:53:56
山田先生

お忙しいところ、ご回答ありがとうございました。

私と組んでチーム医療を行っていただいてる、かかりつけ医(歯周病専門医も複数います)が目指している歯周病治療と、山田先生の目指してる歯周病治療とでは、重なっている部分もあり、相容れない部分もあるということがわかり、非常に参考になりました。


今後の歯周病研究の発展を見守っていきたいと思いました。
機会がありましたら、また、色々なお話し聞かせください。

今回はご回答ありがとうございました。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答27
  • 回答者
回答日時:2013-04-17 03:51:50
堀内先生おはようございます。

何かの機会にお会いできることがあれば矯正について教えてください。




タイトル [写真あり] 衛生士による歯周病治療を半年以上受けているのに悪化
質問者 marumarumaruさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
歯医者への不信感
衛生士関連
その他(写真あり)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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