根管内の「肉」からの出血が原因で抜歯?
相談者:
ひつじのすけさん (45歳:男性)
投稿日時:2013-04-23 15:21:55
どうぞよろしくお願いいたします。
■これまでの経過です■
@右上6番、歯がしみる感じがして歯科医院(マイクロスコープを所有)を受診
A虫歯のため、神経を抜く必要があるとのことで抜随。
根管治療を3回ほど行い、根管充填を行った。
(根管は3本だった)
Bここでクラウンを被せる話になったが、歯に打診痛と違和感がある旨伝えるとさらに5回ほど根管治療が行われた。
結果、根管内の汚れは見られないとのことだったが状態は変わらなかった。
※治療中、根の先以外のところで痛みを感じる場所があり、先生もそこを気にしている様子だった。
Cここからマイクロスコープを使用した診察が行われるようになったが、痛みの原因に関する説明は特に無く、1本の根管内にある「お肉」を触ると出血してしまうと言われ、カルシペックスを入れて様子見となった。
D1週間後、根管内の「お肉」が上がってきており、触るとやはり出血してしまいこれ以上治療ができないので、次回抜歯するとの説明があった。
現在、自発痛はありませんが、物を噛む時や歯をつついた時の痛みがあります。
(大きな痛みではありませんが、柔らかいもの以外は食べられない状態です)
■質問■
@このように根管内にお肉(軟組織?)が上がってきたり、そこから出血したりすることが原因で抜歯に至ることはあるのでしょうか?
Aこのような状態を歯内療法により治療することはできないのでしょうか?
(現在の医院に少し不信感を抱いているので、転院も考えています)
とにかく抜歯だけは避けたいと思っています。
以上、よろしくお願いいたします。
■これまでの経過です■
@右上6番、歯がしみる感じがして歯科医院(マイクロスコープを所有)を受診
A虫歯のため、神経を抜く必要があるとのことで抜随。
根管治療を3回ほど行い、根管充填を行った。
(根管は3本だった)
Bここでクラウンを被せる話になったが、歯に打診痛と違和感がある旨伝えるとさらに5回ほど根管治療が行われた。
結果、根管内の汚れは見られないとのことだったが状態は変わらなかった。
※治療中、根の先以外のところで痛みを感じる場所があり、先生もそこを気にしている様子だった。
Cここからマイクロスコープを使用した診察が行われるようになったが、痛みの原因に関する説明は特に無く、1本の根管内にある「お肉」を触ると出血してしまうと言われ、カルシペックスを入れて様子見となった。
D1週間後、根管内の「お肉」が上がってきており、触るとやはり出血してしまいこれ以上治療ができないので、次回抜歯するとの説明があった。
現在、自発痛はありませんが、物を噛む時や歯をつついた時の痛みがあります。
(大きな痛みではありませんが、柔らかいもの以外は食べられない状態です)
■質問■
@このように根管内にお肉(軟組織?)が上がってきたり、そこから出血したりすることが原因で抜歯に至ることはあるのでしょうか?
Aこのような状態を歯内療法により治療することはできないのでしょうか?
(現在の医院に少し不信感を抱いているので、転院も考えています)
とにかく抜歯だけは避けたいと思っています。
以上、よろしくお願いいたします。
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2013-04-23 15:36:07
こんにちは、
読ませて頂くと、推測の範囲でパーフォレーションが起こってしまったような感じですね。
根管治療を行う際のリスクになりますが、抜髄であれば感染もまだないので、残せる見込みはあるかもしれませんね。
ただ場所によってはかなり専門的な治療になるので、可能であるば顕微鏡がある専門医に診てもらってはどうでしょう。
何とか残るといいですね^_^
読ませて頂くと、推測の範囲でパーフォレーションが起こってしまったような感じですね。
根管治療を行う際のリスクになりますが、抜髄であれば感染もまだないので、残せる見込みはあるかもしれませんね。
ただ場所によってはかなり専門的な治療になるので、可能であるば顕微鏡がある専門医に診てもらってはどうでしょう。
何とか残るといいですね^_^
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-04-23 15:37:20
>このように根管内にお肉(軟組織?)が上がってきたり、そこから出血したりすることが原因で抜歯に至ることはあるのでしょうか?
根尖孔以外の処から軟組織が上がってきているのならほとんどの場合はパーフォレーションです。
パーフォレーションが大きければ当然抜歯の対象になります。
>このような状態を歯内療法により治療することはできないのでしょうか?
>(現在の医院に少し不信感を抱いているので、転院も考えています)
歯内療法専門医(自費)に転院してはどうでしょうか。
根尖孔以外の処から軟組織が上がってきているのならほとんどの場合はパーフォレーションです。
パーフォレーションが大きければ当然抜歯の対象になります。
>このような状態を歯内療法により治療することはできないのでしょうか?
>(現在の医院に少し不信感を抱いているので、転院も考えています)
歯内療法専門医(自費)に転院してはどうでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
ひつじのすけさん
返信日時:2013-04-23 16:41:18
早速の回答ありがとうございます。
私もこちらのサイトで勉強し、軟組織が上がってきた原因はパーフォレーションor根尖孔の過剰拡大によるものではないかという疑念を抱いていたのですが、パーフォレーションの可能性大ですか・・・
この場合、出血を伴う軟組織を除去しないと、パーフォレーションリペアができない=リペアの難易度が高いということになるのでしょうか?
ちなみに根尖孔の過剰拡大によっても軟組織が上がる可能性はあるのでしょうか?
(先生の説明がはっきりしないのですが、根っこのほうから肉が上がってきている可能性もあるかもしれません)
以上、よろしくお願いいたします。
私もこちらのサイトで勉強し、軟組織が上がってきた原因はパーフォレーションor根尖孔の過剰拡大によるものではないかという疑念を抱いていたのですが、パーフォレーションの可能性大ですか・・・
この場合、出血を伴う軟組織を除去しないと、パーフォレーションリペアができない=リペアの難易度が高いということになるのでしょうか?
ちなみに根尖孔の過剰拡大によっても軟組織が上がる可能性はあるのでしょうか?
(先生の説明がはっきりしないのですが、根っこのほうから肉が上がってきている可能性もあるかもしれません)
以上、よろしくお願いいたします。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-04-23 17:02:38
カーブした細い道や川幅の狭い河川を、修繕工事によって真っ直ぐな幅の広いものにするようなイメージでしょうか。
只、これを根菅内で行なうと、根尖孔の位置がtransportationして孔が大きくなり、軟組織が根菅内に増殖してくる可能性もあるように思います。
只、これを根菅内で行なうと、根尖孔の位置がtransportationして孔が大きくなり、軟組織が根菅内に増殖してくる可能性もあるように思います。
回答4
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時:2013-04-23 17:15:55
>パーフォレーションの可能性大ですか・・・
その他に亀裂や歯根吸収なども考えられます。
>出血を伴う軟組織を除去しないと、パーフォレーションリペアができない=リペアの難易度が高いということになるのでしょうか?
リペアするのは電気メスやレーザーなどで軟組織を除去する必要があります。
難易度は大きさや位置によると思います。
>根尖孔の過剰拡大によっても軟組織が上がる可能性はあるのでしょうか?
その可能性もあります。
過剰拡大でなくとも根尖口の形態や位置でも起こります。
根管治療専門医か大学病院などを紹介してもらってはどうでしょう?
ご参考まで・・・
その他に亀裂や歯根吸収なども考えられます。
>出血を伴う軟組織を除去しないと、パーフォレーションリペアができない=リペアの難易度が高いということになるのでしょうか?
リペアするのは電気メスやレーザーなどで軟組織を除去する必要があります。
難易度は大きさや位置によると思います。
>根尖孔の過剰拡大によっても軟組織が上がる可能性はあるのでしょうか?
その可能性もあります。
過剰拡大でなくとも根尖口の形態や位置でも起こります。
根管治療専門医か大学病院などを紹介してもらってはどうでしょう?
ご参考まで・・・
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2013-04-23 17:18:14
>ちなみに根尖孔の過剰拡大によっても軟組織が上がる可能性はあるのでしょうか?
あります。
>(先生の説明がはっきりしないのですが、根っこのほうから肉が上がってきている可能性もあるかもしれません)
マイクロスコープを使われていて、動画や静止画の録画装置はつけられていらっしゃらないんですかね?
(撮影、録画装置だけで100万円以上かかりますので、装置は無いのかもしれませんが)
もし、録画装置を付けられているのであれば、画像を見せてもらえるといいですね。
あります。
>(先生の説明がはっきりしないのですが、根っこのほうから肉が上がってきている可能性もあるかもしれません)
マイクロスコープを使われていて、動画や静止画の録画装置はつけられていらっしゃらないんですかね?
(撮影、録画装置だけで100万円以上かかりますので、装置は無いのかもしれませんが)
もし、録画装置を付けられているのであれば、画像を見せてもらえるといいですね。
相談者からの返信
相談者:
ひつじのすけさん
返信日時:2013-04-23 18:25:34
ありがとうございます。大変参考になります。
現状についての詳しい説明や、他院への紹介等について、現在の先生に相談しようかとも思ったのですが、先生が不快感を示すのではないかと思い、躊躇しています・・・
このような場合、現在の先生にどのような形で相談するのが良いのでしょうか?
また、仮にかかりつけ医から紹介状やカルテ等をもらわずに、他院に転院もしくはセカンドオピニオンを求めた場合、その後の診断・治療に大きく影響しますでしょうか?
難しい質問かもしれませんが、よろしくお願いいたします。
現状についての詳しい説明や、他院への紹介等について、現在の先生に相談しようかとも思ったのですが、先生が不快感を示すのではないかと思い、躊躇しています・・・
このような場合、現在の先生にどのような形で相談するのが良いのでしょうか?
また、仮にかかりつけ医から紹介状やカルテ等をもらわずに、他院に転院もしくはセカンドオピニオンを求めた場合、その後の診断・治療に大きく影響しますでしょうか?
難しい質問かもしれませんが、よろしくお願いいたします。
回答6
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2013-04-23 18:37:46
ひつじのすけ さん、こんにちは。
>現在の先生にどのような形で相談するのが良いのでしょうか?
治療とは別に、説明の時間をとっていただくようお願いなさってはいかがでしょう。
>仮にかかりつけ医から紹介状やカルテ等をもらわずに、他院に転院もしくはセカンドオピニオンを求めた場合、その後の診断・治療に大きく影響しますでしょうか?
転院してしまえば、転院先の歯科医師の考えによります。
セカンドオピニオンは、元の歯科医院に戻ることが原則になりますから、他所ではこう言っていたのだけれどもという内容でディスカッションをなされば良いのではと思います。
>現在の先生にどのような形で相談するのが良いのでしょうか?
治療とは別に、説明の時間をとっていただくようお願いなさってはいかがでしょう。
>仮にかかりつけ医から紹介状やカルテ等をもらわずに、他院に転院もしくはセカンドオピニオンを求めた場合、その後の診断・治療に大きく影響しますでしょうか?
転院してしまえば、転院先の歯科医師の考えによります。
セカンドオピニオンは、元の歯科医院に戻ることが原則になりますから、他所ではこう言っていたのだけれどもという内容でディスカッションをなされば良いのではと思います。
回答7
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2013-04-23 19:38:58
こんばんは。カワサキです。
>現在の先生にどのような形で相談するのが良いのでしょうか?
抜歯はしたくないので、歯内治療の専門医に、一度診てもらいたい(セカンドオピニオンを受けたい)と、お話すればいいと思います。
>仮にかかりつけ医から紹介状やカルテ等をもらわずに、他院に転院もしくはセカンドオピニオンを求めた場合、その後の診断・治療に大きく影響しますでしょうか?
可能であれば、紹介状・治療の経緯が分かった方が、次の先生もスムーズです。
ご参考までに。
>現在の先生にどのような形で相談するのが良いのでしょうか?
抜歯はしたくないので、歯内治療の専門医に、一度診てもらいたい(セカンドオピニオンを受けたい)と、お話すればいいと思います。
>仮にかかりつけ医から紹介状やカルテ等をもらわずに、他院に転院もしくはセカンドオピニオンを求めた場合、その後の診断・治療に大きく影響しますでしょうか?
可能であれば、紹介状・治療の経緯が分かった方が、次の先生もスムーズです。
ご参考までに。
回答8
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2013-04-24 05:07:56
ひつじのすけさまおはようございます。
根管治療がうまくいかず結局抜歯と宣告されたようですね、実際に診察したわけではないので断定はできませんが抜髄して結局治らず抜歯とはちょっといただけませんね。
推測ですがおそらく今のDrには治せないのであって腕のいいDrなら治せる可能性はあると思います。
根管治療に熱心に取り組んでいるDrを探されて診てもらってはいかがでしょうか、おそらく抜歯は避けられると思います、お大事になさいませ。
抜髄根管充填 http://yamadashika.jp/infection02.html
パーフォレーション http://yamadashika.jugem.jp/?search=%A5%D1%A1%BC%A5%D5%A5%A9%A5%EC%A1%BC%A5%B7%A5%E7%A5%F3&x=0&y=0
根管治療がうまくいかず結局抜歯と宣告されたようですね、実際に診察したわけではないので断定はできませんが抜髄して結局治らず抜歯とはちょっといただけませんね。
推測ですがおそらく今のDrには治せないのであって腕のいいDrなら治せる可能性はあると思います。
根管治療に熱心に取り組んでいるDrを探されて診てもらってはいかがでしょうか、おそらく抜歯は避けられると思います、お大事になさいませ。
抜髄根管充填 http://yamadashika.jp/infection02.html
パーフォレーション http://yamadashika.jugem.jp/?search=%A5%D1%A1%BC%A5%D5%A5%A9%A5%EC%A1%BC%A5%B7%A5%E7%A5%F3&x=0&y=0
回答9
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2013-04-24 11:47:39
>先生が不快感を示すのではないかと思い、躊躇しています・・・
先生次第ですね^^;
今回の場合、我々の推測での意見がひつじのすけさんに入ってしまっているので、先生との関係をこじれさせてしまうかもしれません。
(他の先生の意見から得た知識を快く思わない先生もいます。)
ですので、結論的に言えば、
・今の先生に今後も治療してもらいたい⇒なんとか残したい希望を伝え専門医の歯科医院へ行きたいことをお話する。
・特に今の先生でなければダメということはない⇒自ら専門医の歯科医院に連絡する
でいいと思いますよ。
専門医であれば前の先生に角が立つようなことはまずしませんので、その点は安心されていいと思います。
パーフォレーションは根管治療の際にどうしても起こってしまうことですが、経験上顕微鏡があった方がよりピンポイントの処置ができますので、転院されるなら根管治療時に必ず顕微鏡を使用して頂いた方がいいと思いますよ^^
顕微鏡はあくまで道具です、これが治療をする訳ではありませんのでね^^;
昨今の顕微鏡歯科ブームで導入だけが進んでいつのも事実です。
(顕微鏡があっても使いこなせるかは別問題です^^;)
「パーフォレーション」
・http://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3&oq=%E3%81%B1%E3%83%BC%E3%81%B5%E3%81%89&gs_l=youtube.1.1.0i4l2.264.1307.0.4254.3.3.0.0.0.0.482.926.0j1j0j1j1.3.0...0.0...1ac.1j4.qdwyODVni44
おだいじに
先生次第ですね^^;
今回の場合、我々の推測での意見がひつじのすけさんに入ってしまっているので、先生との関係をこじれさせてしまうかもしれません。
(他の先生の意見から得た知識を快く思わない先生もいます。)
ですので、結論的に言えば、
・今の先生に今後も治療してもらいたい⇒なんとか残したい希望を伝え専門医の歯科医院へ行きたいことをお話する。
・特に今の先生でなければダメということはない⇒自ら専門医の歯科医院に連絡する
でいいと思いますよ。
専門医であれば前の先生に角が立つようなことはまずしませんので、その点は安心されていいと思います。
パーフォレーションは根管治療の際にどうしても起こってしまうことですが、経験上顕微鏡があった方がよりピンポイントの処置ができますので、転院されるなら根管治療時に必ず顕微鏡を使用して頂いた方がいいと思いますよ^^
顕微鏡はあくまで道具です、これが治療をする訳ではありませんのでね^^;
昨今の顕微鏡歯科ブームで導入だけが進んでいつのも事実です。
(顕微鏡があっても使いこなせるかは別問題です^^;)
「パーフォレーション」
・http://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3&oq=%E3%81%B1%E3%83%BC%E3%81%B5%E3%81%89&gs_l=youtube.1.1.0i4l2.264.1307.0.4254.3.3.0.0.0.0.482.926.0j1j0j1j1.3.0...0.0...1ac.1j4.qdwyODVni44
おだいじに
タイトル | 根管内の「肉」からの出血が原因で抜歯? |
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質問者 | ひつじのすけさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根の穴・穿孔(パーフォレーション) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。