ハイブリッドインレーを外さずレジンで継ぎ足し補填 (台湾)
相談者:
Qiaqianさん (30歳:男性)
投稿日時:2013-04-29 18:45:24
台湾に在住です。
9年前に詰めた左下6番のハイブリッド・セラミック・インレーについでです。
このインレーはかなり広範囲にわたっており、咬合面ほぼすべてと、5番との境目及び外側側面の一部におよびます(写真1)。
今回、7番目との境目の残存歯質の咬合面の溝から、側面を伝って亀裂が入りました。
固いものを噛むと少し痛む位でしたが、ほっておくのは良くないだろうと思い、本日いつも定期クリーニングでお世話になっている歯科医で診てもらいました。
診てもらう前には、既存のインレーを削り出して新しいインレーを作り直すか、クラウンになるだろうと予想していました。
しかし、実際には7番目との境目の残存歯質を切り取り、インレーの一部を削って低くした上で(ここまでは処置済み)、コンポジット・レジンを詰めると言われました。
全部をやり直しても良いが、その前にレジンで対処出来ないかやってみようとのことでした。
その場では決めかねたので、ちょっと考えたいと伝え仮止めを入れてもらい、帰って来ました(写真2)。
このようにすでにあるインレーを外さずにコンポジット・レジンを補填する処置は適切でしょうか?
コンポジット・レジンについては過去に境目に詰めて、すぐ痛くなったり、隣の歯まで虫歯になった経験があるため、境目に詰めるのはあまり気が進みません。
ただ、クラウンにするとなると歯質を大幅に削らないと行けないため(日本で診てもらっていた先生からはやり直すとすればクラウンと言われたことがあります。)、今回の歯科医が言うようにレジンで様子見することによるリスクがそこまで高くないのであれば、それでも良いかなと思っています。
ちなみに先生はアメリカの大学を卒業(と言っても現在50歳前後なので20年以上前)していますが、レジン充填の際、ラバーダムは時間と手間がかかるので使わないそうです。台湾では(も?)使わないのが一般的と言っていました。
回答よろしくお願いいたします。
画像1 画像2
9年前に詰めた左下6番のハイブリッド・セラミック・インレーについでです。
このインレーはかなり広範囲にわたっており、咬合面ほぼすべてと、5番との境目及び外側側面の一部におよびます(写真1)。
今回、7番目との境目の残存歯質の咬合面の溝から、側面を伝って亀裂が入りました。
固いものを噛むと少し痛む位でしたが、ほっておくのは良くないだろうと思い、本日いつも定期クリーニングでお世話になっている歯科医で診てもらいました。
診てもらう前には、既存のインレーを削り出して新しいインレーを作り直すか、クラウンになるだろうと予想していました。
しかし、実際には7番目との境目の残存歯質を切り取り、インレーの一部を削って低くした上で(ここまでは処置済み)、コンポジット・レジンを詰めると言われました。
全部をやり直しても良いが、その前にレジンで対処出来ないかやってみようとのことでした。
その場では決めかねたので、ちょっと考えたいと伝え仮止めを入れてもらい、帰って来ました(写真2)。
このようにすでにあるインレーを外さずにコンポジット・レジンを補填する処置は適切でしょうか?
コンポジット・レジンについては過去に境目に詰めて、すぐ痛くなったり、隣の歯まで虫歯になった経験があるため、境目に詰めるのはあまり気が進みません。
ただ、クラウンにするとなると歯質を大幅に削らないと行けないため(日本で診てもらっていた先生からはやり直すとすればクラウンと言われたことがあります。)、今回の歯科医が言うようにレジンで様子見することによるリスクがそこまで高くないのであれば、それでも良いかなと思っています。
ちなみに先生はアメリカの大学を卒業(と言っても現在50歳前後なので20年以上前)していますが、レジン充填の際、ラバーダムは時間と手間がかかるので使わないそうです。台湾では(も?)使わないのが一般的と言っていました。
回答よろしくお願いいたします。
画像1 画像2
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2013-04-29 18:55:32
Qiaqian さん、こんにちは。
>今回の歯科医が言うようにレジンで様子見することによるリスクがそこまで高くないのであれば、それでも良いかなと思っています。
素材はともかく、生活歯のインレーを外せば、大なり小なりの刺激が歯髄に伝わります。
そのリスクを小さくする為に、部分的に修復するのも一法かもしれませんね。
もしも、次回また破折することがあったら、その時に改めて修復方法を検討なさるというのはいかがでしょう。
>今回の歯科医が言うようにレジンで様子見することによるリスクがそこまで高くないのであれば、それでも良いかなと思っています。
素材はともかく、生活歯のインレーを外せば、大なり小なりの刺激が歯髄に伝わります。
そのリスクを小さくする為に、部分的に修復するのも一法かもしれませんね。
もしも、次回また破折することがあったら、その時に改めて修復方法を検討なさるというのはいかがでしょう。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2013-04-30 21:01:20
>このようにすでにあるインレーを外さずにコンポジット・レジンを補填する処置は適切でしょうか?
MI的には「補修修復」は推奨されている方法です。
参考
*http://www.miseeq.com/e-2-2-5.pdf
↑(5のRepair of defective restorationsです)
>コンポジット・レジンについては過去に境目に詰めて、すぐ痛くなったり、隣の歯まで虫歯になった経験があるため、境目に詰めるのはあまり気が進みません。
この事は担当の先生に伝えられてもよろしいかと思います。
>レジン充填の際、ラバーダムは時間と手間がかかるので使わないそうです。
何とも言えません。
ロールワッテなどで防湿できれば良いかも知れません。
僕は接着のキモは乾燥だと思っているので、下顎のレジン充填だとラバーをしてしまった方が楽な事が多々あります。
(ほんと、ケースバイケースだと思います)
MI的には「補修修復」は推奨されている方法です。
参考
*http://www.miseeq.com/e-2-2-5.pdf
↑(5のRepair of defective restorationsです)
>コンポジット・レジンについては過去に境目に詰めて、すぐ痛くなったり、隣の歯まで虫歯になった経験があるため、境目に詰めるのはあまり気が進みません。
この事は担当の先生に伝えられてもよろしいかと思います。
>レジン充填の際、ラバーダムは時間と手間がかかるので使わないそうです。
何とも言えません。
ロールワッテなどで防湿できれば良いかも知れません。
僕は接着のキモは乾燥だと思っているので、下顎のレジン充填だとラバーをしてしまった方が楽な事が多々あります。
(ほんと、ケースバイケースだと思います)
相談者からの返信
タイトル | ハイブリッドインレーを外さずレジンで継ぎ足し補填 (台湾) |
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質問者 | Qiaqianさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レジン(白いプラスチック) ハイブリッドセラミックインレー その他(写真あり) 台湾 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。