開咬の矯正、奥歯数本の歯に何か盛って高さを合わせる治療について

相談者: TTAAKKさん (30歳:男性)
投稿日時:2013-05-19 23:39:46
はじめまして。

初めて相談させていただきます。
よろしくお願いいたします。

咀嚼時に歯軋りがあったため、3ヶ月ほど前に近所の歯科医を受診しました。
私は下の親知らずが横向きに生えており、それが邪魔して奥歯の動きを悪くしているため歯軋りが起きているといわれ、下の親知らずを削ることで歯軋りについてはよくなってきています。

しかし、診察の中で開咬の指摘がありました。

担当医は、矯正はリスクがあるからやめておいたほうがいいといい、奥歯でしか噛めていないので、奥歯の前の数本の歯に何か(樹脂やセラミックとかだと思います)を盛って高さを合わせたらどうかと提案してきました。

歯軋りとは別に、1年ほど前から顎関節症の治療もしており、噛みあう歯の範囲を広げることで顎の負担も減るとのことでした。

担当医の治療法で今よりはよくなる気はするのですが、前歯の開咬の解決にはならないと思うのでそこが気になっています。

前歯の開咬は放っておいても大丈夫な場合もあるのでしょうか?

教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-05-20 01:03:18
はじめまして。

一応「諸説ある」という言い方が良いのかも知れませんが、国際的に一般的に言われている、いわゆる科学的根拠のある考え方としては、開咬の場合は顎関節症に悪い影響を及ぼす可能性が認められるため、やや積極的に矯正治療を勧めるべきとされています。

また、長期的に考えた場合、顎はともかくとしても(正常な咬合関係の人に較べて)奥歯は早期に失っていってしまう傾向がかなり強いというのが(強い科学的根拠には欠けるものの)臨床家にとってはほとんど常識の様になっていますので、個人的には開咬の方の矯正治療は強めにお勧めをしています。



ただ文面の中で、少し理解が難しい部分があります。
あと

前歯の開咬の解決にはならないと思うのでそこが気になっています。

はその通りだと思いますし、普通はそこが重要なはずです。



ですが顎関節症の治療、あるいは歯ぎしりの改善が主な目的だとすれば矯正治療や噛み合わせの治療が最適とも言い難い面もあります。

・・とてもややこしい言い方になってしまいましたが、、可能なら複数の先生に実際に相談をされてから考えた方が良いのではないかと思いますよ。

たぶん複数の治療方針や意見が出てくるのではないかと思います。

実際にご自身の噛み合わせや顎の状態を診察して頂いた上で、一番納得の出来る説明を受けられた先生に今後のことを相談されてはいかがでしょうか。

お大事にどうぞ。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-05-20 06:57:34
TTAAKK さまおはようございます。

少し気になったので追加です。

>下の親知らずが横向きに生えており、それが邪魔して奥歯の動きを悪くしているため歯軋りが起きているといわれ、下の親知らずを削ることで歯軋りについてはよくなってきています。

個人的にはこのような親知らずは抜歯すべきだと考えています。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-05-20 09:14:48
博多の児玉です。

>前歯開咬は放っておいても大丈夫な場合もあるのでしょうか?

何故前歯や奥歯があるのでしょう?
それはものを良く咬めるように、それぞれの役目があるからです。
前歯には前歯の役目があるのですが、それが今は役目を果たせて
いない状況にあります。

開咬を治療された方からは、「今まで食べれなかったものが食べれるようになった」という声を聴きます。
人生の楽しみである「食べる」楽しさを取り戻したわけです。

人生を味わって生きるという点から、考えても良いのではないでしょうか。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-05-20 10:00:19
渡辺先生の回答とダブりますが、

開咬顎関節に負担がかかりやすいことと、奥歯に過剰な力がかかりトラブルの原因になることが多いので、できれば、矯正治療でバランスよい咬み合せを獲得されておくことをお勧めしたいです。

ただ、開咬になった原因が、舌の位置が低位であったり、咬む力が弱かったり等々、なかなか根本的に改善しにくい場合があるので、後戻りもおこしやすく、そういう場合は咬む面に何かを盛って力のバランスを改善するということも選択肢に挙がってくると思います。

時間と費用の面も合わせると色々な選択肢があると思いますから、数軒の歯科医院を受診されてご相談され、決められるといいと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-05-20 13:08:31
開咬はかみ合う歯の本数が少ないので咀嚼効率が悪いということ、それに加えてかみ合うはが負担過重になりやすく、問題が出ることが多いということがあります。

歯になにかを盛って高さを増したて上下のかむ歯の数を増やすという方法は、根本的な解決にはならないと思います。

矯正歯科でご相談されてみてはいかがでしょうか。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2013-05-20 15:41:54
開咬咬合時に歯牙にとって良くない方向から負荷が加わりやすいので、改善出来るのであればするべきだと思います。

主治医が意味する矯正治療のリスク?は何を指すのか定かでありませんが、矯正専門医院を受診して治療方法、期間、料金など詳しくお聞きした上で判断されては如何でしょうか。

率直にいいまして、対処療法的に奥歯の数本の歯に何かを盛って高さを合わせる治療は、あまり意味が無いように思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-05-20 16:53:42
今、仮に(前歯部)開咬咬み合わせ様式が原因で顎関節症になる(結果)とします。

すると、咬み合わせのどこに問題があるのかを考える必要は感じます。

もし、前歯が咬み合っていないことのみが原因なら、矯正治療以外にも、担当の先生が提案された方法もまた有効には思えます。

但し、相対的に奥歯が高いことが原因なら、担当の先生の案は無効かもしれません。

他にも多くの要素を考える必要がありそうです。

また、舌の位置が低位・咬む力が弱いことが原因で、開咬になった(この場合は’結果’)としたら、もし、矯正的に開咬を改善したとしても、これらの改善がなければ、後戻りするリスクは考えられると思います。その点、担当の先生の案はリスクがより低くなるかもしれません。

個人的な意見でしかありませんが、開咬の咬み合わせが原因で顎関節症になるとは思えません。
両者の間に「関係はある」ようですが、必ずしも「(原因・結果の)因果関係」とは限らないように思っています。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2013-05-20 17:20:36
全ての歯がちゃんとそれぞれの役割を持って機能する為にも、矯正治療をお勧めします。

専門医院に相談される事をお勧めします。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: TTAAKKさん
返信日時:2013-05-20 17:34:38
色々なご意見ありがとうございました。

先生方の意見も参考にさせていただいて、今後の治療について考えてみたいと思います。

ご回答いただきありがとうございました。
回答 回答9
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-05-20 20:05:46
>全ての歯がちゃんとそれぞれの役割を持って機能する

それなら必ずしも矯正治療でなくても、担当の先生の盛り上げ案でもよかったのではありませんか?

担当の先生の案がダメな根拠として、例えば、審美的に劣るとかであれば否定する理由にはなると思いますが・・・。




タイトル 開咬の矯正、奥歯数本の歯に何か盛って高さを合わせる治療について
質問者 TTAAKKさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
噛み合わせ(咬合)治療
顎関節症
開咬・オープンバイト(前歯が噛まない)
回答者




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