10歳、反対咬合の歯列矯正

相談者: きょんままさん (35歳:女性)
投稿日時:2013-06-06 06:35:46
お世話になります。

10歳の男の子です。
反対咬合矯正の検査を受けました。
遺伝で、父親も顎が大きいですが、下の歯が出ている程ではありません。
10歳の子供の方が、既に父親より下の歯が出ています。
歯並び、左右の対象、上あごの位置は、日本人の標準数値にほぼ合っていて問題なし。
下顎のみかなりの成長で、大人の矯正だと即手術の値だそうです。

子供なので、上あごの成長を促し下顎の成長を制限する お面と言う道具を使って、対応可能ということでした。
しかし、数値的には、第二次治療時判断で、外科的治療の可能性もかなり高いということでした。

外科的治療の可能性が高い状態で、正常値の上あごの成長を促進させても良いものなのでしょうか?
鼻から下が出ている状態にはならないのか、心配です。

現在の病院は、外科的治療は行っていません。
先を考え、対応した病院に検査・転院をお願いしたほうがいいのでしょうか?

外科的治療になる可能性が高くても、まずは第一次矯正治療を行うべきなのか?
ちなみに、保険が適用されるほどではありません。と言われました。

長々とすみません。子供の事となると悩みます。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-06-06 07:06:07
きょんままさまおはようございます。

お子様の反対咬合が骨格性で、将来的には外科矯正の可能性もあるとの診断なようですね。

外科矯正も考えていらっしゃるなら、個人的には身長の伸びが止まるまで矯正治療はしないほうがいいように思います。

それまでむし歯を作らないようお菓子の食べすぎに注意なさるのがいいのではないでしょうか。

実際に拝見したわけではないので、一度外科矯正も取り扱っている矯正医に診ていただいて、意見をお聞きになるのがいいように思います、参考になさってください。

むし歯の出来ない砂糖の量 http://yamadashika.jp/prevent05.html

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-06-06 08:16:22
上顎の前方成長を促進させる治療は考えられるものですが、年齢的に若干遅かったようにも思えます。
只、行う事のデメリットは思い当たりません。

下顎の成長を抑制する装置の効果については微妙なところだと思います。(あまり期待出来ないとは思います) 
外科処置の可能性があるのでしたら、下顎前歯を後方(舌側)に傾斜させることは慎重(或いは、行わない)にされたら良いと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-06-06 16:19:28
通常矯正外科矯正では、歯を動かす方向が逆です。

@ 1期治療(小児矯正)を受け、結果的に外科矯正を避けられた場合には、非常に有益な場合もあると思います。

A 過大な下顎骨の成長により、2期治療において外科矯正を避けられなかった場合には、1期治療において、外科矯正の術前矯正とは逆方向に、歯を動かした分だけ、2期治療の術前矯正が難しくなったり、2期治療の長期化を招く場合もあります。

残念ながら、現在の矯正歯科治療では、下顎骨の顎骨成長を予測することは難しく、また、1期治療において、上顎骨の前方成長を促すことはある程度可能ですが、下顎骨の成長を抑制することは、難しいのが現状です。

そのため、1期治療を受ける選択、見送る選択のいずれにも、ギャンブル性と利点・欠点があります。


そのような事情もあり、下顎前突のお子さんでは、矯正治療計画立案に長期的な視点が必要となります。

まずは、現在のお子さんの状態を詳しく把握している、矯正担当医と充分にご相談ください。

担当医に充分な説明を求め、理解・納得の上で、1期治療を受けられるか、見送るかを、選択されることをお勧めします。

また、別の矯正専門医にセカンドオピニオンを求めることも有益だと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: きょんままさん
返信日時:2013-06-07 05:14:52
貴重なご意見をありがとうございました。
とても参考になりました。

子供に外科矯正をお願いする気持ちにはなれず、通常矯正をできる限り頑張ろうと思います。

別の矯正専門にも行ってみようと思います。

ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-06-07 12:59:17
解決になっていましたが、補足でコメントさせてください。

あらゆる医療に通じる考え方ですが、医療に、無理は禁物です。

本来、外科矯正が望ましい状態なのに、通常矯正にこだわったり、本来、抜歯矯正が望ましい状態で、非抜歯矯正にこだわる場合には、悲劇的な結果につながる可能性が極端に高くなります。

10歳の男の子ですから、現在は、お子さん自身が、歯並びに悩んでいるというよりは、ご両親が気にされている時期だと思います。

精密分析の結果、「2期治療で、外科矯正の可能性が高い」と診断された場合、ご両親の「お子さんには、将来外科矯正を受けさせたくない」という思いから、無理な1期治療を長期間続け、悲劇的な経過をたどることは珍しくありません。


もし、1期治療を受けるという選択をした場合でも、顎骨成長は個人差が大きいため、今後の下顎骨の成長量を予測することは難しく、残念ながら1期治療で、下顎骨の成長量を抑制することは、現実的にはほぼ不可能です。

お子さん自身の希望がはっきりする2期治療(高校生以降の時期)の段階で、お子さん自身が外科矯正治療を希望する可能性もありますし、外科矯正以外では、対応が難しいほど、下顎骨が過剰に成長している可能性もあります。

そのような場合でも、外科矯正治療で、問題なく対応できる範囲内での矯正治療にとどめるという長期的な視点・配慮が、下顎前突症のお子さんの1期治療では大切になります。

まずは、長期的な視点をもって、矯正専門医とご相談することをお勧めします。

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 10歳、反対咬合の歯列矯正
質問者 きょんままさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
子供の歯列矯正
下顎前突(受け口)
回答者




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