左上4番抜髄後のコア、アンレーorクラウンで迷っています(フランス)

相談者: ベルダンさん (54歳:女性)
投稿日時:2013-06-02 12:10:18
こんにちは

左上4番の歯についてご相談いたします。
よろしくお願いします。

この歯は2週間前に拔随し、これから次の治療にかかるところですが、歯科医の先生から2つの提案を受けています。

1、インレイ+オンレイ
2、インレイコア+クラウン 
コアにはコバルトが使われているそうです。 
クラウンは中が金属で外はセラミックです。
 
補足説明をいたしますと、この歯は拔随前、歯の三分の一ほどの大きなインレイが入っており二次カリエスのため拔随に至りました。

また5番側に亀裂が入っていますが、エンドの先生によるとクラウンをかぶせる場合には亀裂部分は削られて無くなるとのことでした。
今は少し亀裂が見える高さまで削ってあるようです。
私は思春期から夜間、歯ぎしりをする癖があり、マウスピースをして寝ていますが、食いしばりはなおっていないような気がします。
他に割れた歯は今のところありません。

担当の先生は歯が割れるリスクが少ないとして、クラウンを薦めていますが、オンレイをかぶせても同じ強度を得られないのでしょうか?

私としては、歯をなるべく削りたくありませんが、本当にリスクが少ないならクラウンも仕方ないかと考えています。

長期的に考えてどちらを選択をするべきか、諸先生がたのご意見をお聞かせ下さい。

また、選択の基準として考慮に入れなくてはならない事がありましたらお教えください。
現在フランスに在住ですが、こちらでは細かい情報が入りにくく困っています。

どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-06-02 13:39:33
抜髄した歯は、教科書的には全部被覆冠にする事になっていますが、残存歯質の量によってはアンレーや充填で対応できる場合もあります。

これは実際に診た歯科医が判断することであって、ネット相談では回答できる問題ではありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ベルダンさん
返信日時:2013-06-08 07:28:16
細見先生、ご回答を頂きありがとうございました

その後、問題の歯に違和感があり、時々歯茎に刺すような刺激があるるため、念のため次の処置に移る前に、拔随をしてくれたエンドの先生に再度診察をお願いしました。

その結果、痛みについはレントゲンと歯茎の診察から問題はないと思われる。
また今後については、歯の三面が完全に残っており、根が細い事もあるので、インレイコアではなくコンポジットを充填してクラウンを被せる方が良い、と言われました。

この方法はフランスではあまり一般的ではないようで、、私の担当の総合歯科の先生はいやがられ、結局エンドの先生が最後まで看てくれる事になりました。


そこでお伺いしたいのは、

1、拔随後3週間経ちますが、こういう痛み、違和感がある事について不安があります。
他にクラウンを被せずに経過観察できる方法はありますか?


2 コンポジットを充填した場合もクラウンを被せる前に、歯をかなり削ることになるのでしょうか?


3 最後に、この方法は日本では一般的なものでしょうか?

同じ歯科医院で専門の違う先生に、異なる提案を受けて混乱しています。

ご意見をお聞かせください。
よろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-06-08 09:15:15
実際に拝見していないので、あくまでも個人的な意見だけを書きます。


>食いしばりはなおっていないような気がします。

TCH是正に取り組まれる事をお勧めいたします。

参考⇒TCH、歯列接触癖


>歯が割れるリスクが少ないとしてクラウンを薦めていますが、オンレイをかぶせても同じ強度を得られないのでしょうか?

同じ強度は得られないような気がします。


>1、拔随後3週間経ちますが、こういう痛み、違和感がある事について不安があります。他にクラウンを被せずに経過観察できる方法はありますか?

しばらくレジン充填だけで経過観察と言う場合もあると思います。


>2 コンポジットを充填した場合もクラウンを被せる前に、歯をかなり削ることになるのでしょうか?

最小限の削りで済むはずです。


>3 最後にこの方法は日本では一般的なものでしょうか?

レジンコア+クラウンと言う方法は特に珍しい方法ではありません。


>歯の三面が完全に残っており

個人的にはレジンコア+ダイレクトレジン、またはレジンコア+インレーで経過観察をするような気がします。

確かにダツリや破折のリスクはありますが、レジンコアであれば歯根破折に至るような、重篤な破折に進行する事はほとんどありません。
重篤な破折に至らなければ、修復物は何度かやり直す事が可能です。

確かにクラウンにすれば修復物の破折やダツリのリスクは最小限になると思いますが、虫歯のリスクに関して言えば「天然のエナメル質」を除去してしまう事で逆に上がってしまうでしょう。

歯根破折さえしなければクラウンにはいつでも移行できますから、現時点では(経過観察と言う意味も含めて)最小限の削りで修復できる方法を選択されるのがよろしいような気がします。


参考にされてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-06-08 11:01:06
抜髄した臼歯インレーなどの部分修復を行った場合、折れる可能性が考えられます。
基本的には歯冠全体を外から覆うクラウンの形が理想です。

ただ、コアに用いる材料としてのコバルトは容認できません。

コバルトは鋳造精度が低いので、フィットの悪いコアになり得ます。
コアのフィットが悪いと徐々に緩んできて、歯根内部でコアが動くことで歯の破折を招くので、できれば金属であれば白金加金、またはファイバーコアなどを用いるほうがよろしいかと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ベルダンさん
返信日時:2013-06-12 06:25:54
櫻井先生、タカタ先生、

お忙しい中、早々にご回答を頂きまして有り難うございました。、

先生方のアドバイスを頂き、先日こちらの歯科医の先生に相談しましたところ、やはりレジン充填が良いと言う事で、昨日何層にもわけてレジンを充填してもらいました。

それだけでちゃんと歯の形になっているような気がするのですが、この後、仮のクラウンを被せた方が良いと言わています。

これを機にtchの是正に取り組んでみます。

コバルトのコアを回避する事ができて本当に良かったと思います。

どうも有り難うございました。



タイトル 左上4番抜髄後のコア、アンレーorクラウンで迷っています(フランス)
質問者 ベルダンさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯のヒビ(ひび割れ)
詰め物、インレーその他
歯軋り(歯ぎしり)
お勧めの土台(コア)
根管治療後の詰め物・被せ物
フランス
回答者




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