下6番のインプラントの耐久年数と定期検診

相談者: ひまわり畑さん (34歳:女性)
投稿日時:2013-06-15 15:16:19
4年程前に、下の歯の第1大臼歯(6番)をインプラントにしました。

材質はセラミックだったと思います。

インプラントをするとき、歯茎が少し痩せてしまっていたので、上の歯茎?から皮膚を移植しました。
その他、部分的に治療している歯は2本です。

普段、夜のみインプラント用の歯間ブラシで掃除をします。

このような状態の場合、インプラントはどのぐらいもちますか?

また、インプラントがダメになった場合、もう一度、作り直すことができるのですか?
できるとしたら、どのように作り直すのですか?



6ヶ月おきに全体的なチェックを含めて、インプラントの状態をみていただいています。
今のところ問題はないようです。

定期検診についてですが、痛みなど特に問題がなかった場合、レントゲンは撮らないものですか?

先生がインプラントの部分を見てチェックするだけなので、中は問題ないのかなぁと不安になります。

これが普通なのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-06-15 15:49:27
>4年程前に、下の歯の第1大臼歯(6番)をインプラントにしました。
>材質はセラミックだったと思います。

インプラント体がセラミックスですか?(ちょっとあり得ないと思います)
上部構造がセラミックスなら理解できますが…。


>このような状態の場合、インプラントはどのぐらいもちますか?

どのような状態か診て見ないと何とも言えません。

一般的には下顎6番の10年生存率は95%以上と言われております。


>インプラントがダメになった場合、もう一度、作り直すことができるのですか?

上部構造が破損しただけであれば差し歯などと同様、型取りをし治すだけで作り直せます。
フィクスチャーがダメになったら除去して再オペをする事になると思います。


定期検診についてですが、痛みなど特に問題がなかった場合、レントゲンは撮らないものですか?

担当の先生の考え方次第です。

頻繁にレントゲンを撮る先生もいらっしゃれば、問題が無いと判断すれば、余計な被曝を避けるためにあまりレントゲンは撮らない先生もいらっしゃいます。


インプラントについては、こちらを参考にされてみてください。
参考:
歯科インプラントの費用・治療費やメリット・デメリット、成功率、写真など

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひまわり畑さん
返信日時:2013-06-15 16:26:06
櫻井先生、ありがとうございます。

書き方が悪くてすいません。
セラミックなのは上部構造のことです。

今のまま問題がなければ、10年はもつ可能性が高いのですね。

定期検診のことも安心しました。

大切に使いたいと思います。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-06-15 21:07:01
>4年程前に、下の歯の第1大臼歯(6番)をインプラントにしました。
>材質はセラミックだったと思います。

インプラント体がセラミックスではなくジルコニアは白いインプラント体としてありますが、一般的とは言い難いですね。


>このような状態の場合、インプラントはどのぐらいもちますか?

一般的10年生存率は95%以上と言われいますが、ジルコニアインプラント体は発売後10年はまた経過していないので答えはありません。

これから分かっていくと思います。

定期健診をしてよく診てもらって下さいね。

参加までに。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひまわり畑さん
返信日時:2013-06-15 22:17:16
加藤先生、ありがとうございます。

すいません、私の言葉が足りませんでした。
セラミックなのは上部構造のところだと思います。

歯茎が少し痩せていたので、インプラント体がどのぐらいの年数もつのか、また、上部構造がセラミックの場合どのぐらい使えるものなのか、教えていただけたらと思い、今回質問させていただきました。

定期的にみていただき、大切に使いたいと思います。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-06-16 09:09:48
インプラント体がどのぐらいの年数もつのか、また、上部構造セラミックの場合どのぐらい使えるものなのか

チタンのインプラント体、セラミックスの上部構造、共に材料としては100年以上持ちますよ(笑)。

ただし、「生体内」で「機能させる」と言う事になると話は別です。

ご自身のセルフケア、定期的なプロフェッショナルケア、そして力のコントロール、それら全て出来ていると言う事が長期安定には必要だと思っています。

最近は特に「力のコントロール」が重要だと思っております。


先日、久しぶりに自分の患者さんのインプラント除去を行いました。

勤務医時代にオペを行い、定期クリーニングも10年以上通われている方でした。
除去したインプラント体は非常にキレイで感染の後は認められませんでした。

個人的には力によりインテグレーションが破断した物と解釈しております。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひまわり畑さん
返信日時:2013-06-16 21:48:02
櫻井先生、ありがとうございます。

固い食べ物が好きなので、インプラントに負担をかけてしまっているかもしれません。
気をつけて食べるようにしたいと思います。


私は痛がりで、怖がりです。
インプラント体を埋め込む際、ものすごく怖かったです。
終わる頃には気分が悪くなっていて吐きそうでした。

もし、インプラント体がダメになったとき、それを取り除く手術が必要になるかもしれないと思ったらすごく怖いです。

インプラント体はどうやって取り外すのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-06-17 11:15:09
インプラント体はどうやって取り外すのでしょうか?

状態により違います。

回答3で書かせていただいた患者さんに関しては、インプラント体を反時計回りにクルクルと回すと取れました。
浸潤麻酔をしましたが、おそらくいらなかったでしょうね)


インプラント体の破折などでフィクスチャー自体がインテグレーションしているような場合にはインプラント体と骨の間に専用のドリルを入れて骨ごと削り取ります。
(この場合は普通に麻酔をしてフラップを起こす事が多いです)

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-06-17 17:54:37
ご相談ありがとうございます。


>このような状態の場合、インプラントはどのぐらいもちますか?


6番の場所は強い力だかかります。
全体とのかみ合わせにより結果が異なります。


>インプラントをするとき、歯茎が少し痩せてしまっていたので、上の歯茎?から皮膚を移植しました。


その状況によっては別の注意が必要です。
最近確認されたことは、インプラント治療後に歯周病と同じ症状が、かなり高頻度に出ることがわかりました。

従ってそのための検査が必要になるかもしれません。




>インプラントがダメになった場合、もう一度、作り直すことができるのですか?


フィクスチャーがダメになったら除去できますが、あまり悪化してしまってからでは、顎の骨のダメージが大きくなることもあります。

また早めに撤去すると以前は大変でしたが、最近は撤去用に道具があり、以前よりも容易となってきました。



定期検診についてですが、痛みなど特に問題がなかった場合、レントゲンは撮らないものですか?


インプラントにおこる周囲炎は、歯周病と同じで痛みはほとんど出ません。

したがって、定期的な検査にレントゲンとポケット測定が必要な時代となりました。
古いメインテナンスではポケット測定はしない方がいいと教わりましたが、最近全く逆に変わっております。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひまわり畑さん
返信日時:2013-06-17 22:17:53
櫻井先生、ご回答ありがとうございます。

私も取らないといけないときは、クルクル回すだけだったらいいなぁと思います。
骨を削るのは怖いです。
インプラント体が折れるのは、稀なことなのでしょうか?


さがら先生、ご回答ありがとうございます。

やはり6番は力がかかるのですね。
歯茎から皮膚を移植した場合の検査とは、どのような検査ですか?

かかりつけの歯科では、すべての歯について、虫歯の有無・ポケットの深さを測定・クリーニングをしてもらっています。
そして最後に先生が、インプラントの状態を見て、異常がないか触って調べてくれます。


インプラント側に親知らずが斜めに少しだけ生えていて、たまに痛みます。

それを伝えたときにレントゲンを撮りました。
インプラントの部分も一緒に写っていましたが、たまたま写ったのか、インプラント部分も必要だから一緒に撮ったのか分かりませんでした。

でも、今回レントゲンを撮らなかったので、撮らなくてもいいのかなぁ…と不安に思い、ご相談させてもらいました。 

歯周炎歯周病の違いが分からないのですが、歯茎も含めてしっかり磨けばこれらのトラブルは避けられるでしょうか?
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2013-06-18 09:22:33
インプラント体が折れるのは、稀なことなのでしょうか?

僕は400本近く埋入して折れたのは1本です。
(フラメンコのダンサーの方で強烈なブラキサーでした)

なので「稀な事」と理解いただいてよろしいかと思います。


歯周炎歯周病の違いが分からないのですが、

基本的には言葉の違いだけです。

歯の周りに起こるのは「歯周炎(歯周病)」。
インプラントの周りに起こるのは「インプラント周囲炎」と言うだけです。

病気の進行はインプラント周囲炎の方が早い場合が多く、問題点も多々ありますが、患者さんが出来る事はほぼ同じです。


歯茎も含めてしっかり磨けばこれらのトラブルは避けられるでしょうか?

セルフケアとプロフェッショナルケア(「プラークコントロール」)、と「力のコントロール」をしっかりされてください。

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回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2013-06-18 09:54:52
ご返信ありがとうございます。


歯茎から皮膚を移植した場合の検査とは、どのような検査ですか?


今までの定説とは全く逆で、定期的にインプラントのポケット測定をすることです。

移植の有無に関係なく必要です。
お話の状況によっては移植によりさらに危険度が高くなることもあります。

したがって、肉の移植の前に、骨のブロック移植あるいは骨延長のほうが安定する可能性が大きいと、私個人的には考えています。

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回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2013-06-18 11:39:09
博多の児玉です。

歯茎が少し痩せてしまっていた

どの程度なのかわかりませんが、年齢を考慮すると力の問題が潜んでいる様な気がします。

もしもそうであるなら、櫻井先生が書かれているように、歯にかかる「力のコントロール」が必要かもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ひまわり畑さん
返信日時:2013-06-18 23:37:47
櫻井先生、何度もありがとうございます。

折れることは稀だと聞いて安心しました。
力のコントロールですか…。ときどき、歯を噛み締めているときがあるみたいです。

噛み締めが原因で、首のリンパが腫れることはありますか?

今、自己免疫疾患の疑いがあり、病院に通院しているのですが、頻繁に、首のリンパが腫れていると指摘されます。
耳の下が痛い自覚症状はあります。



さがら先生、度々のご回答ありがとうございます。

6ヶ月おきにポケットの測定はしてもらっていて、インプラントも含めて全て異常はありませんでした。
でも、年齢を重ねていくうちに歯茎のトラブルも起こるかもしれないですよね。

膚移植以外にも様々な手段があるのですね。
もうこれ以上、痛くて怖い思いをしたくないので、ケアをしっかりしたいです。



児玉先生、ありがとうございます。

歯茎が少し痩せた原因は、抜歯後の放置です。

ブリッジだと健康な歯を削ることになるから嫌だし、でもインプラントをする勇気もなくて、しばらく悩んでしまったからです。

いざインプラントを、となったときに皮膚移植もしなくてはならなくなって、余計に怖い思いをすることになり後悔しました。
やはり、力のコントロールですね。
気をつけたいと思います。



タイトル 下6番のインプラントの耐久年数と定期検診
質問者 ひまわり畑さん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラントその他
回答者




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