慢性疼痛及び非定形顔面痛に効果がある薬
相談者:
ペインさん (30歳:男性)
投稿日時:2013-06-25 00:29:20
以前にも質問させて頂いた者ですが。
慢性疼痛及び非定形顔面痛にはやはりトリプタノール以外はあまり効果が無いのでしょうか?
私の痛みは神経痛のようなもので現在は神経ブロックとトリプタノールとリオレサールを服用しています。
ただ慢性疼痛は月の満ち欠けと言われているらしく良い時と悪い時があるのが普通だそうです。
人類史上最悪の痛みの一つと言われるこの劇的に効果のある薬はないんでしょうか・・・今のかかりつけのペインクリニックの先生はトリプタノールがやはり特効薬に近い存在らしいです。
今は状態がかなり悪く痛みが酷い時は倒れそうになる時があります。
慢性疼痛及び非定形顔面痛にはやはりトリプタノール以外はあまり効果が無いのでしょうか?
私の痛みは神経痛のようなもので現在は神経ブロックとトリプタノールとリオレサールを服用しています。
ただ慢性疼痛は月の満ち欠けと言われているらしく良い時と悪い時があるのが普通だそうです。
人類史上最悪の痛みの一つと言われるこの劇的に効果のある薬はないんでしょうか・・・今のかかりつけのペインクリニックの先生はトリプタノールがやはり特効薬に近い存在らしいです。
今は状態がかなり悪く痛みが酷い時は倒れそうになる時があります。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2013-06-25 01:37:27
こんにちは。
ドラッグチャレンジテストは受けられたでしょうか。
その結果によっては交感神経遮断薬、抗不整脈薬、麻薬系鎮痛剤などが効くことがあります。
局所麻酔薬やカプサイシンクリームを塗るという方法もあります。
ドラッグチャレンジテストは受けられたでしょうか。
その結果によっては交感神経遮断薬、抗不整脈薬、麻薬系鎮痛剤などが効くことがあります。
局所麻酔薬やカプサイシンクリームを塗るという方法もあります。
回答2
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2013-06-25 08:06:36
ペインさん、こんにちは。
慢性の疼痛で非常につらい思いをされていらっしゃるようですね。
この慢性疼痛は、どのように始まったのでしょうか?
喫煙はしますか?
痛みの部位、性質、持続時間、一日に痛む回数、痛みのレベルなど、詳細に診察をしてみないと、残念ながら分かりません。
もともと、非定型顔面痛というのは、痛みが何がなんだかよくわからない時に用いられていた診断名で、現在はそのうちの多くが神経障害性疼痛であると考えられています。
ただ、ペインさんの痛みの説明から思うのは非定型顔面痛の中でも、神経障害性疼痛とは異なるように感じます。
慢性疼痛にも色々な種類があり、歯痛に感じられる頭痛のようなものもあります。
自殺を考えるほどの痛み、神経痛のような突発的に来てすぐ収まる、月の満ち欠けのように悪い時と良い時がある、脳に異常が認められない(多発性硬化症や血管による三叉神経の圧迫が認められない)などの以上の特徴を考えると、群発性頭痛も可能性として考えないといけません。
痛みが左右両側に出ているようなので、群発性頭痛ではないと思うのですが、文章からは否定できないような印象を受けました。
群発性疼痛 (cluster headache) の診断基準は以下の通りです。
1.片側性の側頭部から眼窩部周辺の15分−180分に及ぶ激痛
2.片側性の副交感神経症状(目が潤む、鼻が詰まる、目がトロンとする、汗・熱感が出る)または痛みが出た時はじっとしていられなくなる(のた打ち回る、痛みに耐えられずウロウロする、壁に頭を打ち付けるなど)
3.2日1度から1日8回までの頻度でこれが起こる。
4.その他の疾患が除外されている。
上記より短い痛みが、1日のうちにより頻繁に起こる場合は、同じようなカテゴリーで、発作性偏頭痛(paroxysmal hemicrania)という頭痛があります。
これらの頭痛は、トリプタノールや神経ブロックは効かず、他のカテゴリーの薬が有効です。
慢性疼痛に関しては、トリプタノールやリオレサール以外にも使用できる薬剤はとてもたくさんあります。
ただ、有効量が個人によって異なるために、徐々に薬剤を増量していくという治療方針になります。
一つの種類の薬剤が効かないなら、他の薬剤に切り替えるなど、いろいろ試して、有効なものを探し当てるという作業が必要となりますので、有効にマネージメントができるまで時間がかかることはめずらしくありません。
しかし、ペインクリニックの先生が、トリプタノールとリオレサール以外に使用できる薬剤が無いとおっしゃるのならば、他のペインクリニックでセカンドオピニオンを求めてもよいと思います。
早く痛みのマネージメントができるようになるとよいですね。
お大事になさってください。
慢性の疼痛で非常につらい思いをされていらっしゃるようですね。
この慢性疼痛は、どのように始まったのでしょうか?
喫煙はしますか?
痛みの部位、性質、持続時間、一日に痛む回数、痛みのレベルなど、詳細に診察をしてみないと、残念ながら分かりません。
もともと、非定型顔面痛というのは、痛みが何がなんだかよくわからない時に用いられていた診断名で、現在はそのうちの多くが神経障害性疼痛であると考えられています。
ただ、ペインさんの痛みの説明から思うのは非定型顔面痛の中でも、神経障害性疼痛とは異なるように感じます。
慢性疼痛にも色々な種類があり、歯痛に感じられる頭痛のようなものもあります。
自殺を考えるほどの痛み、神経痛のような突発的に来てすぐ収まる、月の満ち欠けのように悪い時と良い時がある、脳に異常が認められない(多発性硬化症や血管による三叉神経の圧迫が認められない)などの以上の特徴を考えると、群発性頭痛も可能性として考えないといけません。
痛みが左右両側に出ているようなので、群発性頭痛ではないと思うのですが、文章からは否定できないような印象を受けました。
群発性疼痛 (cluster headache) の診断基準は以下の通りです。
1.片側性の側頭部から眼窩部周辺の15分−180分に及ぶ激痛
2.片側性の副交感神経症状(目が潤む、鼻が詰まる、目がトロンとする、汗・熱感が出る)または痛みが出た時はじっとしていられなくなる(のた打ち回る、痛みに耐えられずウロウロする、壁に頭を打ち付けるなど)
3.2日1度から1日8回までの頻度でこれが起こる。
4.その他の疾患が除外されている。
上記より短い痛みが、1日のうちにより頻繁に起こる場合は、同じようなカテゴリーで、発作性偏頭痛(paroxysmal hemicrania)という頭痛があります。
これらの頭痛は、トリプタノールや神経ブロックは効かず、他のカテゴリーの薬が有効です。
慢性疼痛に関しては、トリプタノールやリオレサール以外にも使用できる薬剤はとてもたくさんあります。
ただ、有効量が個人によって異なるために、徐々に薬剤を増量していくという治療方針になります。
一つの種類の薬剤が効かないなら、他の薬剤に切り替えるなど、いろいろ試して、有効なものを探し当てるという作業が必要となりますので、有効にマネージメントができるまで時間がかかることはめずらしくありません。
しかし、ペインクリニックの先生が、トリプタノールとリオレサール以外に使用できる薬剤が無いとおっしゃるのならば、他のペインクリニックでセカンドオピニオンを求めてもよいと思います。
早く痛みのマネージメントができるようになるとよいですね。
お大事になさってください。
相談者からの返信
相談者:
ペインさん
返信日時:2013-06-26 23:57:44
樋口先生及び安藤先生ご丁寧な回答ありがとうございます。
この慢性疼痛及び非定形顔面痛は10年ほど前から始まりました。
当時は喫煙していましたね、ただ9年前から喫煙しています。
痛む所は必ず決まっていて、上の左右の第二大臼歯と右側の第一小臼歯になります。
痛みの種類は神経痛のようなほんの一瞬の痛みです、それも突発的にやってきて通常の歯の痛みではありません。に左の第二大臼歯の痛みが凄まじくて(ここは既に抜歯しており歯がありません)酷い時は失神するぐらい強烈な痛みが来ます。
ちなみに痛みの無い時は全く普通の人間の口の中の状態です。
MRIでも異常が認められず、外科的な治療でも効果はありませんでした。
静岡口腔外科の井川先生によると、肉体の病気ではないそうです。
症状としては三叉神経痛に近いかもしれませんがこちらの可能性もないそうです、自分で言うのもあれですがこの痛みは悪いと思えばとことん悪くなって弱い痛みでも強く感じたりして一度嵌ると中々普通の状態に戻る事が難しくなります。
逆に状態が良い時だと、痛みがあっても一時的なものだとか解釈してあまり気に留めずにそれが結果的に痛みを抑えてる気がします。
この慢性疼痛及び非定形顔面痛は10年ほど前から始まりました。
当時は喫煙していましたね、ただ9年前から喫煙しています。
痛む所は必ず決まっていて、上の左右の第二大臼歯と右側の第一小臼歯になります。
痛みの種類は神経痛のようなほんの一瞬の痛みです、それも突発的にやってきて通常の歯の痛みではありません。に左の第二大臼歯の痛みが凄まじくて(ここは既に抜歯しており歯がありません)酷い時は失神するぐらい強烈な痛みが来ます。
ちなみに痛みの無い時は全く普通の人間の口の中の状態です。
MRIでも異常が認められず、外科的な治療でも効果はありませんでした。
静岡口腔外科の井川先生によると、肉体の病気ではないそうです。
症状としては三叉神経痛に近いかもしれませんがこちらの可能性もないそうです、自分で言うのもあれですがこの痛みは悪いと思えばとことん悪くなって弱い痛みでも強く感じたりして一度嵌ると中々普通の状態に戻る事が難しくなります。
逆に状態が良い時だと、痛みがあっても一時的なものだとか解釈してあまり気に留めずにそれが結果的に痛みを抑えてる気がします。
回答3
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2013-06-27 01:09:13
ペインさん、こんにちは。
残念ながら、実際に診察をしてみないと前回書いたような推察の答えしかできません。
痛みのマネージメントには様々な薬を使いますので、もし同じ先生に長期間かかったことが無いのならば、すべてのタイプの薬を試していない可能性があります。
ペインクリニックの先生に、今までどんな治療法をどれくらいの期間試して、そして他にはどのような治療法があるのかを相談してみてください。
お大事になさってください。
残念ながら、実際に診察をしてみないと前回書いたような推察の答えしかできません。
痛みのマネージメントには様々な薬を使いますので、もし同じ先生に長期間かかったことが無いのならば、すべてのタイプの薬を試していない可能性があります。
ペインクリニックの先生に、今までどんな治療法をどれくらいの期間試して、そして他にはどのような治療法があるのかを相談してみてください。
お大事になさってください。
タイトル | 慢性疼痛及び非定形顔面痛に効果がある薬 |
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質問者 | ペインさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
口腔外科関連 専門的な質問その他 その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。