9歳児の矯正。急速拡大装置とクワドヘリックス床矯正の違いは?

相談者: mym-kさん (9歳:男性)
投稿日時:2013-07-01 23:35:35
こんにちは
子どもの矯正についてお願いします。

9歳の息子なんですが、乳歯の隙間がなく抜けてもなかなか生えてくる気配がなく前歯の左右1番が2〜3mm近くすきっ歯になってます。

レントゲンを撮ったら上前歯左の2番目が1本ないと言われあごも小さいので矯正を勧められました。



4軒、矯正歯科をまわり聞いたところ

@中学生くらいから矯正を始めて上下計3本を抜歯して矯正する形になるかも


A今すぐにでもスケルトンタイプの拡大装置(急速拡大装置)を使って矯正していく。

床矯正装置で拡大したのと違い正中口蓋縫合を広げられて鼻詰まり、いびき、アレルギー風邪を引きやすい等の症状も改善される。

床矯正装置では口呼吸の改善につながらない


Bクワッドへリックスか床矯正装置を使用する


C床矯正装置を使用する


息子は、鼻詰まり、いびき、アレルギー、風邪を引きやすい等全ての症状に当てはまるので口呼吸の改善も出来ればと思います。

が、Bのかかりつけの歯科医では、急速拡大装置も床矯正装置も結果は同じになると言われ矯正すれば、正中口蓋縫合は広がるのが当たり前なのでそれを強調するAの歯科医は…と言われました。

それに矯正は歯についてのものだから、それらの諸症状の改善はあくまでもおまけくらいに思っていてほしいとも。

料金は、60〜70万円でどちらもそうかわりありません。
床矯正拡大装置を使用して上下で数万円というところもありました。

全て同じ結果になるならなぜこんなにも歯医者によって料金等が違うのでしょうか?



6歳の娘も息子以上に隙間がなく、まだ乳歯は1本も抜けてませんが噛み合わせが悪くセンターがずれていて左側の下の歯が上の歯にかぶさってると言われこのままでは受け口になるから矯正したほうがいいと言われてます。

Bのかかりつけの歯医者では、もうしばらくしてから治療を始めても遅くないと言われましたが、他の歯科では、すぐにでもした方がいいと言われました。



迷ってる理由の一つに、Aの歯科医は矯正の先生が月に一度だけ来院されて治療に当たられていること。

Bのかかりつけの歯科は、腕はいいと評判の先生で私も信頼してますが、矯正の看板を上げられたのが2年弱になること。


お金もかかるし、痛みもあると思いますので一番最善の方法で治療を受けさせたいと思ってますが何が一番いいのか分からなくなってますのでアドバイスをお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-07-01 23:48:21
mym-k さん、こんばんは。

>Aの歯科医矯正の先生が月に一度だけ来院されて治療に当たられていること。

治療方法とは別に、何かトラブルが生じた際に、どういった対応をしていただけるのか、説明していただいた方が良いかと思います。


4軒もの矯正歯科を回り、まだ迷っているのであれば、大学病院でご相談になってみるのも一法かもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mym-kさん
返信日時:2013-07-02 10:24:15
お返事ありがとうございます。

Aの歯科医は、トラブルがあれば電話で来院する歯医者の先生に対応されてそこの先生が処置をすると聞いてます。

Bの歯科医が言うようにスケルトンタイプの拡大装置(急速拡大装置)がクワッドへリックスや床矯正装置と同じ結果になるなら
なぜAの歯科医は違うと言うのかがよく分かりません。

歯の矯正と口呼吸の改善は、全く別なものとして考えてる方がいいのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-07-02 11:23:57
一般的には急速拡大装置には上顎正中口蓋縫合を離開させる効果があるといわれています。
簡単に言うと上顎骨を真ん中から左右に分けるということです。

骨が別れた部分には一時的に隙間ができますが、新たに骨ができて塞がってきます。

一方、クワドヘリックスや床装置は歯を外側に傾斜させることによってスペースを作るといわれています。
(年齢や力のかけ方によってはこれらの装置でも正中口蓋縫合の離開は起こるという意見もありますが、ここでは一般論として書かせていただきます)


ですので、

>矯正すれば、正中口蓋縫合は広がるのが当たり前なので

とは一概には言えないと思います。

>歯の矯正と口呼吸の改善は、全く別なものとして考えてる方がいいのでしょうか?

担当医が「歯の矯正のために口呼吸の改善が必要」と考えているのか、「歯の矯正の副次的効果として口呼吸の改善が期待できる」と考えているのかによって変わると思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2013-07-02 11:48:29
>スケルトンタイプの拡大装置(急速拡大装置)

本格的?で、バンドされた歯は歯体移動に外方に移動して、基本となることは、まだ癒合していない口蓋正中部の骨縫合部が開くということです。

>クワッドへリックスや床矯正装置

準急速拡大装置と称することがあり、口蓋正中部は、結果的に
緩徐にしか広げられず、臼歯は傾斜移動しがちになります。


どちらも後戻りの傾向があるのですが、スケルトンタイプの拡大装置の方が早く開くために血管などの組織の再生が遅れがちでひいては骨の成長が遅れて後戻りの度合いが強くなります。


クワッドへリックスや床矯正装置でも口蓋正中部は広がりますが、その度合いはスケルトンタイプよりは、少なくなります。

床タイプは、外せるだけに確実に装着してくれるかどうかが、わからないために一種の欠点的なことにはなりますが、それがこの装置の価値を下げるというわけではありません。

優劣で決めるのではなく個人個人口蓋の高さなどの特徴、広げる度合い通院の便などを考慮して決めます。


>歯の矯正と口呼吸の改善は、全く別なものとして考えてる方がいいのでしょうか

矯正分野に限らず、顎顔面構成の考え方に、鼻上顎複合体というものがありますから、大いに関係するものと思っていただいてよいと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-07-02 11:53:46
歯の矯正と口呼吸の間に、関係性があるのは明らかですが、どの程度の相関が存在するのか、信頼できる科学的なデータは、ほとんど存在しません。

そのため、

 「矯正は歯についてのものだから、それらの諸症状の改善はあくまでもおまけくらいに思っていてほしい]

というBの歯科医院の説明は、無難で、妥当だと思います。

いずれにしろ、1期治療(小児矯正)の後には、ほとんどの場合に、2期治療(仕上げの治療=マルチブラケット矯正)が必要になります。

 
@ 最終的に、どのような治療ゴールを目指すのか

A 1期治療(小児矯正)を行うことで、2期治療(仕上げの矯正治療)の段階で、どのようなメリットを得ることができるのか

B1期治療を行わないで、2期治療だけで対応する治療計画の場合のメリットとデメリット

などについて、納得できるまで説明を求めることをお勧めします。



また、クワッドへリックスと急速拡大装置は、異なった治療効果をもたらす矯正装置ですが、@〜Bについて、納得できるような説明を得ることができれば、自然と疑問点も解消されると思います。
 
可能であれば、矯正歯科医が常駐するような、矯正歯科専門医院へのご相談もお勧めします。
 
 

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-07-02 19:19:03
博多の児玉です。

>口呼吸の改善

口呼吸改善では、口周りの筋の改善も一緒にしていることが多いようです。

堀内先生が書かれたように、結果として改善すると思われたほうが良いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: mym-kさん
返信日時:2013-07-03 22:11:31
小林 誠 先生
堀 稔 先生
松山 哲朗 先生
堀内 淳 先生
児玉 紳佑 先生

こんばんは
お聞きしたことをよく考えて改めて矯正歯科専門医院に相談してみようと思っております。

貴重なお時間をさいて回答してくださり本当にありがとうございました。



タイトル 9歳児の矯正。急速拡大装置とクワドヘリックス床矯正の違いは?
質問者 mym-kさん
地域 非公開
年齢 9歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
歯列矯正(矯正歯科)その他
回答者




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