顎関節症のスプリントやボトックス治療について (海外)
相談者:
Mel3002さん (42歳:女性)
投稿日時:2013-07-02 22:56:48
顎関節症についてご相談させて頂きたく投稿いたしました。
15年ほど前から顎関節症の症状があり、日本国内にて、10年前にMRIの検査の結果、関節円板障害から変形性関節症の兆候も見受けられるとのことでした。
関節円板障害はかなりひどく、通常に機能していないため正常に戻ることは難しいだろうと言われました。
外科的手術も考えられるが、手術も別のリスクが伴うため、お勧めしないとの判断でした。
治療方法としては、本ホームページに記載されているような運動療法とスプリント療法でした。
スプリントは、下あごにはめるタイプで高さはなく、歯をカバーするようにかぶせるものです。
本サイトを見る限りでは、おそらく、かみしめを抑える、はぎしりを抑えるためのスタビライゼーション型スプリントかと思います。
その後、顎関節症は治らないと思っていたため、特に治療に通うことはしておりませんでしたし、スプリントの着用も寝苦しくなってしまうため、やめてしまいました。
ただ、先日、虫歯の治療のため、別の歯医者(海外)に行ったところ、顎関節症の為、開口ができないことを伝えると、別の型のスプリントの作成を勧められました。
詳細は、わかりませんが高さのあるスプリントのようで、このスプリントで、痛みや開閉のしにくさを少しは解消できるとのことでした。
また、スプリント以外の治療は、ボトックス注射をする方法とも言われましたが、私の場合は、おそらくスプリントで大丈夫だろうとの判断でした。
尚、今回の診療では、MRIの撮影等行っておらず、触診による診断です。
現在も、痛み止めを飲むほどの痛みはありませんが、多少の痛みは常時あり、顎の関節部分左右、口内部分左右共に手で押さえると強く痛みます。
開口も、通常のようにはできず、指2本分の開口が精一杯です。
また、現在、海外在住のため、歯科治療は保険外治療となり、スプリント作成にも日本とは桁違いの金額を提示されたこともあり、治療を進めるべきか迷っています。
素人判断ですが、今回のTMD治療は、ボトックス注射とも言われたことから、筋肉に対する治療なのではと想像し、私のような円板が正常に機能していない場合に適した治療なのか、さらに、スプリントの形状により、顎関節症が緩和するのかもわかりかねています。
日本国内と海外では、TMD(TMJ)治療にどのような違いがでるのか数ヵ月後に日本への一時帰国をする予定があるため、再度、日本での再検査や再治療も考慮にいれています。
何かアドバイスがありましたら、宜しくお願い致します。
15年ほど前から顎関節症の症状があり、日本国内にて、10年前にMRIの検査の結果、関節円板障害から変形性関節症の兆候も見受けられるとのことでした。
関節円板障害はかなりひどく、通常に機能していないため正常に戻ることは難しいだろうと言われました。
外科的手術も考えられるが、手術も別のリスクが伴うため、お勧めしないとの判断でした。
治療方法としては、本ホームページに記載されているような運動療法とスプリント療法でした。
スプリントは、下あごにはめるタイプで高さはなく、歯をカバーするようにかぶせるものです。
本サイトを見る限りでは、おそらく、かみしめを抑える、はぎしりを抑えるためのスタビライゼーション型スプリントかと思います。
その後、顎関節症は治らないと思っていたため、特に治療に通うことはしておりませんでしたし、スプリントの着用も寝苦しくなってしまうため、やめてしまいました。
ただ、先日、虫歯の治療のため、別の歯医者(海外)に行ったところ、顎関節症の為、開口ができないことを伝えると、別の型のスプリントの作成を勧められました。
詳細は、わかりませんが高さのあるスプリントのようで、このスプリントで、痛みや開閉のしにくさを少しは解消できるとのことでした。
また、スプリント以外の治療は、ボトックス注射をする方法とも言われましたが、私の場合は、おそらくスプリントで大丈夫だろうとの判断でした。
尚、今回の診療では、MRIの撮影等行っておらず、触診による診断です。
現在も、痛み止めを飲むほどの痛みはありませんが、多少の痛みは常時あり、顎の関節部分左右、口内部分左右共に手で押さえると強く痛みます。
開口も、通常のようにはできず、指2本分の開口が精一杯です。
また、現在、海外在住のため、歯科治療は保険外治療となり、スプリント作成にも日本とは桁違いの金額を提示されたこともあり、治療を進めるべきか迷っています。
素人判断ですが、今回のTMD治療は、ボトックス注射とも言われたことから、筋肉に対する治療なのではと想像し、私のような円板が正常に機能していない場合に適した治療なのか、さらに、スプリントの形状により、顎関節症が緩和するのかもわかりかねています。
日本国内と海外では、TMD(TMJ)治療にどのような違いがでるのか数ヵ月後に日本への一時帰国をする予定があるため、再度、日本での再検査や再治療も考慮にいれています。
何かアドバイスがありましたら、宜しくお願い致します。
回答1
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2013-07-02 23:23:13
西山です
文章のみからの推測が含まれている事をご了承ください。
関節円板障害が明らかであり、開講障害があるのであればクローズドロックの可能性が考えられますね。
だとすると、積極的な開口訓練が効果である可能性は十分考えられます。
ただ、開口訓練といっても様々なものがあり、痛くないレベルのものだと、効果は小さいかもしれません。
また、自発痛もあるということですので、なんらかのよけな力が関節に加わっていることも考えられます。
スプリントの使用については、睡眠中の力に対する対応を視野にいれているのだと思われますが、力は覚醒時にも生じることがあります。
痛みが日中や夕方にかけて増すようであれば、覚醒時の力をうまくコントロールする必要があるかもしれません。
文章のみからの推測が含まれている事をご了承ください。
関節円板障害が明らかであり、開講障害があるのであればクローズドロックの可能性が考えられますね。
だとすると、積極的な開口訓練が効果である可能性は十分考えられます。
ただ、開口訓練といっても様々なものがあり、痛くないレベルのものだと、効果は小さいかもしれません。
また、自発痛もあるということですので、なんらかのよけな力が関節に加わっていることも考えられます。
スプリントの使用については、睡眠中の力に対する対応を視野にいれているのだと思われますが、力は覚醒時にも生じることがあります。
痛みが日中や夕方にかけて増すようであれば、覚醒時の力をうまくコントロールする必要があるかもしれません。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-07-02 23:47:34
日本国内で保険治療を希望される場合には、スプリント治療が適応されるため、従来より、そして現在でも行っている医療機関が少なくないと思います。
只、そちらで高額な自費治療になるのでしたら、あえて本当に使用する必要があるのかどうかは、他の医療機関でも意見を求められたら宜しいのではないでしょうか。
只、そちらで高額な自費治療になるのでしたら、あえて本当に使用する必要があるのかどうかは、他の医療機関でも意見を求められたら宜しいのではないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
Mel3002さん
返信日時:2013-07-03 00:10:05
相談者からの返信
相談者:
Mel3002さん
返信日時:2013-07-03 00:18:41
回答3
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2013-07-03 00:29:24
西山です
以前、私もドイツ在住の日本人の患者さんを診たことがあります。
その方は2週間の滞在期間でしたので、強引に3回診察して、その後はメールで様子を伺っていたとう状況を経験したことがあります。
開口訓練については、実際に指導しないと正しく伝えられないので、申し訳ありませんが、ここで文章で書くことは出来ません。
>尚、痛みは、日中、夕方も大きく異なることなく、一定な感じがしています。
だとすると、睡眠中の要因はあまり大きくないような気もしますね。
以前、私もドイツ在住の日本人の患者さんを診たことがあります。
その方は2週間の滞在期間でしたので、強引に3回診察して、その後はメールで様子を伺っていたとう状況を経験したことがあります。
開口訓練については、実際に指導しないと正しく伝えられないので、申し訳ありませんが、ここで文章で書くことは出来ません。
>尚、痛みは、日中、夕方も大きく異なることなく、一定な感じがしています。
だとすると、睡眠中の要因はあまり大きくないような気もしますね。
回答4
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2013-07-03 06:51:02
Mel3002 さん、こんにちは。
長い間、顎関節症をお持ちのようですね。
現在、お住いの国はどちらになりますでしょうか?
アメリカにご在住でしたら、顎関節症科が併設されている歯科大学病院をご紹介できる可能性がございます。
治療費は安くはないですが、開業医と比較すると格段に安く抑えられると思います。
基本的には、現在Mel3002さんがご説明されている症状に対してはスプリント療法よりも理学療法(リハビリ訓練)の方が適している可能性が高いと思います。
筋肉の痛みに対しても、より安く、より安全であるトリガーポイント注射よりもボトックス注射の方が効果が高いというエビデンスは皆無に等しいと思います。
ただ、開口量が10年間の間も指2本程しか開いていない場合は、理学療法を含めたどのような治療も、効果は限られていると思います。しかし、痛みのマネージメントは可能であると思います。
ご参考までに。
長い間、顎関節症をお持ちのようですね。
現在、お住いの国はどちらになりますでしょうか?
アメリカにご在住でしたら、顎関節症科が併設されている歯科大学病院をご紹介できる可能性がございます。
治療費は安くはないですが、開業医と比較すると格段に安く抑えられると思います。
基本的には、現在Mel3002さんがご説明されている症状に対してはスプリント療法よりも理学療法(リハビリ訓練)の方が適している可能性が高いと思います。
筋肉の痛みに対しても、より安く、より安全であるトリガーポイント注射よりもボトックス注射の方が効果が高いというエビデンスは皆無に等しいと思います。
ただ、開口量が10年間の間も指2本程しか開いていない場合は、理学療法を含めたどのような治療も、効果は限られていると思います。しかし、痛みのマネージメントは可能であると思います。
ご参考までに。
タイトル | 顎関節症のスプリントやボトックス治療について (海外) |
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質問者 | Mel3002さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
顎関節症 海外その他 顎関節症用マウスピース・ナイトガード |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。