歯科用合金の経年劣化について気になっています

相談者: hrgfさん (27歳:男性)
投稿日時:2013-06-29 02:41:26
お世話になっております。

歯科用合金の金属疲労などによる経年劣化について、非常に気になっています。

大臼歯に一本保険のクラウンと、臼歯部に一カ所ブリッジがあり、咬合力によるそれらの金属の凹みやたわみで、左右の噛み合わせの高さに違いが出てくるのではないか、と心配しています。

一番気になっている点なのですが、クラウンが口の中で使用しているうちに物性的に凹みやすくなってくるようなことや、ブリッジの欠損歯部分がたわみやすくなったり、実際にたわむ、というようなことは臨床上あるのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-06-29 07:10:30
hrgf さん、おはようございます。

仮に、左右の噛み合わせの高さに違いが出たとして、健康保険での金銀パラジウムという金属ですと、一般的に考えて、金属そのものが凹んだりたわんだりすることよりも、装着されている歯の位置が変化(例えば、圧下)する、或いは、対合歯が摩耗することの方が多いのではと考えます。

お掛かりの歯科医院で、ご相談なさってみてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hrgfさん
返信日時:2013-06-30 00:47:18
ご回答ありがとうございます。

一般的には、金属の凹みやたわみが噛み合わせに影響を与えることは多くないのですね。

すみません、しつこいようで申し訳ないのですが、臨床で「このクラウンのこの部分は咬合力で変形しているな」と考えるといいますか、判断することは基本的には無い、と考えてよろしいでしょうか。

神経質ですみません。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-06-30 05:56:37
hrgf さん、さん、ご返信ありがとうございます。

ミクロの単位で考えれば、修復物の摩耗もあるかと思いますが、「咬合力での変形」までは考え難いと思いますよ。

何か不快症状が有るのであれば、昨日も書きましたが、それ以外の要因を探求した方が良いような気がします。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-06-30 10:12:46
金属疲労は何度も何度も同じ部位にひわみが生じると、その部位が劣化してある時突然に折れることをいいますよね。

目視での確認は不可能ですから、根本的な解決法としては、やりかえることになると思います。

ただ、現実的には不具合もないものをやりかえる必要はありませんから、何か不具合が生じた時に再治療を行うのほうが現実的だと思います。


臨床で遭遇するものでは、以前日本の虫歯充填治療でよく使用されていたアマルガムの辺縁が欠けていたり、インレーの辺縁が欠けている、あるいは義歯の鈎(クラスプ)が折れるというようなものでしょうか。

きちんと咬合調整されて口腔内で不自由なく機能しているクラウンブリッジの場合、多数の歯で力を分散して受け止めているケースが多いので、破折することは滅多にないと思います。

臨床的には、保険適用の金銀パラジウム合金は歯よりも硬いので、対合の歯のほうが欠けることを心配したりします。


ヒトの咬み合わせは不変ではないですから、多数の材質のものが口腔内に混在している場合は、定期的に歯科を受診して咬合調整の必要があるかどうか診てもらうといいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hrgfさん
返信日時:2013-07-03 15:24:10
懇切丁寧に回答していただき、ありがとうございました。
参考にさせていただきます。



タイトル 歯科用合金の経年劣化について気になっています
質問者 hrgfさん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)その他
補綴関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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