初期虫歯を削って治療・削らず残す。両者のメリット・デメリットは?

相談者: 青いヒヨコさん (24歳:女性)
投稿日時:2013-07-09 00:47:22
ずっと通っていた歯科医院の先生が後継ぎがいないとのことで病院を閉じられ(泣)、新しい歯科医院に通い始めました。

前の先生は私が予防に熱心なのを知っていらっしゃったのでC1は要観察歯と言って何箇所か残してくださっていたのですが、それを知らない(コミュニケーション不足でしょうか?)今の先生は順番に削って治療していく方針だそうです。

ちなみに何箇所かある虫歯は今のところ予防の甲斐あり、新しい先生のお見立てでもC1のままだそうです。



過去の質問で、C0〜C1を削るかどうかは担当の先生の判断により違うことを読みました。

そして、そのトピックでC1を治療の為に削ることで、エアータービンではC2の状態まで削れてしまうのだから、C2の状態になってから治療してもいいのでは?という田尾先生の回答を読み、C1を残しておくということは、こういう意図もあってのことだったのかもしれないと、前の先生の方針に感動しました。

しかし、一般的に削ることが多いということは何か訳があるのかもとも思い始めました。



そこでお伺いしたいのですが、一般的に考えられる(もちろん先生個人が思うことでもかまいません)「C1の状態で治療せず、C2の状態になってから治療すること」と、「早めに(C1くらいまでで)治療して、2次カリエスの予防をすること」の、それぞれのメリット・デメリットは何でしょうか?

歯を長持ちさせたい場合、できるだけ早く口腔内を清潔に保ちたい場合、などでも変わってくるのでしょうか?


お忙しいとは思いますが、お時間がありますときにでも回答よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-07-09 06:23:54
青いヒヨコ さん、おはようございます。

>過去の質問で、C0〜C1を削るかどうかは担当の先生の判断により違うことを読みました。

過去ログには、同じ歯を診ても、歯科医師によって判断が異なることもあると書いてあったかと思います。

齲窩(うか)の状態になっているのならともかく、今まで安定した状態でつずいているのであれば、引き続き、歯科医院で経過を診続けていただくのも一法かもしれません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-07-09 08:19:42
ご相談ありがとうございます。

>「C1の状態で治療せず、C2の状態になってから治療すること」と、「早めに(C1くらいまでで)治療して、2次カリエスの予防をすること」の、それぞれのメリット・デメリットは何でしょうか?


お尋ねの区別方法は、専門的ではありませんから、整理して説明します。

1.なるべく今は削らない
2.早めに削る

この基準をC1、C2では決めません。
COかどうかで決めます。
これはC Observation 要観察の意味であり、C ゼロではありません。


予防医療を行っていて虫歯の進行をコントロールできている状態であれば、COと判断される虫歯は、C1、C2 どちらもあり得ます。

もし仮にC2であっても、痛くなく特に困ることもなく、病気が予防医療でコントロールされていて、かつ進行していないことが確認できていれば、今削る必要が全くないという考えです。



C1でもC2でも、早めに削ろうというのは、早期発見早期治療という一見美しい考えです。
一方基本として、今はコントロールしてなるべく削らないという予防の考えは一生歯を残したいという目標があります。

いくら早期発見早期治療をしても、くり返し削ればあっという間に歯が無くなるからです。
いわばそれは20世紀までの古い予防の考えです。

長生きする現代ではなるべく削らない予防、つまり病気にしない健康を目指す予防が尊ばれています。



くりかえしますが、観察とは予防医療の計画と実行があり、医療者が観察して診断することです。
患者さんが判断することは、放置といいまして、危険です。


>歯を長持ちさせたい場合、できるだけ早く口腔内を清潔に保ちたい場合、などでも変わってくるのでしょうか?


口腔内を清潔に保つことは大切ですね。

でも一つ大事な間違いを犯しています。
あなたは口の中だけを考えて、虫歯予防を果たそうとしていますね。

それは井の中の蛙といいます。
決して虫歯の堂々巡りから抜けられません。

一度井戸を出て広い世界から狭い口の中を見れば、なんと簡単に!虫歯などふつうは一生削らずに撲滅できることを知るでしょう。




タイトル 初期虫歯を削って治療・削らず残す。両者のメリット・デメリットは?
質問者 青いヒヨコさん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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