左上6番、途上国での根管治療のリスク(アフリカ)

相談者: よーこねこさん (38歳:女性)
投稿日時:2013-07-18 19:23:26
こんにちは。

現在、アフリカの発展途上国にいるものです。

昨年の8月に日本で治療して「神経ぎりぎり残せる」といわれて残した歯が、2日前の晩から急に痛み出して困っています。
かなりずきずきして痛み止めでごまかしています。
左上の親知らずをぬいて奥から2番目の歯です。

これまでも冷たいものなので痛むことはあったのですが、急に、何もしないでも、かなりずきずきするようになってしまいました。
(2日前までアフリカの別の途上国に出張でいっていおり、そこのホテルで食べた朝ごはんに、小石のようなものが混ざっていて、その悪い歯で思いっきり噛んでしまったので、それがきっかけで急に悪くなったのかもしれません・・・。)

私は日本で神経を2本抜いたことがあるのですが、この痛さは神経やられてしまった時とそっくりなので、神経治療は免れないと思っております・・・。

普段住んでいるのは更に地方都市なので、こういう場合「抜歯」しかないようなのですが、まだ出張の帰途で首都にいるため、できるだけ抜歯せずに神経治療してもらうよう、複数の歯医者にでも行こうと思っています。


そこでお伺いしたいのは、

・途上国で無理やり(?)神経治療をすることには、リスクがありますでしょうか?
なお、これから行くのは、ポーランド人の友人から薦められたシリア人の歯医者さんで、少なくともレントゲンをとったり、歯石クリーニングなどができることが確認できています。

大使館の医務官によると、韓国人のお医者さんが一番いいらしいのですが、あいにく一時帰国中とのことで・・・。

・仕事の関係もあり、長くとも4日ぐらいの滞在で地方都市に戻らないといけないのですが、このようなスケジュールでも神経治療ができるものでしょうか?

地方都市に戻った後、1ヶ月後ぐらいに日本に一時帰国予定ですので、それまで持つような応急処置ができれば・・・ と考えているのですが。。。

以上、どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-07-18 19:49:23
大使館の医務官が勧められる方が一番いいのでしたら、可能な限り、都合をつけられる方が宜しいかと思われます。

もし私がその立場でしたら、最悪、抜歯の覚悟はすると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よーこねこさん
返信日時:2013-07-18 20:17:39
藤森先生

お返事をいただきありがとうございます。
大使館の医務官の方によると、あと一番いい先生はあと一ヶ月ぐらいいらっしゃらないようなのです・・・。

昨晩から「Ibuprofen Denk 400」という痛み止めを薬局で購入して飲んでいるのですが、これで一応仕事と食事ができる程度には痛みがコントロールできています。
(昨晩(16時間前)痛みがひどかったので2錠飲んで、それからはまだ飲まなくて大丈夫です。)

一ヶ月以内に一時帰国するのですが、逆にこの痛み止めを一ヶ月飲み続けて待つ、という選択肢も考えられますでしょうか?

よろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-07-18 20:44:52
>一ヶ月以内に一時帰国するのですが、逆にこの痛み止めを一ヶ月飲み続けて待つ、という選択肢も考えられますでしょうか?

無くはないですが、痛み止めが効かないような事態に陥る危険性もあります。


>途上国で無理やり(?)神経治療をすることには、リスクがありますでしょうか?

技術的な問題もありますが、衛生面での不安もあるような気がします。

韓国人の歯科医ならあまり問題は無いと思いますが、タイミングが悪いですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よーこねこさん
返信日時:2013-07-19 03:20:38
杉原先生

ご回答ありがとうございます。
現地の歯医者に行っていました。

レントゲンをとってもらったのですが、これまでの日本での治療でかなり大きい金属が埋められており、そのためレントゲンをとっても神経がきちんとみえないが、恐らく根幹治療が必要になる、ただし私が首都在住でなく、また歯医者の先生も来週水曜日から休暇で不在になるということで、きちんとした治療ができないといわれました。

シリア人の女性歯科医はなんとなくですが、信用できる感じでした。
アメリカ英語だったのでアメリカ在住経験者かもしれません。
彼女からは、抜歯は提案されませんでした。

今日はレントゲンだけで帰されて、

・明日の朝までまって痛みが強ければ、現在埋まっている金属をとって、痛みをやわらげる薬を中に入れる、ただし金属が非常に大きいため、取るのが大変。
(はっきり言いませんでしたが、明日朝、スケジュールに無理やり入れてもらうような感じなので、あまりゆっくりとした治療はできないのでは、との印象を受けました。)

・もし痛みが我慢できるようだったら、明日の午後に再度来院してチェックだけ行うと言われました。
また同時に、お湯+塩で口をすすぐよう言われました。
(よく分からないですが、お湯であることがポイントのようです。)

今もずっとずきずきした痛みは消えませんが、昨晩痛み止めを飲まないとまったく食べられないぐらいだったのから比べると、おさまっています。
(24時間痛み止めを飲んでいません。)

ただし、噛んだりすると痛いので、この歯がある左側で噛めませんが。。。

とりあえず明日の朝まで待つ(時差は日本からマイナス6時間)ということですが、一時帰国を3週間ちょっとですることを考えると、明日の朝絶対に「つめものをはずして薬を入れてもらう」をやった方がいいのか、どうでしょうか・・・?

地方都市での3週間ちょっとでどうしようもなくなったら、抜くしかないので、今薬を入れてもらっておいた方がいい気もしますが、これも対処療法でしかないと理解しており、恐らくそれをすることのリスクもあると思うので、アドバイスをいただけたらと思います。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-07-19 09:09:13
こんにちは、途上国でのお仕事おつかれさまです^^

おっしゃるように途上国での医療は少し不安な所がありますね。

途上国で一番怖いのは医療による「感染」です。

特に根管治療は神経をすぁる為に少量の出血などがあり、普通の虫歯治療に比べると多少感染のリスクがあります。

治療の質などは各先生によってバラツキはあるとは思いますが、感染に配慮をしている歯科医院であればそちらの国でもまず問題はないと思います。
歯内療法専門医レベルの医療を受けられたいといわれれば、それはちょっと難しいとはおもいますが^^;)


>ただし金属が非常に大きいため、取るのが大変。

被せ物などの金属であれば、普通問題なく外せますのでそんなに心配しなくていいですよ。


>また同時に、お湯+塩で口をすすぐよう言われました。
>(よく分からないですが、お湯であることがポイントのようです。)

全く科学的ではなく民間療法てきなレベルかと・・・

虫歯による痛みであればお湯でうがいはむしろ痛みを助長させることがありますので、控えた方がいいと思います。
(化膿性の歯髄炎であれば、お湯で歯髄の内圧を上げてしまい痛みが出てきます)

また塩も・・・
やってもいいですが、期待するほどの効果はありませんね^^;
(消毒効果を期待しているのかな!?)


>今もずっとずきずきした痛みは消えませんが、昨晩痛み止めを
飲まないとまったく食べられないぐらいだったのから比べると、おさまっています。

もしかしたら痛みのピークを過ぎたかもしれませんね。
ただいつぶり返すか分りませんから安静にだけはしてください。


>明日の朝絶対に「つめものをはずして薬を入れてもらう」をやった方がいいのか、どうでしょうか・・・?

これはここでは何とも言えませんが、もし日本で治療を受けられるようですと、3週間ではギリギリな状況なので、早目に一度かかりつけなどに電話・メールで予約をして、スムーズに治療が進むようにだけはしておかれた方がいいですよ^^


もし私であれば、痛みが強ければラバーダムをしてもらい新品の道具(バー:削る道具で数百円のもの)で神経の上の部分(冠部歯髄)だけ除去してもらい、下の神経(根管口から下)に関しては水酸化カルシュームなどの薬剤を入れてもらい、がっちり仮封してもらい、その後先進国で下の神経部分の治療を受けます。

この方法も痛みの度合いにもより出来ない時がありますが、比較的抜歯のリスク、感染のリスクを軽減できる方法ではあります。


個人的には、よーこねこさんのように国益に繋がるような海外で頑張られている方にこそ、安心できる医療を受けてもらいたいと思います。


また何かありましたら書きこんでくださいね、可能な限り回答します^^

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: よーこねこさん
返信日時:2013-07-19 14:11:45
井野先生

丁寧なお返事と暖かいお言葉、ありがとうございます。m(_ _)m

朝起きてから1時間ぐらいたっていますが、信じるものは救われたのか、神経がもうほとんど死んでしまったのか(*_*)現在、痛みは「むずがゆい」ぐらいになっています。

ただし、反対の歯で触れると痛くなる感じがあるので、かみ合わせるのは避けています。
関連は不明ですが、その歯の歯茎のところ(歯の内側)の小さい穴がある感じのところから、少々血の味がします。
(中にたまってた膿が勝手に出てくれた、とかでしょうか????)

痛みが始まった3日前の晩は、その日の朝に徹夜フライトで別のアフリカの国への出張から帰って来て、更にチョコレートを食べまくってしまった後だったので、疲れとチョコレートの甘さによる悪影響があったかもしれないな、と勝手に思っております。

お湯+塩でのうがいを昨晩お返事をいただく前に行ったのですが、2日前の晩はスープやお茶などの熱いものを飲むと激痛が走ったので最初はかなりぬるめのお湯からスタートして何回も行ったら、最初時々痛くなりましたが、だんだん大丈夫になりました。

現在、痛みが安静にしている限りほとんどない状態なのと、仕事で月曜までは首都にいる必要が出てきたことから、今朝の治療は見合わせ、日本のかかりつけに連絡をとって、帰国後の治療の予約をするようにします。

あと、痛みがぶり返したら、教えていただいた方法で、ラバーダム・・・があるか分かりませんが、冠部歯髄の治療だけをしてもらうよう言って見ます。


いろいろ教えていただき、本当にありがとうございました!

この相談室を作られた方、運営されている方、そして回答いただく歯医者の皆様、本当にすばらしいです!!!


#追伸: 「金属が大きいからはずすのが大変」について

1990年代初頭にアメリカの高校に留学していたとき、金属の詰め物が外れてしまい、現地の歯医者にいったら「こんな大きい詰め物はみたことがない」と言われ、治療では小さい金属の箔みたいなのをたくさんつめられたことを思い出しました。

もしかしたら、箔がいっぱい詰まっていると、ここの歯医者さんも思いこんでいるから、「はずすのが大変」といったのかもしれないな、と勝手に思いました。

確かに日本での治療で以前にいれた金属を外すとき、すんなり外れるイメージですね!

ただし、この歯医者さんがこういうスタイルの金属を外す経験にかけているとなると、ちょっと怖いかもと思いました。。。



タイトル 左上6番、途上国での根管治療のリスク(アフリカ)
質問者 よーこねこさん
地域 海外
年齢 38歳
性別 女性
職業 教職員
カテゴリ 虫歯、知覚過敏の痛み
根管治療の治療法
アフリカ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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