インプラントが骨結合していないかもしれない

相談者: akamameさん (38歳:女性)
投稿日時:2013-07-17 16:05:40
2回法で上顎右7左7に埋入し、5か月半後2次手術を行いました。

その際、2本とも骨結合しておらず回ってしまう状態でした。
とりあえずインプラントの先を出して、歯肉を縫合して手術終了。
このまま結合するか、もうしばらく待ってみることとなりました。

一次手術前にはCTとシミュレーションを実施し、埋入後のレントゲンも問題なく、一次手術後から現在まで、腫れ・出血・痛み等の異常は一切ありません。
 


担当医は技術的にも優れており(治療や手術を受けていて感じる)、患者への対応も誠意をもってあたってくださり、私としては信頼しています。

今後の治療についても担当医とよく相談していきたいと思っております。
その前に何点か複数の先生のご意見を参考にさせていただきたく投稿します。


@ 5か月半経過して骨結合していないものが、このまましばらく待って結合するものでしょうか。

<このまま結合しなかった場合>

A 原因は何が考えられるでしょうか。

B Aの中で、インプラントをあきらめた方がよいものはありますか。


※ 糖尿病高血圧症ではありませんが、他の残存歯数本が虫歯のため同医院で治療中です。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-07-17 16:12:23
>5か月半経過して骨結合していないものが、このまましばらく待って結合するものでしょうか。

5ヶ月半埋入して結合しなければ付かないと思います。



>原因は何が考えられるでしょうか。

感染や埋入時の過熱等色々な可能性が有ると思います。



インプラントをあきらめた方がよいものはありますか。

上顎の7番なら放置と云う手も有ると思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2013-07-17 19:47:17
2回法ならほとんど影響しないかもしれませんが、タバコは吸いませんか。

インプラントをする前の状態で骨の炎症が長く続いたような場合に、同部周囲の骨硬化が強く進んでいるような状況では栄養不良的な理由で、埋入部の骨硬化が遅れるときがあります。

あるいはリモデリングが長期間続きなかなか固定しないことがあります。

その他全く理由がわからないケースが少なからずあります。


レントゲンで問題ないというからには、ソケットリフトはしてないととって良いのでしょうか。
2回法ならもう一度閉鎖して気長に待つのもアリと思いますよ。




>B Aの中で、インプラントをあきらめた方がよいものはありますか。

上記の通り、明らかな理由がわからない場合もあり、あっても決定的なマイナス要因とは考えなくてもよいと思います。

骨は非常に敏感な組織であると常に感じています。
人間が考えているように都合よく働いてくれないことがインプラント治療では時々あるように思います。
その代表例が骨増生ではないでしょうか。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-07-17 20:12:09
ご相談ありがとうございます。


>5か月半経過して骨結合していないものが、このまましばらく待って結合するものでしょうか。

私も着かない気がします。
もう一度粘膜の下に隠して数ヶ月経過を見る方法もあり得ます。
回転してしまう状態で頭を出しておくと、くっつくチャンスが減る可能性があります。



>原因は何が考えられるでしょうか。

炎症がないようですから、単純に骨がインプラントをしっかり掴んでくれなかっただけだと思います。

最新の検査では、術前にCTで骨密度をインプラントの周囲360度や先端について測定できます。
それにより治療前のシミュレーションで成功するかどうかの見極めが以前に比べて見分けられるようになってきています。
骨密度はいくつであったのでしょうか。


また骨密度が薄い場合は、インプラントの表面に光機能化処理をする事で、インプラント表面に骨細胞を引き寄せる事ができ、骨結合力を3倍に高める事ができます。

これにより、全身的なあるいは部分的な骨粗そう症でも健常者と同等の骨ができる事が確認されています。
それをされていれば、もう少し待っても良いかもしれません。



>インプラントをあきらめた方がよいものはありますか。

今のインプラントをあきらめる事はメリットもあります。

一度インプラントを埋めた場所は、骨の再生が起きやすくなっています。
従って一度今のインプラントを撤去して1ヶ月ほど待ってからもう一度埋め直すと成功率が高まる事が知られています。

光機能化処理ができるようになったのはごく最近ですが、それまではこの方法を取り入れる事も少なくありませんでした。


つまりインプラントを埋める前に一度埋める場所の骨を削ります。
そしてその一ヶ月後に同じ場所をまた削ってインプラントを埋めると骨密度が低い場所でも成功率が高まるという方法です。

これはパイロット・メソッドと良い、大学の研究をインプラント学会で発表されましたが、インプラントの専門家しか知らない方法です。


後は全くあきらめて放置もないわけではありません。

回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2013-07-17 22:16:53
書き忘れたので追加しますが。

隣在歯にいわゆる根尖病巣がある(根尖性歯周囲炎)あるとか歯周病がありませんか。
そのようなときは絶対にうまくいかないとことがあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: akamameさん
返信日時:2013-07-17 22:42:00
回答ありがとうございます。


先生方のご意見を踏まえ、担当医と相談したいと思います。
また迷うことがあると思いますので、質問させていただきたいと思います。
 



タイトル インプラントが骨結合していないかもしれない
質問者 akamameさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
インプラントに関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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