どの歯が原因なのか特定できない歯の痛みと顔の腫れ
相談者:
KUTSUMIさん (33歳:女性)
投稿日時:2013-07-16 21:43:09
1週間ほど前、右上奥歯(5〜7番)が痛み、物を噛むのもつらくなりました。
※3本とも銀歯です。
右上6番と7番は神経を取った歯で、7番はこれまでに3度程やはり噛むのが痛いほど調子が悪くなることがありました。
しかし、数日経つとよくなるので「様子をみましょう。」と言われていました。
3本が痛み始めて2日後に頬がパンパンに腫れ上がり、歯科でレントゲンを撮りましたが、膿が溜まっている影は確認できませんでした。
痛み始めたときは6・7番が痛く、5番はやや歯が浮いているように感じていたように思います。
しかし、受診したときにそれぞれの歯をたたいて一番痛かったのは5番でした。(6・7番ももちろん痛かった)
1週間抗生物質を服用し、腫れがだいぶ引いたあと、再度3本の歯を叩くと、今度は6番が一番痛く感じました。(だいぶ痛みはなくなったのですが・・・)
主治医に
「5番の歯の神経が死んでいるかもしれないから、詰め物を外して、麻酔なしで削ってみて痛みを感じたら生きているということで、これが問題じゃないとわかる。
その時は詰め物を作り直すだけ。
痛くなかったら、神経が死んでいるから神経を抜く。」
「次に5番の神経が生きていたなら、6番の銀歯を外し詰めている薬をとって掃除?する。」
と言われ、今日、神経の抜いていない左上5番を削られ、痛みがあったのでセメントを詰められました。
私としては、痛みがあったら問題ないと判断できるのか?
健康な歯をわざわざ削らなくては、神経が死んでいるのかわからないのか?
むし歯がなくても神経が死ぬことがあるのか?
健康な歯を神経の近くまで削ることで、今後神経に炎症が起こる可能性が高まったのではないか?
このやり方が適切だったのか?
また、原因がわからないのに今度は6番を外して神経を掃除し、銀歯を新しくする治療は受けたほうがいいのか?
今まで何度も病んでいる7番はよいのか?
などなど疑問があります。
しかし、顔が腫れるくらいどこかに不具合があることは確かで・・・このような場合、一番よい方法はどんな方法でしょうか?
ご意見いただけると幸いです。
※3本とも銀歯です。
右上6番と7番は神経を取った歯で、7番はこれまでに3度程やはり噛むのが痛いほど調子が悪くなることがありました。
しかし、数日経つとよくなるので「様子をみましょう。」と言われていました。
3本が痛み始めて2日後に頬がパンパンに腫れ上がり、歯科でレントゲンを撮りましたが、膿が溜まっている影は確認できませんでした。
痛み始めたときは6・7番が痛く、5番はやや歯が浮いているように感じていたように思います。
しかし、受診したときにそれぞれの歯をたたいて一番痛かったのは5番でした。(6・7番ももちろん痛かった)
1週間抗生物質を服用し、腫れがだいぶ引いたあと、再度3本の歯を叩くと、今度は6番が一番痛く感じました。(だいぶ痛みはなくなったのですが・・・)
主治医に
「5番の歯の神経が死んでいるかもしれないから、詰め物を外して、麻酔なしで削ってみて痛みを感じたら生きているということで、これが問題じゃないとわかる。
その時は詰め物を作り直すだけ。
痛くなかったら、神経が死んでいるから神経を抜く。」
「次に5番の神経が生きていたなら、6番の銀歯を外し詰めている薬をとって掃除?する。」
と言われ、今日、神経の抜いていない左上5番を削られ、痛みがあったのでセメントを詰められました。
私としては、痛みがあったら問題ないと判断できるのか?
健康な歯をわざわざ削らなくては、神経が死んでいるのかわからないのか?
むし歯がなくても神経が死ぬことがあるのか?
健康な歯を神経の近くまで削ることで、今後神経に炎症が起こる可能性が高まったのではないか?
このやり方が適切だったのか?
また、原因がわからないのに今度は6番を外して神経を掃除し、銀歯を新しくする治療は受けたほうがいいのか?
今まで何度も病んでいる7番はよいのか?
などなど疑問があります。
しかし、顔が腫れるくらいどこかに不具合があることは確かで・・・このような場合、一番よい方法はどんな方法でしょうか?
ご意見いただけると幸いです。
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2013-07-17 13:30:02
KUTSUMI さん、こんにちは
なかなか診断に苦慮しているようですね。
今回の問題点は、どの歯が原因かわからないということでしょう。
原因となる歯を治療しない限り、また腫れや痛みが出てくる可能性はあります。
きちんと診断をする必要があります。
>痛みがあったら問題ないと判断できるのか?
痛みがあるということは、神経が死んでいないということです。
問題ないという判断はできないです。
>健康な歯をわざわざ削らなくては、神経が死んでいるのかわからないのか?
電気歯髄診断器や、冷刺激与えるものなどで診断する方法もあります。
>むし歯がなくても神経が死ぬことがあるのか?
あります。
>健康な歯を神経の近くまで削ることで、今後神経に炎症が起こる可能性が高まったのではないか?
それはあるかもしれません。
>このやり方が適切だったのか?
適切かどうかは判断はできませんが、現在は歯科用のCTが普及しつつあります。
CTを撮影することで何かしらわかる可能性もあるでしょう。
>また、原因がわからないのに、今度は6番を外して神経を掃除し、銀歯を新しくする治療は受けたほうがいいのか?
まずは一つ一つ原因を明らかにしていくという意味では、そのような方法もあると思います。
>今まで何度も病んでいる7番はよいのか?
もちろん7番の可能性もあると思います。
現段階で治療介入するより、CTを撮影してもう少し原因を調べてから治療を行ったほうが良いように思います。
参考になれば幸いです。
なかなか診断に苦慮しているようですね。
今回の問題点は、どの歯が原因かわからないということでしょう。
原因となる歯を治療しない限り、また腫れや痛みが出てくる可能性はあります。
きちんと診断をする必要があります。
>痛みがあったら問題ないと判断できるのか?
痛みがあるということは、神経が死んでいないということです。
問題ないという判断はできないです。
>健康な歯をわざわざ削らなくては、神経が死んでいるのかわからないのか?
電気歯髄診断器や、冷刺激与えるものなどで診断する方法もあります。
>むし歯がなくても神経が死ぬことがあるのか?
あります。
>健康な歯を神経の近くまで削ることで、今後神経に炎症が起こる可能性が高まったのではないか?
それはあるかもしれません。
>このやり方が適切だったのか?
適切かどうかは判断はできませんが、現在は歯科用のCTが普及しつつあります。
CTを撮影することで何かしらわかる可能性もあるでしょう。
>また、原因がわからないのに、今度は6番を外して神経を掃除し、銀歯を新しくする治療は受けたほうがいいのか?
まずは一つ一つ原因を明らかにしていくという意味では、そのような方法もあると思います。
>今まで何度も病んでいる7番はよいのか?
もちろん7番の可能性もあると思います。
現段階で治療介入するより、CTを撮影してもう少し原因を調べてから治療を行ったほうが良いように思います。
参考になれば幸いです。
回答2
湯浅です。
回答日時:2013-07-17 17:14:58
診察してないので、よくわからないことが多いので、コメントできないのですが、一つだけ、
「健康な歯をわざわざ削らなくては、神経が死んでいるのかわからないのか?」
これは、僕も、時々、行います。
稀ですが、視診で虫歯とは思えなくても、神経が死んでいることがあるからです。
金属がかぶっていたり詰めてあると、電気で調べる精度が落ちるので、削って調べることは、時々あります。
ご本人としては、削られて痛みがあれば、痛いし、さらに、金属のやり直しで料金までかかって、踏んだり蹴ったりです。
しかし、歯科医師としても、最終的に問題ない歯を削ることになって、患者さんに申し訳なく、心が痛んでいることがほとんどです(すべての歯科医師がそうだと言いたいのですが)。
僕は、夜寝付けませんよ。
もっとも、診断として必要だったので、後悔はしておりませんが。
「健康な歯をわざわざ削らなくては、神経が死んでいるのかわからないのか?」
これは、僕も、時々、行います。
稀ですが、視診で虫歯とは思えなくても、神経が死んでいることがあるからです。
金属がかぶっていたり詰めてあると、電気で調べる精度が落ちるので、削って調べることは、時々あります。
ご本人としては、削られて痛みがあれば、痛いし、さらに、金属のやり直しで料金までかかって、踏んだり蹴ったりです。
しかし、歯科医師としても、最終的に問題ない歯を削ることになって、患者さんに申し訳なく、心が痛んでいることがほとんどです(すべての歯科医師がそうだと言いたいのですが)。
僕は、夜寝付けませんよ。
もっとも、診断として必要だったので、後悔はしておりませんが。
相談者からの返信
相談者:
KUTSUMIさん
返信日時:2013-07-17 23:30:42
畑田先生
質問一つ一つに丁寧に回答していただき、ありがとうございます。
CTについて主治医に相談してみたいと思います。
また、次回行う予定の6番の治療(神経を抜いた歯を掃除する治療)について、躊躇する気持ちもあったのですが、ご意見をいただいて、受けてみようかと思いました。
やはり、ほかの先生の見解も聴けると納得して治療に臨めるし、心強いです。
こんなふうに、専門の先生の意見を聞ける場があることに感謝します。
お忙しい中でのご回答、本当にありがとうございました。
質問一つ一つに丁寧に回答していただき、ありがとうございます。
CTについて主治医に相談してみたいと思います。
また、次回行う予定の6番の治療(神経を抜いた歯を掃除する治療)について、躊躇する気持ちもあったのですが、ご意見をいただいて、受けてみようかと思いました。
やはり、ほかの先生の見解も聴けると納得して治療に臨めるし、心強いです。
こんなふうに、専門の先生の意見を聞ける場があることに感謝します。
お忙しい中でのご回答、本当にありがとうございました。
相談者からの返信
相談者:
KUTSUMIさん
返信日時:2013-07-17 23:54:27
湯浅先生
健康かもしれない歯を削る選択肢について、先生も行いうる治療法だと知り、安心しました。
また、治療を行う先生も心を痛めてくれていることがあるなんて、今まであまり考えたことがありませんでした。
今回の治療にあたって主治医の先生も、この治療を行うかどうかの意思確認はしてくれたのですが、「もし神経が生きていても、銀歯を作り直すだけで済むならやる意味はある。」という説明でした。
わたしもその時は「そんなものか。健康はお金に変えられないし。」と決断したのでした。
しかし、実際治療を受け問題のない歯を削っただけだという結果になった後、なんだか乱暴な治療法にも思えて「本当にこれしかなかったのかなあ。せっかくの健康な歯がもっと削られてしまって、今後この歯の寿命が縮んでしまったら残念だなあ。」という気持ちが芽生えたのでした。
おそらく、銀歯の治療代だけでなく、削るデメリットをもう少ししっかり伝えてもらった上で、自分が決断したなら、納得できたようにも思います。
けれど、このような方法がないわけではないことを知れて、安心しました。
先生の回答のおかげで、これについての精神的なわだかまりが軽減されました。
治療を受ける上で、信頼感はとても大切なものだと今回とても実感しました。
ありがとうございました。
健康かもしれない歯を削る選択肢について、先生も行いうる治療法だと知り、安心しました。
また、治療を行う先生も心を痛めてくれていることがあるなんて、今まであまり考えたことがありませんでした。
今回の治療にあたって主治医の先生も、この治療を行うかどうかの意思確認はしてくれたのですが、「もし神経が生きていても、銀歯を作り直すだけで済むならやる意味はある。」という説明でした。
わたしもその時は「そんなものか。健康はお金に変えられないし。」と決断したのでした。
しかし、実際治療を受け問題のない歯を削っただけだという結果になった後、なんだか乱暴な治療法にも思えて「本当にこれしかなかったのかなあ。せっかくの健康な歯がもっと削られてしまって、今後この歯の寿命が縮んでしまったら残念だなあ。」という気持ちが芽生えたのでした。
おそらく、銀歯の治療代だけでなく、削るデメリットをもう少ししっかり伝えてもらった上で、自分が決断したなら、納得できたようにも思います。
けれど、このような方法がないわけではないことを知れて、安心しました。
先生の回答のおかげで、これについての精神的なわだかまりが軽減されました。
治療を受ける上で、信頼感はとても大切なものだと今回とても実感しました。
ありがとうございました。
回答3
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2013-07-18 06:08:30
西山です
>1週間ほど前、右上奥歯(5〜7番)が痛み、物を噛むのもつらくなりました。
歯が痛む原因の全てが歯や歯肉にあるとは限りません。
歯や歯肉に明確な原因が見つからないのであれば、もうすこし検索範囲を広げてみることも必要かもしれません。
例えば、上顎洞炎(蓄膿症)でも、上顎奥歯の痛みが生じることがありますが、その兆候はありませんでしたか。など。
>1週間ほど前、右上奥歯(5〜7番)が痛み、物を噛むのもつらくなりました。
歯が痛む原因の全てが歯や歯肉にあるとは限りません。
歯や歯肉に明確な原因が見つからないのであれば、もうすこし検索範囲を広げてみることも必要かもしれません。
例えば、上顎洞炎(蓄膿症)でも、上顎奥歯の痛みが生じることがありますが、その兆候はありませんでしたか。など。
相談者からの返信
相談者:
KUTSUMIさん
返信日時:2013-07-18 22:37:35
西山先生
お忙しい中の回答、本当にありがとうございます。
上顎洞炎(蓄膿症)については考えたこともなかったのですが、いろいろ調べてみると、なきにしもあらずな気がしてきます。
何よりも父がこれまでに何度か上顎洞炎(蓄膿症)で手術をしているので、遺伝的にもありえる気がします。
主治医の先生にも相談してみようと思います。
本当にありがとうございました。
お忙しい中の回答、本当にありがとうございます。
上顎洞炎(蓄膿症)については考えたこともなかったのですが、いろいろ調べてみると、なきにしもあらずな気がしてきます。
何よりも父がこれまでに何度か上顎洞炎(蓄膿症)で手術をしているので、遺伝的にもありえる気がします。
主治医の先生にも相談してみようと思います。
本当にありがとうございました。
タイトル | どの歯が原因なのか特定できない歯の痛みと顔の腫れ |
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質問者 | KUTSUMIさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
原因不明の歯の痛み その他(診断) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。