歯列矯正において咬合調整のために歯を削ることについて

相談者: marinarinarinaさん (26歳:女性)
投稿日時:2013-07-22 17:32:25
こんにちは。

現在歯列矯正治療を行っています。

先日、咬合調整の為に上の右の二番の犬歯側を少しだけ削りました。
確かに矯正によって歯を正しい位置に治してみたら、(左右とも2番の歯が犬歯側に少し斜めに長くなっているため)下の歯とその部分があたってしまっておりました。

左側はあたっていないので削っておりません。
しかし、削ったことで左右の歯の形のバランスが崩れてしまったのではないかと思っています。


このような場合、削って調整するのが一般的なのでしょうか。
削ったところがしみるとかは全くないのですが。。。

上の右の2番が下の歯にあたったままであったら、どのような不利益があったのでしょうか。
削ったことを納得したいです。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-07-22 19:41:25
「もし、その歯が元々その場所にあったとしたら、咬み合わせによって、このように磨り減っているはず」との意味での削合はあるかもしれませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: marinarinarinaさん
返信日時:2013-07-22 19:49:16
ご説明ありがとうございます。

健全な歯を削ることはだめだと思っていたのですが、削らずに放置しておくことの方が悪影響であるということでしょうか。

歯列矯正治療をすると度合いはケースに寄って異なると思いますが、みなさん歯の高さが微妙に変わったりすると思います。
その場合、仕上げの段階で咬合調整のために健全歯を削るというのは一般的なのですか。


自分の受けている治療が一般的なのか、それとも普通は行われないことなのかが気になります。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-07-22 20:07:56
marinarinarinaさん、今日は

>自分の受けている治療が一般的なのか、それとも普通は行われないことなのかが気になります。

噛み合わせの調整が必要な時には、一般的には、削って調整すると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: marinarinarinaさん
返信日時:2013-07-22 21:17:45
小牧先生

ありがとうございます。

少し安心できました。


では、要するに上下の歯があたってしまっている場合などは、健全な歯を削ることは削らずに放置するよりも良い方法であるということですか。

削らずにおいておくと歯の形は変わらない訳だからその方が良いと思ったのですが(見た目が)、どうして削ることになるのでしょうか。


お忙しい中申し訳ありませんが、お答えいただければ幸いです。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-07-23 10:55:10
>では、要するに上下の歯があたってしまっている場合などは、健全な歯を削ることは削らずに放置するよりも良い方法であるということですか。

私はそのように思います。
最近は、歯を削ることは、かなり悪いことのように言われていますが、それは「必要以上に削る」ことが悪いことであって、「治療上必要な場合」「削るより削らない方がリスクが高い」場合は、必要最小限で削った方が良いと思います。

矯正治療自体、「少し歯を削るより」もっと侵修の高い「噛み合わせを変える」と言う犠牲を払っているのです。
せっかく大きな犠牲(噛み合わせを変える)を払っているのですから、プラスαの僅かな犠牲(歯を削る)によって、さらに良い結果が得られるなら、私ならそちらを選択します。



>削らずにおいておくと歯の形は変わらない訳だからその方が良いと思ったのですが(見た目が)、どうして削ることになるのでしょうか。

歯の形は変わります。
もしお近くに小学校2・3年生のお子さんがみえれば、その子の前歯の歯先を見てください。
おそらく、歯先は水平に真っすぐ直線ではなく、3つの山が連なったように、でこぼこになっているはずです。

ご自身や同年代、あるいはもっとお年を取られの方の前歯の歯先と比べてみてください。
多くの方の歯先が平になっていると思います。


細見先生が言われるように、歯並びの悪い方は、本来正常な歯並びなら、自然に削れているところが、削られずに残っていることがよくあります。

そのような場合は積極的に削って、本来の形に合わせる方が良いと思います。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-07-23 11:35:18
成人での歯列矯正が必要な方の歯は、生えたての歯のままというほうが稀です。
矯正開始以前の不正咬合の時代に歯はすでにいろいろ削れてしまっていることが多いです。

そういう歯を理想的な位置、理想的な歯軸、理想的なコンタクト回復等を行っていこうとしたとき(=つまり動的に歯を動かす=矯正をするということです)不具合な部位が出てくるのは、しょうがないことです。


高すぎれば、歯を削り、足りなければ歯冠修復をして足しておかないと、新しく作った理想的な歯並び咬み合せのまま長期間安定して機能し、維持させていくことは不可能になります。

ですから、成人矯正の場合は、ある程度の歯冠修正は必要になってくるものです。


いったん安定した咬合歯列を獲得し、十分な保定期間を経て歯槽骨の支持が出来上がったのちに、さらに歯は機能的に自然に削れていきます。

矯正後に継時的に力のバランスが整ったところで歯が自然に咬耗しておくことが出来るように 歯科医が先に積極的に歯を削っておく必要があるケースは多いものです。




タイトル 歯列矯正において咬合調整のために歯を削ることについて
質問者 marinarinarinaさん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
噛み合わせ(咬合)治療
回答者




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