骨髄移植前、治療ではなく抜歯した場合のインプラントは保険適用?
相談者:
CML1さん (42歳:男性)
投稿日時:2013-07-30 19:55:32
回答1
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2013-07-30 20:05:55
>例えば、移植までの時間が短く、治療ではなく抜歯を選択しなければならなかった場合、インプラント術は保険適用になるのでしょうか?
残念ながら、今の保険診療のルールでは今回の場合、インプラントは保険診療にはならないと思います。
平成24年4月より病気や事故などで広範囲にわたって顎の骨を失ってしまった場合に、国が定めた条件を満たせば、インプラント義歯治療が保険適用されるようになりました。
また、出来る施設が限られていることと、インプラント治療の保険適応症はかなり厳しいです。
唇顎口蓋裂で歯牙欠損部位にインプラントを埋入する場合や悪性腫瘍(ガンなど)、または良性腫瘍(エナメル上皮腫など)等に対して腫瘍切除術を行った患者さんなどになります。
判断は保険適応の施設(大学病院など)になりますので、最終的には聞いてみると良いと思います。
残念ながら、今の保険診療のルールでは今回の場合、インプラントは保険診療にはならないと思います。
平成24年4月より病気や事故などで広範囲にわたって顎の骨を失ってしまった場合に、国が定めた条件を満たせば、インプラント義歯治療が保険適用されるようになりました。
また、出来る施設が限られていることと、インプラント治療の保険適応症はかなり厳しいです。
唇顎口蓋裂で歯牙欠損部位にインプラントを埋入する場合や悪性腫瘍(ガンなど)、または良性腫瘍(エナメル上皮腫など)等に対して腫瘍切除術を行った患者さんなどになります。
判断は保険適応の施設(大学病院など)になりますので、最終的には聞いてみると良いと思います。
相談者からの返信
回答2
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2013-08-01 00:35:13
CML1さん、こんにちは。
CMLの治療のために、造血幹細胞移植を受ける予定なのですね。
おそらく、骨髄移植を行った後に、化学療法もしくは放射線療法、あるいは両方を受ける予定ではないでしょうか?
抜歯後にインプラントを希望されていらっしゃるようですね。
インプラント治療は歯の欠損を補うのに良い治療ですし、免疫抑制剤を使用中の患者さんに禁忌でもありません。
しかし、現在たくさんの虫歯があり、どうにもならない歯が多いと書いていらっしゃるので、口腔ケアは現在まであまり行き届いていなかったようですね。
口腔ケアの習慣が劇的に改善されるようでなければ、私はインプラントではなく入れ歯による補綴をお勧め致します。
骨髄移植後も、免疫抑制効果のある薬剤を長期使用すると思いますので、口の中をよほど清潔に保てるよう生活習慣に気を付けない限り、インプラントから感染を起こすリスクはあると思います。
軽い感染症のはずが、重症になってしまう可能性も否定できません。
可撤性の義歯(部分入れ歯)を使用すれば、感染症を起こすリスクは比較的低いと思います。
また、入れ歯もしっかりと作れば(自費の入れ歯も含め)納得の行く使用感の物が作れる可能性も高いです。
もちろん、CML1さんが一番望む治療を受けることが一番だと思います。
インプラントにする場合は、義歯を作った場合と比較して、より厳密な口腔ケアが必要となるという事をご理解いただきたいと思います。
そして、それを実行するという意志があるのであればインプラントも良いと思います。
しかし、義歯も捨てた物ではないと思いますし、義歯の方が異常があった時に対処しやすいという事も事実だと思います。
CML1さんのご質問から内容が少し逸れた回答となりましたが、参考になれば幸いです。
お大事になさってください。
CMLの治療のために、造血幹細胞移植を受ける予定なのですね。
おそらく、骨髄移植を行った後に、化学療法もしくは放射線療法、あるいは両方を受ける予定ではないでしょうか?
抜歯後にインプラントを希望されていらっしゃるようですね。
インプラント治療は歯の欠損を補うのに良い治療ですし、免疫抑制剤を使用中の患者さんに禁忌でもありません。
しかし、現在たくさんの虫歯があり、どうにもならない歯が多いと書いていらっしゃるので、口腔ケアは現在まであまり行き届いていなかったようですね。
口腔ケアの習慣が劇的に改善されるようでなければ、私はインプラントではなく入れ歯による補綴をお勧め致します。
骨髄移植後も、免疫抑制効果のある薬剤を長期使用すると思いますので、口の中をよほど清潔に保てるよう生活習慣に気を付けない限り、インプラントから感染を起こすリスクはあると思います。
軽い感染症のはずが、重症になってしまう可能性も否定できません。
可撤性の義歯(部分入れ歯)を使用すれば、感染症を起こすリスクは比較的低いと思います。
また、入れ歯もしっかりと作れば(自費の入れ歯も含め)納得の行く使用感の物が作れる可能性も高いです。
もちろん、CML1さんが一番望む治療を受けることが一番だと思います。
インプラントにする場合は、義歯を作った場合と比較して、より厳密な口腔ケアが必要となるという事をご理解いただきたいと思います。
そして、それを実行するという意志があるのであればインプラントも良いと思います。
しかし、義歯も捨てた物ではないと思いますし、義歯の方が異常があった時に対処しやすいという事も事実だと思います。
CML1さんのご質問から内容が少し逸れた回答となりましたが、参考になれば幸いです。
お大事になさってください。
タイトル | 骨髄移植前、治療ではなく抜歯した場合のインプラントは保険適用? |
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質問者 | CML1さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 インプラント費用・治療費 歯科と全身疾患その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。