12歳、成長段階の子供のインプラント矯正について

相談者: ゆめママさん (45歳:女性)
投稿日時:2013-07-26 13:24:53
12才の娘の矯正のことでご相談いたします。

娘は、3本の先天性欠如歯(下顎左右5番、上顎右2番)と1本の矮小歯(上顎左2番)があり、レントゲンを見るとまだ歯茎の中の下顎右7番は6番に向かって横向きの状態です。

咬みあわせは深く下の歯は全く見えず、出っ歯です。

以上についてかかりつけの歯科で指摘を受けたので、矯正歯科を何件か回りましたが、先生方の治療方針が違い迷っております。


@先天性欠如の治療として、予め下顎左右E、上顎右B、そして左右対称にするため上顎左2番の抜歯を勧められました。
まず永久歯が欠如している場所の乳歯は、積極的に抜くという方向は正しい選択でしょうか?(保存と言われた先生もおられます。)

AEを抜歯すると10mmほどのスペースができるので、その隙間を矯正で閉じることになりますが、娘は出っ歯のため、下顎の1〜4番はこのままの位置で動かさず、6番を5番の位置に平行移動する必要があります。(上顎の2番のスペースは逆に奥歯は動かさず1番を下げて閉じるそうです。)

この矯正について、相談した先生方の見解が次のaとbに分かれ非常に迷っております。

a:Eの10mmの隙間をブラケットで閉じる場合、前歯と奥歯で引っ張りっこして閉じてくるため、普通にやればどうしても前歯も動いてしまう。
前歯の位置を動かさず6番を5番に平行移動させるには、インプラント(ミニスクリュー、SMAP)が必要不可欠になる。
但しミニスクリューだと安定性が悪いので何度も打つ可能性がある。
SMAPは大学病院での1泊の手術が必要で侵襲が大きい。

b:Eの10mmの隙間を前歯を動かさず閉じることが、インプラントを使わず可能である。
10年前はミニスクリューなどなくてもできていたのだからやり方次第で前歯は動かすことなく6番を5番に平行移動できる。
12才のまだ成長のある骨のやわらかい子供にインプラントを使うのは反対。


Eの10mmの隙間にインプラントなしで6番を移動させることが可能なら、12才の娘の骨にインプラントを打つことは避けたいです。
まだまだ成長段階の子供に、インプラントを打つことは問題ないのでしょうか?

そして6番を5番に平行移動させるにあたり、インプラントはどうしても必要でしょうか?

どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-07-26 14:26:51
複数の歯科医院矯正相談に行かれたんですね。

残念ながら、実際の状態を診ていないネット相談では、具体的な治療方針を呈示したり、他の先生が示した治療方針に対して意見することは、できません。

3本の先天欠如歯があり、やや複雑な問題点が存在することが相談文から推測されますが、矯正医の考え方によって、治療方針や治療の開始時期など、多くの選択肢があると思います。
また、治療選択肢ごとに、利点・欠点がありますから、しっかりとした情報提供を受けることができる矯正歯科医院での治療が望ましいと思います。

複数の矯正歯科に初診相談をされて、まだ不安が残るということであれば、焦らずに、さらに、数件の矯正歯科専門医院へ、初診相談に行かれることをおすすめします。

また、精密検査・診断を依頼することによって、さらに具体的な説明を得ることができます。
もっとも相性が良いと感じた矯正歯科医院へ、精密検査・診断を依頼されてください。

お子さんの年齢が12歳ということであれば、2期治療の時期まで経過観察するという場合もありますが、すぐに矯正治療を開始する場合には、1期治療(小児矯正)を開始するということになります。

多くの場合には、矯正治療は1期治療だけでは、充分な治療結果を得ることはできません。
そのため、2期治療(仕上げの矯正治療=マルチブラケット治療、顎骨成長が終了した高校生以降の時期に開始されることが多くなります)までを見通した治療計画が必要となります。
場合によっては、2期治療終了後の補綴治療を含んだ長期的治療計画が必要となります。

1期治療、2期治療のそれぞれの治療ステージで、どのような治療結果を目指す予定であるかについて、長期的な展望で、事前説明を求めることが大切だと思います。

精密検査を依頼した矯正医から、1期治療、2期治療の具体的な治療ゴール・治療期間・治療方法などについて納得できるまで説明を求め、理解・納得の上で、治療依頼することをお勧めします。

4人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-07-26 15:03:07
ゆめママさん、今日は

@は、ゴールの違いで、Aは、ゴールに行くまでの道筋の違いですね。

@に関しては、ゴールが全く違いますので、お子さんや保護者の方が最終的にどのようにしたいのかの、希望によってかわってくるでしょう。

乳歯を抜かなかった場合、将来乳歯が抜かなければならなくなった時にどのようにするのかも考えておかれた方が良いでしょう。

乳歯は、本来10年程度使用される物なので、7〜80年使用することができない可能性があります。
80歳ぐらいまで先のことを考えてゴールを決められた方が良いでしょう。


Aに関しては、ゴールに向かう道に、3本の道があるということですね。

1)SMAP

2)アンカースクリュー(ミニスクリュー)

3)従来型の固定装置


どのみちを通ってもゴールに大きな差はないと思います。

治療期間や確実性からは1)が最も良いでしょう。
ただ、侵修のことを考えれば、2)や3)の方が簡単だと思います。

2)は、私は患者さんに「3本に1本ぐらいは脱落する」説明しています。
しかし、脱落しても侵修も少なく、簡単に埋入できるので、私ならこちらを一番お勧めします。

3)は、装置の種類によっては1)や2)よりも、複雑で、違和感が強いこともあります。
また、確実な固定ということでは、やや、性能が落ちることもあります。


>10年前はミニスクリューなどなくてもできていたのだから、やり方次第で前歯は動かすことなく6番を5番に平行移動できる。

確かにそうですが、現在は「アンカースクリューは矯正治療の革新的な進歩」と言われるくらい多用されているのは、従来の方法に比べ、簡単で確実性が増し、患者さんにとっても歯科医にとってもメリットが大きいからだと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆめママさん
返信日時:2013-07-26 15:18:51
堀内先生、早速のご回答ありがとうございます。

娘は出っ歯のため少なからず顎の前後のズレがあるだろうとのことで、4本の抜歯後は、成長をコントロールした矯正(一期治療)も併用しながら、すぐに二期治療(ブラケット)を開始するとのお話をいただいています。

相談に伺った先生方は、それぞれ自信を持ってお話下さいました。
そして親としては娘の体への侵襲、負担を考えた場合、最終ゴール(下顎Eを抜歯した左右10mmの隙間が6番の平行移動によって埋まり、出っ歯も治る)が同じならば、インプラントを使わなくても可能と仰った医院へ逃げたい気持ちが湧いてきています。


そんな中でとても不安に感じていることは、下顎Eを抜歯した左右10mmずつの隙間に、今ある前歯の位置はそのままで、6番だけがきちんと5番の位置に平行移動させられるのか?ということです。

ブラケットを使用した矯正治療において、前歯と奥歯が引っ張り合って隙間を閉じるだけでなく、どちら片方だけを寄せてくることが実際に可能なのか? 

一般的なご意見で構いませんので、ぜひともご教示いただけたらと思います。

またインプラント矯正を12才という年齢で行うことについてのご意見もお聞かせいただけたらと思います。

よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-07-26 15:21:24
今すぐ矯正をしなければならないこと自体から、考慮したらいかがですか。

第一大臼歯を10mm近く手前に寄せるということは大航海に近いことです。
前歯の咬みあわせが深いかみあわせで、大臼歯を手前に寄せると、臼歯咬合高径の低下を来して、前歯部被蓋の是正に苦労することになります。

水平のスペースだけではなく、垂直のスペースにも気を付けなければいけません。

現在インプラント(矯正用ではない)ができる時代になったので、これを視野に入れた総合的治療をすることがよいと私は思います。
大学病院で総合的に診てもらうのも、一つの方法だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆめママさん
返信日時:2013-07-26 15:38:00
小牧先生

ご回答ありがとうございます。
こ説明大変解りやすく参考にさせていただきます。

>Aに関しては、
>1)SMAP
>2)アンカースクリュー(ミニスクリュー)
>3)従来型の固定装置
>どのみちを通ってもゴールに大きな差はないと思います。
治療期間や確実性からは1)が最も良いでしょう。
ただ、侵修のことを考えれば、2)や3)の方が簡単だと思います。


ゴールが同じならば、親としてはできる限り、娘に負担のある選択肢は避けたいと思ってしまいます。

3)を選んだ場合、期間が少し余分にかかるのは承知の上ですが、確実性がないのであれば、やはり1)2)を選択すべきかで悩みます。

1)と2)では固定原としてずいぶん差があるのでしょうか?
6番のみを5番の位置へ移動するという目的に対し、1)と比べ2)では遜色がありますでしょうか?

また先生はインプラント矯正を子供にも行ってみえますか?
大人と違って成長期の子供に適用するのをどうお考えですか?

どうぞよろしくお願いいたします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-07-26 15:55:36
日本矯正歯科学会が作成した歯科矯正用インプラントスクリューガイドラインでは、成長期の小児において脱離率が高いことが報告されているため、使用に当たっては術者の裁量により十分と注意して使用する事とあります。

12歳でも使用が可能だが、成人の場合よりも緩んでしまう可能性が高いようです。

a,bどちらが正しいのかは判断しかねますが、どちらにしてもしっかりと説明をしてくれて、類似症例を提示してくれる先生を選ばれたら良いのではないでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-07-26 16:11:07
>ゴールが同じならば、親としてはできる限り、娘に負担のある選択肢は避けたいと思ってしまいます。

個人的には、2)のアンカースクリューが一番負担が少ないように思いますが。

確かに秋山先生が言われるように、小児はとれやすいかもしれませんが、わたしはアンカースクリューは「脱落するもの」と考えて、何度でも入れなおせば良いと考えていますので、大きな障害とは思っていません。


>1)と2)では固定原としてずいぶん差があるのでしょうか?
>6番のみを5番の位置へ移動するという目的に対し、1)と比べ2)では遜色がありますでしょうか?

私は1)を使ったことがないので、わかりません。
大臼歯の遠心移動でなければ、2)で十分だと思いますから。


>また先生はインプラント矯正を子供にも行ってみえますか?

堀内先生が言われるように、12歳では、まだ1期治療の時期ですので、実際に、使用するのはもっと成長してからではないでしょうか。


>大人と違って成長期の子供に適用するのをどうお考えですか?

特に問題ないと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆめママさん
返信日時:2013-07-26 16:17:59
松山先生

ご回答ありがとうございました。

下顎Eを抜歯して積極的に治療するか、乳歯を使えるまで使い将来インプラントにするか、は初診相談に行き始め専門の先生方のご見解が色々あることがわかった後の大きなテーマです。

しかし娘には一生自分の歯で生活ができるようにしてやりたいと思う親心から、現在では第一に矯正を考えるようになりました。
先生は保存的な治療がよいとのお考えですね。
ありがとうございます。

ただ乳歯を抜歯せずそのまま残した場合、いつまでかは個人差があるが抜けるまでずっと使えるのか、あるいは乳歯はどんどん沈んでいずれ歯茎に埋まってしまう、沈むことで両隣の歯も傾くというような悪影響が出るのか、どちらが正しい見解でしょうか?

もし健全な隣の歯に悪影響が及ぶのであれば、抜歯するしかないとも思っています。

上顎と下顎の上下のズレを4本抜歯することで治していくと仰った先生もみえました。

抜歯しない場合は、乳歯を残したまま出っ歯過蓋咬合だけは矯正で治し、将来インプラントを入れるという治療になるのでしょうか? 


ご教示よろしくお願いします。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2013-07-26 19:00:58
>しかし娘には一生自分の歯で生活ができるようにしてやりたいと思う親心から、現在では第一に矯正を考えるようになりました。

であれば、2番の便宜抜去は避けるべきではありませんか。
先天性欠除があるケースで、成長途中で介入(治療して)し、これで終わりということには、大概なりません。
であれば長い目で対応するべきです。


>ただ乳歯抜歯せずそのまま残した場合、いつまでかは個人差があるが抜けるまでずっと使えるのか

根管治療をしていなければ40才を過ぎるまで、機能しているケースを見ます。
過去3年くらい遡って。
毎年一人くらい、4番または5番、先天性欠除部にインプラントをしています。
すべて30代、40代です。


>あるいは乳歯はどんどん沈んでいずれ歯茎に埋まってしまう、沈むことで両隣の歯も傾くというような悪影響が出るのか、どちらが正しい見解でしょうか?

沈むことはありません。
隣在すが多少傾くことはあります。
どちらとも正しいとは思えません。


>健全な隣の歯に悪影響が及ぶのであれば

乳歯の虫歯を放置して永久歯にうつしてしまうことぐらいでしょうか


>乳歯を残したまま出っ歯過蓋咬合だけは矯正で治し

そうです。


>将来インプラントを入れるという治療になるのでしょうか

そうです



再度 

6番を手前に寄せるということは、咬みあわせを深くさせる結果になります。
過蓋咬合を直そうとしているときに、このことに対するしっかりした対策があれば、教えてもらいたいものです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆめママさん
返信日時:2013-07-29 11:54:30
秋山先生
小牧先生
松山先生

ご回答ありがとうございました。

先生方のご意見を参考にさせていただき、永久歯が生え揃うまでは焦らず、出っ歯、深い噛みあわせ、右顎のズレの治療に重点を置き土台をつくることに努めたいと思います。

しかし既に12才9ヶ月なので一期治療でどこまで治せるかは正直とても不安ですが、下顎の成長を利用した一期治療を提案してくれた矯正歯科に決めようかと思っています。
そうなるともっと早く治療を開始すべきだったと悔やまれるのですが…。


実は半年ほど前矯正相談に行き始めた頃、永久歯が欠如しているEを抜歯してインプラントアンカーを使い6番を平行移動させることを提案して下さったのは経験も豊富で矯正学会の専門医もお持ちの先生でした。

その時インプラントアンカーの存在を初めて知り感激したのですが、その先生は今後の見通しが立てやすいのでD4本が抜ける頃まで精密検査は待った方がよいとのお考えでした。
私としては出っ歯は骨格性のものだと思い成長を利用する治療をするため少しでも早く開始したかったのですが、諦めて半年が経過してしまいました。

今よく考えてみると、その医院に初診相談に行った時既に娘は12才だったので、成長を利用した治療をする考えがあるならば開始は一刻を争ったと思います。
しかし大切な時期を逃し半年待たせたということは、その先生には一期治療をする意思がないのだと思います。

5番の位置に6番を平行移動できる腕は確かにおありになり頼もしい存在です。
そのため骨格を直さずとも歯列で治す自信がおありになるのでしょう。(これから一期治療を始めたのでは余計に時間がかかるのでそれも原因かも知れませんが…。)

この医院に関しては、精密検査の時期をD4本が抜けるまで待つようにという指示を考えると、やはり一期治療は念頭にないので、この医院に託すことはできないだろうと思っています。

よろしければ先生方のご意見を聞かせていただけると幸いです。

また精密検査をしてみて、骨格に前後、垂直のズレが認められても一期治療をしない場合はあるのでしょうか?
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2013-07-29 12:44:14
>そうなるともっと早く治療を開始すべきだったと悔やまれるのですが…。

日本人女子の思春期性成長のピークが14才頃になりますので、まだ時間的には余裕がありそうですから、そう悔やむことはないと思います。


>D4本が抜ける頃まで精密検査は待った方がよいと

矯正学で将来の成長を予想するのは、なかなか難しいことなのではあります。
しかしある程度現状を知るだけでも価値があると思いますし、現状がわからなければ、予想もしにくいと思います。

骨格性のものとお母さんが思われていることが正しいかどうかは別としても、私なら検査をしていると思います。


>また精密検査をしてみて、骨格に前後、垂直のズレが認められても一期治療をしない場合はあるのでしょうか?

先生の考えによっては、あるかもしれません。
実は堀内先生とディスカッションをしていまして、このことに関しても、堀内先生から書き込んでくださいと、提案させてもらっています。

多分時間が出来たら、そうしてくれるでしょうから、お待ちください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2013-07-29 14:49:40
>ただ乳歯抜歯せずそのまま残した場合、いつまでかは個人差があるが抜けるまでずっと使えるのか、

乳歯が一生使えるかともみえますし、抜けてしまう、あるいは抜かざるを得なくなってしまう方もみえます。


深い虫歯になった場合、神経の治療が難しく、結果的に抜歯になってしまうこともあるでしょうし、歯周病が進行すれば、根が短い分、早く抜歯の対象となるかもしれません。
虫歯や歯周病の予防が成功すれば、このような問題は起こりませんが。


>あるいは乳歯はどんどん沈んでいずれ歯茎に埋まってしまう、沈むことで両隣の歯も傾くというような悪影響が出るのか、どちらが正しい見解でしょうか?

沈むというよりも、周りの歯の歯槽骨の成長から取り残されるということです。
見た目的には沈んでいるようにみえます。
本日おみえになった40代の患者さんも、左右に乳歯が残っていますが、右側は正常ですが、左側は成長から取り残されて「沈んで」います。


1期治療ですが、現在の年齢からすると、しなくても結果はさほどかわらないと思います。
逆に何もしないで、成人してから矯正しても結果はさほどかわらないでしょう。

何もしないで待つなら、1期治療をしても良いかもしれないという程度だと、個人的には思います。

また、半年早く始めていたとしても、やはり結果はさほどかわらないと思います。

先生によっては、治療期間を短くしたいと考え、12歳ぐらいでしたら、1期治療無しに治療を勧められる先生もみえると思います。
私は、この考えも特に問題はないと思います。


今大切なことは、乳歯を残すか残さないか、治療のゴールを決めることです。
ゴールが決まれば、後は方法はどれでもほぼ同じ結果が得られるでしょう。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2013-07-30 18:56:30
私の初めに記した「今すぐ矯正をしなければならないこと自体から、考慮したらいかがですか。」の意味は、下顎Eを抜歯したらは、その部のスペースを閉じざるを得なくなり、自動的に選択肢が少なくなる可能性があるからです。


>咬みあわせは深く下の歯は全く見えず、出っ歯です。

>私としては出っ歯は骨格性のものだと思い

>下顎右7番は6番に向かって横向きの状態です。

>上顎と下顎の上下のズレを4本抜歯することで治していくと仰った先生もみえました。

このようなかみあわせを治療するすることになるのですが、たとえば、上下のズレに対して乳歯Eにメタルオーバーレイを施して、下顎の成長を促したり、かみあわせを変化させる治療があるのですが、できなくなってしまいます。


また、

>下顎右7番は6番に向かって横向きの状態です

矯正治療をするときに、Eがないと大臼歯一本で(矯正の支点)支えることになる上に、手前への移動により7番から遠ざかることになるから、7番のコントロールをしにくくなることが懸念されます。


さらに上下のズレですが、機能的矯正装置を使用して、

>咬みあわせは深く下の歯は全く見えず、出っ歯です。

を現時点でかなり改善させることができるのです。
もちろんワイヤーを用いての矯正もあります。


堀内先生のいう

>そのため、2期治療(仕上げの矯正治療=マルチブラケット治療、顎骨成長が終了した高校生以降の時期に開始されることが多くなります)までを見通した治療計画が必要となります。
>場合によっては、2期治療終了後の補綴治療を含んだ長期的治療計画が必要となります。

ということになります。

さらに「複数の矯正歯科に初診相談をされて、まだ不安が残るということであれば、焦らずに、さらに、数件の矯正歯科専門医院へ、初診相談に行かれることをおすすめします。」も付け加えておきます。

ただ乳歯Eが健全であればということにもなります。

普通後続永久歯がない場合は、歯根吸収が起きていないものなので、参考にしてください。



神奈川歯科大学の佐藤 貞夫 先生の”発達期の予防的咬合治療”の本よりコピーさせてもらいます。

「下顎が後退しているU級症例の早期治療の目標は、咬合高径と咬合平面を調整することで、下顎位を前方に誘導し咬合支持を得ることである。

このような成長期咬合誘導の長所は、改善した咬合によってその後の成長が調和のとれたパターンに変化し、また永久歯列咬合期の矯正治療における小臼歯の抜歯や、矯正治療後戻りの問題も回避できることである。」


U級が当てはまるとは言明しません。
小臼歯抜歯を、同じ事ですから乳歯抜歯に置き換えて、判断してください。
小臼歯抜歯を問題にしているのは、咬合高径が不足がちになるからだと思います。
わい小歯、先天性欠如、水平7番ということは、更なる問題を孕んでいる可能性が高いと思われますので、慎重に進めてください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆめママさん
返信日時:2013-07-30 22:54:20
小牧先生
松山先生
ありがとうございます。


松山先生に、まだ時間的には余裕がありそうですからそう悔やむことはない、機能性矯正装置で深い噛みあわせがかなり改善できることをアドバイスいただき、今は一期治療でできるだけ骨格を整えた土台に、二期治療で歯を並べていく矯正を受けるのがベストだと確信するようになりました。

精密検査後のセファロ診断でもし骨格のズレが確認されたら、何としても成長を利用した機能性矯正をお願いしたいと思っています。


一期治療をするお考えのない先生に対しても、セファロ診断を前にして、「この骨格のズレを何とか最後の成長を利用して治したいのでまずは機能性矯正をお願いします。」と頼み込んでいいものでしょうか?

こちらで色々教えていただき身に着けた知識で対抗すると、かえって専門家の先生の気分を害してしまう恐れもあります。
よろしければどう交渉したら一期治療を受け入れていただけるかアドバイスの方、何とぞよろしくお願いします。

また機能性矯正装置は、出っ歯過蓋咬合、下顎のズレの全てに対応できるでしょうか?

これらの症状に効く具体的な装置も教えていただけると嬉しいです。
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2013-07-31 08:50:42
成長のピークの件は、14才頃までは成長しますからに訂正します。

堀内先生が書き込まないのかと思い回答してしまいましたが、もう少しお待ちください。

別な視点からのこともあるでしょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2013-07-31 19:38:00
ゆめママさんへ

松山先生からの御指名がありましたので、追加で回答させていただきます。

矯正学会の専門医をお持ちの先生から、Dが抜けてから精密検査を行うことをおすすめされたということですね。

「この医院に関しては、精密検査の時期をD4本が抜けるまで待つようにという指示を考えると、やはり一期治療は念頭にないので、この医院に託すことはできないだろうと思っています。」

とのことですが、矯正歯科学会の専門医をお持ちの先生に、もう一度、お子さんの現在の状態(問題点)および、どのような長期的展望で、どのように治療を行っていく予定なのかについて、詳しく説明を求めてはいかがでしょうか?

下顎骨の成長促進を利用した1期治療を希望されているということですが、下顎骨の成長促進は、良好な治療結果を得ることができる場合もありますが、予知性に乏しく、お子さんに強いる苦労の割に、効果的ではない場合もあります。
また、ブラケットを装着した状態でも、顎間ゴムの利用などで、同じような治療効果を得ることができる場合もあります。


また、インプラントアンカーの適用は、定着率が高くなる、顎骨成長が終了する、高校生以降の時期に行うことが一般的ですので、もし、小学生の時期に、すぐにでも、インプラントアンカーを埋入して治療を行うべきという説明があったということであれば、早期に解決すべき、特殊な問題が存在している可能性があります。

ネット相談では、実際の状況を診ていませんから、推測の回答になり、かえってゆめママさんの迷いを誘ってしまう可能性が懸念されます。
文面からは、矯正学会専門医の先生に、再相談することが一番、確実で、無難な選択と感じました。

ご参考にしていただければ幸いです。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2013-08-02 21:39:16
U級(と仮定して)治療には、万能な装置とかこれならばといった方法はありません。

成長を考慮した年令、不正部位と病因、機能的な事柄、骨格性歯槽性の問題、家族での取り組み、本人の協力なども考慮しなければなりません。
診断が重要なのが当然ですが、あまりにも方法論が先走った感じでしたから、一番初めのような回答になりました。

機能的矯正装置はいろいろありますが、私自身でも使ったことのないものがあります。

長い開業経験から、専門医は機能的装置を多用しないと感じています。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆめママさん
返信日時:2013-08-06 18:42:50
堀内先生 
松山先生


親身に色々とアドバイスいただき感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。

まずは早急に精密検査を受け、現状を知りたいと思います。

そして結果次第にはなりますが、もし骨格に問題があると判明した時には、成長が期待できる混合歯列期の今を有効に使って治療ができないものかを、担当医とよく相談したいと思います。
回答 回答13
  • 回答者
回答日時:2013-08-06 20:00:17
矯正治療は本来期間を要するものです。

終了後は、保定という大事なことも残っています。
初めの第一歩を大事にしてください。




タイトル 12歳、成長段階の子供のインプラント矯正について
質問者 ゆめママさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
子供の歯並び
矯正関連
抜歯:乳歯(子供の歯)
歯の数が足りない(先天欠損)
子供の歯列矯正
上顎前突(出っ歯)
過蓋咬合(かみ合わせが深い)
インプラント矯正
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

Total total
今日 今日
昨日 昨日