癌のランマーク治療開始前の抜歯を本人が拒否(第三者による相談)
相談者:
ちこちこさん (38歳:女性)
投稿日時:2013-08-15 11:33:02
こんにちは。
長文になりますが、父(75歳)についてご意見お願いいたします。
何年も前から歯槽膿漏がかなりひどいのですが、抜歯を拒んで動揺する歯を4箇所ワイヤーで固定している状態です。
場所は多少ズレがあるかもしれませんが、左上4番5番・左下3番4番・右上4番あたりです。
去年肺がんが見つかり、最近骨転移で脊髄を圧迫し始めている状態なので、ランマークという薬を治療する予定です。
顎骨壊死の副作用があり、薬を使用中は抜歯など歯の治療ができない為先に歯の治療をした方が良いそうです。
父の余命は半年程で、早急にランマーク治療をしないと遅くても2〜3ヶ月以内に脊髄を損傷して下半身麻痺になってしまうという状況です。
本人は余命宣告や抜歯を受け入れられない状態なので、少し時間を作って8月末に口腔外科を予約しましたが、抜歯後の経過が良くてもランマーク治療は9月中旬以降ということになります。
もしかしたら治療の前に下半身麻痺になってしまう可能性もあることを考えると、今まで頑なに拒んでいたのを抜歯させて、その後は食べたい物も食べられない状況で最期を迎えるのはかわいそうに思えて悩んでおります。
長くなりましたが質問です。
同時に5本抜歯すると、その後の状態はかなり辛いでしょうか?
又、抜歯せずにランマーク治療をするのはやはり良くないのでしょうか?
素人考えですが、元々口腔状態がかなり悪いので、今何本か抜歯しても結果としてあまり変わらないのではないかという気がします。
よろしくお願いします。
長文になりますが、父(75歳)についてご意見お願いいたします。
何年も前から歯槽膿漏がかなりひどいのですが、抜歯を拒んで動揺する歯を4箇所ワイヤーで固定している状態です。
場所は多少ズレがあるかもしれませんが、左上4番5番・左下3番4番・右上4番あたりです。
去年肺がんが見つかり、最近骨転移で脊髄を圧迫し始めている状態なので、ランマークという薬を治療する予定です。
顎骨壊死の副作用があり、薬を使用中は抜歯など歯の治療ができない為先に歯の治療をした方が良いそうです。
父の余命は半年程で、早急にランマーク治療をしないと遅くても2〜3ヶ月以内に脊髄を損傷して下半身麻痺になってしまうという状況です。
本人は余命宣告や抜歯を受け入れられない状態なので、少し時間を作って8月末に口腔外科を予約しましたが、抜歯後の経過が良くてもランマーク治療は9月中旬以降ということになります。
もしかしたら治療の前に下半身麻痺になってしまう可能性もあることを考えると、今まで頑なに拒んでいたのを抜歯させて、その後は食べたい物も食べられない状況で最期を迎えるのはかわいそうに思えて悩んでおります。
長くなりましたが質問です。
同時に5本抜歯すると、その後の状態はかなり辛いでしょうか?
又、抜歯せずにランマーク治療をするのはやはり良くないのでしょうか?
素人考えですが、元々口腔状態がかなり悪いので、今何本か抜歯しても結果としてあまり変わらないのではないかという気がします。
よろしくお願いします。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2013-08-15 13:05:52
んん…。
非常に難しい問題ですね。
医療人としては「病気(感染源)があるのであれば徹底的に除去すべき」と考えますが…。
口腔内を綺麗にする事で誤嚥性肺炎が減少するという事は報告されております。
従って歯周病菌に侵されている歯を抜歯し、感染源を無くす事で肺への治療に対し有利になる事は想像できます。
しかし、「余命」「ご本人の希望、意思」「残りの人生の質」という事を考えると無理やり押さえつけて抜歯する事にどれだけの価値がある行為か…
現状を見ていないので何とも言えませんが、体の負担を考えると抜歯せずに口腔内の徹底的なクリーニングを行い、口腔内細菌を減少させる事で肺への炎症の波及は最小限に抑えられるかもしれません。
どのような方法が残りの人生を有意義に過ごせるのか、(医科、歯科の)担当医と(出来ればご本人も交えて)良く相談される事をお勧めいたします。
非常に難しい問題ですね。
医療人としては「病気(感染源)があるのであれば徹底的に除去すべき」と考えますが…。
口腔内を綺麗にする事で誤嚥性肺炎が減少するという事は報告されております。
従って歯周病菌に侵されている歯を抜歯し、感染源を無くす事で肺への治療に対し有利になる事は想像できます。
しかし、「余命」「ご本人の希望、意思」「残りの人生の質」という事を考えると無理やり押さえつけて抜歯する事にどれだけの価値がある行為か…
現状を見ていないので何とも言えませんが、体の負担を考えると抜歯せずに口腔内の徹底的なクリーニングを行い、口腔内細菌を減少させる事で肺への炎症の波及は最小限に抑えられるかもしれません。
どのような方法が残りの人生を有意義に過ごせるのか、(医科、歯科の)担当医と(出来ればご本人も交えて)良く相談される事をお勧めいたします。
相談者からの返信
相談者:
ちこちこさん
返信日時:2013-08-19 14:34:05
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2013-08-19 15:39:18
ちこちこ さん、今日は
>先生方にもう少しお聞きしたいのですが、歯周病患者がランマーク治療すると口腔内の症状はどのようになるのでしょうか?
稀に、顎骨壊死、つまり顎の骨が腐ってしまうことが有ります。
>抜歯しても口腔内に副作用が出る可能性がなくなるわけではないので、それなら抜歯の負担だけでも無くして副作用が出たら処置していただく、という考えは良くないでしょうか?
抜歯してもリスクはゼロになりません、しかしどちらのリスクが高いのかを考えて判断されればよいでしょう。
>主治医・歯科の先生からは抜歯を勧められていますが、
私には、もう、治療方針は決まっているように思えますが。
>どちらにしようか悩んでおります。
後はご自身の決断次第です。
>先生方にもう少しお聞きしたいのですが、歯周病患者がランマーク治療すると口腔内の症状はどのようになるのでしょうか?
稀に、顎骨壊死、つまり顎の骨が腐ってしまうことが有ります。
>抜歯しても口腔内に副作用が出る可能性がなくなるわけではないので、それなら抜歯の負担だけでも無くして副作用が出たら処置していただく、という考えは良くないでしょうか?
抜歯してもリスクはゼロになりません、しかしどちらのリスクが高いのかを考えて判断されればよいでしょう。
>主治医・歯科の先生からは抜歯を勧められていますが、
私には、もう、治療方針は決まっているように思えますが。
>どちらにしようか悩んでおります。
後はご自身の決断次第です。
回答3
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2013-08-19 15:46:17
個人的見解にはなりますが・・・。
過去から現在まで、ご本人が抜歯を拒んでおられるのであれば抜歯しない方法もアリではないかと思います。
医療側から考えると、感染源の除去という観点から抜歯をお勧めしたくなりますが、ご本人にとって残しておきたい歯であるならば、残してもいいかな、と。
ただし、ご本人の抵抗力が落ちてきた時に問題となる可能性もありますし、抜歯をしなかったとしても(将来的に)自然脱落する可能性もあります。
注)お薬の影響ではなく歯の状態が悪くて、です。
残しておく事の欠点をご説明・ご理解を頂いた上でご本人のご希望をかなえて差し上げる事も医療かと思います。
ご参考になれば幸いです。
過去から現在まで、ご本人が抜歯を拒んでおられるのであれば抜歯しない方法もアリではないかと思います。
医療側から考えると、感染源の除去という観点から抜歯をお勧めしたくなりますが、ご本人にとって残しておきたい歯であるならば、残してもいいかな、と。
ただし、ご本人の抵抗力が落ちてきた時に問題となる可能性もありますし、抜歯をしなかったとしても(将来的に)自然脱落する可能性もあります。
注)お薬の影響ではなく歯の状態が悪くて、です。
残しておく事の欠点をご説明・ご理解を頂いた上でご本人のご希望をかなえて差し上げる事も医療かと思います。
ご参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
ちこちこさん
返信日時:2013-08-20 17:54:39
先生方、ご意見ありがとうございました。
余命が短い中で少しでも食べれる時間を残してあげたいと思いご相談しましたが、もう一度父とよく相談して決めようと思います。
ありがとうございました。
余命が短い中で少しでも食べれる時間を残してあげたいと思いご相談しましたが、もう一度父とよく相談して決めようと思います。
ありがとうございました。
タイトル | 癌のランマーク治療開始前の抜歯を本人が拒否(第三者による相談) |
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質問者 | ちこちこさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病で抜けた・抜く予定 歯周病その他 口腔外科関連 癌(抗がん剤服用中) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。