歯科疾患実態調査の結果について。これは本当に実情を表している?

相談者: ロゼさん (39歳:男性)
投稿日時:2013-08-20 15:35:32
平成23年度歯科実態調査をいうのを見る機会がありました。

虫歯の数が20歳で約6本 30歳で約11本 40歳で約13本とありました。

ということは、20歳の人は5−7本、30歳では10−12本 40歳では12−14本近く虫歯になった歯がある人が、大半(少なくとも半半分以上はいる)ということになりますが…。

神経をとった歯は、20歳で5% 30歳で16% 40歳で23%。

実際、先生方が多数の患者さんを見ていて、この平均値はどう思われますか? 
本当に実態なのでしょうか? 
先生方が平均を出すとしたら、どれくらいですか?


よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-08-22 10:51:47
歯科疾患実態調査は調査対象が無作為(今回は岩手宮城以外)ですよね?

私たち歯科医が見るのは医院ごとでの差はありますが多くの場合歯で困っている人たちばかりを見ることが多いと思います。

それと平均値ですから、ロゼさんが想像されている様な正規分布正規分布とは限らないと思います。

小児などで特に顕著な気がしますが、むし歯のない子はまったくないし、ある子は沢山ある。
とか、例えば80歳での一人平均残存歯数が前回の調査で10本ぐらいだったのですが、従下合わせて歯が10本という状況は力学的になかなか安定しませんから、総入れ歯の人と20本ぐらいある人が半々という状況かも知れない・・などと想像することも出来るかも知れません。
(たぶん公表されてるデータを詳しく読んで行けばどこかに書いてあると思いますし、実際は正規分布に近いのかも知れませんが・・)



そういったことも加味して考えると、歯科実態調査の結果に違和感は特にありませんよ。
何しろサンプル数が多いですから、診断基準などの細かい突っ込みどころはあったとしても一番参考になるデータだと思います。

当院は予防に関心のある30代ぐらいの患者様が比較的多く、多くの方でリスク評価のためにその方のう蝕経験歯数を平均値と比較してますが、平均値に対して大体正規分布してそうな印象があります。




タイトル 歯科疾患実態調査の結果について。これは本当に実情を表している?
質問者 ロゼさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯その他
その他(歯科治療関連)
その他(その他)
回答者




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