12歳、反対咬合の歯列矯正終了について
相談者:
カナッペッペさん (12歳:女性)
投稿日時:2013-08-28 22:38:50
初めまして、わらにもすがる思いで相談です。
お忙しいとは思いますが、聞いていただきたくメールいたします。
娘の反対咬合についてです。
娘は現在中学一年です。
生まれつき前歯の上の犬歯が欠損していて、それが原因かわかりませんが反対咬合です。
近所の歯医者で幼少のころから何件か相談していましたが、まだ治療時期が早いといわれ、小学5年後半位に歯科の大学病院にて診察、治療が始まりました。
内容としては前歯を内側から押して出す、それでダメなら一般的な歯の表面に四角いプレートのようなやつ・・・ということで、結果そこまで行き、やっと反対咬合がなおりかけていた
(食事の時も反対咬合でかむのではなく、ふつうにかめるようになっていました)
矢先、病院に行く日になり、担当医に時間がかかりすぎているから一度治療方針を見直すためにもレントゲンを撮り、その後また打ち合わせ・・・・という流れになり、レントゲンをとって針金を外されて帰宅し、後日診察日に行ったところ(この時は治っていた反対咬合がまた反対咬合になっていました)、
・上歯の角度、下歯の角度ともに限界です。
・下あごの成長がはじまってます。
・治すには18歳くらいになった時に顎の外科手術しかありません。
といわれ矯正治療は終了、針金もすべて外されてしまいました。
ちなみに母(私)も生まれつき反対咬合でしたが、小学校低学年で半年で治りました。
両親ともしゃくれではありません。
その手術には保険がきいても80万ほど、手術の1-2年前より調整で通院が必要と言われました。
その他しびれなどの後遺症も起こることがある旨説明がありました。
そこでいろんな疑問なのですが、すでに反対咬合がなおっていたのにはずされて、治療方針見直し→結果無理です、器具外します、正直納得できないのです。
当日は私が仕事で主人が付き添っていたため、私の意見は言うことが出来ずに今に至ります。
娘は絶対に外科手術は嫌だといってます。
もう少しその器具をつけていたら治ったのではないかと思ってしまいます。
ちなみにそうなる少し前に治療費の支払いが終わり、つまりそのあとは見るのに病院的にはお金を取れないので、きられたのかな?などと考えてしまいます。
正直申し上げてかなりのお金を使い、娘も治ることしか想像していませんでしたのでかなりショックをうけています。
確かにその病院で初診の際に、最悪はあごの手術になる旨伝えられていましたが、そこまでかと思うのです。
場違いな質問かもしれませんが、どうか正直なご意見、返信お願いいたします。
関係ない話ですが、生まれつきおでこに脂腺母斑があり、今まで3回手術(部分麻酔)をしたので特に娘にとって手術は恐怖になっています。
----
読みやすくするために改行を入れました。
(歯科相談室:編集部)
お忙しいとは思いますが、聞いていただきたくメールいたします。
娘の反対咬合についてです。
娘は現在中学一年です。
生まれつき前歯の上の犬歯が欠損していて、それが原因かわかりませんが反対咬合です。
近所の歯医者で幼少のころから何件か相談していましたが、まだ治療時期が早いといわれ、小学5年後半位に歯科の大学病院にて診察、治療が始まりました。
内容としては前歯を内側から押して出す、それでダメなら一般的な歯の表面に四角いプレートのようなやつ・・・ということで、結果そこまで行き、やっと反対咬合がなおりかけていた
(食事の時も反対咬合でかむのではなく、ふつうにかめるようになっていました)
矢先、病院に行く日になり、担当医に時間がかかりすぎているから一度治療方針を見直すためにもレントゲンを撮り、その後また打ち合わせ・・・・という流れになり、レントゲンをとって針金を外されて帰宅し、後日診察日に行ったところ(この時は治っていた反対咬合がまた反対咬合になっていました)、
・上歯の角度、下歯の角度ともに限界です。
・下あごの成長がはじまってます。
・治すには18歳くらいになった時に顎の外科手術しかありません。
といわれ矯正治療は終了、針金もすべて外されてしまいました。
ちなみに母(私)も生まれつき反対咬合でしたが、小学校低学年で半年で治りました。
両親ともしゃくれではありません。
その手術には保険がきいても80万ほど、手術の1-2年前より調整で通院が必要と言われました。
その他しびれなどの後遺症も起こることがある旨説明がありました。
そこでいろんな疑問なのですが、すでに反対咬合がなおっていたのにはずされて、治療方針見直し→結果無理です、器具外します、正直納得できないのです。
当日は私が仕事で主人が付き添っていたため、私の意見は言うことが出来ずに今に至ります。
娘は絶対に外科手術は嫌だといってます。
もう少しその器具をつけていたら治ったのではないかと思ってしまいます。
ちなみにそうなる少し前に治療費の支払いが終わり、つまりそのあとは見るのに病院的にはお金を取れないので、きられたのかな?などと考えてしまいます。
正直申し上げてかなりのお金を使い、娘も治ることしか想像していませんでしたのでかなりショックをうけています。
確かにその病院で初診の際に、最悪はあごの手術になる旨伝えられていましたが、そこまでかと思うのです。
場違いな質問かもしれませんが、どうか正直なご意見、返信お願いいたします。
関係ない話ですが、生まれつきおでこに脂腺母斑があり、今まで3回手術(部分麻酔)をしたので特に娘にとって手術は恐怖になっています。
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読みやすくするために改行を入れました。
(歯科相談室:編集部)
回答1
高倉歯科マインドクリニック(世田谷区松原)の高倉です。
回答日時:2013-08-29 00:28:58
カナッペッペさん
深刻な問題ですね。
年齢もまだ、12、13歳位ですよね。
下顎の成長をなるべく抑える装置みたいな物をつけたらどうでしょうか?
年齢的には、まだ、身長、体重も大きくなると、思います。
当然、顔も大きくなると、私は思っています。
でも、歯の大きさは変わりません。
上の顎が下の顎より早く成長してくれたら、歯のバランスも角度も変わってくると思います。
手術は、嫌いだと思います。
18歳までに、時間はあります。他の矯正の歯医者さんに相談してみては、いかがでしょうか?
何もせず、18歳まで待つ、お子さんの気持ちが、かわいそうです。
深刻な問題ですね。
年齢もまだ、12、13歳位ですよね。
下顎の成長をなるべく抑える装置みたいな物をつけたらどうでしょうか?
年齢的には、まだ、身長、体重も大きくなると、思います。
当然、顔も大きくなると、私は思っています。
でも、歯の大きさは変わりません。
上の顎が下の顎より早く成長してくれたら、歯のバランスも角度も変わってくると思います。
手術は、嫌いだと思います。
18歳までに、時間はあります。他の矯正の歯医者さんに相談してみては、いかがでしょうか?
何もせず、18歳まで待つ、お子さんの気持ちが、かわいそうです。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2013-08-29 09:08:54
カナッペッペさまこんにちわ。
反対咬合で矯正治療をなさっていて、やっと正常被蓋になってきたが、レントゲン診査の結果外科矯正をすることになって装置を外されてしまったわけですね。
文面から推測すると、骨格性の反対咬合で今後の成長のスパートを考えると正常咬合にはならないため、外科矯正をすることに方針転換になったように思います。
個人的にはご本人やご両親に、もっと丁寧な説明をして納得してもらってから装置を外したほうがよかったのではないかという印象を受けました。
反対咬合で矯正治療をなさっていて、やっと正常被蓋になってきたが、レントゲン診査の結果外科矯正をすることになって装置を外されてしまったわけですね。
文面から推測すると、骨格性の反対咬合で今後の成長のスパートを考えると正常咬合にはならないため、外科矯正をすることに方針転換になったように思います。
個人的にはご本人やご両親に、もっと丁寧な説明をして納得してもらってから装置を外したほうがよかったのではないかという印象を受けました。
回答3
仙台東口矯正歯科(仙台市宮城野区)の堀内です。
回答日時:2013-08-29 10:30:57
お母さんとしては、残念な状況ですね。
ただし、小児の反対咬合治療では、珍しくない状況ですし、担当医と下顎前突(反対咬合)の長期的な治療計画についてのイメージの共有が不充分だったために、驚いてしまっている状況だと推測されます。
骨格的に、下顎前突傾向がある女の子では、12歳ぐらいで、上顎骨の成長が収束しますが、下顎骨の成長は、一般的に、14歳〜17歳ぐらいまで継続します。
1期治療(小児矯正)では、上下顎骨のバランスの悪さを、ある程度の上顎骨の成長促進と、上下顎前歯の角度で補償(上顎前歯を唇側傾斜、下顎前歯を舌側傾斜)させることにより、反対咬合を改善します。
ただし、治療途中のレントゲンによる再評価で、前歯部の角度による補償が限界に達していると診断された場合には、1期治療の中断が、正しい選択だと思います。
残念ながら、現在の矯正歯科治療では、前歯の移動は容易ですが、上顎骨の成長促進にも限界がありますし、下顎骨骨体の過成長を抑制することは困難で、予知性は高くありません。
お子さんの、骨格的な問題を無視して、非外科的治療にこだわった場合には、長期的にみて、悲劇的な治療結果につながるリスクが高くなります。
お子さんが、現在中学1年生で、過去に、3回の手術経験があり、現時点では、外科手術に拒否感を示してるということですが、外科矯正治療を行うのは、顎骨成長が収束した高校生以降の時期です。
思春期を過ぎた女性では、多くの場合、かみ合わせの改善だけではなく、審美的な改善も求めて、外科矯正治療を希望される場合が多くなります。
また、上下顎骨の骨格的なバランスが過度に悪い場合、一般的には、通常矯正治療より、外科矯正治療を選択された方が、最終的な治療結果の質が高くなる場合が多くなります。
歯ならび・かみあわせの矯正治療による改善が、審美的観点だけではなく、機能的・形態的に質が高く仕上がった場合の方が、当然ながら、長期的な観点からみて、生涯自分の歯をできるだけ多く保存する可能性が高くなります。
まずは、ネット相談ではなく、実際の状況を詳しく把握されている担当医に再度説明を求めることをお勧めします。
なお、保険財政が破たんしつつありますので、将来はわかりませんが、現在の保険制度では、外科的矯正治療には、矯正治療にも、外科手術にも、健康保険が適用されます。
術前矯正治療と外科手術、術後矯正治療をあわせた、総治療費は、3割負担で、40万〜50万ぐらいであることが多いです。
ただし、上記は、高額医療の還付金制度を確定申告時に申請していただいた場合の平均的な診療費です。
診療費の面でも、疑問があれば、再度、担当医に質問されてください。
ただし、小児の反対咬合治療では、珍しくない状況ですし、担当医と下顎前突(反対咬合)の長期的な治療計画についてのイメージの共有が不充分だったために、驚いてしまっている状況だと推測されます。
骨格的に、下顎前突傾向がある女の子では、12歳ぐらいで、上顎骨の成長が収束しますが、下顎骨の成長は、一般的に、14歳〜17歳ぐらいまで継続します。
1期治療(小児矯正)では、上下顎骨のバランスの悪さを、ある程度の上顎骨の成長促進と、上下顎前歯の角度で補償(上顎前歯を唇側傾斜、下顎前歯を舌側傾斜)させることにより、反対咬合を改善します。
ただし、治療途中のレントゲンによる再評価で、前歯部の角度による補償が限界に達していると診断された場合には、1期治療の中断が、正しい選択だと思います。
残念ながら、現在の矯正歯科治療では、前歯の移動は容易ですが、上顎骨の成長促進にも限界がありますし、下顎骨骨体の過成長を抑制することは困難で、予知性は高くありません。
お子さんの、骨格的な問題を無視して、非外科的治療にこだわった場合には、長期的にみて、悲劇的な治療結果につながるリスクが高くなります。
お子さんが、現在中学1年生で、過去に、3回の手術経験があり、現時点では、外科手術に拒否感を示してるということですが、外科矯正治療を行うのは、顎骨成長が収束した高校生以降の時期です。
思春期を過ぎた女性では、多くの場合、かみ合わせの改善だけではなく、審美的な改善も求めて、外科矯正治療を希望される場合が多くなります。
また、上下顎骨の骨格的なバランスが過度に悪い場合、一般的には、通常矯正治療より、外科矯正治療を選択された方が、最終的な治療結果の質が高くなる場合が多くなります。
歯ならび・かみあわせの矯正治療による改善が、審美的観点だけではなく、機能的・形態的に質が高く仕上がった場合の方が、当然ながら、長期的な観点からみて、生涯自分の歯をできるだけ多く保存する可能性が高くなります。
まずは、ネット相談ではなく、実際の状況を詳しく把握されている担当医に再度説明を求めることをお勧めします。
なお、保険財政が破たんしつつありますので、将来はわかりませんが、現在の保険制度では、外科的矯正治療には、矯正治療にも、外科手術にも、健康保険が適用されます。
術前矯正治療と外科手術、術後矯正治療をあわせた、総治療費は、3割負担で、40万〜50万ぐらいであることが多いです。
ただし、上記は、高額医療の還付金制度を確定申告時に申請していただいた場合の平均的な診療費です。
診療費の面でも、疑問があれば、再度、担当医に質問されてください。
回答4
ひたちの矯正歯科医院(茨城県牛久市)の秋山です。
回答日時:2013-08-29 15:05:05
カナッペッペ様
心中お察し致します。
早速ですが私見をお伝え致します。
大学病院は金銭的な(治療費の支払いが終わり病院的にはお金を取れない)などの理由から治療方針を転向するなどはないと思います。
純粋にお子様の症状から判断したとご理解下さい。
骨格性の問題を上下顎骨の成長をコントロールすることで是正するのは限界がありますし、骨格のズレを歯軸などを補正し噛み合わせを改善することにも限界があります。
当初の方針ではカナッペッペ様の意向を十分に踏まえて、外科矯正を回避するべく治療を行った。
しかし、治療中に予想以上の成長が生じた、もしくはこれ以上歯軸で補正をするのは将来的にお子様の口腔内を考えた時に無理が生じる等と判断されたため、外科矯正治療をお勧めするに至ったのだと推測します。
ただご納得がいかないようであれば、矯正専門医院でセカンドオピニオンを受けられる事をお勧めします。
心中お察し致します。
早速ですが私見をお伝え致します。
大学病院は金銭的な(治療費の支払いが終わり病院的にはお金を取れない)などの理由から治療方針を転向するなどはないと思います。
純粋にお子様の症状から判断したとご理解下さい。
骨格性の問題を上下顎骨の成長をコントロールすることで是正するのは限界がありますし、骨格のズレを歯軸などを補正し噛み合わせを改善することにも限界があります。
当初の方針ではカナッペッペ様の意向を十分に踏まえて、外科矯正を回避するべく治療を行った。
しかし、治療中に予想以上の成長が生じた、もしくはこれ以上歯軸で補正をするのは将来的にお子様の口腔内を考えた時に無理が生じる等と判断されたため、外科矯正治療をお勧めするに至ったのだと推測します。
ただご納得がいかないようであれば、矯正専門医院でセカンドオピニオンを受けられる事をお勧めします。
タイトル | 12歳、反対咬合の歯列矯正終了について |
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質問者 | カナッペッペさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 12歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
小児矯正(子供の矯正) 歯列矯正のトラブル 子供の歯並び 歯医者への不信感 子供の歯列矯正 外科矯正 下顎前突(受け口) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。