切端咬合を歯列矯正、非抜歯で行ったのは正しかったのか?

相談者: Take555さん (31歳:男性)
投稿日時:2013-09-08 13:25:13
切端咬合矯正治療後に関して相談させてください。

15歳の時に切端咬合だったため、矯正歯科医の先生に相談して矯正治療をすることに決めました。

セファロ分析では下顎の位置に突出はなく正常で、上顎は上下1番の歯があたってしまってしたためか劣成長(理想的な位置に来る前に成長が止まってしまっていた。)だったため、Eラインは上顎がEラインより後ろになってしまっていました。

また業生などはなく歯並びの大きな乱れはなかったですが、奥歯の左右上下4番から7番がキレイに噛んでいない状態でした。

(上歯1:下歯2になっていなかった、左右上4番から7番の位置が後方にあった。)



年齢的にぎりぎり(おそらく成長期であったため)非抜歯矯正でもいけるだろうとアドバイスいただいたため、抜歯矯正ではなく非抜歯矯正を選択して治療を進めて頂きました。

治療点は前述の上顎の前歯の位置と奥歯のかみ合わせでした。


まず下顎両側に親知らずが若干横向きに生えていたためまずその左右下8番の2本を抜歯したあと、左右上1番から3番の6本ををヘッドギアにて約一年半の間前方牽引しました。

そして、ほぼ同期間のリテーナにて上顎を保定をしました。

上記の治療で左右上3番と4番の間にできたスペースを使って奥歯を噛み合わせを治療するため、左右上4番から7番を前に移動させる治療を行いました。

そのため輪ゴムを左右とも下3番と上7番に対角線上に引っ掛け、また一定期間左右とも上下の3番と7番に四角に輪ゴムを引っ掛ける治療をしました。

この治療はトータルで1年半ぐらいで、その後2年ぐらいはリテーナで保定して治療は終了したかと思います。



治療後の最近になってケースによって抜歯矯正と非抜歯矯正の向き不向きがあることを知り、気になったため別の矯正専門医の先生の診断を受けました。

セファロ分析してもらった結果、現在上下唇は両方共にEライン上にあり、奥歯もキレイに噛んでいるためここから上下左右の4番を4本抜歯して再矯正するメリットはないとアドバイス頂きました。

どうしても審美的にEラインよりかなり後ろに口元を持ってきたいならばするのもありだとのことでした。


実際の状態を見ていただいていないのでアドバイスいただくのは難しいかもしれませんが、上記のような切端咬合の場合は、非抜歯矯正が適していたと言えるのでしょうか?

参考までに先生方のご意見をご教示頂けますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2013-09-08 21:28:55
<非抜歯矯正が適していたと>

診断になってしまうのでコメントできませんが、反対に抜歯矯正で進めていたと仮定したら、一般論的には上顎列成長のケースでは、上顎前歯の後退する可能性が高く上口唇が後退して日本人には向いていない口元になったかもしれません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-09-08 23:51:30
基本的にEラインは白人を基準にした口元のラインで、鼻の低い東洋人向けのラインではありません。

抜歯矯正の場合、口元にしわが寄ったり、貧相になるため、前歯が出すぎて気持ち悪い!きちんと食事ができない!というのでなければ、成功だと思われます。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-09-09 11:05:11
切端咬合の修正のための抜歯矯正は非常にうまく仕上げておかないと歳をとった後に口元や顔にはりや艶感がなくなり、皺ができて早く歳をとった感じになってしまっている症例を見かけることがあります。



>どうしても審美的にEラインよりかなり後ろに口元を持ってきたいならばするのもありだとのことでした。


一時はイイでしょうが、加齢とともに悔やむことになっても遅いですよね。

そのあたりの価値観は人によって異なりますから、主治医とよくご相談してみてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Take555さん
返信日時:2013-09-10 00:01:29
松山先生

返信有難うございます。
診断はできないというガイドラインを失念しておりました。
失礼いたしました。

しかしながら、仮定によるアドバイスありがとうございました。
大変参考になりました。




深見先生

返信有難うございます。

Eラインに関しては、白人基準だったということは存じ上げておりませんでした。勉強になります。
若干細かいですが一点確認させてください。

抜歯矯正の場合、口元にしわが寄ったり、貧相になるため、(非抜歯矯正の場合)、前歯が出すぎて気持ち悪い!きちんと食事ができない!というのでなければ、成功だと思われます。”

頂いたコメントの後半部分が非抜歯矯正の場合ということでよろしいでしょうか?




ふなちゃん先生

返信有難うございます。

抜歯のリスクも存じ上げておりませんでした。
参考になります。

今はネット上で色々なケースが見れるので、若干混乱しておりました。
先生方のアドバイスを参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2013-09-10 18:35:41
日本人の調和のとれた側貌は、Eラインに対して下口唇が軽く触れ、上口唇が2〜3ミリ後方に位置するとされているようです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Take555さん
返信日時:2013-09-12 00:10:54
松山先生

返信有難うございます。


人種によっても異なるということが分かりまりました。
参考にさせていただきます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Take555さん
返信日時:2013-09-15 18:00:05
松山先生

Eラインを再度確認してみましたら、先生の指摘された理想位置にある程度近いようでした。

ありがとうございました。



タイトル 切端咬合を歯列矯正、非抜歯で行ったのは正しかったのか?
質問者 Take555さん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
下顎前突(受け口)
歯並び(歯ならび)その他
回答者




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