6歳臼歯、虫歯予防のシーラントのメリット・デメリットとは?(海外)

相談者: Hopediamondさん (6歳:女性)
投稿日時:2013-09-18 22:21:44
初めての投稿になります。

現在6歳半になる娘は今のところ虫歯はありません。
6歳臼歯が4本生え、下の前歯2本が生えてきたところです。
娘は6カ月毎にチェックアップフッ素を塗ってもらっています。

今回、6歳臼歯が生えそろったのでシーラントを勧められました。
が、何軒かの歯医者さんで言うことが違うので迷っています。
当方現在海外在住で現地の歯医者さんの意見なのでお国によって歯への意識も違うこともあり現在の日本でのシーラントは一般的なのか、また効果等について教えていただければ助かります。

来月里帰りを予定しており、シーラントを日本で受けるかどうか検討しています。

現地の歯医者さんの意見は

●6歳臼歯が生えたらすぐにシーラントをした方がいい
●今まで虫歯がないのだからシーラントしなくても大丈夫
(→今までに虫歯があればシーラントを勧めると言っていました)
●きれいな歯にシーラントをかぶせる際に隙間が出来るので余計に虫歯になりやすくなるのでしない方がいい

娘は良く歯ぎしりをします。
シーラントした後に歯ぎしりで歯に影響はありますか?

シーラントの効果はどのくらい期待できるのでしょうか?
又、シーラントのメリット&デメリット、シーラントを勧める歯、勧めない歯などあればアドバイスお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-09-18 22:45:29
Hopediamond さん、こんにちは。

>お国によって歯への意識も違うこともあり

日本でも、歯科医師によって、考え方が異なるかもしれません。


>娘は6カ月毎にチェックアップフッ素を塗ってもらっています。

私だったら、その間隔に対する考え方も異なるように思います。


シーラントした後に歯ぎしりで歯に影響はありますか?

シーラントは上下の歯が接触しない部位に行いますので、影響はないものと思います。


>シーラントの効果はどのくらい期待できるのでしょうか?

ちゃんと接着している限り、効果があるのではと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-09-19 10:18:51
>●6歳臼歯が生えたらすぐにシーラントをした方がいい
こちらを(1)

>●今まで虫歯がないのだからシーラントしなくても大丈夫
こちらを(2)

とすると、(1)(2)ともに間違っていないと思います。


シーラントはむし歯のリスクを下げる手段の一つです。

生えたばかりの6歳臼歯歯ブラシが当てにくかったり、自浄作用が働きにくかったりするせいで他の歯よりもむし歯のリスクが高いといえます。
そのリスクを下げるため(1)のように提案する場合があります。

また、これまでにむし歯がなかったことや現在の生活習慣から、生えたてであるということを差し引いても6歳臼歯がむし歯になるリスクは高くないと判断されれば(2)のように答えるでしょう。

小林先生も書かれていますが、国内外の違いというよりも歯科医師個々人の判断によります。


なお、
>●きれいな歯にシーラントをかぶせる際に隙間が出来るので余計に虫歯になりやすくなるのでしない方がいい

これに関してはシーラントを行う際の手技やその後の管理体制に問題があるのであって、シーラント自体のデメリットだとは個人的には考えていません。


>シーラントした後に歯ぎしりで歯に影響はありますか?

歯ぎしりが原因でシーラントが脱離することはあるかもしれませんが、シーラントが歯ぎしりに影響することは考えにくいです。


>シーラントの効果はどのくらい期待できるのでしょうか?

「効果がどのくらい期待できる」というのが漠然としてるのですが、

・シーラントを行った人と行っていない人を比べて○○パーセントの人がむし歯にならなかった、というデータはあるかもしれませんが、詳細は把握していません。

・Hopediamondさんのお子さんの6歳臼歯にシーラントするとその歯がむし歯になる確率が○○パーセント下がるか、ということは分かりません。
ただ、むし歯を起こす危険因子の一つは解消されたといえると思います。

・どのくらいの期間予防効果を発揮するのか、という意味であれば小林先生の書かれている通り、シーラント材が接着している限りは効果を発揮しているといえます。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-09-19 10:28:12
シーラントを行った後は、必ずメインテナンスしてもらってくださいね。
もし、後のメインテナンスがないのでしたら、いっそやらない方が無難かもしれません。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-09-19 11:36:39
Hopediamond さん、今日は。

シーラントにも適応症が有ります。

一般的に全体のリスクが高く(今までに虫歯の治療を沢山受けている等)、局所のリスクが高い(溝が深い)場合が適応症となり、どちら一方のリスクが高い場合は、必要性の検討が必要です。
どちらのリスクも低い場合は必要は有りません。

予防といえども副作用は有りますので、必要ないのに行うことはお勧めしません。


また、二次虫歯や、シーラントの下での虫歯の進行を見逃しやすくなりますので、メインテナンスは必須条件となります。

また、ラバーダムが出来ることも条件としては大切でしょう。

歯科医側の条件としては、ラバーバムをして、クリーニングをしっかりした上で、メーカーの指示通りに施術を行うことが重要でしょう。


適応症に対して、条件が整えば、良い予防方法だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Hopediamondさん
返信日時:2013-09-24 21:23:13
複数の丁寧なアドバイスをありがとうございました。
今回、シーラントをするしないだけではなくその後のメンテナンスの必要性に対応していける環境かどうかも含めて検討しようと思います。

ありがとうございました。



タイトル 6歳臼歯、虫歯予防のシーラントのメリット・デメリットとは?(海外)
質問者 Hopediamondさん
地域 非公開
年齢 6歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
シーラント
海外その他
子供の虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい