痛みがない虫歯の神経を抜きたくない、セカンドオピニオンについて

相談者: マリ犬さん (37歳:女性)
投稿日時:2013-09-18 00:51:01
初めて質問させて頂きます。
よろしくお願いします。

2年ぶりに歯科検診に行った所、何本か虫歯がありました。
そのうち右上5番が、以前治した箇所CR充から、また虫歯になっているそうです。
自分では全く痛みなど自覚症状はないのですが、大きいようで、開けてみて神経に達していたら、神経を抜くと言われました。

とても良い医院で、他の歯の治療はお願いしたいのですが、神経は抜きたくないという気持ちが強いです。
神経を抜かずに済むか、他の歯科セカンドオピニオンを聞いてみようか悩んでいます。


そこで、ご相談させて下さい。

1、一般的な説明で「C3になるとかなり痛みがある、神経の治療が必要」と読んだのですが、全く痛みがなくても、虫歯が神経に達している事があるのでしょうか?


2、その場合、神経を抜くしか方法はないのでしょうか?

神経を抜かない方針の歯科を探せば、抜かずに済むでしょうか。
抜かない方針でも、達していれば抜かざるを得ないのでしょうか。


3、セカンドオピニオンを聞く場合、そのタイミングについて質問です。
神経まで達しているかどうかは、開けてみないとわからないのでしょうか。

達していなければ今の医院で治療して頂こうと思いますが、達していた場合は、神経を抜かない方針の歯医者にお世話になりたいと思っています。

達しているか確認するには、今の医院で、一度開けて頂いて、治療途中で他に診て頂くようになるんでしょうか?

それとも、治療前の今の段階で、他の歯医者に行くのでしょうか。

歯科のHPで「他の歯医者では神経を抜かないといけないと言われて、当院に来た患者さんを治療しました」というような紹介がありますが、あれは、他で開けてから来たのでしょうか?

開ける前に、他で聞いても、わからないと言われるだけでしょうか。


素人で、的外れな質問でしたら申し訳ありません。

2年前まではこまめに検診歯石取りに通い、治療が必要な歯はなかったのですが、2年で神経を抜くまでに進行してしまったのがショックで…。

両親の抜いた歯を見て、できれば自分は抜きたくないと思っています。

どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-09-18 01:47:47
>1、一般的な説明で「C3になるとかなり痛みがある、神経の治療が必要」と読んだのですが、全く痛みがなくても、虫歯が神経に達している事があるのでしょうか?

結構あります。


>2、その場合、神経を抜くしか方法はないのでしょうか?

残念ながられしかない場合が多いです。


>3、セカンドオピニオンを聞く場合、そのタイミングについて質問です。神経まで達しているかどうかは、開けてみないとわからないのでしょうか。
>達していなければ今の医院で治療して頂こうと思いますが、達していた場合は、神経を抜かない方針の歯医者にお世話になりたいと思っています。

>達しているか確認するには、今の医院で、一度開けて頂いて、治療途中で他に診て頂くようになるんでしょうか?

治療を受ける前に有る程度判断しなければなりません。
実際に処置してみなければ判断できない事が殆どです。
術前に凍みる等の症状が有れば殆どは抜髄になります。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-09-18 05:51:07
マリ犬さん、こんにちは


>1、全く痛みがなくても、虫歯が神経に達している事があるのでしょうか?


よくあります。


>2、その場合、神経を抜くしか方法はないのでしょうか?
>神経を抜かない方針の歯科を探せば、抜かずに済むでしょうか。
>抜かない方針でも、達していれば抜かざるを得ないのでしょうか。


すでに細菌が神経に感染してしまっている場合は、神経は抜かないといけません。
むし歯が大きくても神経が正常であれば、抜かずに済む事もできるかもしれません。
ただ、確実な治療にはそれなりの技術が必要とされます。
神経を抜かないとしている医院であれば、その技術があるかと思います。


>3、今の医院で、一度開けて頂いて、治療途中で他に診て頂くようになるんでしょうか?
>それとも、治療前の今の段階で、他の歯医者に行くのでしょうか。


治療前の段階で、他の歯医者さんに相談に行かれたほうがよいです。
神経を残すには神経に達しているとわかった時点で、すぐの対処が必要です。
治療途中で他の歯医者さんに変更しても、上手くいくとは思えません。


後悔のない治療を選択してくださいね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-09-18 06:07:07
西山です

セカンドオピニオンについて一言

基本的は、治療前の段階で意見を聞いたほうが良いと思います.

また,その場合は先の医院からセカンドオピニオンを依頼する文書を作成してもらい,そこでの資料(レントゲンなど)を持って,セカンドオピニオンを受けに行きます.

同じ資料に対して,セカンドドクターの意見を聞くのがセカンドオピニオンということになります.
使用する資料が異なれば,当然のことながら異なった診断になる可能性が高くなりますので.

参考にされてください.

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マリ犬さん
返信日時:2013-09-18 16:33:04
細見先生、渡辺先生、西山先生、ありがとうございました。


渡辺先生

>後悔のない治療を選択してくださいね。

ありがとうございます。
その為に、今頑張って調べないとと思います。

今までは治療は先生に任せきりで、初めて治療について調べるうち、こちらのサイトに出会いました。
素人の的外れな質問ならすみませんが、一生後悔しない為に、色々ご指導をお願い致します。

治療開始後より、今のうちが良い事はわかりました。
お返事を見て、新たな質問をお願い致します。
お答えはどの先生でも結構です。


渡辺先生の

>むし歯が大きくても神経が正常であれば、抜かずに済む事もできるかもしれません。
>ただ、確実な治療にはそれなりの技術が必要とされます
>神経を抜かないとしている医院であれば、その技術があるかと思います。

について。

1 、これは、神経に達していなかったとしても、今の医院より、「神経を抜かないとしている医院」で治療して頂いた方が好ましい、という意味でしょうか?


2、自分で、「神経を抜かない医院」と書きましたが、いざとなると、その探し方がわかりません。
最初は大学病院など大きな所かと思いましたが、調べる時間が余り取れず、まだ探しているところです。

検索すると3Mix法やマイクロスコープという単語が出てきましたが、そういう物を使用している医院でしょうか?
自費の医院が多いでしょうか?



西山先生の

>また,その場合は先の医院からセカンドオピニオンを依頼する文書を作成してもらい,そこでの資料(レントゲンなど)を持って,セカンドオピニオンを受けに行きます.
>同じ資料に対して,セカンドドクターの意見を聞くのがセカンドオピニオンということになります.
>使用する資料が異なれば,当然のことながら異なった診断になる可能性が高くなりますので.

について。

なるほど、それは知りませんでした。
普通に新しく受診して、最初からレントゲン等で診察して貰うものだとばかり思っていました。


3、自分でセカンドオピニオンと書いておいて、基本的な事をすみません。

セカンドオピニオンを依頼する文書を持って別の歯科で意見を聞いた場合でも、治療するのは最初の医院になるのでしょうか?


4、セカンドオピニオンではなく、もう今の時点で別の医院での治療を希望する場合は、どうしたら良いでしょうか?

レントゲン等は頂けるのでしょうか。
それとも、医院を変えるなら、新しく受診する形になるでしょうか。


今回、自分が余りに何も知らない事を痛感しました。
先生方からしますと、おかしな質問かも知れず申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-09-18 17:11:50
まず、歯の神経温存に力を入れている歯科医院を探して、受診されては如何でしょうか?
そこで予めリスク等の説明受け、納得されてから治療を受けられることをお薦めします。

只、おそらく、「絶対大丈夫!」等とは言われないと思いますよ。
また、結果が出るまで数ヶ月以上経過観察が必要だと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-09-18 17:12:50
マリ犬 さん、こんにちは。

まず、自主的に他の歯科医院でご相談になってみることと、経過や現状についての資料を借りるなどしてセカンドオピニオンを求めることを、混同なさっているような気がします。


>セカンドオピニオンを依頼する文書を持って別の歯科で意見を聞いた場合でも、治療するのは最初の医院になるのでしょうか?

原則は、そうなります。

また、治療ではなく相談ですから、健康保険が給付されません。


>セカンドオピニオンではなく、もう今の時点で別の医院での治療を希望する場合は、どうしたら良いでしょうか?

転院ということでしたら、新たにレントゲンを撮ることが殆どかと思います。

断られるかもしれませんが、レントゲンなどの資料のコピーを貸していただくようお願いなさるのも一法かもしれません。

参考⇒セカンドオピニオンを求める

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2013-09-18 18:37:32
こんにちは、過去にも同じような質問たくさんありますので、過去のものも参考にしてみてください。

「神経 保存 歯科医院」で検索
約 42,700 件 (0.16 秒)

https://www.google.co.jp/search?q=%90_%8Co%81@%95%DB%91%B6%81@%8E%95%89%C8%88%E3%89@&btnG=%8E%95%89%C8%91%8A%92k%82%F0%8C%9F%8D%F5&hl=ja&as_sitesearch=www2.ha-channel-88.com&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS


>1 、これは、神経に達していなかったとしても、今の医院より、「神経を抜かないとしている医院」で治療して頂いた方が好ましい、という意味でしょうか?

ご自身が神経保存を希望しているのであれば、神経の保存に力を入れている歯科医院で診てもらうのも1つだとは思います。



>2、自分で、「神経を抜かない医院」と書きましたが、いざとなると、その探し方がわかりません。

基本的に保険治療は各歯科医院で差が出ないような制度ですから、基本的に探すことは不可能です。

現状、HPで神経の保存などにことを書かれている歯科医院の中から探すしかないと思います。



>3、自分でセカンドオピニオンと書いておいて、基本的な事をすみません。
>セカンドオピニオンを依頼する文書を持って別の歯科で意見を聞いた場合でも、治療するのは最初の医院になるのでしょうか?

原則はそういうことです。
今されようとしているのは、転院先探しですね。

またセカンドオピニオンは保険適応ではないので、自費治療になります。



症状がなく残せる神経は残した方がいいと思います。

ただ、固執して神経の保存をすると後で、神経が化膿してしまい
歯を抜く確率がグンとあがることもあるので、もろ刃の剣であることも知っておかれた方がいいと思います。

歯の神経を残されたい方へ注意事項】
http://eedental.jp/ee_diary/2010/10/post-166.html

ある歯内療法専門医の先生は高い診断力の元ですが、無理して神経を残す治療は避けられます。

それは化膿してしまい歯に感染が起こってしまった根管治療の難しさを熟知しているから、無理な神経の保存はしないとおっしゃられていました。


偶然、昨日他院で神経の治療が必要と言われ、来院された方がおられましたが、私が見る限り、神経の保存云々ではなく、歯を抜くかどうかの問題になっていた方がおられました。

次の歯科医院を探して、そこでも神経を取らないといけないと判断されたら速やかに治療に入られた方がいいと思いますよ。

神経の治療は神経の治療で専門性により結果が大きく分かれる治療ですから、そこでまた歯科医院探しで悩まないようにしてくださいね^^;

おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マリ犬さん
返信日時:2013-09-20 16:36:33
藤森先生、小林先生、井野先生、ありがとうございました。
自分が歯科治療について無知で、勘違いしていた事がわかりました。


度々すみません、今回で最後になると思いますが、質問をお願いします。


藤森先生

>また、結果が出るまで数ヶ月以上経過観察が必要だと思います。

1、そうなんですね、驚きました。
経過観察している間に、虫歯が進行して、神経に達してしまう事もあるでしょうか?


小林先生

>まず、自主的に他の歯科医院でご相談になってみることと、経過や現状についての資料を借りるなどしてセカンドオピニオンを求めることを、混同なさっているような気がします。


井野先生

>今されようとしているのは転院先探しですね。

仰る通りでした。
今回、二回目の質問に対する三先生のお答えで、初めて気づきました。

まず、セカンドオピニオンという物について、色々勘違いしていました。
治療ではなく相談なのですね。

別の医院でも診察して頂き、抜かなくて良いと言われたら、そちらに通うつもりでした。
それはセカンドオピニオンではなく、転院先探しですね。


2、今の医院は神経以外の歯も治療中で、そちらに関しては良くして頂いています。

歯科の先生からすると、「神経を温存する方針の医院に転院したい」と申し出るのは気分を害されるでしょうか?

静かに転院した方が、失礼に当たらないのか、気にかかります。



井野先生

>次の歯科医院を探して、そこでも神経を取らないといけないと判断されたら速やかに治療に入られた方がいいと思いますよ。
>神経の治療は神経の治療で専門性により結果が大きく分かれる治療ですから、そこでまた歯科医院探しで悩まないようにしてくださいね^^;

読み取り能力がなくてすみません。
この文章が全然わからなくて、質問して良いですか?

神経の専門性がわからないので、どういう意味でしょうか?


3、専門性により結果が大きく分かれるというのは、どういう専門によるのでしょうか?

同じ虫歯状態でも、薬や削るなど、メインの治療が違うという意味ですか?

それとも、虫歯の状態が違うという意味ですか?
その状態に合った治療と?


4、そこでまた、歯科医院探しで悩まないようにして下さいというのは、どういう意味でしょうか?

これは、一度、神経を温存する方針の医院を探して治療して貰った時に、神経の状態がわかるので、そこでまた新たに探し始めるという意味でしょうか?



本当にお手数おかけして、申し訳ありません。
何とか、後悔しないように、努力したいと思います。
よろしくお願いします。



追伸
井野先生の、「神経を残されたい方への注意事項」大変わかりやすかったです。
回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-09-20 16:50:14
基本的には、治療により、虫歯の進行を極力ゼロに近づけておいて、その間に歯の内部が自ら修復するのを待ちます。

従って、その間に虫歯が進行するようなら、神経温存はとても無理だと思いますよ。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2013-09-20 17:35:48
>1、そうなんですね、驚きました。
>経過観察している間に、虫歯が進行して、神経に達してしまう事もあるでしょうか?

たまにありますね。
ウチにも、3か月に1回検診していたのに、虫歯を指摘された時には神経の治療が必要と言われた
と言う方が年に2〜3人毎年いますから^^;

経過観察もかなり慎重にしないと・・・




>2、今の医院は神経以外の歯も治療中で、そちらに関しては良くして頂いています。

であれば、今の歯科医院で診てもらった方がいいような気はしますけどね。

転院すれば、必ず「吉」となる訳ではないのでね。


歯科の先生からすると、「神経を温存する方針の医院に転院したい」と申し出るのは気分を害されるでしょうか?
>静かに転院した方が、失礼に当たらないのか、気にかかります。

先生のキャラにもよりますが、たぶんそのことを申し出て転院するなら、二度と診察したくないと感じられる先生もおられるかもしれません。

転院するなら言わない方がいいと思いますし、今までよくしてくれた歯科医院をある1つの基準で転院しない方がいいと私は思えます。

何かを得る為には何かを捨てることをお忘れなく。


>3、専門性により結果が大きく分かれるというのは、どういう専門によるのでしょうか?

根管治療は根管治療が得意分野である先生と、苦手な先生では差が非常に出やすい分野の治療の1つです。

また世界的に見ても、根の治療は非常に手間・時間ががかかる為か嫌がられる治療の代表格です。


海外の意識調査でも
2002年のベルギーの意識調査

歯内療法に興味がある 34%
・歯内療法に興味がない 23.3%
・無関心        41.5%

との報告があります。

10万人近いと言われる日本の歯科医師、国内でもインプラント学会は会員数が1万人以上いますが、歯内療法学会は2000人いません。

*根管治療は、インプラント治療と異なりどのこ歯科医院でも毎日している治療です。

歯の残す為に、非常に重要な根管治療より歯医者の興味は歯が無くなってからのことなのです。
(ほぼ赤字の歯内療法より、インプラントの方が数10倍利益が出ますからね、必然的に興味は・・・)

悲しいですが、これが今の歯科医療なのです。


>4、そこでまた、歯科医院探しで悩まないようにして下さいというのは、どういう意味でしょうか?

神経の保存の歯科医院を探して、その後根の治療が必要になった際に、また一から根管治療が得意な歯科医院を探さないようにしてくださいねという意味です^^;

分かりにくかったですね。


>井野先生の、「神経を残されたい方への注意事項」大変わかりやすかったです。

ありがとうございます^^


少し考えてみてくださいね。

回答 回答9
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-09-20 18:24:11
>神経の保存の歯科医院を探して、その後根の治療が必要になった際にまた一から根菅治療が得意な歯科医院を探さないようにしてくださいねという意味です^^;

そうですね。

神経温存を目指したものの、万一上手く行かなかったりすると、今度は根菅治療の難易度が上がる場合もあります。

根菅治療に力を入れているけど、”可能な場合には極力神経を残していく”ようなスタンスが無難かなとは思えます。




タイトル 痛みがない虫歯の神経を抜きたくない、セカンドオピニオンについて
質問者 マリ犬さん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
詰め物の下の虫歯(二次カリエス)
その他(セカンドオピニオン・カウンセリング)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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