虫歯ではなく神経が死んでしまった場合の根管治療について

相談者: momokarinさん (34歳:女性)
投稿日時:2013-09-30 17:29:50
他の方の質問や先生方のお答えも読ませていただいたのですが、よくわからないところもありお尋ねしたいと思います。
それは治療方法とどういった歯科を選べばよいかです。


私は幼いころに打撲した前歯の神経が死んでいて、膿んでいるようだということが最近わかりました。

矯正が終了した際、歯科衛生士の方が、歯茎ににきびのようなものがあるのを発見してくださったのが最初です。
痛みは全くなく、(最初の発見から5か月たっています)時々違和感があるかもしれない?という位です。

矯正しかで大きな病院での診察をすすめられ、特に調べず近くの大きな病院の口腔外科へいったところCTを撮影しました。

しかし、歯と歯の間ということ等、場所が明確でない為、切開してみて、病巣確認後に一度閉じ、治療計画をたてるという方法になるだろうと先生からお話しがありました。 

しかし、後日転勤予定であった関東を訪れた際、せっかくなので近くの大学病院で診察をうけたところ、あっという間に電気を使った検査などで、切開せずに患部が判明ました。

その大学病院で治療をする予定でしたが、その担当医師は大学の講義の関係などから、現在は治療にあたっていないとお返事ありました。
(予約は3か月以降でとの事でしたが、一身上の都合でお電話をしたのは4か月後の最近です)

その先生が担当であれば飛行機で通う事も考えたのですが、担当医師が変わり、私の転勤が中止になった事で、今は実家付近で治療先を決めようと考えています。

治療をご担当いただいた大学の先生はお忙しいらしく、電話がつながりづらかったりということがあり、詳しくお話しも聞けない状態です。
もし他で治療するなら、治療先の医療機関を決めてください。
ご希望に添える範囲で対応しますけど・・・というお返事でした。

大学病院で担当してくださった先生は、私に任せておけば大丈夫といってくださり、詳しい事は次回手術の予約を入れてから話しますとのことでしたので、細かい事がわからないままです。

1・歯茎を切開して綺麗にする
2・歯は残せる
3・手術は1日で、1週間後の抜歯などでそう何回も通院が必要ではないと思う

というお話はありました。
ただ、どういった内容の手術をする予定だったのかなど詳しくはわからないままです。

先生があまりにもお忙しそうで、またどちらにしても手術前に再度検査や撮影が必要とお聞きしたため、現住所である福岡で診察から手術まで一からお願いできる歯科を探したいと考えています。

ただ、最初の病院では切開が必要と言われたものが、関東の大学病院では簡単に検査でわかったことなどから、治療機器や、知識でここまで違うのかと不安が募っており、どういった基準で治療先を選べば良いかわかりません。

私のように虫歯などでなく、歯茎の中で神経がゆっくりと死んで膿んでいる場合、こちらでよく話題になるマイクロスコープなどは先生をさがすうえで重要な要素となりますか?

また、私のような症状の場合どういった治療が考えられ、どういった観点から医療機関を選べば良いか教えていただけないでしょうか。

長文ですが、お答えいただければありがたいです。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-09-30 17:55:24
こんにちは。

まず、現在の状態ですが、歯の神経が何らかの理由で死んでしまってフィステルが出来ている、ということですよね?

その歯とは別に、のう胞等のものが出来ている訳ではないですよね?

・・であれば、通常患歯の特定は簡単ですし(フィステルから細い棒を入れてレントゲンを撮るだけで特定できます)、第一選択は

>1・歯茎を切開して綺麗にする
>2・歯は残せる
>3・手術は1日で、1週間後の抜歯などでそう何回も通院が必要ではないと思う

・・という様な、「歯根端切除術」ではなくて、通常の感染根管治療で良いはずです。


何かここで把握出来てない別の問題があるのかも知れませんね。


その内容にもよるかも知れませんが、おそらくいずれにしても、「根管治療の得意な先生」を探した方がいいと思いますよ。
追加で、その関東の大学病院の先生の見解も伝えて頂ければまず問題は何もないと思います。



以前に色々な科の先生と一緒に同じ論文を読んでディスカッションをするという機会があったのですが、根管治療と歯根端切除術の成功率が大体同じ、という論文を見て、ある口腔外科の先生が「だったら歯根端切除をした方がいい」と真顔で答えておられました。
おそらく根管治療が苦手で、外科処置が得意なのだろうという印象でした。

一般歯科の立場から言わせて貰うなら、歯根端切除は原則的に最終手段と考えるべきですし、もしも根管治療に長けていないならオペ自体するべきではないと思います。
(肉眼レベルで歯肉をめくって歯根を切りさえすればいいという話ではなく、根管治療に関する十分な知識と技術が必要)



ですので普通に、「根管治療の得意そうな先生」を探されれば良いと思いますよ。

良いところが見つかるといいですね、お大事にどうぞ。

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回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-09-30 17:58:05
何度も同じような事を書いていますが、どんな医療機関を選ぶかではなく、どんな歯科医を選ぶかです。

マイクロスコープも重要かもしれませんが、歯内療法はその考え方と云うかコンセプトが重要です。

感染した根管を綺麗にするか、細菌の数をどの様にして減らすか、再感染しないようにどの様に根管充填するかです。

これらの事ははっきり言って患者様には分かりません。

評判も当てにはなりません。

自費いなりますが、歯内療法専門医なら確率は上がるかもしれません。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-09-30 18:01:28
基本的にはお二人の先生方と同意見です。

根管治療が得意」

が第一条件になるでしょうか。

第二、第三条件を挙げるとすれば「マイクロスコープ」「CBCT」と言う順だと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-09-30 18:13:58
そうですね。

根管治療の専門医とまでいかなくとも、根管治療を大事に考える先生に診ていただければ、決して難しいケースではなかった。
ということもあり得るかもしれませんね。

このサイトのマッチングシステムも活用されては如何でしょうか。


お大事になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: momokarinさん
返信日時:2013-10-02 10:18:59
ありがとうございます。

専門医で、根管治療に力を入れていらっしゃる先生にお願いすることにします。

もう一点質問なのですが、私の場合は歯自体に虫歯があったり穴があいているわけではなく、フィステルができており、診察してくださった先生のお話だと、前歯の神経が壊死して膿みがたまっているという事だったのですが、この場合はマイクロスコープを使用することはあるのでしょうか?

現在専門医でお願いしようと考えている先生がお二人いらっしゃるのですが、

1:ラバーダム・マイクロスコープ使用だが、平日のみの診察

2:マイクロスコープはないが、平日少し遅め+土曜日診察可能

と通いやすさとマイクロスコープの面で、迷っています。

私のように、虫歯からの感染でない場合に特にマイクロスコープは使用することがないのであれば、通いやすいほうでもいいのかもしれないと考えています。

ネットでは虫歯以外のマイクロスコープ治療例が見つけられなかった為、可能であればご意見伺いたいと思います。

よろしくお願いします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-10-02 10:45:21
こんにちは、

>この場合はマイクロスコープを使用することはあるのでしょうか?

先生次第ですね^^;


マイクロがあっても、素敵なお部屋のインテリアになっていることもありますので、電話で「根管治療時にはマイクロは使用してもらえますか?」など聞いてもらえばいいと思いますよ。

ただ、マイクロは拡大して見る為の道具であり、これで見れば成功率が上がる訳ではありませんのでね^^;


>私のように、虫歯からの感染でない場合に特にマイクロスコープは使用することがないのであれば、通いやすいほうでもいいのかもしれないと考えています。

ここではどちらがいいなど分かりませんが、1つ、先生と相性が合いそうとか、先生に相談しやすいなども先生を選ぶ1つにしていいと思いますよ。


>ネットでは虫歯以外のマイクロスコープ治療例が見つけられなかった為、可能であればご意見伺いたいと思います。
>よろしくお願いします。

個人的には特に奥歯の根管治療には、必須なアイテムだと思っていますが^^;

虫歯治療にも根管治療にも使いますよ。
http://www.youtube.com/watch?v=8rl8pCyTbOU

http://www.youtube.com/watch?v=1oZrxLgFs0I

you tubeなどで「根管治療」と検索すればたくさん治療動画出てきますよ。


一度歯科医院で話を聞いてみてください^^


おだいじに

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 虫歯ではなく神経が死んでしまった場合の根管治療について
質問者 momokarinさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
マイクロスコープ
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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