[写真あり] 19歳、開咬と顎関節症の治療方法について
相談者:
ぐるぐるさん (39歳:男性)
投稿日時:2013-10-01 13:03:00
こんにちは。
初めて投稿させて頂きます。
宜しくお願い致します。
19歳の長女が開咬(左右共に8番のみ噛合わせできており、それ以外の歯は浮いている状態)と軽度の顎関節症と診断され治療方法について悩んでおります。
その診断をして頂いた矯正歯科医さんでは、矯正による治療と外科手術による治療の二通りを提示され、
「万が一麻痺や痺れが残るかも知れない外科手術をいきなりやるよりは、矯正でやっていきましょう」
と勧められました。
*この診断前に、かかりつけの歯科医さんにて応急処置的な意味で、少し歯を削る治療もしております。
そこでご質問なのですが、
@WEBでの症例を見る限り、長女は結構重症な気がするのですが矯正での効果は望めるのでしょうか?
A長女は猫背でもあるのですが、もしこちらが原因とした場合に顎や歯列を治療しても、再び噛合せがズレてきませんか?
B顎関節症については現在治療の必要がないと診断されましたが、一緒に治療を進めていく必要はないのでしょうか?
ご参考までに写真を添付させて頂きます。
ご教授のほど、宜しくお願い致します。
画像1
初めて投稿させて頂きます。
宜しくお願い致します。
19歳の長女が開咬(左右共に8番のみ噛合わせできており、それ以外の歯は浮いている状態)と軽度の顎関節症と診断され治療方法について悩んでおります。
その診断をして頂いた矯正歯科医さんでは、矯正による治療と外科手術による治療の二通りを提示され、
「万が一麻痺や痺れが残るかも知れない外科手術をいきなりやるよりは、矯正でやっていきましょう」
と勧められました。
*この診断前に、かかりつけの歯科医さんにて応急処置的な意味で、少し歯を削る治療もしております。
そこでご質問なのですが、
@WEBでの症例を見る限り、長女は結構重症な気がするのですが矯正での効果は望めるのでしょうか?
A長女は猫背でもあるのですが、もしこちらが原因とした場合に顎や歯列を治療しても、再び噛合せがズレてきませんか?
B顎関節症については現在治療の必要がないと診断されましたが、一緒に治療を進めていく必要はないのでしょうか?
ご参考までに写真を添付させて頂きます。
ご教授のほど、宜しくお願い致します。
画像1
回答1
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-10-01 13:38:07
@治療目標をどこに置くか、が関わってくると思います。
矯正担当の先生と具体的に話し合われてください。
A後戻りの問題も大切ですね。
予めよく話し合われてください。
猫背になる原因も併せて一緒に考えていかれたら良いように思います。
B基本原則としては、顎関節症の治療を優先して、症状が落ち着いてから矯正治療開始が望ましいとは思います。
また、万一、矯正治療中に顎関節症症状が再発した場合など様々な事態を想定しておいた方が良いと思います。
矯正担当の先生と具体的に話し合われてください。
A後戻りの問題も大切ですね。
予めよく話し合われてください。
猫背になる原因も併せて一緒に考えていかれたら良いように思います。
B基本原則としては、顎関節症の治療を優先して、症状が落ち着いてから矯正治療開始が望ましいとは思います。
また、万一、矯正治療中に顎関節症症状が再発した場合など様々な事態を想定しておいた方が良いと思います。
回答2
仙台東口矯正歯科(仙台市宮城野区)の堀内です。
回答日時:2013-10-01 15:23:50
お写真からの推測になりますが、外科矯正治療を選択されない場合には、良好な治療結果(歯並び・かみ合わせ)を期待することが難しい状態であるような印象を受けます。
現担当医が、矯正治療単独で充分な治療結果を得ることが可能であると説明されているのでしょうか?
それとも、外科矯正治療のリスクが強く懸念されるため、外科矯正をお勧めされていないのでしょうか?
外科矯正治療の場合には、矯正医と外科執刀医による緊密なチーム医療を提供できる体制が整っていない場合には、充分な治療を提供できません。
地域によっては、外科矯正治療のチーム医療体制が成熟していない場合もあり、そのような地域事情を考慮して、現担当医は、外科矯正治療をお勧めしていない可能性もあります。
また、一般的には、外科矯正と通常矯正治療では、歯の移動方向が逆となります。そのため、通常矯正治療で開始して、途中から、外科矯正に移行する場合には、結果的に、効率がわるく、大きな回り道となってしまう場合もあります。
まずは、お住まいの近くにある別の矯正歯科医院や、他地域の矯正歯科医院にもセカンドオピニオンを求めて、慎重な情報収集の上で、最終的な決断をされることをおすすめします。
なお、顎関節症については、現医が現在、治療の必要のない状態に落ち着いているということでしたら、症状が悪化するまでは、経過観察で良い状態である可能性が高いと思われます。
不安でしたら、顎関節症についても、他の歯科医院へセカンドオピニオンを求められてください。
現担当医が、矯正治療単独で充分な治療結果を得ることが可能であると説明されているのでしょうか?
それとも、外科矯正治療のリスクが強く懸念されるため、外科矯正をお勧めされていないのでしょうか?
外科矯正治療の場合には、矯正医と外科執刀医による緊密なチーム医療を提供できる体制が整っていない場合には、充分な治療を提供できません。
地域によっては、外科矯正治療のチーム医療体制が成熟していない場合もあり、そのような地域事情を考慮して、現担当医は、外科矯正治療をお勧めしていない可能性もあります。
また、一般的には、外科矯正と通常矯正治療では、歯の移動方向が逆となります。そのため、通常矯正治療で開始して、途中から、外科矯正に移行する場合には、結果的に、効率がわるく、大きな回り道となってしまう場合もあります。
まずは、お住まいの近くにある別の矯正歯科医院や、他地域の矯正歯科医院にもセカンドオピニオンを求めて、慎重な情報収集の上で、最終的な決断をされることをおすすめします。
なお、顎関節症については、現医が現在、治療の必要のない状態に落ち着いているということでしたら、症状が悪化するまでは、経過観察で良い状態である可能性が高いと思われます。
不安でしたら、顎関節症についても、他の歯科医院へセカンドオピニオンを求められてください。
回答3
オレフィス矯正歯科(名古屋市中区)の戸苅です。
回答日時:2013-10-03 10:08:17
>@WEBでの症例を見る限り、長女は結構重症な気がするのですが、矯正での効果は望めるのでしょうか?
写真からは難しそうな印象を受けました。
通常の矯正治療と外科併用の矯正治療では、得られる結果が違ってきます。たとえば、外科矯正では顔の輪郭が変化します。
それを望まれる方と望まれない方がいらっしゃいます。
なにを重視しているのか、どこを改善したいのか、そのためにいちばん良い方法は何か、を考えていくのが良いと思います。
写真からは難しそうな印象を受けました。
通常の矯正治療と外科併用の矯正治療では、得られる結果が違ってきます。たとえば、外科矯正では顔の輪郭が変化します。
それを望まれる方と望まれない方がいらっしゃいます。
なにを重視しているのか、どこを改善したいのか、そのためにいちばん良い方法は何か、を考えていくのが良いと思います。
回答4
歯科医師の松山です。
回答日時:2013-10-03 20:27:46
親知らずをまず抜歯することを相談したらいかがでしょう。
抜歯することにより、開咬自体がかなり改善することもあるからです。
親知らずが(左右共に8番のみ噛合わせできており)ということは、上下顎ともにしっかりした骨格が想定できますので、私は矯正治療のみでかなり改善できるのではないかと思います。
そのような観点で、回答2,3を参考にしてよく検討するのがよいと思います。
抜歯することにより、開咬自体がかなり改善することもあるからです。
親知らずが(左右共に8番のみ噛合わせできており)ということは、上下顎ともにしっかりした骨格が想定できますので、私は矯正治療のみでかなり改善できるのではないかと思います。
そのような観点で、回答2,3を参考にしてよく検討するのがよいと思います。
相談者からの返信
相談者:
ぐるぐるさん
返信日時:2013-10-07 22:19:25
藤森先生、堀内先生、戸苅先生、松山先生。
四先生方、ご回答有難うございました。
先生方のアドバイス非常に参考になりました。
特に堀内先生から頂いたアドバイスが、我々には非常に参考になりました。
先ずは、先生方のアドバイスを基に治療の着地点(我々家族が何を最終的に求めるのか)に重点を置いて再度、現歯科医さん含め家族にて話し合ってみます。
ただ、新たに疑問な点が出てきてしまいましたので、宜しければこのままご相談に乗って頂ければ幸いです。
長女が住んでいる地域に大学病院があり、そちらの歯科口腔形成外科へ紹介状を書いて下さる様に現歯科医さんへお願いしたところ、
「大学病院は多忙なので相談程度だと大した時間を割いてくれず、参考にならないかもよ」
と言われてきてしまいました。
この説明責任が重んじられる世の中で、大学病院のような機関において相談程度のセカンドオピニオンには乗っていただけないものなのでしょうか?
度々お手数お掛けいたしますが、お返事お待ちしております。
四先生方、ご回答有難うございました。
先生方のアドバイス非常に参考になりました。
特に堀内先生から頂いたアドバイスが、我々には非常に参考になりました。
先ずは、先生方のアドバイスを基に治療の着地点(我々家族が何を最終的に求めるのか)に重点を置いて再度、現歯科医さん含め家族にて話し合ってみます。
ただ、新たに疑問な点が出てきてしまいましたので、宜しければこのままご相談に乗って頂ければ幸いです。
長女が住んでいる地域に大学病院があり、そちらの歯科口腔形成外科へ紹介状を書いて下さる様に現歯科医さんへお願いしたところ、
「大学病院は多忙なので相談程度だと大した時間を割いてくれず、参考にならないかもよ」
と言われてきてしまいました。
この説明責任が重んじられる世の中で、大学病院のような機関において相談程度のセカンドオピニオンには乗っていただけないものなのでしょうか?
度々お手数お掛けいたしますが、お返事お待ちしております。
回答5
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2013-10-07 22:56:10
>「大学病院は多忙なので相談程度だと大した時間を割いてくれず 参考にならないかもよ」
>と言われてきてしまいました。
>この説明責任が重んじられる世の中で、大学病院のような機関において相談程度のセカンドオピニオンには乗っていただけないものなのでしょうか?
私が知る限り歯学部の大学病院であれば大丈夫だと思います。
医学部ですと、矯正をどこまで行っているかによっては異なることもあるかもしれません。
相談日に矯正の先生が常勤でいらっしゃらなければ、詳しい説明が聞けないからです。
不安であれば、受診する大学病院に事前に電話で聞かれると良いかと思いますよ。
また、大学病院などで受ける外科矯正には診断によっては保険で矯正治療(外科矯正含む)が可能です。
施設基準がありますので、大学病院などであれば基準をまずクリアしていると思います。
この点も考慮すると個人的には、まずは大学病院などで相談するのは良いと思います。
参考になれば。
>と言われてきてしまいました。
>この説明責任が重んじられる世の中で、大学病院のような機関において相談程度のセカンドオピニオンには乗っていただけないものなのでしょうか?
私が知る限り歯学部の大学病院であれば大丈夫だと思います。
医学部ですと、矯正をどこまで行っているかによっては異なることもあるかもしれません。
相談日に矯正の先生が常勤でいらっしゃらなければ、詳しい説明が聞けないからです。
不安であれば、受診する大学病院に事前に電話で聞かれると良いかと思いますよ。
また、大学病院などで受ける外科矯正には診断によっては保険で矯正治療(外科矯正含む)が可能です。
施設基準がありますので、大学病院などであれば基準をまずクリアしていると思います。
この点も考慮すると個人的には、まずは大学病院などで相談するのは良いと思います。
参考になれば。
タイトル | [写真あり] 19歳、開咬と顎関節症の治療方法について |
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質問者 | ぐるぐるさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 顎関節症 その他(写真あり) 開咬・オープンバイト(前歯が噛まない) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。