対合歯がなく磨きづらい親知らずの抜歯を勧められ決めかねている

相談者： whitewhiteさん (35歳：女性)

投稿日時：2013-10-10 17:06:43

私の親知らずは、３本中に埋まっていて、１本まっすぐ生えています。
この１本と対になる歯はないため、かむのに役にたっていない歯であること、歯医者でも磨けない場所なので、虫歯になって、となりの歯に影響がある前に抜歯した方がいいのではと歯医者さんに勧められました。

あくまで、私の意見を尊重してくれると言ってくれましたが、自分ではどちらにするか決めかねています。
今はまだ虫歯にはなっていないということと、大切な歯を抜かない方がいいのではないかという気持ちがあります。
そこで、みなさまから広くいろいろなアドバイスをいただけると幸いです。

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回答1

細見歯科医院の細見です。

回答日時：2013-10-10 17:44:52

仰るような状態なら私なら抜歯を勧めます。

＞大切な歯を抜かない方がいいのではないかという気持ちがあります。

これは親知らずに関してはあてはまりません。

回答2

はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。

回答日時：2013-10-10 18:08:41

whitewhite さん、こんにちは

細見先生が回答しているように親知らずに関しては当てはまらないですね。

ちなみに私が考える親知らずを抜く条件を記載しておきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

親知らずは必ず抜かなければならないものなのでしょうか？
そして親知らずを抜く条件とはなんでしょう？

1.痛みや腫れの原因になっている場合

2.痛みが無くても虫歯になっている場合。
（ただしごく初期の虫歯であれば保存可能）

3.横になって生えていたり、斜めになっている場合。
（この場合親知らずの周りの炎症がおきる可能性が非常に高い）

4.咬む相手がない場合
（歯というものは上下の歯で咬むことによって仕事をするので存在価値がない）

5.他の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
親知らずがあることで他の歯に悪影響を与えたりすることがあります。例えば前の歯（第2大臼歯）の後ろ側に虫歯を作ってしまったりすることも良くあることです。こうなると前の歯は神経を抜かなければならなくなってしまうこともあります。

上記の場合親知らずの抜歯の適応になると考えています。
また、親知らずは一番後からはえてくることもあり虫歯になりやすく、ハブラシが届きにくいことから炎症も起きやすい歯です。そして、特に下の親知らずは炎症を起こすと比較的短時間で重症になりやすく、生命が危険にさらされることもあります。そのような理由から最終的には「抜いてしまう」という運命になることが非常に多い歯です。
　

　あともう一つ、女性の場合は妊娠することで女性ホルモンの影響により口の中の炎症がおきやすくなります。
妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスなどという疾患もあります。
もし妊娠を予定されている方は自分の親知らずの状態を歯科医院で確認して診てもらって早めに抜歯された方が良いでしょう。
妊娠してから痛くなっても、レントゲンを撮影したり薬を飲んだり抜歯をしたりするのは難しいですから・・・。
　

以上です。

ちなみに今回の場合は4番が当てはまりますね。

ただ一つだけ親知らずが役に立つことがあります。

それは移植のドナーとして使える場合です。
しかし、保存が不可能な歯がなければ親知らずは抜歯しておいたほうが良いと思います。

参考になれば幸いです。

1人の専門家がこの回答を支持しています

相談者からの返信

相談者： whitewhiteさん

返信日時：2013-10-15 11:44:37

ありがとうございます！
抜歯する方向で、検討したいと思います。

タイトル	対合歯がなく磨きづらい親知らずの抜歯を勧められ決めかねている
質問者	whitewhiteさん
地域	非公開
年齢	35歳
性別	女性
職業	非公開
カテゴリ	抜歯：８番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯
回答者	細見先生畑田　憲一先生

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