マイクロを使用した自費の根管治療と保険治療の差

相談者: オレンジ23さん (46歳:女性)
投稿日時:2013-11-02 22:15:57
はじめまして。

12年程前に上下1番から3番までの合計12本をオールセラミックにしてあります。

毎月自費で歯のクニーニングをしております。
価格は30分で5250円。
10分延長するごとに金額も上乗せされます。

オールセラミックにしてあるので、保険のクリーニングよりも自費の方を勧められて、1年以上通ってます。
歯周病も改善され、歯に以前よりも気を遣うようになりました。



今回、少し違和感があり左下6番・左上5番・6番のレントゲンをとりましたが、左下6番の奥歯は銀のかぶせもの、左上5番・6番は銀のつめものをしているので、はずしてみないと状態がわからないとの説明を受けました。

左上は神経がないので、虫歯だとすると削って詰め物をして終了とのことです。
ですが左下6番は奥歯で神経があり根管治療が必要だとのことです。


根管治療は保険適用はされないのでしょうか?
奥歯なので3本根管があり、保険外で1本15000円×3本との説明です。
それ以外に診察料がかかります。

マイクロファイバーを使用すると肉眼では見えないものも見えるということですが、保険での治療はできないのでしょうか?


オールセラミックにしたのは、今通っている歯医者さんではなく都内で全て行いました。
セラミックの歯が1本かけてしまい、都内に行くわけにもいかず、地元の歯医者さんを探して現在その歯医者さんにお世話になっています。

ですが、その時からほとんど自費治療が多く、こちらで保険の歯にして欲しいと言わない限り最初は自費を勧められます。


今まであまり不審に思いませんでしたが、今回根管治療も自費を勧められて、保険適用はできないものかと疑問に思いました。
実際のところ、根管治療は保険外で行う患者さんが多いのしょうか。

保険外で行えば、より丁寧に時間をかけ、肉眼では見えないものの治療まで行うことは理解できます。だからと言って今後再度治療が必要なくなるという保障はないと思います。

保険と保険外の治療の差をよく知りたいです。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-11-02 22:27:52
根管治療保険適用はされないのでしょうか?
奥歯なので3本根管があり、保険外で1本15000円×3本との説明です。

保険証を提示した患者様が保険治療を希望した場合、保険医療機関で保健医が治療するのなら保険適応になります。



>マイクロファイバーを使用すると肉眼では見えないものも見えるということですが、保険での治療はできないのでしょうか?

マイクロを使ったから自費という訳ではありません。

保険でもマイクロを使う医院はあると思います。



>実際のところ、根管治療は保険外で行う患者さんが多いのしょうか。

保険治療を受けられる方がほとんどだと思います。



追伸ですが

感染根管治療が1本15000円、激安ですね。

ただ根幹治療が自費だとぞの後の治療が全て自費になります。
その辺りの事も含めての費用のような気がします。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-11-02 23:15:19
こんちには、


>マイクロファイバーを使用すると肉眼では見えないものも見えると

マイクロスコープですね^_^;

肉眼では見えないものが見えますが、失敗の原因である細菌までは見えません。
またマイクロスコープを使用したから成功率が格段に上がるというデーターもありません。

ただ個人的には根管治療においてはないよりあった方がいいと思いますが、それよりはきちんと細菌が入らないようなフィールドコントロールの方も大切だと思います。



奥歯なので3本根管があり、保険外で1本15000円

私の臨床では、奥歯は基本的に4根管(4本)のことが多いですね。

6本出ることもありましたが^_^;

* http://eedental.jp/ee_diary/2013/01/6canals.html



保険自費に関しては細見先生がおっしゃるように、基本的に保険医療機関であれば、根管治療は保険で受けられます。

一度先生に保険内でお願いしますと申し出てみて下さい。

自費治療の根管治療自体珍しいものですよ。


おだいじに

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-11-02 23:33:06
>マイクロファイバーを使用すると肉眼では見えないものも見えると いうことですが、保険での治療はできないのでしょうか?

マイクロスコープやルーペは保険治療でも使用可能ですが、全ての歯科医院で行ってくれるかは分かりませんね。

また、マイクロスコープやルーペを使うと拡大してみえるので、直視出来る部分はミラーも併用してみれますが、根の先が必ず見える訳でもなく、根の治療は他の要素(器具が滅菌され細菌が入らないように管理されているか・洗浄方法など)でも予後は変わってくると思いますよ。



>実際のところ、根管治療保険外で行う患者さんが多いのしょうか。

全国的には保険治療が多いので、根管治療も保険治療で行う歯科医院が多いと思います。

余談ですが、アメリカの根管治療専門医はマイクロスコープが必須となっていますが、日本では2009年の時点で約2000台、実働台数は約1000台と言われてい るので、使用している歯科医院は50−60件に1件程度(普及率約2.9%) になるようです。


参考までに。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: オレンジ23さん
返信日時:2013-11-03 17:29:32
細見先生 お忙しい中ありがとうございます。

保険外で治療すると、その後もすべて自費となるということは銀歯をかぶせる場合も自費となるのですよね。
麻酔やお薬までも全てということでよろしいのしょうか。

奥歯セラミックをかぶせたらさらに高額になりますね。
やはり、保険治療にしようと思います。



井野先生、加藤先生 ご丁寧にありがとうございます。

マイクロスコープのことがよく理解できました。
お忙しい中、ありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-11-06 18:42:05
保険外で治療すると、その後もすべて自費となるということは銀歯をかぶせる場合も自費となるのですよね。

そういうことです。


麻酔やお薬までも全てということでよろしいのしょうか。

そういうことです。

また、ルールの解釈の仕方によっては、その歯の診断を行う為の過去の一連の行為まで自費扱いになることもあります。

このあたりの解釈はケースbyケースなので詳しいことをお知りになりたければ、もよりの社会保険事務局などに問い合わせられた方が正確な答えがもらえると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: オレンジ23さん
返信日時:2013-11-06 21:19:35
井野先生

こんばんは。お忙しいところ、ご丁寧にありがとうございました。


今まで、歯医者さんに勧められるままに治療をしてました。
今回疑問に思ったのでお聞きしましたが、よく理解できよかったです。
なかなか歯医者さんに聞けないですから・・・。


いろいろとありがとうございました。



タイトル マイクロを使用した自費の根管治療と保険治療の差
質問者 オレンジ23さん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
その他(保険と保険外)
マイクロスコープ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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