歯列矯正中、全身症状が出る人と出ない人の違いについて
相談者:
KAYOちんさん (27歳:女性)
投稿日時:2013-11-11 12:10:57
お世話になります。
3年前から矯正治療を受けていますが、治療開始半年後くらいから、かみ合わせが変わった影響なのか、肩や首のコリが出るようになりました。
就寝中に「クレンチング」もしているようだったので歯科医院でナイトガードを作ってもらったり、日中も噛み癖などに気をつけることで症状はだいぶ軽減していますが、完全にはなくなりません。
こちらのサイトに限らず、「歯列矯正中に頭痛・肩こり等が起きた」という体験談をたまに目にしますが、一方で矯正しても何も起こらない方もいらっしゃいます。
矯正中に肩こりなどが起こる人と起こらない人の違いはどのようなものなのでしょうか。
例えば私のように、痩せ型で筋力がなかったり、神経質であったりすると、体が変化に適応しきれずに、症状が出てしまうのでしょうか。
アドバイスいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
3年前から矯正治療を受けていますが、治療開始半年後くらいから、かみ合わせが変わった影響なのか、肩や首のコリが出るようになりました。
就寝中に「クレンチング」もしているようだったので歯科医院でナイトガードを作ってもらったり、日中も噛み癖などに気をつけることで症状はだいぶ軽減していますが、完全にはなくなりません。
こちらのサイトに限らず、「歯列矯正中に頭痛・肩こり等が起きた」という体験談をたまに目にしますが、一方で矯正しても何も起こらない方もいらっしゃいます。
矯正中に肩こりなどが起こる人と起こらない人の違いはどのようなものなのでしょうか。
例えば私のように、痩せ型で筋力がなかったり、神経質であったりすると、体が変化に適応しきれずに、症状が出てしまうのでしょうか。
アドバイスいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
[過去のご相談]
回答1
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2013-11-11 13:16:04
>矯正中に肩こりが起こる人と起こらない人の違い
重めのドッジボールを左右の二本の親指先の腹で重力に抗して支えている状態(置性系)をイメージしてください。
更にボールの一部が切り離されていて、その小さな部分は残りのボール全体の大きな部分から、ぶら下げられています(吊性系)。
ボールの大きな部分(頭蓋・上顎)と、そこからぶら下がった小さな部分(下顎)の水平的垂直的位置関係(噛みあわせ)が微妙に変化すれば、ボール全体の重心位置も変ります。
そして、それに応じて親指(環椎/実際はその下部の頚椎も)の力を僅ずつ変化させながらバランスを保つ必要がありそうです。
そして、実際は、ボール(頭蓋・上顎)を支えるために張り廻らされたゴムひも(筋肉)が補助的に働くのですが、これらが過度に緊張すると、肩こりの一因にはなりそうです。
この構造的な要因に因る個体差(頭蓋全体のバランスの取りやすさ)は一つとしてありそうだと考えています。
たとえば、頚椎湾曲の程度もその内の一つかと推測しています。
(個人的意見)
重めのドッジボールを左右の二本の親指先の腹で重力に抗して支えている状態(置性系)をイメージしてください。
更にボールの一部が切り離されていて、その小さな部分は残りのボール全体の大きな部分から、ぶら下げられています(吊性系)。
ボールの大きな部分(頭蓋・上顎)と、そこからぶら下がった小さな部分(下顎)の水平的垂直的位置関係(噛みあわせ)が微妙に変化すれば、ボール全体の重心位置も変ります。
そして、それに応じて親指(環椎/実際はその下部の頚椎も)の力を僅ずつ変化させながらバランスを保つ必要がありそうです。
そして、実際は、ボール(頭蓋・上顎)を支えるために張り廻らされたゴムひも(筋肉)が補助的に働くのですが、これらが過度に緊張すると、肩こりの一因にはなりそうです。
この構造的な要因に因る個体差(頭蓋全体のバランスの取りやすさ)は一つとしてありそうだと考えています。
たとえば、頚椎湾曲の程度もその内の一つかと推測しています。
(個人的意見)
回答2
回答3
天神デンタルクリニック(福岡市中央区)の児玉です。
回答日時:2013-11-12 21:53:23
博多の児玉です。
>起こる人と起こらない人の違いは
他にもあるかもしれませんが・・
歯の移動を含む筋肉を取り巻く環境の変化や筋肉の使い方の変化に対してすっと対応する筋肉と対応できずに、疲労する筋肉の『適応力』の違いが関係しているのではと個人的に感じます。
>痩せ型で筋力がなかったり、神経質であったりすると
ですから体系や筋力、神経質などは関係ないのではと思います。
>歯列矯正中に頭痛・首や肩こり等が起きた
矯正前にはなくて、矯正中に起きた場合には、個人的には、筋肉の『適応力』の治療でほぼ問題は解決する様です。
>起こる人と起こらない人の違いは
他にもあるかもしれませんが・・
歯の移動を含む筋肉を取り巻く環境の変化や筋肉の使い方の変化に対してすっと対応する筋肉と対応できずに、疲労する筋肉の『適応力』の違いが関係しているのではと個人的に感じます。
>痩せ型で筋力がなかったり、神経質であったりすると
ですから体系や筋力、神経質などは関係ないのではと思います。
>歯列矯正中に頭痛・首や肩こり等が起きた
矯正前にはなくて、矯正中に起きた場合には、個人的には、筋肉の『適応力』の治療でほぼ問題は解決する様です。
相談者からの返信
相談者:
KAYOちんさん
返信日時:2013-11-14 11:38:57
このたびはご回答いただきありがとうございました。
大変勉強になりました。
藤森先生
ボールに例えたご説明でとてもイメージしやすかったです。
杉原先生
TCHは自分でも心当たりがあったので改善に努めたいと思います。
児玉先生
「適応力」について主治医にも相談してみたいと思います。
大変勉強になりました。
藤森先生
ボールに例えたご説明でとてもイメージしやすかったです。
杉原先生
TCHは自分でも心当たりがあったので改善に努めたいと思います。
児玉先生
「適応力」について主治医にも相談してみたいと思います。
タイトル | 歯列矯正中、全身症状が出る人と出ない人の違いについて |
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質問者 | KAYOちんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯列矯正(矯正歯科)その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。