[写真あり] 虫歯で6番を抜歯。抜歯後のすき間の矯正について

相談者: tokeiさん (29歳:男性)
投稿日時:2013-11-09 23:06:49
虫歯で左上6番がなくなってしまいました(歯茎よりうえがない)。


左上6番を抜歯し、左上7番と8番を矯正して、5番とのすき間を埋める治療についてです。

矯正方法は左上2番の根本付近に、アンカー用のミニインプラントを打って、インプラントと左前歯に矯正器具をつけて、7番8番を動かします。

この方法であればインプラント等の人工物を利用せずに、自分の歯として使え、虫歯の前の状態に戻れるのでは?と感じております。



ただ、他の矯正専門の先生から

@矯正中に7番8番が前に倒れてしまう危険や、5番とのすき間が埋まりきらない可能性がある

A7番8番は大きい歯なので、相当時間がかかる。

Bもしやるなら、矯正器具は左側から右側まで全体に付ける必要がある。

C矯正後も歯が動いて、すき間ができる可能性があり、矯正後も定期的に戻り防止の器具をつけることが必要。

と言われ、最終的に8番の移植の方がいいと言われました。



ここで質問です。
@〜Cの危険性は、かなりあるのでしょうか?

当初の先生からは@〜Cについて以下の回答を得ています。
@7番8番が前に倒れないように平行移動させる。
ただし、期間を開けすぎず、定期的な通院は約束してほしい。

A期間は1年程度。
また上の歯の方が下の歯より動き易いため大丈夫だろう。

Bアンカーインプラントの技術があるので、矯正器具は左上だけで大丈夫

C歯は前に動く傾向があるので、5番と7番8番との間にすき間ができる可能性は低い


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-11-09 23:22:01
>@矯正中に7番8番が前に倒れてしまう危険や、5番とのすき間が埋まりきらない可能性がある

可能性はあると思います。


>A7番8番は大きい歯なので、相当時間がかかる。

掛かると思います。


>Bもしやるなら、矯正器具は左側から右側まで全体に付ける必要がある。

技術的なものは主治医の考え方によって変わってきますので一概には言えません。



>C矯正後も歯が動いて、すき間ができる可能性があり、矯正後も定期的に戻り防止の器具をつけることが必要。
>と言われ、最終的に8番の移植の方がいいと言われました。

矯正による移動と移植ではそれぞれメリットデメリットが有ります。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-11-10 07:52:50
ご相談ありがとうございます。

6番抜歯後の治療はたった1本とは言えとても難しくなります。
矯正治療もあるいはインプラント治療に変更になったとしてもゴールの見通しを立てることが大事です。

治療のメリット以外にデメリットを全て説明していただくこと、またその先生が手がけられた治療例の写真などの記録を見せていただくとイメージがわきやすくなります。


もし慎重に治療したい場合は、3人目の歯科医師セカンドオピニオンを求めても良いと思います。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-11-10 10:02:06
その先生が過去にされた、似た様なケースの写真を見せて頂けば良いのではないでしょうか?

元々の根の向きとか5番もズラして大丈夫なのかとか被せものも絡むケースなのか・・など、症例によるので一概にはやはり言えませんが、当院で思い浮かぶ例で言えば全てのケースで上下とも右から左まで装置をつけていますし、部分矯正で行うのは自分なら少し躊躇すると思います。

やれば出来るかも知れませんが、やはり7番、8番は重い歯なので、矯正装置のついた歯全体が動く可能性が非常に高いと思いますし、部分矯正だとそれで狂った噛み合わせの修正が極めて困難だろうと想像します。



当院で、全顎矯正の中での6番の欠損部の閉鎖だけで言えば1年かかっていないものも確かにあります(※画像を添付します)が、全体の矯正で言えば短くて約1年、長いと約4年、といったところです。

アンカースクリューは矯正専門の先生でも経験がない〜少ない先生も多い様ですから、そういった先生にセカンドオピニオンを求めても否定的な意見しか返ってこないのではないかというのが個人的な感想ですね。


8番の移植などもひとつの方法だと思います。



お大事にどうぞ。

画像1画像1 画像2画像2

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-11-10 10:47:16
2人目の矯正専門医の意見の方が現実的だと思いますが、現実的には、上顎だけではなく、上下顎の全ての歯に、矯正装置(ブラケット)を装着する方が望ましいと思います。
(渡辺先生と同意見です。)

上顎歯列の全ての歯、または、上顎左側の歯だけに、矯正装置を装着して、矯正用インプラントアンカーを併用するという、部分矯正的なアプローチによって、上顎左側78番が上顎左側5番と接触するように、近心移動させることは可能だと思います。

しかし、上顎左側78番を近心移動後に、下顎歯列に矯正装置を装着しない条件では、上下顎歯列全体の歯並びかみ合わせを、バランスよく整えることは、かなり難しいと思います。

 

ご相談先の2人の先生は、部分矯正の金銭的なメリットを踏まえ、大まかに上顎左側78番を近心移動後に、歯を削って被せるような、補綴的な仕上げによって、かみ合わせを整える可能性を検討されているのかもしれません。

矯正専門医であれば、第一選択肢としては、天然歯を削らないような治療方針で、上下顎歯列の歯ならび・かみ合わせのバランスの良い仕上げを予知的に行うために、インプラントアンカーを併用した全顎的な治療方針を提示するケースが多くなると思います。



担当医に、部分矯正的なアプローチの利点・欠点をよくご質問されて、充分な情報提供を求めてから、最終的な治療方針を選択されることをお勧めします。

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-11-11 20:15:01
tokeiさん、こんばんは。

私も堀内先生のご意見に賛成です。

確かにインプラントアンカーのメリットは大きく、矯正治療の時間的短縮やアンカーロスの心配がないなど利点は多いと思いますが、咬合を考えると部分矯正では難しいと思います。

そもそも、現在の顎位が正しく、矯正治療など咬合についての何らかの治療が必要かどうか検査を受けなければわかりません。

そのうえで78の移動だけでなく矯正治療についてご検討されてはいかがでしょう??



そもそも、6を虫歯で失うような状況にあるということは、tokeiさんの生活に虫歯になるような原因があるわけで、その現認を放置して矯正治療をすれば矯正治療中に虫歯を作ってしまうことも考えられます。

そうなると本末転倒ではありませんか?


虫歯になったら治療してかぶせるとか、かぶせたものがとれてさらにひどくなったから抜くとか、抜いたからインプラントは嫌なので矯正治療とか・・・。

この調子でいくそのうちみんな歯がなくなりそうですね。


矯正治療に限らず、口腔の健康について相談できる歯科医院を是非持って頂きたいです。

口腔の健康は削る、かぶせる、動かすなどの技術だけでは得られないのですよ。




タイトル [写真あり] 虫歯で6番を抜歯。抜歯後のすき間の矯正について
質問者 tokeiさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
歯列矯正の治療法
親知らずの移植
その他(写真あり)
部分矯正・限局矯正(MTM、LOT)
回答者




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