神経の無い左上4番をアンレーかクラウンかで迷いに迷っている

相談者: あると28さん (35歳:女性)
投稿日時:2013-11-07 00:20:57
5年ほどまえに神経をとって、銀のアンレーをした左上4番の歯についてです。

1ヶ月前にキャラメルを食べた際に、そのアンレーがとれてしまいました。
ちょうどそのアンレー治療をしてくれた歯医者さん定期健診の予約があり、その際に取れたアンレーを持っていきました。


衛生士さんがデンタルを取ってくれて、根っこにも問題もないことも確認、そのまま仮詰めをしました。
その直後、

「この歯は神経がない歯なのでクラウンになります。
保険なら全面が銀色で自費なら白いセラミックセレック)です。」

といわれました。


正直、いままでは頬側からは銀が見えないようにアンレーがしてあったのに、突然クラウンしかムリだと断言され、いままでアンレーだったのになんで?と感じました。

また、その判断〜仮詰めまでを衛生士さんがしたことや持っていったアンレーをはずれた場所にあわせることもなく終わったため、不信感を抱いてしまいました。



そのため後日、違う歯医者さんにもいきました。

とれたアンレーを見せて、そのままくっつけられないかと見せると仮詰めしている

セメントが削らないと取れない素材のため、仮詰めセメントをとるために削るともうこのアンレーは合わなくなってしまう。」

と言われました。。。
もし作り直す場合でも、セメントをとるために削るから詰め物がいまより大きくなるとのこと・・・

もしかしたらそのままくっつけることができたかもしれないのに残念だとも言われました。
(削らないと取れないようなものを仮詰めされていたことにびっくりです・・・)


また後日うかがった歯医者さんでは、僕ならクラウンにしないでアンレーにするとのことでした。
私の噛み合わせはほぼ奥歯でしか噛んでおらず、前歯同士は当たらない状態です。
左上四番も下のはとほとんど接触していないようです。



話がそれましたが、、、

アンレーがとれたため再度詰め物を作り直す場合、(神経がない左上4番)クラウンとアンレーならどちらがよいのでしょうか?
現状、仮詰めだけですが普通に食事等できています。


クラウン(セレック)をすすめる歯医者さんは、

・しっかりかぶせないと歯が折れるかもしれない
・かぶせたほうが歯の寿命が延びる
・アンレーは神経のある歯に行う治療法だからおすすめしない
(もし神経のない歯にする場合、通常より端を1.5mmかぶせるように作るとのこと)
・歯が変色するから境目が目立つ
(5年たってますがいまのところ変色していません)
・神経がない時点で健康な歯ではないからそんな歯を残す意味はない、残すより削ってかぶせたほうが歯のためになる

とおっしゃってます。


アンレーをすすめる歯医者さんは

・できるだけ歯は残したほうがいい
・いまはいい接着剤があるから神経がない歯でもアンレーで大丈夫

とおっしゃってます。



実際にみてみないと診断できないということもわかってますが、先生方の意見をお聞かせいただけないでしょうか。
また、アンレーは虫歯になりやすいとか、はずれやすいなど耳にしますが本当でしょうか・・・

どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-11-07 06:49:55
あると28 さん、おはようございます。

>実際にみてみないと診断できないということもわかってます

失活歯だからといって、アンレークラウンか、実際の状況を拝見してみなければ、やはり分かりません。

ただ、あると28 さんご自身がアンレーを希望され、また、アンレーの治療をしてくださる歯科医院があるのでしたら、お任せなさってみるのも一法かもしれません。

もちろん、装着後は、メンテンスに通い続けてくださいね。



衛生士さんがデンタルを取ってくれて
>その判断〜仮詰めまでを衛生士さんがしたこと

この辺りには、疑問が残りますね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-11-07 08:58:06
ご相談ありがとうございます。


一般的には、神経があればクラウンよりもアンレーのほうが一生歯の健康を保つためには圧倒的に有利です。

ただし、条件として、正しいアンレー治療ができる歯科医師による治療に限ります。
正しいアンレーは訓練を受けた歯科医師しか正確に治療できません。

そうでないと外れてきたり、知らぬ間に虫歯で歯がダメになります。


クラウンは周り中を削るために、ある意味単純作業ですし、すっぽり覆ってしまうと簡単には外れにくくなり、アンレーよりも早く・簡単に・楽して・安く済ませられるメリットがあります。

しかし歯と歯茎の境目まで削る治療のために、360度ぐるりとクラウンの境目が歯茎の少し下まで入ります。

そこには絶対削ってはいけない聖域があり、また全周をフィットさせる難しさがあり、長期間のうちには境目が下がることがあったり、フィットしている根面も溶けてしまったり虫歯になりやすく進行を止めにくくなることを考えると、全周の境目を一生ケアする困難さを生むデメリットがあります。



初めはあまり削らない方法から、クラウンのように最大に削る方法へ後で変更することはできますが、いきなり最大に削ってしまった後はもう歯を失う危険が迫ってきますから、ぎりぎりの状態で何十年と過ごすことはリスクが高まると言えます。

何でもかんでもクラウンを考える歯科医師には用心しましょう。
アンレーが苦手という理由で健康なエナメル質を安易に削ることは罪悪にも近いことです。


しかし、神経の無い歯の場合は、必ずしも同じとは言えません。
さらにお話のように相手の歯と噛み合っていない場合はさらに条件が複雑です。

それでも最小限の削り方から検討する意味はあると思います。
アンレーもクラウンも、その良さを最大限に引き出せ、リスクを最少限に管理できる先生とよく相談しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あると28さん
返信日時:2013-11-08 14:17:25
小林先生

ご返信ありがとうございます。

仮詰めで一ヶ月以上普通に食事ができているのに、クラウンにするために歯茎より上を全部削ることに抵抗があり、アンレーで提案された際にこちらに気持ちが傾きました。

アンレーで治療してくれるとおっしゃっている歯医者さんセレックではなく、型どりから作成するセラミックでセレックのクラウンよりも金額的にも高いのですが歯の寿命が伸びるのであればアンレーをと考えています。


ただアンレーは外れやすかったり虫歯になりやすいため歯にとくないという情報を目にすることがあり、削ってしまってもクラウンにしたほうがいいのか不安になりました。

メンテナンスには3ヶ月に一回通ってますが、やはり一般的にはアンレーにするとクラウンより破折の危険性は上がるのでしょうか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あると28さん
返信日時:2013-11-08 14:29:13
追記

クラウンをすすめてくれた先生は以前大学病院も放置したほうがいいといった歯根破折の可能性がある歯を治療してくれたりと大変信頼できる先生でした。

ただ最近やたらと院内にセレックのポスターを貼りだした点は気になります・・・。
一人で治療されているのでなかなか予約が取れなかったり・・・。


アンレーをすすめてくれた先生も話を聞く限り信頼できるお医者様のようでした。
デンタル・実際の歯(仮詰めされてて中は見えませんが…)・かみ合わせ等も見たうえで、

「これなら僕ならクラウンにはしない」

と断言されたので。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-11-08 14:50:41
あると28 さん、ご返信ありがとうございます。

アンレーで提案された際にこちらに気持ちが傾きました。
>アンレーをすすめてくれた先生も話を聞く限り信頼できるお医者様のようでした。

あると28 さんのお気持ちは、既に傾いているようですね。
ディスカッションのうえで、お気持ちが固まれば、お任せなさってみてはいかがでしょう。

装着後に、メンテンスに通い続けるのもお忘れなく。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あると28さん
返信日時:2013-11-08 14:55:55
さがら先生

ご返信ありがとうございます。

>一般的には、神経があればクラウンよりもアンレーのほうが一生歯の健康を保つためには圧倒的に有利です。

これは神経がなければそうではないということでしょうか?
それとも正しいアンレー治療ができれば神経がなくても同様に歯のためにはアンレーのほうがいいということでしょうか?
(状況によるとは思いますが…。変な質問ですいません…。)


クラウンをすすめてくれた先生は、「神経のない歯=クラウン」という考えの先生のようです。
ただ今回アンレーがはずれた歯は、この先生が治療した歯なので
以前はアンレーでも治療してくれていたのに、今回はなんで?という思いもあります。

(以前の治療の際にはまだ医院にセレックは導入されてませんでした)

それ以外の治療に関しては満足していたため、転院することが心苦しいし、クラウンしかないというならもしかすると本当にそうなのかな?と思ってしまったりと大変悩ましいです…



>アンレーよりも早く・簡単に・楽して・安く済ませられるメリットがあります。

これ以外には虫歯になりにくい等のメリットはありますか?
境目をしっかりケアしてれば虫歯にはなりにくいのでしょうか。



>初めはあまり削らない方法から、クラウンのように最大に削る方法へ後で変更することはできますが、いきなり最大に削ってしまった後はもう歯を失う危険が迫ってきますから、ぎりぎりの状態で何十年と過ごすことはリスクが高まると言えます。

私もあまり最初から最大に削りたくないと思っており、アンレーにして虫歯になればそのあとにクラウンにすればいいと思っています。

ただアンレーにして虫歯になれば歯そのものがダメになってしまったり、破折したりと、次の治療ができなくなる可能性が高いなら最初からクラウンにしたほうがいいのかとも思ってしまいます。




>しかし、神経の無い歯の場合は、必ずしも同じとは言えません。

神経がなければ無理して歯質をのこしてアンレーにするメリットがうすいということでしょうか?
メンテナンスには通うので虫歯は早期発見できると思うのですが、それはやはり破折の危険性でしょうか?


長々とすいません。
どうぞよろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-11-08 16:04:18
上顎の4番は見えるので、悩ましいですよね。

僕個人の意見としてクラウンがよいか、アンレーがよいかは、正解がないと思います。

それぞれ細かい「適応症」つまり条件があるからです。
そのみかたは歯科医師によって異なると思います。


一般的なケースですと、神経を取ってある歯でしたら、私はクラウンを進めます。
歯を削るというデメリットはありますが、全体を人工材料で覆うことにより、歯が保護されると考えるからです。

ただし場合によってはアンレーで済ませることができると思います。
あまり噛み合わせに関係のない歯で、健康保険の範囲内での治療でしたら、アンレーにもメリットがあるでしょう。

こればかりは診察してみないと何とも言えません。


虫歯のリスクに関しては、冠のタイプよりも、口腔内の環境のほうがはるかにインパクトが大きいので、あまり違いはないと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あると28さん
返信日時:2013-11-12 17:17:46
大野先生

書き込みありがとうございます。
お返事が遅れて申し訳ありません。

保険外アンレーのメリットは薄いということでしょうか?
保険外なら保険の合着とは違い、きちんと接着ができるので、よいと聞いたのですが…

ちなみに診ていただいた結果、噛み合わせにあまり関係してない歯のようです。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2013-11-12 18:03:08
保険外アンレーのメリットは薄いということでしょうか?

そんなことはないですよ。
保険外で精度の高いアンレーを作ってもらうのも1つだとは思います。


>保険外なら保険の合着とは違い、きちんと接着ができるので、よいと聞いたのですが…

保険外でも保険内でも接着剤は同じものを使うと思いますよ。
使い分けしている歯科医院の方が珍しいですし、外れないような配慮はセメントの材質だけではありません。



>ちなみに診ていただいた結果、噛み合わせにあまり関係してない歯のようです。

担当の先生がアンレーで大丈夫とおっしゃられればいいのではないでしょうか。

実際診ている先生に色々聞いてみてくださいね。


おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あると28さん
返信日時:2013-11-12 19:12:33
井野先生

書き込みありがとうございます。

>精度の高いアンレー

確かに型をとる素材が違うので隙間のないものがつくれるとおっしゃってました。
保険外は接着剤が溶けにくいから隙間ができないというのはそういうことなんですね!

今回アンレーをすすめてくれた先生は、全体のデジタルレントゲンと対象の歯だけのデンタルと直接歯の状態、噛み合わせをみたうえで、自分ならクラウンにはしないとおっしゃいました。

また当医院では上4番の神経のない歯にはアンレーをすすめることが多いともおっしゃってました。
私が削りたくないー!といって相談したからかもしれませんが…(汗)

ただ仮詰めをした状態だったのですが、それでもアンレーでいけるとわかるものなのでしょうか?



今回悩む一番の理由は、神経のない歯はクラウンにしないと割れると最初の歯医者さんで言われたからです…。
以前はアンレーで治療してくれたのですが…

気持ちとしては、そこまでリスクに差がないならまずは少しでも歯を残すアンレーにしたいと思っていますが、これはただ歯を削りたくないという目先のリスクを避けたいだけの間違った判断にならないかが心配です。


また長々とすいません…



タイトル 神経の無い左上4番をアンレーかクラウンかで迷いに迷っている
質問者 あると28さん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 詰め物、インレーその他
クラウン(差し歯・被せ)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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