16歳、骨格性反対咬合の一期歯列矯正終了。二期矯正をしたくない

相談者: らむママさん (16歳:女性)
投稿日時:2013-11-10 17:56:29
初めまして。

16歳の高校一年男子の、反対咬合二期矯正について質問をお願い致します。

息子は3歳児検診以降、「反対咬合の疑いがあり」と診断されましたので、一期矯正を小学二年(8歳)から開始し中学三年(15歳)で終了しました。

矯正治療は、

・上顎拡大   
チンキャップ(現在も使用)
・マルチブラケット(11歳から) 

でした。
                     
当初2〜3年で終了するといわれましたが、中学一年で成長期による下顎発達の状態で骨格性反対咬合が認められ、生え変わりが中学三年までかかりましたので、7年間動的矯正治療を行ってきました。(経過観察時期はありませんでした。)


矯正後の状態は 

・顎の出方+9度
・右上下6〜8番の噛み合わせが歯1本ずれている
・顎のずれにより、上正中線が右側にずれている。(顎のずれは手術のレベルではない)

以上の状態から、成長期で下顎の発達が続き矯正期間がそれなりにかかりそうだが、直ぐに二期矯正に入るように言われました。


そこで担当医に

「・顎の発達している段階で矯正をし、その都度調整するのはまた余計に長期になるのではないか?
そのデメリットを除いても、今、矯正をした方が、下顎発達を抑制するストッパー的な役割をするメリットがあるのか?
・本人が容貌を気にして外科的手術を希望した時、真逆な矯正になるので、今は決心出来ない。」 

旨を伝えたところ、

「・骨格性反対咬合だが、自分の見解としては外科的手術が必要だとは今は思わない。
矯正で対応できる。
・二期矯正は、下顎発達のストッパー的な役割を果たせると言えなくもない。
・しかし、この状態ですぐに二期矯正を始めないのは問題がある。」

とのことでした。

息子にとって一期の治療期間が予想以上に長期になったことは負担であり、息子自身不便を感じていないので、大学受験を控えたこの時期に二期矯正はしたくないと強く望んでいます。


そこで質問なのですが、

1.本人に違和感がないので、二期矯正はせずこのまま一期矯正終了の状態で保定に入ることはできないのでしょうか?

2.仮に二期矯正をするとしても、16歳男子成長期後半の時期は適切なのでしょうか?
また、矯正は下顎発達のストッパー的な役割はあるのでしょうか?


この2点についてご回答ををいただけましたら、大変有り難いです。

こちらで勉強させていただいて、骨格性反対咬合の矯正は難しく、長期にわたる治療期間が必要であること、外科的矯正が有効な場合も多い事も理解できました。

悪気があるわけではなく必要な事しか言わない担当医なのだと思いますが、質問をしてもなかなかこちらの意を汲み取ってくれず、詳細な説明がないまま一期矯正に7年かかった気がして、二期矯正の説明に不安になっています。


長文失礼致しました。
どうぞよろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-11-10 22:42:51
私は矯正専門医ではないのですが、主治医の治療方針に納得いかない場合は、セカンドオピニオンを受けられてはいかがかと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: らむママさん
返信日時:2013-11-11 10:40:55
船橋先生、こんにちは。

早速ご回答をありがとうございました。

色々と疑問があり納得のいってない状態ですので、こちらにご相談させていただきました。

おっしゃっていただいたように、良い結論を出すためにもセカンドオピニオンを受けるべきですね。

お忙しい中、アドバイスをありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2013-11-14 11:43:36
文章からは解決で良いと云う事ですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: らむママさん
返信日時:2013-11-14 13:21:02
細見先生、こんにちは。

ご回答ありがとうございました。

私の言葉足らずで、解決というような文面になってしまって申し訳ありません。
船橋先生のアドバイスは今後の参考にさせていただきたいと思っています。

しかし希望としましては、上記二点の質問に対して、是非先生方のご見解を賜りたいのです。

先生方のご回答いただけましたら、大変有り難いです。

お忙しい中恐縮ですが、先生方のご見解をお待ちしております。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-11-14 15:18:52
息子さんご自身が、現時点で、2期治療を望んでいないのであれば、大学受験が終了してから、2期治療を受けられるか、受けられないかを再度検討されることをお薦めします。

矯正治療は、ご本人、保護者、矯正歯科医、歯科医院スタッフが協力して、質の高い治療結果を追及しなければ、良好な治療結果を得ることは、難しいと思います。

また、一般的には、男性の下顎前突症では、高校生の時期には、下顎骨の成長が継続しているケースが多く、大学入学後に開始した方が、質の高い2期治療を受けられる可能性が高くなると思います。

  
なお、16歳の時点で2期治療を開始することで、下顎骨の成長抑制を期待するという治療方針は、一般的な治療方針ではないと思います。

ただし、担当矯正医は、なんらかの学術データを基にして治療計画を立案していると思います。どのような論文に根拠を置く治療方針なのか説明を求めてはいかがでしょうか?、

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: らむママさん
返信日時:2013-11-14 21:07:48
堀内先生、こんばんは。

早速ご回答いただき、感謝致します。

息子の勉強面・成長面ともに大切な時期でありずっと悩み続けていましたが、堀内先生のご回答で靄が晴れたような気持ちになりました。

やはりここは本人の気持ちを優先して、大学生になってから再検討するのがよいと思いました。

また、担当医に成長期終了を待たず16歳で二期矯正を始めるメリットを数回質問しましたが、その回答が、

・成長し続ける下顎に対してその都度調整するので、今よりも大臼歯歯列かみ合わせが良くなり、全身の健康に良い。

・下顎成長のストッパー的な役割にもなる。
でした。

堀内先生のおっしゃるように、何かのデータを基に息子の状態にあわせて治療計画をしているのかもしれませんので、来月の検診日に再度質問し、詳しく説明していただこうと思います。

素人レベルで悩む中、明確な質問内容が浮かびにくかったのですが、お陰さまで、今後の方向性も定まってまいりました。

大変参考になりました。

このたびはお忙しい中、ご丁寧な回答をいただき心から感謝申し上げます。
お世話になりました。



タイトル 16歳、骨格性反対咬合の一期歯列矯正終了。二期矯正をしたくない
質問者 らむママさん
地域 非公開
年齢 16歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
歯列矯正のトラブル
下顎前突(受け口)
回答者




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