13歳、歯列矯正で7番を抜歯し親知らずを待つという提案について

相談者: ねこちゃん123さん (13歳:女性)
投稿日時:2013-11-16 22:21:33
現在、13歳の娘が矯正治療中(3年たったところ)です。

今後の治療の継続についてご意見をうかがいたく、投稿いたします。
よろしくお願いします。

学校の検診で、不正咬合を指摘され、3年前に矯正治療をスタートしました。
そんなにひどい受け口とは見えないような感じでしたが、女の子は成長とともに下顎が発達していくとのことを言われました。

先日、クリニックから、もうすぐ治療は終了となります。
このまま終了してもいいし、希望があれば更に綺麗にすることができると言われました。(もっと咬み合わせを正しくするためにトレーニングが必要。顎のラインを綺麗にし、ガミースマイルを改善することもできるとのことです)

更に治療を2年〜3年(補てい期間除く)続けることを選択すると、上の第2大臼歯(7番)を2本抜歯し、親知らずの歯が降りてくるのを待ちながら、ネジも入れて、歯全体を後方に下げるようにするとのことです。 
下の親知らずの歯の芽は、手術で取ってあります。

娘は顎がもっと引っ込んで綺麗になるなら、やってもいいいと言っておりますが、さらに3年くらい治療を延長することで、途中で虫歯が多くなってしまわないか?
健康な第2大臼歯を抜歯することに問題はないのか?
親知らずの歯は小さめと聞いておりますが、第2大臼歯と同じ働きをすると考えていいのでしょうか? 

親としては不安もあります。

確実に顎ラインが綺麗になるのか?ということは、現在のクリニックからは、先のことはわからない。
本人の舌や口周りのトレーニング次第だと言われます。

大人になってからでもできるので、そうしてもいいいのでは?と言われましたが、このまま継続して治療することが時間的には、一番早く終了するとのことなので、本人は早く終わった方がいいと言っております。

ホームページで、歯科でも外科治療をしているクリニックもあるようですが、子どものうちなら、外科治療でなくても矯正でかなり変わと思われますか?

よろしくお願いいいたします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2013-11-16 23:06:32
実際に拝見していないので何とも言えませんが、第2大臼歯抜歯して親不知を待つという矯正方法は、よく紹介されています。

パノラマ撮影レントゲン撮影で、ある程度の形が確認できてからどの歯を残すかを決めたほうが、将来的に安心だとも言われています。

レントゲン写真歯冠の形態の確認がとれているのかどうか、主治医に説明をしてもらえば安心できるのではないでしょうか?

非常に貧弱な親不知の場合もあるので、そういうことはきちんと説明を受けられておいた方がいいと思います。



日本人の場合は、受け口が下顎が発育しすぎるせいではなく、上顎の前方発育が不良のために相対的な受け口になるケースが多いようです。

ですから、ガミースマイル(上顎が前に発育する代わりに下方に発育してしまった)になっているのでしょう。
13歳では今後の自然な上顎の前方発育の期待は少ないですが、装置をうまく使えば、上手にコントロールしてもらえる可能性は残っているのかもしれません。


主治医によく説明を求めてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-11-17 15:22:03
担当矯正医に、納得できるまで、詳しい説明を求めることが大切だと思います。

一般的には、下顎前突症のお子さんでは、1期治療終了後には、充分な経過観察期間を設定して、下顎骨成長が終了する時期(女性であれば、高校入学後)に再度精密検査を行って、再評価を行います。

その再評価の診断結果から、顎骨成長終了後の上下顎骨・歯、軟組織などの問題点を、詳細に把握し、2期治療の治療計画を立案します。

2期治療の開始前には、精密検査で明らかになった問題点から、治療目標を設定し、治療目標を達成するために、通常矯正治療インプラント矯正治療、外科矯正治療、小臼歯抜歯智歯(8番)抜歯などを必要に応じて選択します。
 
また、治療目標の達成のため、複数の治療選択肢が選択可能である場合には、それぞれの選択肢の利点・欠点を理解した上で、患者さん、保護者、矯正医が3者で、じっくり相談してから選択するという流れになります。
 

相談文からは、担当医の提案した治療の流れは、一般的な下顎前突症治療の流れとは異なる治療計画であることが推測されます。

そして、担当医がそのような治療計画をお勧めした事情や理由が、お子さんや、保護者に充分に伝わっていないのではないかと推測されます。

「7番抜歯が妥当であるのか?」

「現時点で、治療の継続(1期治療の継続?2期治療の早期開始?)することで、顎がひっこんだり、舌が口周りのトレーニングで、顎のラインがキレイになるのか?」

というような具体的な疑問は、実際のお子さんの状態や、担当医の具体的な治療計画を知ることのできないネット相談では、残念ながら判断ができません。

ネット相談ではなく、担当医に、納得できるまで説明を求め、それでも、不安が残る場合には、別の矯正専門歯科医院へ意見を求めることをお勧めします。
 

 

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2013-11-19 09:47:00
堀内先生の意見と同じで特に追加することはないのですが、相談文を読んだ正直な感想は、「あれ?受け口の治療ではなかったの?」です。

相談文から想像される口の中と、提示された治療方針にギャップがあるので、どこかに誤解があるのかもしれません。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこちゃん123さん
返信日時:2013-11-22 16:47:29
ふなちゃん先生、堀内先生、戸苅先生、お忙しいところ、ご回答ありがとうございます。

一般的な治療ではないというように思われるとのことですが、娘は受け口だけでなく、成長過程で、ガミースマイルや上顎の発達不全などが出てきたということでしょうか?

担当の先生は、あまり詳細な治療法についてお話して下さらないため、まだ決めかねています。

なんというか、子供っぽいぷくっとした口元(鼻先から顎にかけてラインを引くと、唇がそのラインより外側にある)なので、娘は気になるらしいのです。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2013-11-23 14:11:42
>一般的な治療ではないというように思われるとのことですが、娘は受け口だけでなく、成長過程で、ガミースマイルや上顎の発達不全などが出てきたということでしょうか?

→ もし、お子さんの遺伝的骨格形態が、下顎骨の過大を原因とする下顎前突症(歯列は受け口傾向)であれば、1期治療が終了してから、高校入学以降の時期まで、経過観察を行い、下顎骨の成長が収束する高校入学以降に精密分析をおこなって、2期治療(仕上げの治療)の治療ゴールを決めることが一般的な治療方針だと思います。

ただし、実際の状態を診ていませんので、娘さんの状態が、骨格的な下顎前突症であるのかは不明ですし、現時点で、治療を継続するメリットが大きい状態なのかもしれません。
納得できるまで、担当医に充分な説明を求めることをお勧めします。


>担当の先生は、あまり詳細な治療法についてお話して下さらないため、まだ決めかねています。

矯正治療は、担当医とお子さん、保護者が充分なコミュニケーションを図りながら、治療を進めなければ、質の高い治療結果を得ることは難しいと思います。
ぜひ、担当医と良い関係を築かれてください。


>なんというか、子供っぽいぷくっとした口元(鼻先から顎にかけてラインを引くと、唇がそのラインより外側にある)なので、娘は気になるらしいのです。

→ 娘さんの審美的な要求についても、担当医、娘さん、保護者と充分に意見交換をされることが必要だと思います。




タイトル 13歳、歯列矯正で7番を抜歯し親知らずを待つという提案について
質問者 ねこちゃん123さん
地域 非公開
年齢 13歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
子供の歯列矯正
下顎前突(受け口)
回答者




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