歯の幻肢痛というものはありますか?
相談者:
はぬるさん (48歳:女性)
投稿日時:2013-12-19 04:04:44
[過去のご相談]
回答1
回答2
アンドウ歯科クリニック(世田谷区世田谷)の安藤です。
回答日時:2013-12-19 08:20:37
はぬるさん、こんにちは。
幻肢痛というのは手や足を切断した人が、「もう手が無いのだけど、手に痛みを感じる」と訴える状態の事です。
これは、切断した先の神経に、neuromaといって神経線維のボールのようなものができ、ここが痛みを発している状態です。
この神経線維は、もともとは手の感覚を伝えていた神経線維ですので、ここから痛みの情報が発生すると、脳は手に痛みを感じていると錯覚するのです。
さて、幻歯痛というのはこれと意味合いが少し違うところがあります。
もちろん、「歯を抜いたのに、まだ痛い」という感覚では幻肢痛と似ているのですが、歯を抜いた後にその場所に神経線維のボールができる事は稀です。
どちらかというと、「もともと痛みの原因がその歯とは異なる場所にあった」事が考えられます。
抜歯した歯の隣在歯が痛みの原因だった事も考えられますし、そもそも歯の痛みではなく歯周囲の神経が過敏になっていた状態も考えられます。
どちらにせよ、痛みの原因をハッキリさせる必要があると思います。
可能であれば、口腔顔面痛の分野に知識のある先生を探される事をお勧め致します。
早く痛みが改善すると良いですね。
お大事になさってください。
幻肢痛というのは手や足を切断した人が、「もう手が無いのだけど、手に痛みを感じる」と訴える状態の事です。
これは、切断した先の神経に、neuromaといって神経線維のボールのようなものができ、ここが痛みを発している状態です。
この神経線維は、もともとは手の感覚を伝えていた神経線維ですので、ここから痛みの情報が発生すると、脳は手に痛みを感じていると錯覚するのです。
さて、幻歯痛というのはこれと意味合いが少し違うところがあります。
もちろん、「歯を抜いたのに、まだ痛い」という感覚では幻肢痛と似ているのですが、歯を抜いた後にその場所に神経線維のボールができる事は稀です。
どちらかというと、「もともと痛みの原因がその歯とは異なる場所にあった」事が考えられます。
抜歯した歯の隣在歯が痛みの原因だった事も考えられますし、そもそも歯の痛みではなく歯周囲の神経が過敏になっていた状態も考えられます。
どちらにせよ、痛みの原因をハッキリさせる必要があると思います。
可能であれば、口腔顔面痛の分野に知識のある先生を探される事をお勧め致します。
早く痛みが改善すると良いですね。
お大事になさってください。
相談者からの返信
相談者:
はぬるさん
返信日時:2013-12-19 17:45:07
タイトル | 歯の幻肢痛というものはありますか? |
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質問者 | はぬるさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 48歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯後の痛み・異常・トラブル 口腔外科関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。