[写真あり] 抜歯を勧められた左上6番は日本でも治療は無理?(米国)

相談者: プロビデンスさん (40歳:女性)
投稿日時:2013-12-31 04:02:52
左上6番の歯の詰め物が取れたため、歯医者さんに行ったところ(当方アメリカ在住です。)、残っている歯が少ないため、抜歯してインプラントを勧められました。
15年ほど前に神経を取り、部分的なクラウンをかぶせられていた歯です。

添付のレントゲンの状態の場合、日本でもクラウン装着の治療は難しいでしょうか。
あと二年ほどで帰国する予定ですので、消毒して蓋をしてもらい、帰国後にクラウン装着していただけないかな、という希望を捨てきれずにいます。
アドバイス頂けると幸いです。

なお、アメリカの歯医者さんとの比較的詳細なやりとりは以下に記載します。
お時間がありましたら、読んでいただけるとありがたいです。


歯医者さん1:

「残っている歯が余りにも少ないため、クラウン装着は無理。
抜歯してインプラントしかない。」

と言われました。

インプラントをする場合は、ボーンクラフト、サイナスリフトアップが必要で1年半ほどかかるとのことでした。


何とか歯を残したいと思い、セカンドオピニオンを求めたところ、

歯医者さん2:

「クラウン装着も技術的に無理ではないが、神経治療のやり直しとクラウンで30万ほどかかる。
でも残っている歯が少ないため、いつ取れるかわからない。
インプラントはクラウンとそれほど費用がかからないので、もしクラウンを勧めたら、倫理上問題になっちゃうし、勧められない。
どうしても、っていうならクラウンをやりますけど。」

とのことでした。


歯医者さん3:

「クラウンはお金の無駄かも。。。
ボーンクラフトだけアメリカでやっておけば、日本ですぐにインプラント入れられるかも。」

とのことでした。

海外でインプラントを入れるのは心細く、もしインプラントを入れるにしても日本で入れたいと思っています。

画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-12-31 08:08:02
プロビデンス さん、こんにちは。

海外での受診、ご心配ですね。

アメリカ歯科医師はスグ抜歯したがる傾向などと言われていたりもしますが、プロビデンス さんのお口の中を実際に診た複数の歯科医師が似たような診断をしたようですから、残念ながら、少なくとも長期の保存は難しいかもしれませんね。


>あと二年ほどで帰国する予定ですので、消毒して蓋をしてもらい、帰国後にクラウン装着していただけないかな

もしも、それが可能だとして、2年の間、7番が近心に傾斜して来ないように、何らかの保隙が必須でしょうね。

ご参考まで。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-12-31 13:54:19
ご相談ありがとうございます。


歯科医師ごとに診断は違い、日米というバックグラウンドの違いもありますが、歯を保存するにしても、あるいは抜歯してその後に人工的に歯を入れるにしても、費用を抜きにして確かに簡単な治療ではなさそうです。

今回の歯に対してネット上で診断するわけには行きませんから、このような場合に私個人が一般的に思う可能性についてお話しします。


この写真一枚からでは断定できませんが、ご年齢、隣の治療、残っている歯や骨の状態からすると、ご相談者自身が受容できる選択肢は小さくないケースとも思われます。

技術的のみならず、これからの人生設計あるいは健康の価値観と人工的な各種治療の長期的影響とのバランスなどを考慮すると、治療種類やアフターケア等の幅広い裏付けのある歯科医師によっては可能な治療選択肢は広がりそうです。

なぜならば仮にその歯を一生使える治療は望めないとしても、まだ平均寿命までの期間がとても長い事を思うと、そのようなインプラント計画はギリギリまで保留したい気もするからです。

もちろんもう抜歯しか道は無いのかもしれません。

また、お住まいの事情と2年後の帰国という条件が加わるとさらに複雑です。


もしチャンスがあれば、今回は歯と歯並び歯肉等を守れる応急処置をしていただいて、日本で長期的には無理であっても保存する複雑な治療を選ぶという大変な道もあれば、逆に現実的にすべての条件が満たされなければ現地の意見に従う道もあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: プロビデンスさん
返信日時:2013-12-31 15:59:09
小林先生、さがら先生、年末のお忙しい中、ご回答頂きどうもありがとうございます。

小林先生のおっしゃるとおり、3人もの歯科医師抜歯を勧める状況ですので、おそらく残したとしてもそれほど長くは持たない状態なのかもしれません。

投稿した日に歯医者さんの予約があったので、仮の治療として消毒をしてもらい、ゴム(?)を詰めて、パーシャルクラウンをしていた際に残っていた側面に沿う形で盛り上がった斜めの仮歯のようなものを作ってもらいました。

その際、神経が3本見つかるはずなのに、2本しか見つからなかったと言われました。

このまま2年持てば、日本で再治療も検討したいと思っています

保険の上限との関係で余裕があれば、アメリカ再根幹治療をすることも検討したいと思っています(ただ、レントゲン上、これは絶対残せない、とのご意見があれば、根幹治療のやり直し費用15万円分を他の歯の治療に回したいとも思い、ご相談させて頂いた次第です)。

さがら先生、まさに先生のおっしゃるとおりで、数年であってもインプラントを先延ばしにしたいと考えております。
私は歯がわるく、将来インプラントを入れることになるだろうとは予測していましたが、まさかこんなに早く(しかも国外にいるタイミングで)必要になるとは思っていませんでした。。。

最初に言われたときはショックで頭が真っ白になりましたが、3人目の歯科医のところに行ったときは、現実を受け止める余裕ができており、40年間苦楽をともにした歯をなくすなんてやりきれない旨伝えたところ、

「歯は車のタイヤと一緒で、毎日使っていると摩耗していくんだよ」

と言われました。その通りなんでしょうね。

また、アメリカの歯科医3人ともにインプラントの寿命を聞いたのですが、1人目は「25年は持つけど、3年でダメになった人もいた」、2人目は「20年は持つ」、3人目は「統計がしっかり出ていないと思うので、分からない」とのことでした。

40歳でインプラントを入れたとして、持ったとして65歳、その後、どうなるのかな、といった漠然とした不安があります(ずうずうしく80歳くらいまで生きるのを前提としていますが。)。

この歯の根っこがひどく化膿することなく日本に帰国するまで持ちこたえることを祈るばかりです。
もし痛みが出たら、根幹治療のやり直しもお願いしてみようかと思っています(こちらの歯科医にはあきれられると思いますが)。

本当にどうもありがとうございました。

また掲示板にて、あるいは帰国した際等にご相談させて頂くかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-01-04 20:41:20
本論とは違うのですが、この若さでインプラントで、と書かれていますが、隣の歯も治療しているようですし、他の歯の状態に関しても心配です。

インプラントの耐久性とか長期予後を心配される前に、是非ご自分の歯を心配され、大事にするメインテナンスをお願いします。

私自身は、インプラントが持つかどうかはご自分の歯を長く持たせられるのかどうかですよ、と説明しております。

歯が長く持たせられる方は、インプラントも長く持ちますから。

歯周病でインプラントになったのに、歯周病管理を真面目にして下さらない方はインプラントも歯周病に侵されます。

歯が壊れるくらい酷使している食べ物の嗜好がある方は、インプラントも被せ物が壊れたり、揺れて来たりしています。

日常生活習慣に原因があるものほど、人は自分に甘くなってしまいますので、客観的にお考えになるようにお勧めします。

失礼しました。




タイトル [写真あり] 抜歯を勧められた左上6番は日本でも治療は無理?(米国)
質問者 プロビデンスさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
その他(写真あり)
アメリカ(米国)
詰め物、インレーが取れた・外れた
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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