海外滞在を控えて、歯髄炎が可逆性か不可逆性かの判断について

相談者: iso3さん (36歳:男性)
投稿日時:2014-01-11 19:06:25
はじめまして。
先生方にご相談させて下さい。


【12月始め、左上インレー詰替え】
12月始め、左上 5番、6番のインレーを詰替えました。

その時、高さ調整が高かったようで、噛み合わせが強く、左下 6番付近に痛みを感じるようになりました。
なお、左下 6番は虫歯で 3年前に詰替えていますが、神経に近い状態です。


咬合痛があり、調整】
インレー詰替え後、10日後および、年末の 2度、高さ調整して頂きました。
しかし、年明けから痛みが強くなりました。
痛みは、咬合痛、接触痛・冷水痛がありますが、温水痛はありません。

痛みは継続的で、痛くなると、左下だけではなく、左上の歯、こめかみ、頬、時には耳の中にも、順番に痛みが移動していく感じです。
昨日は、市販の鎮痛剤(タイレノール)を飲んでも、眠るのが難しい程でした。

痛みはしばらく続きますが、落ち着くと痛くなくなります。

なお私は、歯軋りを指摘されたことはありませんが、ひょっとしたら寝ている時に食いしばりがあるのかもしれません。


【可逆性か、不可逆性か】
本日、再度当たりが弱くなるよう調整して頂いた上で、左下 6番のインレーにわずかな欠けがあるという事で補修もい、レントゲンを撮って頂きました。

レントゲンでは、歯の折損、ヒビは確認されず、膿もありませんでしたが、6番の歯根膜付近が若干細く黒く写っており、動揺があったのではないか、歯髄炎だと思われる、と言われました。

左下 6番は、神経に近い場所まで削っており、噛み合わせの強い刺激によって、神経が敏感になっているのだろうともおっしゃっていました。

今後ですが、できるだけ神経を残したいという歯医者の意向から、可逆性・不可逆性を見極めるため、(再度調整をしたので)もう少し時間を頂けないかとの事でした。

私も神経は残したいと思っているものの、3週間後に海外に行く予定があるのが気がかりです。
(現地や機内で歯痛になったら困る)

現在は、処方された鎮痛剤(ソルメリン)が良く効いています。


【先生方にお聞きしたい事】
私も、できるだけ神経は残したいと思います。
鎮痛剤も効いているので、この程度効いていれば支障は無いのではないかと思います。
気がかりは、3週間後の海外への移動+現地滞在です。

根管治療するのであれば、海外渡航前にある程度進める必要があると思います。
可逆性で、痛みが鎮痛剤で抑えられ、今後鎮痛剤も不要になるのであれば我慢したいです。

歯髄炎の可逆性・不可逆性は、どのように見極めれば良いのでしょうか。
長くなりましたが、よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2014-01-11 21:01:30
歯髄炎の可逆性・不可逆性は、どのように見極めれば良いのでしょうか。

はっきりいって難しいですね、臨床的には。

1.持続的な自発痛がある。
2.温熱痛がある。
3.処置後3ヶ月経っても症状がある。


等を考慮して診断します。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-01-12 09:51:43
もし、歯髄を温存しようとのお考えでしたら、それなりの治療をされる方がよいと思います。
「痛みを長期我慢していたら治る」と言うものでは無いような気はします。
(もしかすると、中には、そのようなケースもあるのかもしれませんが)

可逆性・不可逆性の判断は非常に困難(ほとんど不可能に近い)であるため、まずは温存に全力でトライして、どうしてもダメなら抜髄と考えられる方がよいと思います。

従来、不可逆性と考えられていた症状(自発痛など)でも、歯髄温存出来るケースはありますね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: iso3さん
返信日時:2014-01-14 22:37:03
細見先生、藤森先生、ご回答ありがとうございます。
また、ご返信が遅くなり申し訳ありませんでした。

可逆性・不可逆性の判断は非常に難しいのですね。


しかし幸いな事に、前回の投稿後から好転したようで、冷水痛、関連痛自発痛が無くなり、鎮痛剤を飲まなくても問題なくなりました。
現在は、強く噛んでしまった場合に、咬合痛がある程度です。
今回の件から、かみ合わせの調整は、非常に重要なことだと感じています。

今週末に再度診察に行く予定ですが、咬合痛も弱くなってきているので、もう少し様子を見てみたいと思います。

重ね重ねになりますが、ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-01-16 17:13:02
iso3 さん、今日は

痛みがひいてきて良かったですね。

少し心配なことがあるのですが、痛みの変化から想像すると、もしかして神経が死んできている可能性もあります。

海外渡航の予定なら、早めに神経が生きているかどうかの確認をしてもらわれた方が良いかと思います。

もし、神経が死んでいるようなら、迷わず神経を取る治療をされた方が良いと思います。

お大事に。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: iso3さん
返信日時:2014-01-21 18:15:22
小牧先生、ご返信が遅くなり申し訳ありません。

ご回答頂いた後、これまでかかっていた歯医者での診察の他、根管治療を専門的に行っている歯医者にも、セカンドオピニオンを含めて診て頂きました。

結果、神経は生きており、膿のようなものも確認されませんでした。
現在は、咬合痛もほとんど無くなっています。

今回、痛みがある時は本当に辛かったですが、本サイトを含め、自分の歯について学ぶ良いきっかけになりました。

今後は歯のメンテナンスも含め、できるだけ長く自分の歯で過ごせるよう、気を付けていきたいと思います。

先生方、本当にありがとうございました。



タイトル 海外滞在を控えて、歯髄炎が可逆性か不可逆性かの判断について
質問者 iso3さん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療後の痛み
むし歯 治療後の痛み
根管治療その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい