外科矯正の場合、術前矯正はやはり必要ですか?

相談者: つるつるさん (34歳:女性)
投稿日時:2014-01-18 22:06:37
はじめまして。

私は受け口で小学6年生から高校卒業まで歯科矯正をしていました。
始めたのが遅かったのと下の歯がかなり前に出ていたせいか、完全には直りきりませんでした。

下の歯が一部前に出た状態で、横から見ると顎が出ています。

横顔を人に見られるのがすごく嫌でコンプレックスです。
それが気になって 話に集中できないこともあるくらいです。


そこで手術をして治そうかと考えているのですが、術前矯正は必ずしなければいけませんか?

一時的とはいえ、下の歯を前傾させるのは非常に抵抗があります。
期間が長いのも…。

術前矯正を短期間にして、術後にしっかり矯正するということはできないのですか?


インターネットで調べると、美容整形での手術やサージェリーファーストという方法もありますが歯科医の方から見て、この方法はどうなんでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-01-18 23:05:11
つるつる さん、こんばんは。

>術前矯正は必ずしなければいけませんか?
>術前矯正を短期間にして、術後にしっかり矯正するということはできないのですか?
>インターネットで調べると、美容整形での手術やサージェリーファーストという方法もあります

実際の状況が判りませんので、回答のしようもありません。

外科矯正も手掛けている矯正歯科で、直接ご相談になってみましょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-01-19 09:43:22
こんにちは。

受け口で長い間矯正治療をしたにもかかわらず治らなかったわけですね、文面から推測すると骨格性の下顎前突のような気がいたします。

この場合横顔を改善するには外科手術が必要です、以前矯正治療をしたということなのでおそらく下顎前歯を後ろに傾けてあると思います、しかし外科手術を併用して治す場合は下顎前歯を唇側に傾けなければなりません、したがって術前矯正は必ず必要になってきます。


>術前矯正を短期間にして、術後にしっかり矯正するということはできないのですか?

個人的には聞いたことがありませんというより合理的ではありません。


>インターネットで調べると、美容整形での手術やサージェリーファーストという方法もありますが歯科医の方から見て、この方法はどうなんでしょうか?

矯正治療は学びましたが美容整形についてはよくわかりません、しかし骨格そのものをかえるので美容整形と同列にはできないと思います、参考になさってください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-01-19 10:36:33
美容整形医院や美容歯科医院は、健康面への配慮より、美容面を重視する医療施設ですから、全身麻酔で、顎骨にアプローチするような、おおがかりな外科手術を受ける場合には、避けられた方が無難だと思います。



ご質問の「術前矯正の必要性」ですが、保険適用で外科矯正治療を受ける場合には、必須となります。

もし、「矯正治療」も「顎矯正手術」も保険適用ではなく、私費負担で外科矯正治療を受けられる場合には、術前矯正をおこなわないサージェリーファーストテクニックが、治療期間の短縮にも有効であり、ご心配されているように、術前矯正時の一時的な審美性の悪化も発生しませんから、メリットが大きいと思います。


ただし、サージェリーファーストテクニックは、日本の保険制度では、保険適用外の歯科材料である、インプラントアンカーの使用が必須となりますので、私費の外科矯正治療(術後矯正と顎矯正手術の総額で200万〜300万が必要になる場合が多いと思います)になります。

一般的には、保険適用の場合には、患者さんの負担は40万〜60万ぐらいの場合が多いと思いますが、金銭的負担に問題がなければ、メリットが多い場合もありますので、ぜひご検討ください。


ただし、サージェリーファーストテクニックを積極的に、行っていない矯正歯科専門医院や病院歯科(口腔外科)も多いと思います。

4人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-01-20 11:33:54
保険制度上の問題もありますが、個人的な意見としては、安心、確実が大事ですので、術前矯正を行う方が、長い目で見てメリットが大きいと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: つるつるさん
返信日時:2014-01-21 00:07:54
たくさんの先生方、丁寧な回答ありがとうございます。
とても参考になりました。
やはり一番安全な方法で治すのがいいかと考えています。



そこでまた質問なのですが、

1.術前矯正の期間は何によって決まるのですか?

治療開始時に目安となる期間はわかりますか?
デーモンブラケットで短縮することは可能ですか?



2.リンガルブラケットは技術的に難しいので結果に差が出やすいとある本に書いてあったのですがどうなんでしょうか?



3.私は鼻腔が狭いらしいのですが、手術に支障はありませんか?



4.手術で顎の骨を短くしたあと、顎の皮膚があまってたるむことがあるとインターネットで見たのですが本当ですか?


近々、矯正歯科を受診してみようと思っているのですが、色々な先生の意見を知りたいのでよろしくお願いします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-01-21 04:25:19
>1.術前矯正の期間は何によって決まるのですか?

術前矯正のゴールを決めてそこに向かって歯を移動させます。



>治療開始時に目安となる期間はわかりますか?

大よその期間はわかると思います。



>デーモンブラケットで短縮することは可能ですか?

個人的には使ったことはありませんがその目的のために開発されたものです。



>2.リンガルブラケットは技術的に難しいので結果に差が出やすいとある本に書いてあったのですがどうなんでしょうか?

どんな技術も巧拙によって結果は違ってきます。



>3.私は鼻腔が狭いらしいのですが、手術に支障はありませんか?

おそらく支障はないと思います。



>4.手術で顎の骨を短くしたあと、顎の皮膚があまってたるむことがあるとインターネットで見たのですが本当ですか?

あまり聞いたことはありません、参考になれば幸いです。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2014-01-21 16:08:26
術前矯正の終了の目安は、上下のそれぞれの歯型を採って、模型を噛ませ、オペ後のシミュレーションをして、しっかり噛めることを確認できた時です。

あくまでもおおよそですが、1年から2年、もちろんそれ以上の場合もあります。


デーモンシステムが、全ての治療期間短縮に貢献はしていません。
リンガルだからと言って、全てが長くかかるとも限りません。
リンガルの特性を熟知している矯正医なら、オモテとの差はあまりないかと思います。

ただ、デーモンやリンガルは、もしかすると保険対象外かもしれませんので、他の先生のコメントを待ちましょう。



鼻腔に関しては問題ないかと思います。
余程であれば、担当医が耳鼻科との連携を取るでしょう。


顎のたるみは多少あるかもしれませんが、術前と術後、どちらが自然かはそれぞれの主観によりますので、ここでは回答に困ります。


いい方向に向かうことを願っています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: つるつるさん
返信日時:2014-01-25 19:10:50
お忙しい中、たくさんの質問に答えて頂き本当にありがとうございました。

インターネットで調べて良さそうだと思った3つの矯正歯科にまず相談して納得できるところがあれば治療をお願いしようと思っています。

また相談することがあるかもしれませんので、その時はよろしくお願いします。



タイトル 外科矯正の場合、術前矯正はやはり必要ですか?
質問者 つるつるさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
外科矯正
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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